70 / 105
第6章 魔法学校の章
第70話 王都で学科試験だ、どうしよう
しおりを挟む
この世界の文字は俺の感覚から言うと英語のアルファベットと記号がま混じっている感じだ。勿論アルファベットではないのだが元の世界の他の言語の文字なんかよく判らないので比べようがない。
例えば古代文字とかなら似通ったものがあるのかもしれない。ルーン語やセム語なんかか。よし判らないが。
俺は一応読み書きは出来たが難しい単語は読めても書けない。その状態で学科試験だ。全く自信が無かった。
キサラは俺とは違い、どちらかと言うと学科の方が自信があるようだ。やはり問題は俺だな。
キサラと別れて試験会場に入ろうと歩いている時だった。
「えっ」
後ろから声がした。振り返ると15、6歳くらいの少年がこちらを見ている。少年だが来ているローブを見ると魔法学校の教師のそれだった。
(まさか?)
そうだ。間違いない。エル・ドアンだ。エル・ドアンが俺を見つけて「えっ」と思わす声を発したのだ。
「君はここの生徒ですか?」
王都魔法学校ではエル・ドアンより年上の生徒しかいない。もっと若い者たちは幼年学校だ。だから俺の年齢でも変なことは無い筈だった。見た目は二十歳なんだから十分生徒で通用する。中には三十歳を超えても魔法学校に入学してくる者もいるのだ。
「いえ、生徒ではありません。初級試験を受けに来ている受験生ですよ」
俺は極力冷静に答えたが少し声が震えていたのかもしれない。
「初級?君が初級なんですか?」
「そうですよ、ケルンには魔法学校が無かったので王都には先月初めて来たのです。試験を受ける為にね」
「そうなんですか。でも君が初級と言うのは無理があるでしょう。試験官はどなたでしたか?」
「スージール・ローウン先生です」
エル・ドアンの表情が少しだけ固くなった。相手を好いてはいない、という顔だ。お互いにちゃんと嫌っている、ということだな。
「ローウン先生には僕の方から伝えておきます。君は上級でいいですよ」
「えっ?」
俺は思わず聞き返した。この少年は何を言っているのだ?
「だから君は上級に合格ということにします。僕の推薦ということで」
なんだ、なんだ、この展開は。もしかしたらエル・ドアンは探知魔法も天才的なのか?
「なぜですか?俺は初めて魔法士の試験を受けるんですが」
一応俺は聞いてみた。
「君のマナの量は異常ですよ、それで初級なんてあり得ないです。魔法そのものが例えばまだまだ稚拙であっても、その量なら直ぐに上級でも遜色なくなります。僕が保証します。試験もいいのですが、僕の教室に来ませんか?」
拙いぞ、これは。なんの用意もなくエル・ドアンの元に転がり込むのは危険過ぎる。
「魔法学校にはいずれ入学したいとは思っていたのですが、入学はまだ少し先のことだと思っていました。正式にはそうだと聞いていますが」
「そんなの大丈夫です。僕に任せてください」
「いえ、実は今日上級を受けている連れもいるんです。その子も魔法学校に一緒に入学したいと思ってます。ご提案は有難いのですが、二人で正式に入学させていただきますよ」
「では、その人も一緒に僕の教室に来たらいい。上級を受けるくらいなら問題ないでしょう」
エル・ドアンは引かない。あんまり固辞するのも逆に目立ってしまうか。
「そこまで言ってくださるのなら、二人で魔法学校に入学させていただきます。但し、連れは上級に合格すれば、ということで。俺は初級は受けなくていいんですか?」
「君が初級なんて飛んでもない。マナの量だけなら僕より上です。ということは魔法学校の校長より随分多いという事になります」
暗に自分は校長より上だと言っているようだが。
「では、明日にでも学校の僕の部屋に来てください。手続きをしておきますから。あ、それとローウン先生ですね。今から伝えておきます」
そう言い残してエル・ドアンは去って行った。
俺は急な展開に正直少し途方に暮れていた。考えが纏まらない。とりあえず試験会場には行かないといけないか。試験の方の結果は確認しておきたいしローウン先生とも話をしておかないと後々拙いことになりそうだ。
試験会場に入ろうとすると中からローウン先生が出てきた。試験開始にはまだ少し時間があるが、そろそろ中で待機している時間の筈だった。
「おい、お前、エル・ドアンに何をした?」
いきなり険しい顔で詰め寄られた。多分こんなことになりそうな予感はしていたが。
「いえ、何も。いきなり俺を見て上級試験合格だとか魔法学校に直ぐに入学しろ、とか夢みたいな冗談を言って去っていきましたが?」
俺は一応逃げ道を作って説明した。冗談だと思っていた、という逃げ道を。
「冗談ではない。アレはお前を上級魔道士として認定するから初級はもう受けないと宣言していった。アレが言うのだ、その通りになってしまうだろう。それに入学についても自分の教室に入れると言っていた。それも本当の話だ。」
「冗談じゃなかったんですか?」
「アレが上段を言うような奴だと思っているのか?アレは魔法のこと以外は全く興味がない。ただ魔法については異常な執着心があるのだ。ここの誰もついて行けないほどのな」
俺は少し怖くなってきた。エル・ドアンに目を付けられたという事はもしかしたら不幸中の不幸だったりしないか?
「お前ともう一人入学させると言っていた。アレが言うのだ、その通りにしかならない。本当にお前はアレに何をしたのだ?」
ローウン先生の探知魔法は大したことが無いようだ。俺のマナの量にはあまり気が付いていない。やはりマナの量を探る探知魔法はレアらしい。
「何もしてませんよ。歩いていたら後ろからいきなり声を掛けられただけです」
これは本当の事だ。俺も驚いたのだ。ローウン先生は訝しんでいたが本当なのだからしょうがない。
「まあいい、アレが言い出したら私にはどうしようもない。校長にも止められはしないのだ」
やはり校内ではエル・ドアンの立場は校長以上らしい。いずれ校長に、と企んでいたローウン先生がボワール商会と誼を結びたいと思ったのは、校長への道が閉ざされたと思ったからだろう。
そして俺はなんといきなり上級魔法士の資格を得、順調に上級試験に合格したキサラと一緒に魔法学校に中途入学することになった。
例えば古代文字とかなら似通ったものがあるのかもしれない。ルーン語やセム語なんかか。よし判らないが。
俺は一応読み書きは出来たが難しい単語は読めても書けない。その状態で学科試験だ。全く自信が無かった。
キサラは俺とは違い、どちらかと言うと学科の方が自信があるようだ。やはり問題は俺だな。
キサラと別れて試験会場に入ろうと歩いている時だった。
「えっ」
後ろから声がした。振り返ると15、6歳くらいの少年がこちらを見ている。少年だが来ているローブを見ると魔法学校の教師のそれだった。
(まさか?)
そうだ。間違いない。エル・ドアンだ。エル・ドアンが俺を見つけて「えっ」と思わす声を発したのだ。
「君はここの生徒ですか?」
王都魔法学校ではエル・ドアンより年上の生徒しかいない。もっと若い者たちは幼年学校だ。だから俺の年齢でも変なことは無い筈だった。見た目は二十歳なんだから十分生徒で通用する。中には三十歳を超えても魔法学校に入学してくる者もいるのだ。
「いえ、生徒ではありません。初級試験を受けに来ている受験生ですよ」
俺は極力冷静に答えたが少し声が震えていたのかもしれない。
「初級?君が初級なんですか?」
「そうですよ、ケルンには魔法学校が無かったので王都には先月初めて来たのです。試験を受ける為にね」
「そうなんですか。でも君が初級と言うのは無理があるでしょう。試験官はどなたでしたか?」
「スージール・ローウン先生です」
エル・ドアンの表情が少しだけ固くなった。相手を好いてはいない、という顔だ。お互いにちゃんと嫌っている、ということだな。
「ローウン先生には僕の方から伝えておきます。君は上級でいいですよ」
「えっ?」
俺は思わず聞き返した。この少年は何を言っているのだ?
「だから君は上級に合格ということにします。僕の推薦ということで」
なんだ、なんだ、この展開は。もしかしたらエル・ドアンは探知魔法も天才的なのか?
「なぜですか?俺は初めて魔法士の試験を受けるんですが」
一応俺は聞いてみた。
「君のマナの量は異常ですよ、それで初級なんてあり得ないです。魔法そのものが例えばまだまだ稚拙であっても、その量なら直ぐに上級でも遜色なくなります。僕が保証します。試験もいいのですが、僕の教室に来ませんか?」
拙いぞ、これは。なんの用意もなくエル・ドアンの元に転がり込むのは危険過ぎる。
「魔法学校にはいずれ入学したいとは思っていたのですが、入学はまだ少し先のことだと思っていました。正式にはそうだと聞いていますが」
「そんなの大丈夫です。僕に任せてください」
「いえ、実は今日上級を受けている連れもいるんです。その子も魔法学校に一緒に入学したいと思ってます。ご提案は有難いのですが、二人で正式に入学させていただきますよ」
「では、その人も一緒に僕の教室に来たらいい。上級を受けるくらいなら問題ないでしょう」
エル・ドアンは引かない。あんまり固辞するのも逆に目立ってしまうか。
「そこまで言ってくださるのなら、二人で魔法学校に入学させていただきます。但し、連れは上級に合格すれば、ということで。俺は初級は受けなくていいんですか?」
「君が初級なんて飛んでもない。マナの量だけなら僕より上です。ということは魔法学校の校長より随分多いという事になります」
暗に自分は校長より上だと言っているようだが。
「では、明日にでも学校の僕の部屋に来てください。手続きをしておきますから。あ、それとローウン先生ですね。今から伝えておきます」
そう言い残してエル・ドアンは去って行った。
俺は急な展開に正直少し途方に暮れていた。考えが纏まらない。とりあえず試験会場には行かないといけないか。試験の方の結果は確認しておきたいしローウン先生とも話をしておかないと後々拙いことになりそうだ。
試験会場に入ろうとすると中からローウン先生が出てきた。試験開始にはまだ少し時間があるが、そろそろ中で待機している時間の筈だった。
「おい、お前、エル・ドアンに何をした?」
いきなり険しい顔で詰め寄られた。多分こんなことになりそうな予感はしていたが。
「いえ、何も。いきなり俺を見て上級試験合格だとか魔法学校に直ぐに入学しろ、とか夢みたいな冗談を言って去っていきましたが?」
俺は一応逃げ道を作って説明した。冗談だと思っていた、という逃げ道を。
「冗談ではない。アレはお前を上級魔道士として認定するから初級はもう受けないと宣言していった。アレが言うのだ、その通りになってしまうだろう。それに入学についても自分の教室に入れると言っていた。それも本当の話だ。」
「冗談じゃなかったんですか?」
「アレが上段を言うような奴だと思っているのか?アレは魔法のこと以外は全く興味がない。ただ魔法については異常な執着心があるのだ。ここの誰もついて行けないほどのな」
俺は少し怖くなってきた。エル・ドアンに目を付けられたという事はもしかしたら不幸中の不幸だったりしないか?
「お前ともう一人入学させると言っていた。アレが言うのだ、その通りにしかならない。本当にお前はアレに何をしたのだ?」
ローウン先生の探知魔法は大したことが無いようだ。俺のマナの量にはあまり気が付いていない。やはりマナの量を探る探知魔法はレアらしい。
「何もしてませんよ。歩いていたら後ろからいきなり声を掛けられただけです」
これは本当の事だ。俺も驚いたのだ。ローウン先生は訝しんでいたが本当なのだからしょうがない。
「まあいい、アレが言い出したら私にはどうしようもない。校長にも止められはしないのだ」
やはり校内ではエル・ドアンの立場は校長以上らしい。いずれ校長に、と企んでいたローウン先生がボワール商会と誼を結びたいと思ったのは、校長への道が閉ざされたと思ったからだろう。
そして俺はなんといきなり上級魔法士の資格を得、順調に上級試験に合格したキサラと一緒に魔法学校に中途入学することになった。
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
生活魔法しか使えない少年、浄化(クリーン)を極めて無双します(仮)(習作3)
田中寿郎
ファンタジー
壁しか見えない街(城郭都市)の中は嫌いだ。孤児院でイジメに遭い、無実の罪を着せられた幼い少年は、街を抜け出し、一人森の中で生きる事を選んだ。武器は生活魔法の浄化(クリーン)と乾燥(ドライ)。浄化と乾燥だけでも極めれば結構役に立ちますよ?
コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。
(あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw)
台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。
読みにくい、面白くないという方は、フォローを外してそっ閉じをお願いします。
(カクヨムにも投稿しております)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
チートを極めた空間魔術師 ~空間魔法でチートライフ~
てばくん
ファンタジー
ひょんなことから神様の部屋へと呼び出された新海 勇人(しんかい はやと)。
そこで空間魔法のロマンに惹かれて雑魚職の空間魔術師となる。
転生間際に盗んだ神の本と、神からの経験値チートで魔力オバケになる。
そんな冴えない主人公のお話。
-お気に入り登録、感想お願いします!!全てモチベーションになります-
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
グライフトゥルム戦記~微笑みの軍師マティアスの救国戦略~
愛山雄町
ファンタジー
エンデラント大陸最古の王国、グライフトゥルム王国の英雄の一人である、マティアス・フォン・ラウシェンバッハは転生者である。
彼は類い稀なる知力と予知能力を持つと言われるほどの先見性から、“知将マティアス”や“千里眼のマティアス”と呼ばれることになる。
彼は大陸最強の軍事国家ゾルダート帝国や狂信的な宗教国家レヒト法国の侵略に対し、優柔不断な国王や獅子身中の虫である大貴族の有形無形の妨害にあいながらも、旧態依然とした王国軍の近代化を図りつつ、敵国に対して謀略を仕掛け、危機的な状況を回避する。
しかし、宿敵である帝国には軍事と政治の天才が生まれ、更に謎の暗殺者集団“夜(ナハト)”や目的のためなら手段を選ばぬ魔導師集団“真理の探究者”など一筋縄ではいかぬ敵たちが次々と現れる。
そんな敵たちとの死闘に際しても、絶対の自信の表れとも言える余裕の笑みを浮かべながら策を献じたことから、“微笑みの軍師”とも呼ばれていた。
しかし、マティアスは日本での記憶を持った一般人に過ぎなかった。彼は情報分析とプレゼンテーション能力こそ、この世界の人間より優れていたものの、軍事に関する知識は小説や映画などから得たレベルのものしか持っていなかった。
更に彼は生まれつき身体が弱く、武術も魔導の才もないというハンディキャップを抱えていた。また、日本で得た知識を使った技術革新も、世界を崩壊させる危険な技術として封じられてしまう。
彼の代名詞である“微笑み”も単に苦し紛れの策に対する苦笑に過ぎなかった。
マティアスは愛する家族や仲間を守るため、大賢者とその配下の凄腕間者集団の力を借りつつ、優秀な友人たちと力を合わせて強大な敵と戦うことを決意する。
彼は情報の重要性を誰よりも重視し、巧みに情報を利用した謀略で敵を混乱させ、更に戦場では敵の意表を突く戦術を駆使して勝利に貢献していく……。
■■■
あらすじにある通り、主人公にあるのは日本で得た中途半端な知識のみで、チートに類する卓越した能力はありません。基本的には政略・謀略・軍略といったシリアスな話が主となる予定で、恋愛要素は少なめ、ハーレム要素はもちろんありません。前半は裏方に徹して情報収集や情報操作を行うため、主人公が出てくる戦闘シーンはほとんどありません。
■■■
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+でも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる