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Episode:1
邂逅
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「……では、セシルは問題なく自室へ戻ったのだな?」
「はい。深く眠っておられたので、僭越ながら寝台へお連れ致しました。恐らく疲れていたのでしょう」
セシルを無事送り届けた後、リナトは報告を兼ねて王女ローズマリー陛下へ謁見していた。
気品の中に優しさと強さを兼ね備え、城下へ降りれば国民達は喜び、親しみを持ってローズ陛下と呼び慕う。
そんな彼らに笑顔で応える、美しい王女。
また、幼いリナトをセシルの親衛隊の隊長として任命した本人でもある。
国を出て間もない少年に優しく、気策に話しかけるような人だった。
「我が娘のことながら……いつも迷惑をかけてすまないな。私が連れ戻せたら良いのだが、公務が立て込んでいてなかなか外には出られずじまいだ。それに、私が行ったところであの子が素直に戻るとも思えん」
「それは…、まぁ、そうかもしれませんね」
駄々をこねるセシルの姿を思わず想像してしまい、不覚にも笑っていると、王女もまたくすくすと笑う。
普通なら失礼にあたる、王女と気の置けるような関係での談笑。
歳も身分もまるで違う二人がこうしているのは、セシルの存在が大きい。
彼女のわがままに振り回され苦労しつつ笑い合う、盟友のようなものだった。
「兎にも角にも、セシルを無事送り届けてくれたこと、感謝する。ありがとう。半休を潰してしまった詫びに、後ほど謝礼を届けさせよう」
「勿体なきお言葉です。それに、セシル様をお守りすることは私の役目ですので、謝礼など……お気遣いは不要です。お気持ちだけで…」
「まぁそう言わずに、受け取ってくれ。ちょうど今日、スイレンの方から上等な酒と珍味が入ってくる予定なのだ」
「陛下はまたそのようなものを……」
笑いを噛み殺せず、口元を抑えながら言う。
ローズマリーは昔から変わり者の気があり、リナトが「スイレンの珍味が美味い」と言えば取り寄せ、気に入ってはまた取り寄せ、と行動力があった。
故郷の独特な風味の珍味を好ましく思う人間は珍しかったので、リナトもつい彼女に献上してしまうのである。
「……では、陛下のお時間があるときに、酒の席を共にするのはいかがでしょう?お話したいことも、お聞きしたいことも山ほどございます。考えて頂けますか?」
きょとん、という言葉が似合うような、驚いた顔をするローズマリー。
次の瞬間には笑いながら答えた。
「…はっはっは!お前は本当に口がうまいな!そういうところも私は気に入っているんだ。わかった、ならば今度一席設けようじゃないか」
「恐縮です。私も何か用意できるよう、準備を進めて参ります」
「ああ。リナトの勧めるものに間違いはないから、私も楽しみだよ。そうと決まれば、早速明後日にでも……」
「陛下……明後日まで公務が詰まっておりますが…?」
逸る王女に、 執事が釘を刺す。
壮年で優しげなその男性は、王女が即位する以前から仕えているので突飛な発言にも慣れているようだった。
「何を言っている、ベルク!明日までに終わらせてしまえば良いのだ。せっかくのリナトの誘いだ、酒も楽しみたいしな…!それに、お前も手伝ってくれるだろう?ベルク」
「仕方の無い御方ですね……陛下の御心のままに。このベルク・コリダリス、尽力致しましょう」
子どものように胸を踊らせる彼女を前にして、諦めた方が早いことを悟ったのか、ベルクは困ったように笑いながら恭しく礼をする。
ベルクが実は楽しそうに見えたことは、あえてリナトは口にしなかった。
ローズマリーの表情や仕草が、セシルとよく似ているということも。
「ベルク殿、よろしく頼みます」
「えぇ、もちろん。やるからには全力でございます。何より陛下の仰る通り、キャンベル殿のお誘いですからな。仕事ばかりの陛下の心を癒すのもまた、騎士のお役目としては申し分ないでしょう」
「はい。失礼のないよう、努めさせて頂きます」
「そう堅くなるな。酒の席が白けるだろう」
「ふっ…、それとこれとは別なのですよ、陛下」
さすがに、何もかもを解放してだらける訳にはいかない。
ローズマリーも、仕方ないと言わんばかりに肩を竦める。
「では、私はそろそろ…」
「っ、陛下ぁ!!」
突如、謁見の間の扉が力強く開かれた。
駆け込んで来た騎士は息を切らしながら焦る様子を見せている。
「何事だ!!キャンベル親衛隊隊長との謁見中であるぞ!確認もせず扉を開けるとは、どういう了見か!?」
毅然と、ローズマリーが言い放つ。
普段の姿からは想像のつけ難い、女王の貫禄であった。
「も、申し訳ございません陛下!!どうかお許しを……!!」
「陛下、私はそろそろ下がるところでしたので、お気になさらず。それよりも、こうしているということは急を要する件なのでしょう。耳を傾けて頂けませんか。……私も聞いて構わないのだろう?」
「も、もちろんでございます!隊長殿!」
「……ふむ、良い。聞こう。何があったのだ」
「はっ!そ、それが……スイレン大陸から渡る輸入船に、密航者がおりまして……」
輸入船。つい先程、女王と話した件のものだろうか。
しかしどういうことかと、リナトもローズマリーも首を傾げる。
「……あれには、酒や食料くらいしか入っていないはずだが?」
「ああ。今日の輸入船は定期船だからな、お前の言う通りだ。ベルク、間違いないな?」
「ええ。本日の予定は、輸入定期船の一隻のみで、他に入港するとすれば一般の渡航用の船となりますが……」
ベルクもどうやら、おかしいと思うらしい。
そもそも、何のために密航したというのか。
「食料なんか盗んでどうするんだ…?旅をしているような様子だったか?」
「いえ、荷物はそれほど多くもなく……それと……密航者は、女でして」
「女……?」
リナトが問いかけると、騎士はハッとしたように訴えかける。
「あっ、そ、そうでした!その女を聴取しようとしたところ、抵抗されまして……!現在も暴れており、応援を、と…!!」
「それを先に言え!…陛下!」
振り返り、ローズマリーの判断を仰ぐ。
答えは決まっていた。
「うむ。お前だけで十分だろう。すぐに向かってやれ」
「はっ!承知致しました!」
飛び込んで来た騎士と共に立ち上がる。
「ありがとうございます…!!」と礼を述べられた。
「女は武器を持っていたか?」
「えぇと…、見たことのない長物を使っていました」
「多分それはナギナタだ。向こうの伝統武具だよ。ってことは、出身はスイレンの人間と見ても良さそうだな。……何か、気になる発言や行動は?」
「そういえば……」
リナトにとって、衝撃の言葉だった。
「騎士の幼馴染みに会いに来ただけだ、と叫んでいました」
身体中に、電流が走るような感覚。
警鐘と共に、形容しがたい感情が喉からこぼれそうになる。
瞬間、リナトは走り出していた。
「リナト!?」
「キャンベル殿!?」
ローズマリーやベルクも見たことのない、あの冷静沈着で理性的なリナトの、驚きと焦りと、少しの恐怖が混じる表情。
扉を開け階段を駆け下りるリナトが、振り返ることはなかった。
………
…………
……………
「……リナト?」
目が覚め、窓際で水を飲んでいた手が止まる。
「外で……何かあったのかしら」
もう一人、自分の騎士が焦る姿を見たことのなかった者は、腕をさすりじっと見つめる。
「……っ、心配だわ」
胸が張り裂けそうだった。
………
…………
……………
(まさか……まさか……っ!!)
そんなはずがない、そんなはずが。
そう思いながら、走る脚は止まらない。
リナトを突き動かす存在。
ずっと恋い焦がれていたものが、今目の前にあるのかもしれない。
そして……先の方から、ソプラノの綺麗な声が耳に入って来た。
「やめてっ、離して……!!」
一瞬、立ち止まる。
歩き出すと、心臓が脈打つのと同じように、どんどん早歩きになる。
「あっ、親衛隊の…!お願いします、この女、聞く耳持たずでっ……キャンベル隊長?」
応えず、ゆっくりと歩み寄る。
「あっ!り、リナト……!?ねぇ、この人達全然話を聞いてくれなっ…」
「……、………!」
「えっ、わ…っ!」
言葉が出て来ず、ただただ力強く、抱き締めた。
「リナト……?」
ゆっくりと、身体を離す。
久しぶりの、数年ぶりの再会であった。
そんな彼女に、言うことはひとつである。
「…………お前は………、馬鹿かーーーーーーーーーー!?!?」
城門前で、恐ろしいまでの怒号が響き渡っていった。
「はい。深く眠っておられたので、僭越ながら寝台へお連れ致しました。恐らく疲れていたのでしょう」
セシルを無事送り届けた後、リナトは報告を兼ねて王女ローズマリー陛下へ謁見していた。
気品の中に優しさと強さを兼ね備え、城下へ降りれば国民達は喜び、親しみを持ってローズ陛下と呼び慕う。
そんな彼らに笑顔で応える、美しい王女。
また、幼いリナトをセシルの親衛隊の隊長として任命した本人でもある。
国を出て間もない少年に優しく、気策に話しかけるような人だった。
「我が娘のことながら……いつも迷惑をかけてすまないな。私が連れ戻せたら良いのだが、公務が立て込んでいてなかなか外には出られずじまいだ。それに、私が行ったところであの子が素直に戻るとも思えん」
「それは…、まぁ、そうかもしれませんね」
駄々をこねるセシルの姿を思わず想像してしまい、不覚にも笑っていると、王女もまたくすくすと笑う。
普通なら失礼にあたる、王女と気の置けるような関係での談笑。
歳も身分もまるで違う二人がこうしているのは、セシルの存在が大きい。
彼女のわがままに振り回され苦労しつつ笑い合う、盟友のようなものだった。
「兎にも角にも、セシルを無事送り届けてくれたこと、感謝する。ありがとう。半休を潰してしまった詫びに、後ほど謝礼を届けさせよう」
「勿体なきお言葉です。それに、セシル様をお守りすることは私の役目ですので、謝礼など……お気遣いは不要です。お気持ちだけで…」
「まぁそう言わずに、受け取ってくれ。ちょうど今日、スイレンの方から上等な酒と珍味が入ってくる予定なのだ」
「陛下はまたそのようなものを……」
笑いを噛み殺せず、口元を抑えながら言う。
ローズマリーは昔から変わり者の気があり、リナトが「スイレンの珍味が美味い」と言えば取り寄せ、気に入ってはまた取り寄せ、と行動力があった。
故郷の独特な風味の珍味を好ましく思う人間は珍しかったので、リナトもつい彼女に献上してしまうのである。
「……では、陛下のお時間があるときに、酒の席を共にするのはいかがでしょう?お話したいことも、お聞きしたいことも山ほどございます。考えて頂けますか?」
きょとん、という言葉が似合うような、驚いた顔をするローズマリー。
次の瞬間には笑いながら答えた。
「…はっはっは!お前は本当に口がうまいな!そういうところも私は気に入っているんだ。わかった、ならば今度一席設けようじゃないか」
「恐縮です。私も何か用意できるよう、準備を進めて参ります」
「ああ。リナトの勧めるものに間違いはないから、私も楽しみだよ。そうと決まれば、早速明後日にでも……」
「陛下……明後日まで公務が詰まっておりますが…?」
逸る王女に、 執事が釘を刺す。
壮年で優しげなその男性は、王女が即位する以前から仕えているので突飛な発言にも慣れているようだった。
「何を言っている、ベルク!明日までに終わらせてしまえば良いのだ。せっかくのリナトの誘いだ、酒も楽しみたいしな…!それに、お前も手伝ってくれるだろう?ベルク」
「仕方の無い御方ですね……陛下の御心のままに。このベルク・コリダリス、尽力致しましょう」
子どものように胸を踊らせる彼女を前にして、諦めた方が早いことを悟ったのか、ベルクは困ったように笑いながら恭しく礼をする。
ベルクが実は楽しそうに見えたことは、あえてリナトは口にしなかった。
ローズマリーの表情や仕草が、セシルとよく似ているということも。
「ベルク殿、よろしく頼みます」
「えぇ、もちろん。やるからには全力でございます。何より陛下の仰る通り、キャンベル殿のお誘いですからな。仕事ばかりの陛下の心を癒すのもまた、騎士のお役目としては申し分ないでしょう」
「はい。失礼のないよう、努めさせて頂きます」
「そう堅くなるな。酒の席が白けるだろう」
「ふっ…、それとこれとは別なのですよ、陛下」
さすがに、何もかもを解放してだらける訳にはいかない。
ローズマリーも、仕方ないと言わんばかりに肩を竦める。
「では、私はそろそろ…」
「っ、陛下ぁ!!」
突如、謁見の間の扉が力強く開かれた。
駆け込んで来た騎士は息を切らしながら焦る様子を見せている。
「何事だ!!キャンベル親衛隊隊長との謁見中であるぞ!確認もせず扉を開けるとは、どういう了見か!?」
毅然と、ローズマリーが言い放つ。
普段の姿からは想像のつけ難い、女王の貫禄であった。
「も、申し訳ございません陛下!!どうかお許しを……!!」
「陛下、私はそろそろ下がるところでしたので、お気になさらず。それよりも、こうしているということは急を要する件なのでしょう。耳を傾けて頂けませんか。……私も聞いて構わないのだろう?」
「も、もちろんでございます!隊長殿!」
「……ふむ、良い。聞こう。何があったのだ」
「はっ!そ、それが……スイレン大陸から渡る輸入船に、密航者がおりまして……」
輸入船。つい先程、女王と話した件のものだろうか。
しかしどういうことかと、リナトもローズマリーも首を傾げる。
「……あれには、酒や食料くらいしか入っていないはずだが?」
「ああ。今日の輸入船は定期船だからな、お前の言う通りだ。ベルク、間違いないな?」
「ええ。本日の予定は、輸入定期船の一隻のみで、他に入港するとすれば一般の渡航用の船となりますが……」
ベルクもどうやら、おかしいと思うらしい。
そもそも、何のために密航したというのか。
「食料なんか盗んでどうするんだ…?旅をしているような様子だったか?」
「いえ、荷物はそれほど多くもなく……それと……密航者は、女でして」
「女……?」
リナトが問いかけると、騎士はハッとしたように訴えかける。
「あっ、そ、そうでした!その女を聴取しようとしたところ、抵抗されまして……!現在も暴れており、応援を、と…!!」
「それを先に言え!…陛下!」
振り返り、ローズマリーの判断を仰ぐ。
答えは決まっていた。
「うむ。お前だけで十分だろう。すぐに向かってやれ」
「はっ!承知致しました!」
飛び込んで来た騎士と共に立ち上がる。
「ありがとうございます…!!」と礼を述べられた。
「女は武器を持っていたか?」
「えぇと…、見たことのない長物を使っていました」
「多分それはナギナタだ。向こうの伝統武具だよ。ってことは、出身はスイレンの人間と見ても良さそうだな。……何か、気になる発言や行動は?」
「そういえば……」
リナトにとって、衝撃の言葉だった。
「騎士の幼馴染みに会いに来ただけだ、と叫んでいました」
身体中に、電流が走るような感覚。
警鐘と共に、形容しがたい感情が喉からこぼれそうになる。
瞬間、リナトは走り出していた。
「リナト!?」
「キャンベル殿!?」
ローズマリーやベルクも見たことのない、あの冷静沈着で理性的なリナトの、驚きと焦りと、少しの恐怖が混じる表情。
扉を開け階段を駆け下りるリナトが、振り返ることはなかった。
………
…………
……………
「……リナト?」
目が覚め、窓際で水を飲んでいた手が止まる。
「外で……何かあったのかしら」
もう一人、自分の騎士が焦る姿を見たことのなかった者は、腕をさすりじっと見つめる。
「……っ、心配だわ」
胸が張り裂けそうだった。
………
…………
……………
(まさか……まさか……っ!!)
そんなはずがない、そんなはずが。
そう思いながら、走る脚は止まらない。
リナトを突き動かす存在。
ずっと恋い焦がれていたものが、今目の前にあるのかもしれない。
そして……先の方から、ソプラノの綺麗な声が耳に入って来た。
「やめてっ、離して……!!」
一瞬、立ち止まる。
歩き出すと、心臓が脈打つのと同じように、どんどん早歩きになる。
「あっ、親衛隊の…!お願いします、この女、聞く耳持たずでっ……キャンベル隊長?」
応えず、ゆっくりと歩み寄る。
「あっ!り、リナト……!?ねぇ、この人達全然話を聞いてくれなっ…」
「……、………!」
「えっ、わ…っ!」
言葉が出て来ず、ただただ力強く、抱き締めた。
「リナト……?」
ゆっくりと、身体を離す。
久しぶりの、数年ぶりの再会であった。
そんな彼女に、言うことはひとつである。
「…………お前は………、馬鹿かーーーーーーーーーー!?!?」
城門前で、恐ろしいまでの怒号が響き渡っていった。
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