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第11章 王と処刑台
7話 心臓ゲットよ!
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「とりあえずアリーズを連行するんで、アビゲイルさんも一緒に来てもらえますか」
「え~!? 長時間拘束されるとか超面倒だわ! 何か口実を見つけて別の場所に移動しないと……」
「全部口から出てますけど」
「アビーさ~ん!」
その声に振り返ると、飼い主を見つけた犬みたいに走ってくるステラが見えた。その後ろには、ステラを追いかけるフロストもいる。
「げっ、ステラ!?」
「やっとお話しできる!」
「待つんだステラ! アビーに近づくと危険だ!」
フロストがステラの腕をつかんで制止した。
ステラはむっとした顔でフロストを見上げる。
「どうして止める、するの!?」
「アビーはきみを殺そうとした悪女だ、何をするかわからない。それにきみと違って、大した魔法も使えない最弱魔術師なんだ。言葉を交わしてはいけないよ」
「どうしてアビーさんのこと、悪く言う!?」
ステラは怒りに眉を吊り上げて、フロストをにらみつけた。
フロストはたじろぎながらも、優しくさとすように言った。
「わかってくれ、ステラ。きみを守るためだ。彼女はきみと違って悪人なんだよ。だから処刑されるべきなんだ」
「は!? 処刑されるべき!? そんなわけない! あなた大嫌い! アビーさんと話ある、邪魔しないで!」
「え!? そ、そんな、嫌いだなんて嘘だよね?」
「大っっっっ嫌い!!」
ステラは、右手の拳をフロストの顔面に叩きこんだ。
ゴーレムの攻撃を受けたフロストは、その衝撃で後ろに吹っ飛んで、積み上がった瓦礫の中に頭から突っこんでいった。
気を失っているのか、瓦礫の外に飛び出した丸いお尻は、ぴくりとも動かない。
「ぷっ、あははは! 盛大に振られちゃって無様ねぇ! それで……私に何の用かしら、ステラ」
ステラはふわっと嬉しそうに笑って、私の手をとった。
何勝手に手をつないでんのよ。
「アビーさん、お話ししたい。この世界のこと、王様知ってるって」
「陛下が!?」
陛下からの接触に驚いてしまったけど、「魂の空間」ならば、どの世界にいても私の動きを観察できるのかもしれない。
「だから、アビーさん借ります。いいですか?」
ステラがシャリスを見上げてそう言うと、シャリスは面倒くさそうに答えた。
「困ります。世間話ならあとにしてください」
「すぐ戻るわよ。あなたは十二神最強でしょ? すこしくらい許してよ」
「まあ、いいですよ。最強ですから」
シャリスはちょっと嬉しそうな顔をした。
十二神最強ちょろくない? ここから離れられるなら何でもいいけど。
「アビゲイルさん、あとで絶対俺と勝負してくださいね」
「気が向いたらね。じゃ、そこのフロストと一緒に留守番してて」
「嫌ですけど」
本気で嫌そうな顔をするシャリスと瀕死のフロストに別れを告げて、私とシルバーはステラの案内で、十二神殿内にある噴水広場にやってきた。
噴水広場には神官たちの姿がちらほら見えるけれど、なぜか全員石像にでもなったかのように無言で立っている。
それに、色素が抜け落ちたみたいに全身が真っ白だった。
「世界、崩壊している。みんな、消える」
ステラは噴水の前で立ち止まると、私のほうを振り向いてそう言った。
「この世界はもうすぐ終わる。ここはアビーさんがたどった可能性の未来のひとつ。すでに破棄された世界」
「そんな気がしたわ。死に戻りした私はこことは別の、新しい未来に向かって進んでいるもの」
「さすが、アビーさん!」
「世界が終わる?」
シルバーが不安そうに私を見つめる。「大丈夫よ」と微笑むと、シルバーは安心したように表情をゆるめた。
「ステラ、私がここに来たのは、この片割れのイヤリングに触れたからでしょ?」
私は右耳についている、紋章がないほうのイヤリングに触れた。
ステラはこくりとうなずいた。
「すでに破棄された世界、行ける魔道具、名前は『トキノキズアト』。もう片方、『トキナオシ』」
「なるほど、一対の魔道具だったわけね。それで、発動条件と元の世界に戻る方法は何かしら? 燃えればいいの?」
ステラが左胸に手を当てると、そこに埋められたコアがちかちかと輝いた。
陛下と話しているらしい。
「えっと、アビーさん、この世界の何か、取りにきた? それ見つかったら戻れるって」
「何かを取りに?」
そこでふと、この世界にやってくる直前の、「コアが壊れちゃうなら、代わりを見つければいい!」というやりとりを思い出した。
「もしかして、そういうこと!? それなら、私の目的はあなたの心臓のコアよ!」
「コアを?」
びしっとステラの左胸を指差すと、ステラは驚いたように、自分の左胸にそっと触れた。
「私の世界にいるステラに必要なのよ。どうせこの世界は崩壊するんだから、あなたのコアを奪っても問題ないでしょ?」
ステラは目も口もぽかんと開いた。
ステラのためにステラを停止させようとしているんだから、そんな反応にもなるわよね。
「ごめんね、ステラ。私は悪女だから、利用できるものは利用させてもらうわよ!」
「どうぞー!」
「は?」
差し出された両手には、ぴかぴかと光る丸い水晶玉があった。太陽の輝きを閉じこめたようなその水晶玉は、ステラの命そのものだ。
「コア取り出すの早っ!? ためらいなさすぎでしょ!?」
「嬉しいから!」
「いや、どういうこと? 相変わらずあなたの思考が理解できないわ」
「だって、アビーさんの世界の私、アビーさんに必要、されてる!」
ステラの瞳から、ぽろぽろと涙がこぼれ落ちた。
涙を流すゴーレムなんて初めて見た。悔しいけど、ちょっと綺麗だった。
「停止するの、本当はちょっと怖い、かった。でも、もう何も怖いことない。そっちの私、アビーさんの役、立てる!」
ステラの身体が、足元から色を失っていく。
私はその手からコアを受け取った。ほんのりと温かい。
「あなたのその潔さ、嫌いじゃないわよ」
「えへへ……嬉しい……」
ステラは幸福そうに笑って、そのまま動かなくなった。
私はシルバーのほうに向き直った。
彼もまた、身体の色が失われつつあった。しかし、本人は異変に気づいていない様子で、じっと私のことを見つめている。
苦しい思いをさせずに済んで、私は内心ほっと安堵した。
「シルバー」
「はい! 何でしょう、お嬢様」
「どうして助けてくれたの?」
シルバーはきょとんとした表情をした。
本来なら、このシルバーは私をかばって死んでいた。聞くなら今しかない。
「イチゴタルトをもらったから、その恩を返すために?」
「もちろん、その恩もありますが、お嬢様が僕を所有物と呼んでくれたのが嬉しかったので」
と、シルバーは無邪気に微笑んだ。
そんな真っ直ぐな目で言われると、さすがの私もほんのちょっぴり複雑な気分になった。
「私が言っておいてなんだけど、所有物と言われてそんなに嬉しかったの?」
「はい! お嬢様に言ってもらえたから嬉しかったんです。お嬢様は自分のやりたいことをやって、それで悪女と言われようがお構いなしですよね?」
「まあね!」
シルバーはくすっと笑った。
「誰に何を言われようが、自分の自由のために突き進むあなたがまぶしかった。そんなあなたが、僕の主人になってくれた。あなたにとっては何気ない一言だったとしても、僕は本当に嬉しかったんです」
シルバーは真剣な目で、私を見つめ返して言った。
「だからお嬢様。僕は、あなたがいつでも自由であるために、この命を投げ出せます」
私は息をのんだ。その宣言が偽りでないことは、すでに知っている。
嬉しいと思うよりも、怒りのほうが先に立った。
「違うでしょ」
「え?」
「私の自由のためだと言うなら、どんな手段を使ってでも生き残って私についてきなさいよ!」
「え、あ……」
「返事は!!」
「は、はい!!」
「よろしい」
私が満足げにうなずくと、シルバーは嬉しそうに頬を染めた。そして、私を見つめたまま動かなくなった。
私は手を伸ばして、色を失ったシルバーの頭をそっとなでる。
「ありがとう」
あの時言えなかった感謝を伝えられた。もうこの世界に未練はない。
空も大地も人も、ばらばらとパズルのように崩れて、漆黒の闇の中に落ちていく。
コアだけは死んでも離さないようにと胸に抱いて、私は目を閉じた。
「え~!? 長時間拘束されるとか超面倒だわ! 何か口実を見つけて別の場所に移動しないと……」
「全部口から出てますけど」
「アビーさ~ん!」
その声に振り返ると、飼い主を見つけた犬みたいに走ってくるステラが見えた。その後ろには、ステラを追いかけるフロストもいる。
「げっ、ステラ!?」
「やっとお話しできる!」
「待つんだステラ! アビーに近づくと危険だ!」
フロストがステラの腕をつかんで制止した。
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「どうして止める、するの!?」
「アビーはきみを殺そうとした悪女だ、何をするかわからない。それにきみと違って、大した魔法も使えない最弱魔術師なんだ。言葉を交わしてはいけないよ」
「どうしてアビーさんのこと、悪く言う!?」
ステラは怒りに眉を吊り上げて、フロストをにらみつけた。
フロストはたじろぎながらも、優しくさとすように言った。
「わかってくれ、ステラ。きみを守るためだ。彼女はきみと違って悪人なんだよ。だから処刑されるべきなんだ」
「は!? 処刑されるべき!? そんなわけない! あなた大嫌い! アビーさんと話ある、邪魔しないで!」
「え!? そ、そんな、嫌いだなんて嘘だよね?」
「大っっっっ嫌い!!」
ステラは、右手の拳をフロストの顔面に叩きこんだ。
ゴーレムの攻撃を受けたフロストは、その衝撃で後ろに吹っ飛んで、積み上がった瓦礫の中に頭から突っこんでいった。
気を失っているのか、瓦礫の外に飛び出した丸いお尻は、ぴくりとも動かない。
「ぷっ、あははは! 盛大に振られちゃって無様ねぇ! それで……私に何の用かしら、ステラ」
ステラはふわっと嬉しそうに笑って、私の手をとった。
何勝手に手をつないでんのよ。
「アビーさん、お話ししたい。この世界のこと、王様知ってるって」
「陛下が!?」
陛下からの接触に驚いてしまったけど、「魂の空間」ならば、どの世界にいても私の動きを観察できるのかもしれない。
「だから、アビーさん借ります。いいですか?」
ステラがシャリスを見上げてそう言うと、シャリスは面倒くさそうに答えた。
「困ります。世間話ならあとにしてください」
「すぐ戻るわよ。あなたは十二神最強でしょ? すこしくらい許してよ」
「まあ、いいですよ。最強ですから」
シャリスはちょっと嬉しそうな顔をした。
十二神最強ちょろくない? ここから離れられるなら何でもいいけど。
「アビゲイルさん、あとで絶対俺と勝負してくださいね」
「気が向いたらね。じゃ、そこのフロストと一緒に留守番してて」
「嫌ですけど」
本気で嫌そうな顔をするシャリスと瀕死のフロストに別れを告げて、私とシルバーはステラの案内で、十二神殿内にある噴水広場にやってきた。
噴水広場には神官たちの姿がちらほら見えるけれど、なぜか全員石像にでもなったかのように無言で立っている。
それに、色素が抜け落ちたみたいに全身が真っ白だった。
「世界、崩壊している。みんな、消える」
ステラは噴水の前で立ち止まると、私のほうを振り向いてそう言った。
「この世界はもうすぐ終わる。ここはアビーさんがたどった可能性の未来のひとつ。すでに破棄された世界」
「そんな気がしたわ。死に戻りした私はこことは別の、新しい未来に向かって進んでいるもの」
「さすが、アビーさん!」
「世界が終わる?」
シルバーが不安そうに私を見つめる。「大丈夫よ」と微笑むと、シルバーは安心したように表情をゆるめた。
「ステラ、私がここに来たのは、この片割れのイヤリングに触れたからでしょ?」
私は右耳についている、紋章がないほうのイヤリングに触れた。
ステラはこくりとうなずいた。
「すでに破棄された世界、行ける魔道具、名前は『トキノキズアト』。もう片方、『トキナオシ』」
「なるほど、一対の魔道具だったわけね。それで、発動条件と元の世界に戻る方法は何かしら? 燃えればいいの?」
ステラが左胸に手を当てると、そこに埋められたコアがちかちかと輝いた。
陛下と話しているらしい。
「えっと、アビーさん、この世界の何か、取りにきた? それ見つかったら戻れるって」
「何かを取りに?」
そこでふと、この世界にやってくる直前の、「コアが壊れちゃうなら、代わりを見つければいい!」というやりとりを思い出した。
「もしかして、そういうこと!? それなら、私の目的はあなたの心臓のコアよ!」
「コアを?」
びしっとステラの左胸を指差すと、ステラは驚いたように、自分の左胸にそっと触れた。
「私の世界にいるステラに必要なのよ。どうせこの世界は崩壊するんだから、あなたのコアを奪っても問題ないでしょ?」
ステラは目も口もぽかんと開いた。
ステラのためにステラを停止させようとしているんだから、そんな反応にもなるわよね。
「ごめんね、ステラ。私は悪女だから、利用できるものは利用させてもらうわよ!」
「どうぞー!」
「は?」
差し出された両手には、ぴかぴかと光る丸い水晶玉があった。太陽の輝きを閉じこめたようなその水晶玉は、ステラの命そのものだ。
「コア取り出すの早っ!? ためらいなさすぎでしょ!?」
「嬉しいから!」
「いや、どういうこと? 相変わらずあなたの思考が理解できないわ」
「だって、アビーさんの世界の私、アビーさんに必要、されてる!」
ステラの瞳から、ぽろぽろと涙がこぼれ落ちた。
涙を流すゴーレムなんて初めて見た。悔しいけど、ちょっと綺麗だった。
「停止するの、本当はちょっと怖い、かった。でも、もう何も怖いことない。そっちの私、アビーさんの役、立てる!」
ステラの身体が、足元から色を失っていく。
私はその手からコアを受け取った。ほんのりと温かい。
「あなたのその潔さ、嫌いじゃないわよ」
「えへへ……嬉しい……」
ステラは幸福そうに笑って、そのまま動かなくなった。
私はシルバーのほうに向き直った。
彼もまた、身体の色が失われつつあった。しかし、本人は異変に気づいていない様子で、じっと私のことを見つめている。
苦しい思いをさせずに済んで、私は内心ほっと安堵した。
「シルバー」
「はい! 何でしょう、お嬢様」
「どうして助けてくれたの?」
シルバーはきょとんとした表情をした。
本来なら、このシルバーは私をかばって死んでいた。聞くなら今しかない。
「イチゴタルトをもらったから、その恩を返すために?」
「もちろん、その恩もありますが、お嬢様が僕を所有物と呼んでくれたのが嬉しかったので」
と、シルバーは無邪気に微笑んだ。
そんな真っ直ぐな目で言われると、さすがの私もほんのちょっぴり複雑な気分になった。
「私が言っておいてなんだけど、所有物と言われてそんなに嬉しかったの?」
「はい! お嬢様に言ってもらえたから嬉しかったんです。お嬢様は自分のやりたいことをやって、それで悪女と言われようがお構いなしですよね?」
「まあね!」
シルバーはくすっと笑った。
「誰に何を言われようが、自分の自由のために突き進むあなたがまぶしかった。そんなあなたが、僕の主人になってくれた。あなたにとっては何気ない一言だったとしても、僕は本当に嬉しかったんです」
シルバーは真剣な目で、私を見つめ返して言った。
「だからお嬢様。僕は、あなたがいつでも自由であるために、この命を投げ出せます」
私は息をのんだ。その宣言が偽りでないことは、すでに知っている。
嬉しいと思うよりも、怒りのほうが先に立った。
「違うでしょ」
「え?」
「私の自由のためだと言うなら、どんな手段を使ってでも生き残って私についてきなさいよ!」
「え、あ……」
「返事は!!」
「は、はい!!」
「よろしい」
私が満足げにうなずくと、シルバーは嬉しそうに頬を染めた。そして、私を見つめたまま動かなくなった。
私は手を伸ばして、色を失ったシルバーの頭をそっとなでる。
「ありがとう」
あの時言えなかった感謝を伝えられた。もうこの世界に未練はない。
空も大地も人も、ばらばらとパズルのように崩れて、漆黒の闇の中に落ちていく。
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