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第三部 トゥー・ワールド・ウォーズ
二大国大戦ーその⑤
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そうしているうちにドシンドシンと怪物が近づいてくる音が聞こえてくる。
「よし、行くぜ……グラント、お前は言ったように後方から若い衆や王国の兵士たちを纏めてオレを後方支援してくれ、頼んだぜ」
「了解です。相談役」
グラントはヴィトに軍隊式の敬礼を取った。
ヴィトは剣を持ち、4本足の怪物相手に突っ込む。
(まずは……小手調べだッ!)
ヴィトは怪物の脚に剣を振り下ろしたが、怪物の体が予想以上に硬かったので、弾かれてしまう。
ヴィトは急いでバランスを保ち、怪物に宣戦布告の意味も込めて剣先を向ける。
「よう、あんたが帝国の手先なのかい?随分と王国を苦しめてくれたようだが……それも今日までだぜ、お前はこのオレに倒されるからな……」
だが、怪物はヴィトの言葉に怒りもしない。
(参ったな、オレの言葉に食いついてくると思ったんだがな、まるで無反応とはな……)
ヴィトは挑発という手段が無意味である事を知ると、次に雷の魔法を怪物に喰らわせる。
すると……。
「驚いたな、簡単に爆発しやがった。機械製品に大量の電気を浴びせるとオーバーヒトーすると聞いたが、コイツは本当に機械なのかもしれんな……」
ヴィトが壊れた怪物いや、この場合は機械と表すべきだろうを見下ろしていると、突然怪物がいや、機械の真ん中が開き、中から一人の男が現れた。
「ったく、お前かい?フランソワ王国の騎士とやらは?」
男はギシュタルリアの鎧に身を包んでいた事から、ギシュタルリア帝国の兵士であると容易に推測できた。
「その通りだが、オレはお前らが宇宙人だとは知らなかったな?いつの間にこんな高度な兵器を作ったんだ?」
ヴィトの言葉に男は眉をしかめている。
「うちゅうじん?一体何を言っているのか分からんが、これはエルフの先住魔法さ、この兵器はエルフの協力により、エドワード陛下がお造りするように命じられたのさ、まぁ、これまではお前と同じやり方で潰されてきたが……アイツらが何故この兵器に負けたのか、分かるか?」
男の言葉がヴィトに分かるはずもない。ヴィトは今朝までこの戦場には不在だったのだから。
「その面だと分からないって顔らしな、まぁいいぜ、オレがお前に身を持って教えてやるよッ!」
男は何やらブツブツと唱えだす。
(マズイな、化け物変身魔法か?)
そのヴィトの言葉が分かるかのように男はたちまち大きな白い煙に包まれる。
「ふふふ、驚いたようだな、これがオレの変身した姿だよッ!」
男の姿は異形そのものだった。彼のその姿はヴィトが見たどの怪物とも違っていたが、何か独特の気持ち悪さというのがあった。その唇は分厚く、目はまるで生気がないように真っ黒であった。
鼻は高すぎるくらい高く、尚且つ体に脚は生えておらず、何か後ろの尻尾のようなもので全体を引きずるように動く感じであった。
ヴィトはその醜悪な姿に堪らずに吐き気を抑えるため口元を左手で覆う。
「ふふふ、コイツはエルフどもも恐れる怪物でね、醜悪龍と呼ばれる怪物らしいぜ、しかもコイツは肉食でね、殆どが人類が原始の生活を始める前にエルフどもによって狩られたらしいが、あまりの戦闘力と相手の戦意を消失させるような、醜悪な見た目は戦力になると判断し、残しておいたらしいぜ……まぁ、オレにとってはどうでもいいがな」
男はいや、醜い怪物は空中にいるヴィトを捕食するべく、恐らくこの醜い姿の中での唯一誇れる部分であると言っても過言ではない、良く光るスイス製のナイフのような鋭い歯で噛み付こうとする。
ヴィトはその攻撃を咄嗟に更に上に飛び上がる事で回避する。
「おっと、鋭いねぇ~流石王国自慢の騎士だぜ、どこまで耐えれるかな?」
嫌味っぽい怪物の言葉に反応する事もなく、ヴィトは目の前の怪物をどうするかを考えた。
(あの野郎は宙に浮いているオレに噛み付けるくらい、巨大な上にあんな鋭い歯を持っていると見えたぜ、ったく……あの姿を見たら、近づいて斬る気がなくなるぜ、アイツがお伽話のドラゴンのように炎を吐かないのは不幸中の幸いと言うべきか……)
ヴィトはさっき飛んでいた位置から更に上から、醜い怪物とその周りにある森を見下ろしながら考えた。
(どうすれば攻略できるんだ。オレは咄嗟にいい案が出ないよ……考えろよ、トーマス・マーニーの野郎は裸一貫からオレに殺されるまでは、成り上がりで順調満帆な人生を歩んできたんだぜ、アイツにできてオレにできない筈がねえ……アイツはオレを古い時代のギャングだと見下していやがったが、アイツに古い時代のギャングでもやれるという事を地獄の底で灼熱の柱に焼かれているアイツに証明してやるんだッ!)
ヴィトはかつての仇敵に証明するべく、勇気を出して醜い怪物に突撃する。
「おやおや、早速諦めムードに入ったのかい?騎士さん !まぁ、いいぜ……お前にオレの牙を嫌という程味あわせてやるぜッ!」
ヴィトはたちまち怪物の巨大な口の中に飲み込まれてしまう。
「へん、終わりやがった !王国最強の騎士も大した事は……」
そう言いかけた直後の事だ。男は自分の口の中に異変を感じた。
いや、ただの異変ではない、自分の口が壊れるような痛みだ。
その瞬間に彼の口から、醜くて大きな唇を破り、ヴィトが姿を現した。
「テメェ!どうやってオレの口から出てきやがった……」
唇から大量の血を流している男は瞳から涙を浮かべながらも、理由が知りたいためにヴィトに尋ねる。
「お前に飲み込まれた時にお前の牙が当たる前にお前の口の中に潜り込んだんだ……さっき、お前が攻撃した時にお前がオレを噛もうとした瞬間に隙ができたのを確認してな、それを攻撃のチャンスに活かせるか考えたのさ……」
「そんな作戦、無茶だ……」
「いいや、オレたちギャングの世界ではな、『できる。できないじゃない。やるか。やらないか』だと言われているんだ。無謀な作戦でもオレはやってやった……それだけの事さ」
男はそれを聞くなり、魔法を解除した。
「よし、行くぜ……グラント、お前は言ったように後方から若い衆や王国の兵士たちを纏めてオレを後方支援してくれ、頼んだぜ」
「了解です。相談役」
グラントはヴィトに軍隊式の敬礼を取った。
ヴィトは剣を持ち、4本足の怪物相手に突っ込む。
(まずは……小手調べだッ!)
ヴィトは怪物の脚に剣を振り下ろしたが、怪物の体が予想以上に硬かったので、弾かれてしまう。
ヴィトは急いでバランスを保ち、怪物に宣戦布告の意味も込めて剣先を向ける。
「よう、あんたが帝国の手先なのかい?随分と王国を苦しめてくれたようだが……それも今日までだぜ、お前はこのオレに倒されるからな……」
だが、怪物はヴィトの言葉に怒りもしない。
(参ったな、オレの言葉に食いついてくると思ったんだがな、まるで無反応とはな……)
ヴィトは挑発という手段が無意味である事を知ると、次に雷の魔法を怪物に喰らわせる。
すると……。
「驚いたな、簡単に爆発しやがった。機械製品に大量の電気を浴びせるとオーバーヒトーすると聞いたが、コイツは本当に機械なのかもしれんな……」
ヴィトが壊れた怪物いや、この場合は機械と表すべきだろうを見下ろしていると、突然怪物がいや、機械の真ん中が開き、中から一人の男が現れた。
「ったく、お前かい?フランソワ王国の騎士とやらは?」
男はギシュタルリアの鎧に身を包んでいた事から、ギシュタルリア帝国の兵士であると容易に推測できた。
「その通りだが、オレはお前らが宇宙人だとは知らなかったな?いつの間にこんな高度な兵器を作ったんだ?」
ヴィトの言葉に男は眉をしかめている。
「うちゅうじん?一体何を言っているのか分からんが、これはエルフの先住魔法さ、この兵器はエルフの協力により、エドワード陛下がお造りするように命じられたのさ、まぁ、これまではお前と同じやり方で潰されてきたが……アイツらが何故この兵器に負けたのか、分かるか?」
男の言葉がヴィトに分かるはずもない。ヴィトは今朝までこの戦場には不在だったのだから。
「その面だと分からないって顔らしな、まぁいいぜ、オレがお前に身を持って教えてやるよッ!」
男は何やらブツブツと唱えだす。
(マズイな、化け物変身魔法か?)
そのヴィトの言葉が分かるかのように男はたちまち大きな白い煙に包まれる。
「ふふふ、驚いたようだな、これがオレの変身した姿だよッ!」
男の姿は異形そのものだった。彼のその姿はヴィトが見たどの怪物とも違っていたが、何か独特の気持ち悪さというのがあった。その唇は分厚く、目はまるで生気がないように真っ黒であった。
鼻は高すぎるくらい高く、尚且つ体に脚は生えておらず、何か後ろの尻尾のようなもので全体を引きずるように動く感じであった。
ヴィトはその醜悪な姿に堪らずに吐き気を抑えるため口元を左手で覆う。
「ふふふ、コイツはエルフどもも恐れる怪物でね、醜悪龍と呼ばれる怪物らしいぜ、しかもコイツは肉食でね、殆どが人類が原始の生活を始める前にエルフどもによって狩られたらしいが、あまりの戦闘力と相手の戦意を消失させるような、醜悪な見た目は戦力になると判断し、残しておいたらしいぜ……まぁ、オレにとってはどうでもいいがな」
男はいや、醜い怪物は空中にいるヴィトを捕食するべく、恐らくこの醜い姿の中での唯一誇れる部分であると言っても過言ではない、良く光るスイス製のナイフのような鋭い歯で噛み付こうとする。
ヴィトはその攻撃を咄嗟に更に上に飛び上がる事で回避する。
「おっと、鋭いねぇ~流石王国自慢の騎士だぜ、どこまで耐えれるかな?」
嫌味っぽい怪物の言葉に反応する事もなく、ヴィトは目の前の怪物をどうするかを考えた。
(あの野郎は宙に浮いているオレに噛み付けるくらい、巨大な上にあんな鋭い歯を持っていると見えたぜ、ったく……あの姿を見たら、近づいて斬る気がなくなるぜ、アイツがお伽話のドラゴンのように炎を吐かないのは不幸中の幸いと言うべきか……)
ヴィトはさっき飛んでいた位置から更に上から、醜い怪物とその周りにある森を見下ろしながら考えた。
(どうすれば攻略できるんだ。オレは咄嗟にいい案が出ないよ……考えろよ、トーマス・マーニーの野郎は裸一貫からオレに殺されるまでは、成り上がりで順調満帆な人生を歩んできたんだぜ、アイツにできてオレにできない筈がねえ……アイツはオレを古い時代のギャングだと見下していやがったが、アイツに古い時代のギャングでもやれるという事を地獄の底で灼熱の柱に焼かれているアイツに証明してやるんだッ!)
ヴィトはかつての仇敵に証明するべく、勇気を出して醜い怪物に突撃する。
「おやおや、早速諦めムードに入ったのかい?騎士さん !まぁ、いいぜ……お前にオレの牙を嫌という程味あわせてやるぜッ!」
ヴィトはたちまち怪物の巨大な口の中に飲み込まれてしまう。
「へん、終わりやがった !王国最強の騎士も大した事は……」
そう言いかけた直後の事だ。男は自分の口の中に異変を感じた。
いや、ただの異変ではない、自分の口が壊れるような痛みだ。
その瞬間に彼の口から、醜くて大きな唇を破り、ヴィトが姿を現した。
「テメェ!どうやってオレの口から出てきやがった……」
唇から大量の血を流している男は瞳から涙を浮かべながらも、理由が知りたいためにヴィトに尋ねる。
「お前に飲み込まれた時にお前の牙が当たる前にお前の口の中に潜り込んだんだ……さっき、お前が攻撃した時にお前がオレを噛もうとした瞬間に隙ができたのを確認してな、それを攻撃のチャンスに活かせるか考えたのさ……」
「そんな作戦、無茶だ……」
「いいや、オレたちギャングの世界ではな、『できる。できないじゃない。やるか。やらないか』だと言われているんだ。無謀な作戦でもオレはやってやった……それだけの事さ」
男はそれを聞くなり、魔法を解除した。
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