47 / 105
第4章 雌伏の章
第47話 ロングウッドの森で修業を再開した
しおりを挟む
「師匠、っていうかヴェルドア・サンザールは伝説級魔法士だったんでクマさんも当然伝説級ってことになりますよね」
「なんだ、その伝説級と言うのは。我はロングウッドの森に来てから一度もここを出ておらん。外のことは判らんし、外の基準など知らんな」
まあ、本人申告だが師匠の上だと言うなら修行を付けてもらうには申し分ない。
「それにしてもお前のそのマナの量はなんだ?」
「なんだ?と言われても。やっぱり多いですか?」
色んな人から言われるが俺のマナ量は多いらしい。自分ではあまり他人のマナの量が探知できないので自覚がない。
「そのマナの量なら出来るかも知れんな」
「出来るかも?」
「そうじゃ。普通はマナの量が圧倒的に足りんので出来るものが居らんのだが、お前なら出来るかも知れん」
このクマさんは何を言っているんだ?
「あの、クマさん、さっきから話が見えないんですけど」
「おお、そうであった。そのマナの量であれば今までヴェルドアとルナジェールしか成功したことが無いそれこそ伝説級の魔法じゃな」
「だから、それは一体どんな魔法何ですか?」
「それは勿論若返りの魔法じゃ」
なんと、若返りの魔法だって。というか師匠とルナは若返っていたのか。
「そんなことが出来るのですか?」
「そうじゃな。見た目を一時的に変える変身魔法はそれほど難しい魔法ではないが時間制限があってすぐに元に戻ってしまうが若返り魔法は完全に心身ともに若返れる。経験や知識はそのまま、という超お得な魔法じゃな。但し、普通はマナの量が全然足りないので出来る者は居らんのだ」
確かに60歳寸前の身体は最近は悲鳴を上げている。無茶な薬でマナ総量を増やしていたので、実際には身体はボロボロだ。死なない、その一点だけで今までやって来た。
「若返ったら、もっと色々な魔法も覚えられるんだろうな」
「そうじゃな、厳しく修行を付けてやることが出来るな」
「結局修行三昧か。まあ、いいけどな。それでその魔法は難しいんだろ?」
「かなり難しいな。ただ二人成功しておる」
そうか、俺が覚える魔法士じゃないんだ。
「クマさんに任せれば大丈夫、ってことだな」
「そうじゃ、我に任せておけ。ただ準備には時間が掛かる。その間ルナジェールを探してもよいし魔法の修行をしてもよい。とりあえず少し待っておれ」
「判った、ぜひともお願いするよ」
その言葉を聞くとナーザレス・ロングウッドことクマさんはどこかに行ってしまった。
一人残された俺は、いつまで待つのか聞いてなかったことに気が付いたが今更どうしようもない。しばらくはこのア・レウラ・ムーロで修業を続けることにした。寝名を探しに行っている間にクマさんが戻ってきてしまうこともあるからだ。
割と火や炎系の魔法は極めた感がある。ただ、ここでは炎系は練習できない。水や氷系なら大丈夫そうだ。風系も問題ない。雷系は無理だな。
隠形や隠蔽魔法は確認してくれる相手が居ないので練習出来ない。壁抜けなら木を使ってできるか。思念系はこれも相手が居ないので無理だな。
例の薬はまだまだあるので、マナの量はまだ増やせる。こうなったらいける所まで行ってみよう。
数日はア・レウラ・ムーロ周辺で出来る修行に明け暮れていたが、なかなかクマさんは戻ってこない。準備に相当掛かるのかも知れないが、案外また道に迷っているのかも。迷ってる可能性の方が高いな。
水や氷系、風や雷系は自分ではかなり極められたと思う。壁抜けも相当スムーズに出来るようになった。多分隠形魔法と組み合わせれば気が付かれないんじゃないかな。
オメガに気が付かれないかどうか、試してみたいな。そういえばオメガはどうなったんだろう。師匠に会えて『赤い太陽の雫』の使い方は教えてもらえたんだろうか。まあ、あの師匠が素直に教える訳ないか。
それにしても師匠が俺を探しに来てくれるとかの展開は無いのか。俺のことを忘れてしまったのか。それともやっぱり捕まったとか。まあ犯人じゃなかったことは確定していたのでそれは無いか。
ロングウッドの森で、ルナに手伝ってもらって俺に修行を付けてくれる手はずになっていたはずなのだから、俺がここに居ることは容易に想像できると思うんだが。
となるとやはり俺は師匠に見捨てられたのか。それはそれで寂しいもんだな。
それにしてもクマさんは遅い。あれから何日経ったのか。
「なんだ、ここに居ましたか」
突然声を掛けられて俺はひっくり返ってしまった。誰の気配も無かったはずだ。俺に気が付かれないでここまで近づけるなんて、相当なものだな。
「だっ、誰だ?」
「誰だはないでしょう。私ですよ、ルナジェールです」
ルナだった。師匠は探しに来てくれなかったが、ルナが来てくれたのだ。俺は少し涙が滲んだ。
「ルナさん、探しにきてくれたんですか、本当にありがとうございます。師匠とは?」
「ヴァルドアとあれから会ってませんよ。シルザールで何かありましたか?」
俺はそこからシルザールで見聞きしたことの一部始終をルナに説明した。
「そうだったんですね。ヴァルドアの無実が証明できたのであれば何故あの人はここに来ないのでしょうね」
「それは判りません。何か起きたのかも知れませんね」
「まあ、あの人なら少々のことなら切り抜けているとは思いますが。それでナーザレスはいったいどこに行ったのでしょう」
「俺に若返りの魔法を掛けるために準備をしてくると言い残して全然戻ってこないんですよ」
「ナーザレスが若返りの魔法を?」
「俺のマナの量なら出来ると」
「なるほど、確かにナーザレスは若返りの魔法を使えますが、あの魔法は掛けられる本人のマナの消費量がとんでもないですからね。確かにあなたなら可能かも知れません」
ルナが若返りの魔法で今の見た目になっていることは触れないでおこう。見た目は15、6歳の少女にしか見えない。本人の希望でこの見た目まで若返ったんだろうか。
「そんなに準備ってかかるもんなんですかね?」
「そうね、確か1週間程度はかかった筈だけど」
それならあと1日くらいで戻って来るかも知れない。但し迷ってなければ、ということだが。
「どうする?ナーザレスをここで待つ?それとも私のところに来る?」
「若返りの魔法は?」
「まあナーザレスなら成功するとは思うけど。今まで二人にしかかけたことが無くて二人とも成功はしているから」
クマさんはなかなか優秀なようだ。
「なんだ、その伝説級と言うのは。我はロングウッドの森に来てから一度もここを出ておらん。外のことは判らんし、外の基準など知らんな」
まあ、本人申告だが師匠の上だと言うなら修行を付けてもらうには申し分ない。
「それにしてもお前のそのマナの量はなんだ?」
「なんだ?と言われても。やっぱり多いですか?」
色んな人から言われるが俺のマナ量は多いらしい。自分ではあまり他人のマナの量が探知できないので自覚がない。
「そのマナの量なら出来るかも知れんな」
「出来るかも?」
「そうじゃ。普通はマナの量が圧倒的に足りんので出来るものが居らんのだが、お前なら出来るかも知れん」
このクマさんは何を言っているんだ?
「あの、クマさん、さっきから話が見えないんですけど」
「おお、そうであった。そのマナの量であれば今までヴェルドアとルナジェールしか成功したことが無いそれこそ伝説級の魔法じゃな」
「だから、それは一体どんな魔法何ですか?」
「それは勿論若返りの魔法じゃ」
なんと、若返りの魔法だって。というか師匠とルナは若返っていたのか。
「そんなことが出来るのですか?」
「そうじゃな。見た目を一時的に変える変身魔法はそれほど難しい魔法ではないが時間制限があってすぐに元に戻ってしまうが若返り魔法は完全に心身ともに若返れる。経験や知識はそのまま、という超お得な魔法じゃな。但し、普通はマナの量が全然足りないので出来る者は居らんのだ」
確かに60歳寸前の身体は最近は悲鳴を上げている。無茶な薬でマナ総量を増やしていたので、実際には身体はボロボロだ。死なない、その一点だけで今までやって来た。
「若返ったら、もっと色々な魔法も覚えられるんだろうな」
「そうじゃな、厳しく修行を付けてやることが出来るな」
「結局修行三昧か。まあ、いいけどな。それでその魔法は難しいんだろ?」
「かなり難しいな。ただ二人成功しておる」
そうか、俺が覚える魔法士じゃないんだ。
「クマさんに任せれば大丈夫、ってことだな」
「そうじゃ、我に任せておけ。ただ準備には時間が掛かる。その間ルナジェールを探してもよいし魔法の修行をしてもよい。とりあえず少し待っておれ」
「判った、ぜひともお願いするよ」
その言葉を聞くとナーザレス・ロングウッドことクマさんはどこかに行ってしまった。
一人残された俺は、いつまで待つのか聞いてなかったことに気が付いたが今更どうしようもない。しばらくはこのア・レウラ・ムーロで修業を続けることにした。寝名を探しに行っている間にクマさんが戻ってきてしまうこともあるからだ。
割と火や炎系の魔法は極めた感がある。ただ、ここでは炎系は練習できない。水や氷系なら大丈夫そうだ。風系も問題ない。雷系は無理だな。
隠形や隠蔽魔法は確認してくれる相手が居ないので練習出来ない。壁抜けなら木を使ってできるか。思念系はこれも相手が居ないので無理だな。
例の薬はまだまだあるので、マナの量はまだ増やせる。こうなったらいける所まで行ってみよう。
数日はア・レウラ・ムーロ周辺で出来る修行に明け暮れていたが、なかなかクマさんは戻ってこない。準備に相当掛かるのかも知れないが、案外また道に迷っているのかも。迷ってる可能性の方が高いな。
水や氷系、風や雷系は自分ではかなり極められたと思う。壁抜けも相当スムーズに出来るようになった。多分隠形魔法と組み合わせれば気が付かれないんじゃないかな。
オメガに気が付かれないかどうか、試してみたいな。そういえばオメガはどうなったんだろう。師匠に会えて『赤い太陽の雫』の使い方は教えてもらえたんだろうか。まあ、あの師匠が素直に教える訳ないか。
それにしても師匠が俺を探しに来てくれるとかの展開は無いのか。俺のことを忘れてしまったのか。それともやっぱり捕まったとか。まあ犯人じゃなかったことは確定していたのでそれは無いか。
ロングウッドの森で、ルナに手伝ってもらって俺に修行を付けてくれる手はずになっていたはずなのだから、俺がここに居ることは容易に想像できると思うんだが。
となるとやはり俺は師匠に見捨てられたのか。それはそれで寂しいもんだな。
それにしてもクマさんは遅い。あれから何日経ったのか。
「なんだ、ここに居ましたか」
突然声を掛けられて俺はひっくり返ってしまった。誰の気配も無かったはずだ。俺に気が付かれないでここまで近づけるなんて、相当なものだな。
「だっ、誰だ?」
「誰だはないでしょう。私ですよ、ルナジェールです」
ルナだった。師匠は探しに来てくれなかったが、ルナが来てくれたのだ。俺は少し涙が滲んだ。
「ルナさん、探しにきてくれたんですか、本当にありがとうございます。師匠とは?」
「ヴァルドアとあれから会ってませんよ。シルザールで何かありましたか?」
俺はそこからシルザールで見聞きしたことの一部始終をルナに説明した。
「そうだったんですね。ヴァルドアの無実が証明できたのであれば何故あの人はここに来ないのでしょうね」
「それは判りません。何か起きたのかも知れませんね」
「まあ、あの人なら少々のことなら切り抜けているとは思いますが。それでナーザレスはいったいどこに行ったのでしょう」
「俺に若返りの魔法を掛けるために準備をしてくると言い残して全然戻ってこないんですよ」
「ナーザレスが若返りの魔法を?」
「俺のマナの量なら出来ると」
「なるほど、確かにナーザレスは若返りの魔法を使えますが、あの魔法は掛けられる本人のマナの消費量がとんでもないですからね。確かにあなたなら可能かも知れません」
ルナが若返りの魔法で今の見た目になっていることは触れないでおこう。見た目は15、6歳の少女にしか見えない。本人の希望でこの見た目まで若返ったんだろうか。
「そんなに準備ってかかるもんなんですかね?」
「そうね、確か1週間程度はかかった筈だけど」
それならあと1日くらいで戻って来るかも知れない。但し迷ってなければ、ということだが。
「どうする?ナーザレスをここで待つ?それとも私のところに来る?」
「若返りの魔法は?」
「まあナーザレスなら成功するとは思うけど。今まで二人にしかかけたことが無くて二人とも成功はしているから」
クマさんはなかなか優秀なようだ。
0
お気に入りに追加
60
あなたにおすすめの小説
転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
ドアマットヒロインはごめん被るので、元凶を蹴落とすことにした
月白ヤトヒコ
ファンタジー
お母様が亡くなった。
それから程なくして――――
お父様が屋敷に見知らぬ母子を連れて来た。
「はじめまして! あなたが、あたしのおねえちゃんになるの?」
にっこりとわたくしを見やるその瞳と髪は、お父様とそっくりな色をしている。
「わ~、おねえちゃんキレイなブローチしてるのね! いいなぁ」
そう、新しい妹? が、言った瞬間・・・
頭の中を、凄まじい情報が巡った。
これ、なんでも奪って行く異母妹と家族に虐げられるドアマット主人公の話じゃね?
ドアマットヒロイン……物語の主人公としての、奪われる人生の、最初の一手。
だから、わたしは・・・よし、とりあえず馬鹿なことを言い出したこのアホをぶん殴っておこう。
ドアマットヒロインはごめん被るので、これからビシバシ躾けてやるか。
ついでに、「政略に使うための駒として娘を必要とし、そのついでに母親を、娘の世話係としてただで扱き使える女として連れて来たものかと」
そう言って、ヒロインのクズ親父と異母妹の母親との間に亀裂を入れることにする。
フハハハハハハハ! これで、異母妹の母親とこの男が仲良くわたしを虐げることはないだろう。ドアマットフラグを一つ折ってやったわっ!
うん? ドアマットヒロインを拾って溺愛するヒーローはどうなったかって?
そんなの知らん。
設定はふわっと。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【草】限定の錬金術師は辺境の地で【薬屋】をしながらスローライフを楽しみたい!
黒猫
ファンタジー
旅行会社に勤める会社の山神 慎太郎。32歳。
登山に出かけて事故で死んでしまう。
転生した先でユニークな草を見つける。
手にした錬金術で生成できた物は……!?
夢の【草】ファンタジーが今、始まる!!
魔力値1の私が大賢者(仮)を目指すまで
ひーにゃん
ファンタジー
誰もが魔力をもち魔法が使える世界で、アンナリーナはその力を持たず皆に厭われていた。
運命の【ギフト授与式】がやってきて、これでまともな暮らしが出来るかと思ったのだが……
与えられたギフトは【ギフト】というよくわからないもの。
だが、そのとき思い出した前世の記憶で【ギフト】の使い方を閃いて。
これは少し歪んだ考え方の持ち主、アンナリーナの一風変わった仲間たちとの日常のお話。
冒険を始めるに至って、第1章はアンナリーナのこれからを書くのに外せません。
よろしくお願いします。
この作品は小説家になろう様にも掲載しています。
ヒロインも悪役もモブも関係ない。生活が第一です
カナデ
ファンタジー
「何よっ!何で上手くいかないのよ!この世界は乙女ゲーム『虹の薔薇を君に』の世界でしょ?私はヒロインのリリアーナなのに、とっくにゲームは始まっている時期なのに、王子に今だに近づけないなんておかしいじゃないっ!?」
私、サーリア・オーラッドはその叫び声を国立アーセリム学園の中庭で聞いた時、前世の記憶を思い出した。
そしてここが乙女ゲームか何かの世界であること、そして所謂流行りの異世界転生をしていたことに気づいたが、すぐにそんなこと関係ないか、と開き直った。
前世を思い出し、日本の知識があっても内政チートなどきどる知識などある訳もない。
それに美貌もない私にはイケメンを落とすことにも興味はないし、元々そんなことを考えたこともないのだ。
なんといっても私には生活が第一で、堅実に領地で領民を守って暮らしていければそれでいいのだ。
そこに夢や希望なんていらない。
だから頭がお花畑のヒロインなんてかまってられません。取り巻きの自称義兄のことなんて知りません。
必要なのは領地経営の知識です!
と、そんな現実的な主人公が乙女ゲームの舞台となった学園で脇目も振らずに堅実に生きようと頑張る話です。
*恋愛要素は軽微(よりはあるかも?)、ざまぁ要素も軽微です。ざまぁですっきり爽快!とか悪役令嬢のとりまきとかでもありませんので、それでよろしかったら読んでいただけるとうれしいです。
リハビリの為に見切り投稿しています!(いつものことですが……)
最初は毎日更新を目指しますが、基本のんびり更新予定です。
どうぞよろしくお願いします<(_ _)>
*R15は戦闘シーンがあるかも?なので一応念のため設定しております*
異世界に転生したら狼に拾われました。
チャン
ファンタジー
普通の会社員だった大神次郎(おおがみじろう)は、事故に遭い気付いたら異世界に転生していた。転生して早々に死にかけたところを狼に救われ、そのまま狼と暮らすことに。狼からこの世界のことを学ぶが、学んだ知識は異世界では非常識なことばかりだった。
ご指摘、感想があればよろしくお願いします。
幼馴染み達が寝取られたが,別にどうでもいい。
みっちゃん
ファンタジー
私達は勇者様と結婚するわ!
そう言われたのが1年後に再会した幼馴染みと義姉と義妹だった。
「.....そうか,じゃあ婚約破棄は俺から両親達にいってくるよ。」
そう言って俺は彼女達と別れた。
しかし彼女達は知らない自分達が魅了にかかっていることを、主人公がそれに気づいていることも,そして,最初っから主人公は自分達をあまり好いていないことも。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる