復讐の4カード

ゆっくり白霊

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Episode2.5【復讐者の目的】

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私は帰宅してなぜバレたのかを考えていた。
しかしその一瞬のすきをつかれたとしか……いや、待てよこう考える事もできる彼は私をはめる為にわざわざ鎌をかけたという可能性もある。
普通の人間だったらあり得ないが、瞬の情報からして彼は普通ではない。
明日にでも確かめよう。
そして私はテロ組織について調べると面白い情報が手に入った。
そう、その情報は今日にテロが起きるという情報だ。
私はそれを見た瞬間外出する準備をしてすぐに向かった。
そしてしばらく歩いていると呑気に歩いている男を見つけた。
そして私はそいつに向けて
「動かないで。」
そう一言告げた。
そいつは私の知り合いであった。
「ハハハ、こんな夜に美女に話しかけられてラッキーだと思ったら。持ってるものは物騒だな。」
「あらあら、綺麗な花には棘があるのよ。」
「棘は棘でも刃物は可愛くはないよ。」
そう、私は彼に向けてナイフを向けている。
「それで、僕に何のよう?刃物を何でこちらに向けるの?」
「あなたがなぜこんな時間に外出しているかよ?」
「それは君にも言えることだよ。」
「余裕ぶってるつもりかしら足が震えてるわよ。」
「仕方ないじゃん、怖いけど女の子に命令だけされるのもかっこ悪いし。」
「まぁそれはさておき、どうしてこんな時間に?」
「僕はテロが起きるという情報を聞いて本当かどうかたしかめているんだよ。」
「本当かしら?」
「本当だよ。夢名にも言ったし。」
そして私は彼を開放する。
「それで?そちらさんはなぜ?」
「私も同じ理由よ。」
「確認するぐらいでナイフはいるかね?」
「これは護身用よ。」
「護身用の物で脅さないでくれます。」
「それよりもこのことは内緒でお願いできる。」
「別にいいけど条件がある。」
「条件?」
「君の目的は何なの?」
「私の目的……………それは復讐よ。」
「復讐?」
「そう、復讐私はテロ組織によって当たり前の日常は壊された。だから私は復讐の為にテロ組織を壊滅させて殺す。」
「復讐は悪い物しか生まないと夢名が言ってたよ。」
「それでも、私は奴らを殺さないといけない。」
「警察とかに任せればいいんじゃないの?」
「警察には頼らない、これは私の宿命だから。」
「これは、ねぇ協力しない?僕と。」
「協力?」
「僕もそのテロ組織について調べている。そしてこっちには夢名がいる。夢名はああ見えて頭がとても良い。君もわかっただろう。」
確かに夢名は頭が良い味方になってくれるなら好都合だ。
しかし、
「貴方、一体何が目的なの?」
「別に目的はないよ。ただ面白いそうだからだよ。」
夢名というやつもおかしいがこいつも相当おかしいのであろう。
まぁ一番おかしいのは私なのであろう。
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