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見れない顔
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本日はまたに待ったキャンプである。
ワーイヤッター、タノシミダナー。
ところでキャンプって何やるの?
そう思いにふけて道を歩く。
最近はどうも気分が悪い。
一番の原因は姉と兄であろう。
俺は姉と兄とは意見が合わなかった。
しかし両親は仲良くしなさいというので、頑張ったものの無理だ。
できるわけがなかった。
俺がそんなことを考えながら歩いていると。
「祐希、」
そう呼びかけられる。
こいつは………
ハァ…この学校で俺が一番仲が良くて面倒くさいという生徒だ。
小野桜(おのさくら)小学生の頃からの友人だ。
「小野、お前が何でここに?」
「私はキャンプがあると誘われてな。まさか祐希お前も来るとはな。」
「俺は一番お前が以外だよ。あいつに誘われたときそこまで来なかっただろ。」
「いや…あれはアイツのキャンプの回数が異常なんだよ。私もお前程ではないが結構行ってたぞ。」
確かに異常だったな。
「なぁ…祐希、アイツは…」
「オーイ!!祐希くん、桜ちゃんこっちこっち。」
そこで呼びかけられる。
遠坂だ。
手を振ってこっちを見ている。
正直に言って恥ずかしいので辞めていただきたい。
ほら通行人もこちら見てますし。
そして恥ずかしさもありながら向かう。
見た感じ、遠坂、西園寺、今村先生、で小野、あれれ?おかしいな男子俺一人かよ。
普段の一人は慣れてるけどこれは慣れていない。
そうして俺達は先生の車に乗る。
俺は助手席、うん、まぁそうだろうな。
変に後ろの席に乗せられても困る。
そして車に揺られること数分間よくもまぁ話が持つな後ろ側。
まぁ一人は大丈夫じゃないけど。
「大丈夫?西園寺さん。」
「えぇ…」
凄く顔色の悪い西園寺。
車酔いだろう。
そして俺は小野と一緒に先にキャンプ場に向かう。
「………」
「………」
沈黙が場を支配する。
俺は小野とはあまり話したくない。
理由は小野はアイツを知っているからだ……
だから彼女は知っている。
俺が一人になった理由も知っている。
「なぁ、祐希、お前にとってあの二人はどうだ?」
急な質問に驚く。
アイツ等二人か………
「別になんとも…」
「嘘だろ、お前は何も無くて行動する人間じゃない。」
「気まぐれだよ。」
「気まぐれか……そうやって言い逃れをする姿は感心しないぞ。」
「何だよ、やけに気にするな?」
「当然だ、お前、前の性格に戻る…いやもっと悪くなるんじゃないか?」
「…さぁな?」
「私はもうお前が傷付く姿は見たくない。それに私だけじゃないあいつも……」
「アイツはなんとも思わないさ。」
「?どういう?」
「小野……いつか俺は過去を断ち切る。」
「……?」
何かわかってなさそうだが続ける。
「俺は「如月祐希」という今と昔の俺は近いうちになくなるであろう。
俺の過去を全て犠牲にしてな。」
そういった。
その時の俺の顔は誰にも見れないのであろう。
ワーイヤッター、タノシミダナー。
ところでキャンプって何やるの?
そう思いにふけて道を歩く。
最近はどうも気分が悪い。
一番の原因は姉と兄であろう。
俺は姉と兄とは意見が合わなかった。
しかし両親は仲良くしなさいというので、頑張ったものの無理だ。
できるわけがなかった。
俺がそんなことを考えながら歩いていると。
「祐希、」
そう呼びかけられる。
こいつは………
ハァ…この学校で俺が一番仲が良くて面倒くさいという生徒だ。
小野桜(おのさくら)小学生の頃からの友人だ。
「小野、お前が何でここに?」
「私はキャンプがあると誘われてな。まさか祐希お前も来るとはな。」
「俺は一番お前が以外だよ。あいつに誘われたときそこまで来なかっただろ。」
「いや…あれはアイツのキャンプの回数が異常なんだよ。私もお前程ではないが結構行ってたぞ。」
確かに異常だったな。
「なぁ…祐希、アイツは…」
「オーイ!!祐希くん、桜ちゃんこっちこっち。」
そこで呼びかけられる。
遠坂だ。
手を振ってこっちを見ている。
正直に言って恥ずかしいので辞めていただきたい。
ほら通行人もこちら見てますし。
そして恥ずかしさもありながら向かう。
見た感じ、遠坂、西園寺、今村先生、で小野、あれれ?おかしいな男子俺一人かよ。
普段の一人は慣れてるけどこれは慣れていない。
そうして俺達は先生の車に乗る。
俺は助手席、うん、まぁそうだろうな。
変に後ろの席に乗せられても困る。
そして車に揺られること数分間よくもまぁ話が持つな後ろ側。
まぁ一人は大丈夫じゃないけど。
「大丈夫?西園寺さん。」
「えぇ…」
凄く顔色の悪い西園寺。
車酔いだろう。
そして俺は小野と一緒に先にキャンプ場に向かう。
「………」
「………」
沈黙が場を支配する。
俺は小野とはあまり話したくない。
理由は小野はアイツを知っているからだ……
だから彼女は知っている。
俺が一人になった理由も知っている。
「なぁ、祐希、お前にとってあの二人はどうだ?」
急な質問に驚く。
アイツ等二人か………
「別になんとも…」
「嘘だろ、お前は何も無くて行動する人間じゃない。」
「気まぐれだよ。」
「気まぐれか……そうやって言い逃れをする姿は感心しないぞ。」
「何だよ、やけに気にするな?」
「当然だ、お前、前の性格に戻る…いやもっと悪くなるんじゃないか?」
「…さぁな?」
「私はもうお前が傷付く姿は見たくない。それに私だけじゃないあいつも……」
「アイツはなんとも思わないさ。」
「?どういう?」
「小野……いつか俺は過去を断ち切る。」
「……?」
何かわかってなさそうだが続ける。
「俺は「如月祐希」という今と昔の俺は近いうちになくなるであろう。
俺の過去を全て犠牲にしてな。」
そういった。
その時の俺の顔は誰にも見れないのであろう。
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