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第13章 鬼神、激突!
3話 地獄の果てまで、ついて行きます
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「シルバー」
シルバーは私の呼びかけに応じず、座ったまま楽しそうに笑っている。
その頭には、二本の赤いツノが生えていた。
「どうじゃ、ワシの思い描く理想の世界は」
シルバーの声で、姿で、何かが私に語りかける。
彼の周囲には、お互いを食い合う使用人たちや、家の中を破壊して暴れ回る王都の人々がいた。
「これが理想ですって? これの何が面白いの、シュアン」
「ふふ、そう言うな」
シュアンはシルバーの顏で邪悪な笑いを浮かべた。
不快だったけど、口にはしない。シュアンを喜ばせるだけだとわかっていたから。
「油断したのう、アビゲイル。お前はワシを完全に制御できたつもりでいたようじゃが、詰めが甘かったのう」
「悪い子ね。ご主人様の目を盗んで家出するなんて」
「ぬぁにがご主人様じゃ!」
シュアンは興奮したように椅子から立ち上がったけど、はっと我に返って、再び笑みを浮かべた。
「うんうん、間抜けで慈悲深いご主人様じゃのう! わざわざワシを逃がすために魔力をゆるめてくれるとは!」
「魔力をゆるめる? そんな馬鹿なことをするはずがないでしょ」
「そうかぁ? ここ数日の行動を振り返ってみよ!」
言われた通りに、ここ数日の行動を思い出してみる。
だけど、思い当たるものがなさすぎて思考が行き詰まった。
「だめだわ、毎日退屈すぎて死にそうってことしか思い出せない……あ」
それじゃん。
私は思い出した。私の魔力や魔法の種類が増えたのは、刺激的な日常のおかげだったと。
「つまり、私が退屈すぎて死にそうだったから、魔力が激減して、シュアンの封印がゆるんだってこと!? お馬鹿な私!!」
「ふふ、そういうことじゃ! 強力な光属性魔法を使う王の気配が遠ざかった今、お前の機嫌をうかがう必要もない!」
「ちくしょうだわ! 陛下を復活させるんじゃなかった!」
「いや、お前の国の王じゃろ? いかんいかん、またこいつのノリに流されるところじゃったわ!」
シュアンはあわてて首を横に振って、声の調子を整えて言った。
「どうじゃ、アビゲイル。ワシと手を組まんか?」
「は? どういう風の吹き回しよ」
シュアンは笑みを消して、じっと私を見つめて言った。
「お前、冤罪で処刑されそうになったそうじゃな。今日、王との会話でそう言っておったじゃろ」
「そうよ。それが何?」
「それを聞いて思った。お前はワシと同じじゃと」
シュアンは血のように赤い瞳に、強い怒りの色を宿した。あふれる憎しみを抑えるように、ゆっくりと語り始める。
「ワシも冤罪で生贄に選ばれた身じゃ。アンデッドコアを封じるための生贄にな! ワシを封じた魔術師どもも、シューラ族も、人間も、みんなワシと同じ苦しみを味わえばいいのじゃ!」
「ふうん?」
「もっと!! 共感しろぉぉぉぉ!!!」
シュアンは癇癪を起こしたように地団駄を踏んだ。
私は顔をしかめて、鼻や口を手で覆った。ほこりが立つからやめてほしい。
「お前だって理不尽だと思うじゃろ!? だったらワシと共に復讐を果たそう! 生きとし生けるものすべてをアンデッド化させ、ワシらと同じ苦しみを与えるのじゃ!」
「お断りよ。どうして私がそんなクッソつまらないことに手を貸さなきゃいけないのよ」
「んな!? つまらない……じゃと!?」
「クッソよ」
「やかましいわ!!」
シュアンの大きな怒声が響く。
この会話にあきてきた私は、右手の爪の状態を眺めた。とても健康的。
「そもそも死者の国を作ってどうするの? そいつら、うなりながら食べてばかりで、何もしないじゃない。私に何か刺激的な日常を与えてくれるわけ?」
「それを言われると……って、そういう問題じゃない! 全員アンデッドにして、ワシらは復讐を果たすという話じゃろうが! もおぉぉぉぉ!」
シュアンは苛立った様子で私をにらんだ。
「くそ、やはり相容れぬか! ならばお前をアンデッドにして、ワシの手駒にしてやる!」
「その前にお前を殺してやるわ」
「無理じゃな! お前にこのシルバーは殺せまい?」
シュアンはシルバーの頬に触れてにやりと笑った。
かっと腹の奥で怒りの炎が渦巻いたが、私は何でもないような顔をして言った。
「その顔に触らないで、ブスアンデッド」
「はあぁぁぁぁ!? お前のほうがブスじゃが!?」
「黙れブス」
「お前がブス! うがぁぁぁぁ! お前と話しているとイライラするのじゃぁぁぁぁ!」
憤慨した様子のシュアンだったが、ふと何かを思いついたように唇をゆがめて笑った。
「そうじゃ、お前とシルバーをアンデッドにしたあと、特別に意識だけは残しておいてやる」
「は?」
「まず手始めに、このシルバーをお前に食わせるとしよう! お互いに意識が残ったままな! 苦しみもだえるシルバーの悲鳴を肴にしてやろうぞ!」
「はあぁぁぁぁ?」
「シルバーも、大好きなご主人様と腹の中でひとつになれるのだから本望であろう! ワシはじっくりとその光景を視覚と聴覚で味わって、最後にお前を食らってやろう! あっはっはっは!!」
よし、今すぐ殺す。
全身からバチバチと火花が散って、どこからか焦げたにおいがした。
「待て待て、落ち着いて私!」
気分を落ち着けるために、私は一度深呼吸をした。
死に戻りをすればこの状況はリセットされるけど、燃える前にアンデッドにされる可能性も残ってる。
だったら、私が燃えると同時にシュアンを始末するしかない。
「どうにかして、隙を作らないと……」
でもどうやって? 必死に頭を働かせていると、高笑いしているシュアンの頭部に緑色の何かが飛びついた。
「な、何じゃ!?」
「ご主人様に役立たずと思われたくないからな!」
「パロット!? 存在忘れてたわ!」
ずんぐりとした鳥の姿のパロットが、シュアンの顏にへばりついて、そのくちばしで激しく頭を突いた。
「うぎゃぁぁぁぁ!? 何をするんじゃこの毛むくじゃら!」
「今だよ、ご主人様!」
「よくやったわ、パロット!」
「ええい、邪魔じゃ!」
パロットが乱暴に引きはがされ、壁に叩きつけられる。
そのわずかな時間に、私はシュアンに肉薄していた。
「終わりよ、シュアン!」
「何!?」
私はシュアンの首を両手でつかみ、指が白くなるほど思いっきり力をこめた。
激しい殺意で全身から炎が噴出し、シュアンの身体に燃え移る。
「ぐぇっ!? お、お前正気かぁ!? お前の、特別な従者じゃろ!?」
「だからでしょ! 誰の所有物に手ぇ出してんのよ!! 死ね!!」
「離せ、離すのじゃ!!」
シュアンは私の手に指を食いこませて引きはがそうとした。
シルバーの指の力が強すぎて肉がえぐれるけど、死んでも離すつもりはない。
私は赤い瞳を覗きこんで叫んだ。
「シルバー! 聞こえてるなら返事くらいしなさい!!」
それに応えるように、私の手をえぐる指の力がわずかにゆるんだ。
シュアンの赤い瞳が大きく見開かれる。
「ば、馬鹿な! ワシの意識を、抑えこむつもりか!? やめろ、やめ……」
シュアンはうめき声を上げて、一度目を閉じた。そして、再び目を開くと、そこには見慣れた青空色の瞳があった。
「地獄の果てまで、ついて行きます」
シルバーはかすれた声で答えた。
青空色の瞳には、満足げに微笑む私の顔が映りこんでいる。
「いいわ、ついていらっしゃい。待ってなんてあげないけどね!」
シルバーがかすかに目を細める。その姿が炎に包まれ、私の意識は暗い闇の中に沈んでいった。
シルバーは私の呼びかけに応じず、座ったまま楽しそうに笑っている。
その頭には、二本の赤いツノが生えていた。
「どうじゃ、ワシの思い描く理想の世界は」
シルバーの声で、姿で、何かが私に語りかける。
彼の周囲には、お互いを食い合う使用人たちや、家の中を破壊して暴れ回る王都の人々がいた。
「これが理想ですって? これの何が面白いの、シュアン」
「ふふ、そう言うな」
シュアンはシルバーの顏で邪悪な笑いを浮かべた。
不快だったけど、口にはしない。シュアンを喜ばせるだけだとわかっていたから。
「油断したのう、アビゲイル。お前はワシを完全に制御できたつもりでいたようじゃが、詰めが甘かったのう」
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「ぬぁにがご主人様じゃ!」
シュアンは興奮したように椅子から立ち上がったけど、はっと我に返って、再び笑みを浮かべた。
「うんうん、間抜けで慈悲深いご主人様じゃのう! わざわざワシを逃がすために魔力をゆるめてくれるとは!」
「魔力をゆるめる? そんな馬鹿なことをするはずがないでしょ」
「そうかぁ? ここ数日の行動を振り返ってみよ!」
言われた通りに、ここ数日の行動を思い出してみる。
だけど、思い当たるものがなさすぎて思考が行き詰まった。
「だめだわ、毎日退屈すぎて死にそうってことしか思い出せない……あ」
それじゃん。
私は思い出した。私の魔力や魔法の種類が増えたのは、刺激的な日常のおかげだったと。
「つまり、私が退屈すぎて死にそうだったから、魔力が激減して、シュアンの封印がゆるんだってこと!? お馬鹿な私!!」
「ふふ、そういうことじゃ! 強力な光属性魔法を使う王の気配が遠ざかった今、お前の機嫌をうかがう必要もない!」
「ちくしょうだわ! 陛下を復活させるんじゃなかった!」
「いや、お前の国の王じゃろ? いかんいかん、またこいつのノリに流されるところじゃったわ!」
シュアンはあわてて首を横に振って、声の調子を整えて言った。
「どうじゃ、アビゲイル。ワシと手を組まんか?」
「は? どういう風の吹き回しよ」
シュアンは笑みを消して、じっと私を見つめて言った。
「お前、冤罪で処刑されそうになったそうじゃな。今日、王との会話でそう言っておったじゃろ」
「そうよ。それが何?」
「それを聞いて思った。お前はワシと同じじゃと」
シュアンは血のように赤い瞳に、強い怒りの色を宿した。あふれる憎しみを抑えるように、ゆっくりと語り始める。
「ワシも冤罪で生贄に選ばれた身じゃ。アンデッドコアを封じるための生贄にな! ワシを封じた魔術師どもも、シューラ族も、人間も、みんなワシと同じ苦しみを味わえばいいのじゃ!」
「ふうん?」
「もっと!! 共感しろぉぉぉぉ!!!」
シュアンは癇癪を起こしたように地団駄を踏んだ。
私は顔をしかめて、鼻や口を手で覆った。ほこりが立つからやめてほしい。
「お前だって理不尽だと思うじゃろ!? だったらワシと共に復讐を果たそう! 生きとし生けるものすべてをアンデッド化させ、ワシらと同じ苦しみを与えるのじゃ!」
「お断りよ。どうして私がそんなクッソつまらないことに手を貸さなきゃいけないのよ」
「んな!? つまらない……じゃと!?」
「クッソよ」
「やかましいわ!!」
シュアンの大きな怒声が響く。
この会話にあきてきた私は、右手の爪の状態を眺めた。とても健康的。
「そもそも死者の国を作ってどうするの? そいつら、うなりながら食べてばかりで、何もしないじゃない。私に何か刺激的な日常を与えてくれるわけ?」
「それを言われると……って、そういう問題じゃない! 全員アンデッドにして、ワシらは復讐を果たすという話じゃろうが! もおぉぉぉぉ!」
シュアンは苛立った様子で私をにらんだ。
「くそ、やはり相容れぬか! ならばお前をアンデッドにして、ワシの手駒にしてやる!」
「その前にお前を殺してやるわ」
「無理じゃな! お前にこのシルバーは殺せまい?」
シュアンはシルバーの頬に触れてにやりと笑った。
かっと腹の奥で怒りの炎が渦巻いたが、私は何でもないような顔をして言った。
「その顔に触らないで、ブスアンデッド」
「はあぁぁぁぁ!? お前のほうがブスじゃが!?」
「黙れブス」
「お前がブス! うがぁぁぁぁ! お前と話しているとイライラするのじゃぁぁぁぁ!」
憤慨した様子のシュアンだったが、ふと何かを思いついたように唇をゆがめて笑った。
「そうじゃ、お前とシルバーをアンデッドにしたあと、特別に意識だけは残しておいてやる」
「は?」
「まず手始めに、このシルバーをお前に食わせるとしよう! お互いに意識が残ったままな! 苦しみもだえるシルバーの悲鳴を肴にしてやろうぞ!」
「はあぁぁぁぁ?」
「シルバーも、大好きなご主人様と腹の中でひとつになれるのだから本望であろう! ワシはじっくりとその光景を視覚と聴覚で味わって、最後にお前を食らってやろう! あっはっはっは!!」
よし、今すぐ殺す。
全身からバチバチと火花が散って、どこからか焦げたにおいがした。
「待て待て、落ち着いて私!」
気分を落ち着けるために、私は一度深呼吸をした。
死に戻りをすればこの状況はリセットされるけど、燃える前にアンデッドにされる可能性も残ってる。
だったら、私が燃えると同時にシュアンを始末するしかない。
「どうにかして、隙を作らないと……」
でもどうやって? 必死に頭を働かせていると、高笑いしているシュアンの頭部に緑色の何かが飛びついた。
「な、何じゃ!?」
「ご主人様に役立たずと思われたくないからな!」
「パロット!? 存在忘れてたわ!」
ずんぐりとした鳥の姿のパロットが、シュアンの顏にへばりついて、そのくちばしで激しく頭を突いた。
「うぎゃぁぁぁぁ!? 何をするんじゃこの毛むくじゃら!」
「今だよ、ご主人様!」
「よくやったわ、パロット!」
「ええい、邪魔じゃ!」
パロットが乱暴に引きはがされ、壁に叩きつけられる。
そのわずかな時間に、私はシュアンに肉薄していた。
「終わりよ、シュアン!」
「何!?」
私はシュアンの首を両手でつかみ、指が白くなるほど思いっきり力をこめた。
激しい殺意で全身から炎が噴出し、シュアンの身体に燃え移る。
「ぐぇっ!? お、お前正気かぁ!? お前の、特別な従者じゃろ!?」
「だからでしょ! 誰の所有物に手ぇ出してんのよ!! 死ね!!」
「離せ、離すのじゃ!!」
シュアンは私の手に指を食いこませて引きはがそうとした。
シルバーの指の力が強すぎて肉がえぐれるけど、死んでも離すつもりはない。
私は赤い瞳を覗きこんで叫んだ。
「シルバー! 聞こえてるなら返事くらいしなさい!!」
それに応えるように、私の手をえぐる指の力がわずかにゆるんだ。
シュアンの赤い瞳が大きく見開かれる。
「ば、馬鹿な! ワシの意識を、抑えこむつもりか!? やめろ、やめ……」
シュアンはうめき声を上げて、一度目を閉じた。そして、再び目を開くと、そこには見慣れた青空色の瞳があった。
「地獄の果てまで、ついて行きます」
シルバーはかすれた声で答えた。
青空色の瞳には、満足げに微笑む私の顔が映りこんでいる。
「いいわ、ついていらっしゃい。待ってなんてあげないけどね!」
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