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第7章 王立図書館の章
第96話 転生者の理《ことわり》⑤
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「あら、こんなところから出ていたしたのですね」
外の廊下にはシータ王女が待っていた。この場所の違和感を感じていたのだとすれば、只者ではない。
「シータ様、今戻りました」
「エル・ドアン様、居られなかった時間はほんの僅かですわ。一種と言ってもいいくらいの」
「そうでしたか」
「シータ王女、この間の夜以来ですね」
「サーリール様でしたか。ドアン様とご一緒でしたのですね。それと、そちらの方は?」
「初めまして、私はコータロー・サワタリといいます。王都魔法学校でエル・ドアン教室で学んでいます」
「学生さん?とてもそんな風には見えませんが。マナの量で言えばここに居る中でも一番だと感じます」
「恐れ多いことです。私はただの学生ですよ」
王女にはそれしか言うことが無い。まあ、ただの学生がこの場所に居るなんてことはある筈が無いのだが。
「まあ、よろしいでしょう。ドアン様、それでどうでしたか?」
形としてはシータ王女の依頼でエル・ドアンが此処に来たということなのだろうか。エル・ドアンの目的とシータ王女の目的は同じか、また別の目的があるのか。
「何だ、いつの間にこんなところに現れたのだ?」
そこへ王立図書館長ワンナー・ツースールが現れた。後ろにはキサラも居る。
「お騒がせしましたな、館長。目的は達した、疲れたので早々にお暇《いとま》するとしよう」
サーリールはさっさと最深部を出ようとしたが館長に止められる。
「まあ待て。その手に持った本は置いて行ってもらおう」
「何故だ?私の行動は許可してもらっていた筈だが」
「サーリ―ル、お前が他を探すことを許可したのは確かだ。国王の頼みでもあったからな。だがその本の持ち出しを許可した覚えては無いぞ」
「そんな詭弁を」
「詭弁ではない。ここで読むことは許可した範囲内ではあるので構わない。但し持出は絶対に駄目だ。写しをとってもいけない」
館長としては知識を手に入れる分には構わないが、その本を持ち出すことは知識の拡散に繋がり、サーリールや俺たち以外の者が読む事態になっては困るのだろう。その内容がどんなことであれ、ということだ。
閉ざされた知識の番人としては譲れない所なのは理解できる。ここが最後の砦なのだ。
「それから読んだら、その閉ざされた扉の中に本を戻すのだ、それらはここに在ってはいけない物なのだから」
「いや、この扉がどのようにして開くかはランダムに方法が変わるみたいなので難しいんですよ」
「ランダム?」
「ああ、えっと、その時その時で開ける方法が変わる、ということです」
「それは中々難しいことだな。それでも儂の見解は変わらんよ、この本は中に戻すのだ」
館長は頑固この上ない。だがちゃんと本を見付けられたことは朗報だ。なんとかここに居る間に完全に踏破する必要がある。
但し、俺としての当面の問題はここにエル・ドアンが居ることだ。元々エル・ドアンが元の世界に戻る方法を探している、と聞いてそれを阻止するために、その方法が書かれた本を探していたのだ。その本をエル・ドアンの目の届かない所に隠すか廃棄するために。
ところがシータ王女の手配でエル・ドアンまで来てしまって、今彼の目の前に元の世界に戻る方法が書かれた本が置かれている。
「では、暫らくはここで本を読むとしよう。それとあの閉ざされた部屋に再度入る方法も見つけないといけないしな」
サーリールには俺の目的は話してある。だが、今この話の流れで彼にだけ本を見せない、ということはできないだろう。
だとすると、もしエル・ドアンが元の世界に戻ってしまったら、やはりストラトス家の召喚魔法で再度この世界に戻す必要がある。
本には確かに転生者を元の世界に戻す方法が書かれていた。但し、それを行えるのはストラトス家の者とあともう一つの家系の者に限られている。他の者には扱えない魔法なのだ。
逆転生魔法を使える家系が二つあるのは、どちらかが突然絶えてしまっても大丈夫なように、ということらしい。だが一度に二つとも絶えてしまったら転生・召喚も逆転生・召喚も絶えてしまうんじゃないか?
本にはストラトス家の他のもう一つの家系については記載がなかった。様々な秘密が書かれている本だったが、それだけは本にすら書かれていなかったのだ。
そう言えば、俺はストラトス家の転生魔法でこの世界に来た訳ではない。それでゼノンは驚いていたのか?閻魔小百合の凡ミスで来たのは結構レアなのかも知れない。
サーリール、エル・ドアン、そして俺は一心不乱で本を読み続けた。
館長はただの傍観者だ。キサラはただ心配していた。そしてシータ王女は何を考えているのか判らなかった。
「ドアン、それでどうするんだ?」
エル・ドアンも本を読んで元の世界に戻る方法を理解した。そして、またピンポイントで再召喚ができることも理解しただろう。俺の言いたいことも理解したのではないか?
「どうするもこうするもないですね。あなたを始末してからでないと元の世界には戻れない、ということは十分理解しました」
エル・ドアンは物騒なことを言いだした。俺と完全に敵対するつもりか?
「おいおい、俺を始末するって?」
俺の後ろでキサラが緊張する。流石に、この場所でいきなりエル・ドアンが何か攻撃してくることはないだろう。
「出来ない、と思っているのですか?」
「出来る、と思っているのか?」
ドアンのは自信の表れだが俺のはただのハッタリだ。
「二人ともここでは止めてもらおうかの」
館長が割って入る。館長にとっては図書館内でなければ問題ない、とでも言いたげだ。
「ここではやりませんよ、勿論。ここを出てから、ということでよろしいですか?」
「なんで俺の同意を得ようとするんだ?俺は絶対に反対だ」
エル・ドアンと戦うなんて飛んでもない。授業を少し受けただけで、身に染みてエル・ドアンの天才の程は理解している。
「まあ、いずれにしても、ここを出てから、と言うことです」
「だから俺は嫌だって」
ドアンは俺の言うことを聞きそうもなかった。
外の廊下にはシータ王女が待っていた。この場所の違和感を感じていたのだとすれば、只者ではない。
「シータ様、今戻りました」
「エル・ドアン様、居られなかった時間はほんの僅かですわ。一種と言ってもいいくらいの」
「そうでしたか」
「シータ王女、この間の夜以来ですね」
「サーリール様でしたか。ドアン様とご一緒でしたのですね。それと、そちらの方は?」
「初めまして、私はコータロー・サワタリといいます。王都魔法学校でエル・ドアン教室で学んでいます」
「学生さん?とてもそんな風には見えませんが。マナの量で言えばここに居る中でも一番だと感じます」
「恐れ多いことです。私はただの学生ですよ」
王女にはそれしか言うことが無い。まあ、ただの学生がこの場所に居るなんてことはある筈が無いのだが。
「まあ、よろしいでしょう。ドアン様、それでどうでしたか?」
形としてはシータ王女の依頼でエル・ドアンが此処に来たということなのだろうか。エル・ドアンの目的とシータ王女の目的は同じか、また別の目的があるのか。
「何だ、いつの間にこんなところに現れたのだ?」
そこへ王立図書館長ワンナー・ツースールが現れた。後ろにはキサラも居る。
「お騒がせしましたな、館長。目的は達した、疲れたので早々にお暇《いとま》するとしよう」
サーリールはさっさと最深部を出ようとしたが館長に止められる。
「まあ待て。その手に持った本は置いて行ってもらおう」
「何故だ?私の行動は許可してもらっていた筈だが」
「サーリ―ル、お前が他を探すことを許可したのは確かだ。国王の頼みでもあったからな。だがその本の持ち出しを許可した覚えては無いぞ」
「そんな詭弁を」
「詭弁ではない。ここで読むことは許可した範囲内ではあるので構わない。但し持出は絶対に駄目だ。写しをとってもいけない」
館長としては知識を手に入れる分には構わないが、その本を持ち出すことは知識の拡散に繋がり、サーリールや俺たち以外の者が読む事態になっては困るのだろう。その内容がどんなことであれ、ということだ。
閉ざされた知識の番人としては譲れない所なのは理解できる。ここが最後の砦なのだ。
「それから読んだら、その閉ざされた扉の中に本を戻すのだ、それらはここに在ってはいけない物なのだから」
「いや、この扉がどのようにして開くかはランダムに方法が変わるみたいなので難しいんですよ」
「ランダム?」
「ああ、えっと、その時その時で開ける方法が変わる、ということです」
「それは中々難しいことだな。それでも儂の見解は変わらんよ、この本は中に戻すのだ」
館長は頑固この上ない。だがちゃんと本を見付けられたことは朗報だ。なんとかここに居る間に完全に踏破する必要がある。
但し、俺としての当面の問題はここにエル・ドアンが居ることだ。元々エル・ドアンが元の世界に戻る方法を探している、と聞いてそれを阻止するために、その方法が書かれた本を探していたのだ。その本をエル・ドアンの目の届かない所に隠すか廃棄するために。
ところがシータ王女の手配でエル・ドアンまで来てしまって、今彼の目の前に元の世界に戻る方法が書かれた本が置かれている。
「では、暫らくはここで本を読むとしよう。それとあの閉ざされた部屋に再度入る方法も見つけないといけないしな」
サーリールには俺の目的は話してある。だが、今この話の流れで彼にだけ本を見せない、ということはできないだろう。
だとすると、もしエル・ドアンが元の世界に戻ってしまったら、やはりストラトス家の召喚魔法で再度この世界に戻す必要がある。
本には確かに転生者を元の世界に戻す方法が書かれていた。但し、それを行えるのはストラトス家の者とあともう一つの家系の者に限られている。他の者には扱えない魔法なのだ。
逆転生魔法を使える家系が二つあるのは、どちらかが突然絶えてしまっても大丈夫なように、ということらしい。だが一度に二つとも絶えてしまったら転生・召喚も逆転生・召喚も絶えてしまうんじゃないか?
本にはストラトス家の他のもう一つの家系については記載がなかった。様々な秘密が書かれている本だったが、それだけは本にすら書かれていなかったのだ。
そう言えば、俺はストラトス家の転生魔法でこの世界に来た訳ではない。それでゼノンは驚いていたのか?閻魔小百合の凡ミスで来たのは結構レアなのかも知れない。
サーリール、エル・ドアン、そして俺は一心不乱で本を読み続けた。
館長はただの傍観者だ。キサラはただ心配していた。そしてシータ王女は何を考えているのか判らなかった。
「ドアン、それでどうするんだ?」
エル・ドアンも本を読んで元の世界に戻る方法を理解した。そして、またピンポイントで再召喚ができることも理解しただろう。俺の言いたいことも理解したのではないか?
「どうするもこうするもないですね。あなたを始末してからでないと元の世界には戻れない、ということは十分理解しました」
エル・ドアンは物騒なことを言いだした。俺と完全に敵対するつもりか?
「おいおい、俺を始末するって?」
俺の後ろでキサラが緊張する。流石に、この場所でいきなりエル・ドアンが何か攻撃してくることはないだろう。
「出来ない、と思っているのですか?」
「出来る、と思っているのか?」
ドアンのは自信の表れだが俺のはただのハッタリだ。
「二人ともここでは止めてもらおうかの」
館長が割って入る。館長にとっては図書館内でなければ問題ない、とでも言いたげだ。
「ここではやりませんよ、勿論。ここを出てから、ということでよろしいですか?」
「なんで俺の同意を得ようとするんだ?俺は絶対に反対だ」
エル・ドアンと戦うなんて飛んでもない。授業を少し受けただけで、身に染みてエル・ドアンの天才の程は理解している。
「まあ、いずれにしても、ここを出てから、と言うことです」
「だから俺は嫌だって」
ドアンは俺の言うことを聞きそうもなかった。
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