100 / 133
第三部 トゥー・ワールド・ウォーズ
三龍会との決戦ーその⑤
しおりを挟む
だが、リューはそんなヴィトに屈することもなく、くっくっと笑い出す。
「甘く見てるのは、お前さんの方じゃないか?ワシの魔法をこんなものと思ってもらわれては困るな」
ヴィトは反射的に後ろを振り向く。そこには、回転テーブルから身体を起き上がるチェンの姿が見えた。
「やっ、やろう……」
「剣に腹を刺したくらいで、ワシの魔法が解けるとでも思ったか?ワシの霧は強力でな、それから、ワシは自分の弱点を暴露するほどバカではないぞ、お前さん自身で考えるんじゃ」
(ありがとよ、オレ自身で考えてみるさ、腹を刺してもダメなら、頭だ。脳をぶっ壊す !流石のゾンビも体の中枢とも言える脳を破壊されては、もう活動できん筈だからな……)
ヴィトがそう考えていると、目の前に一本のサイが飛んでくる。
幸い、サイはヴィトの頭を逸れ、空気を貫いたが、チェンが正気を宿らしていない目でサイを振っていた。
「さてと……第2ラウンドだ。やりあおう、お前もオレとの決着がこんなんで終わったらつまらないだろ?」
チェンは腹の傷をものともしないように平然と戦う意思を見せている。
ヴィトはチェンとは反対に脇腹の傷がうずいていた。それこそ、このまま逃げてくらい傷だった。
「やってみな、お前の傷なんかオレが更に広げてやるよ」
ヴィトは痛みを隠しながら、チェンに笑い顔を向ける。
「それでこそ、リュー老師がお認めになった男だよ、だがオレもワザワザ傷を広げられるためだけに立ち上がったわけじゃあないぜッ!」
チェンは不敵に笑いながら、サイを一本一本着実にヴィトの方へと刺そうとする。
その度にヴィトは剣で防ぐので大変だ。
「ぐっ、このやろ……」
ヴィトは剣を横に大きく振りかざす。
だが、チェンは飛び上がって避け、ヴィトにサイの一本を刺そうとする。
「クソッ」
ヴィトは咄嗟に地面に転がり、サイを回避したが、チェンはその隙を逃さない。
「もらった……」
チェンは飛び上がり、ヴィトを刺そうとする。
「くっ、あの久しぶりにあの魔法を使うしかない……」
ヴィトは久しぶりに一つの世界の移動魔法を使う事に決めた。
「何、ヴィトの奴が姿を消しただと……」
チェンはサイを引っ込め、辺りを見渡す。
「落ち着かぬかッ!姿を消したと、ワシらの方が強さの方では上じゃ !それにヴィトの奴がどこから攻撃してくるくらい予想を立てれば怖くはないわ !」
リューの叱りつける声にチェンは死んだ体ながらも全身を震わせ、後ろや真横を警戒する。
ヴィトはその様子を確認しながら、空間の中でチェンとリューの現在地を確認する。
(ずっと、ここに留まるわけにはいかんからな、どちらかを攻撃させてもらうぜ……)
そう考えていた時である。ふと、右腕を押さえているルーシーの姿が見えた。
(るっ、ルーシー !)
「ねえ、もう終わりなの、リュー老師とチェンさんは、まだヴィトとの決着は着きそうにないけど、キミと私との決着は着きそうだよね」
オウはルーシーに椅子の脚の尖った部分を見せつける。
(やっぱり、わたしじゃあ無理だわ、なんとかないかしら……)
ルーシーは腕をやられた上にベレッタの弾も一発しない事に気がつく。
(いっ、一発だけなの……わたしはどうすればいいのよッ!アイツを倒すための良い打開策はないのかしら?)
ルーシーは懸命に頭を振り絞って考える。
(そう言えば、わたしが中学校の頃に喧嘩が強かったのは何故だったかしら?そうよ、相手の急所を突いてから、痛め付けていたからだわ、だから、男の子相手にもケンカができたのよ !)
ルーシーはオウがもう少し自分に近づくのを待つ。
「ふふふ、キミも頑固だよね、大人しく老師の言うことを聞けば良かったのにさ」
(もう少し、もう少しよ、お前が、わたしの前にもう少し体を伸ばしてくれれば……)
ルーシーの願いが通じたのか、オウはルーシーの真上に立ち、椅子の脚をルーシーの頭を振り上げようとする。
(今だッ!)
ルーシーはオウの腹を左手で思いっきり殴った。オウは悶絶し、体を押さえつけその場に崩れ落ちる。
すかさずルーシーはオウの頭にベレッタを突きつける。
「形勢は逆転かしら?」
オウは腹を押さえながら、ルーシーを睨みつける。
「どうして……あんな鋭い一撃が……」
ルーシーは得意げに笑ってみせた。
「わたしは中学校を卒業するまでは、ケンカ早くて短気な性格だったのよ、今のようにお淑やかな性格じゃなかったの、人は見かけによらないとも言うでしょ?」
オウは頭に銃を突きつけられてはどうしようもないと考えた。
チェンのようにゾンビなら、いやゾンビでも頭を撃たれては終わりだ。
オウは大人しく頭を上げた。
ヴィトは空間からその様子を眺めながら、安堵の息を吐く。
(どうやら、オレが加勢する必要はなかったようだな、あとはチェンかリューのどちらかを攻撃するだけだ)
ヴィトはチェンとリューの二人を眺めた。
「クソッ!オウの奴め負けやがったッ!」
チェンは悔しそうに地団駄を踏んでいる。
「落ち着け、我々が残っておるではないか、お前とワシとで充分に小僧と小娘を殺せるわい」
リューは相変わらずの笑みだったが、チェンはどことなく不安げな顔だ。
「老師 !ヴィトの奴が姿を消したというのは、我々を何処からでも狙えるという事ですよね?」
「それがどうしたッ!我々の方が数が上だッ!ルーシーの小娘はオウを抑えているから、ワシらを殺す余裕などない筈じゃ !」
リューは唐剣の柄を握りながら言った。
「だがな、リュー老師 !カルロ・ミラノリアや甥のルカ・ミラノリアが殺されたのは知ってるだろ?それにサウス・スターアイランドシティーのマーニー・ファミリーの全滅事件はアイツらの仕業だという噂も聞きますぜ !だからこそアメリカの政府がギャング撲滅宣言したわけで……」
リューはチェンの落ち着かない態度に苛立ったのか、空の鞘を地面に打ち付ける。
「いい加減にせんかッ!これ以上ワシを鬱陶しくさせてみろ、貴様の顔と胴が分かれる羽目になるぞ !」
リューの恐ろしい宣言にチェンは何も言えなかった。
「甘く見てるのは、お前さんの方じゃないか?ワシの魔法をこんなものと思ってもらわれては困るな」
ヴィトは反射的に後ろを振り向く。そこには、回転テーブルから身体を起き上がるチェンの姿が見えた。
「やっ、やろう……」
「剣に腹を刺したくらいで、ワシの魔法が解けるとでも思ったか?ワシの霧は強力でな、それから、ワシは自分の弱点を暴露するほどバカではないぞ、お前さん自身で考えるんじゃ」
(ありがとよ、オレ自身で考えてみるさ、腹を刺してもダメなら、頭だ。脳をぶっ壊す !流石のゾンビも体の中枢とも言える脳を破壊されては、もう活動できん筈だからな……)
ヴィトがそう考えていると、目の前に一本のサイが飛んでくる。
幸い、サイはヴィトの頭を逸れ、空気を貫いたが、チェンが正気を宿らしていない目でサイを振っていた。
「さてと……第2ラウンドだ。やりあおう、お前もオレとの決着がこんなんで終わったらつまらないだろ?」
チェンは腹の傷をものともしないように平然と戦う意思を見せている。
ヴィトはチェンとは反対に脇腹の傷がうずいていた。それこそ、このまま逃げてくらい傷だった。
「やってみな、お前の傷なんかオレが更に広げてやるよ」
ヴィトは痛みを隠しながら、チェンに笑い顔を向ける。
「それでこそ、リュー老師がお認めになった男だよ、だがオレもワザワザ傷を広げられるためだけに立ち上がったわけじゃあないぜッ!」
チェンは不敵に笑いながら、サイを一本一本着実にヴィトの方へと刺そうとする。
その度にヴィトは剣で防ぐので大変だ。
「ぐっ、このやろ……」
ヴィトは剣を横に大きく振りかざす。
だが、チェンは飛び上がって避け、ヴィトにサイの一本を刺そうとする。
「クソッ」
ヴィトは咄嗟に地面に転がり、サイを回避したが、チェンはその隙を逃さない。
「もらった……」
チェンは飛び上がり、ヴィトを刺そうとする。
「くっ、あの久しぶりにあの魔法を使うしかない……」
ヴィトは久しぶりに一つの世界の移動魔法を使う事に決めた。
「何、ヴィトの奴が姿を消しただと……」
チェンはサイを引っ込め、辺りを見渡す。
「落ち着かぬかッ!姿を消したと、ワシらの方が強さの方では上じゃ !それにヴィトの奴がどこから攻撃してくるくらい予想を立てれば怖くはないわ !」
リューの叱りつける声にチェンは死んだ体ながらも全身を震わせ、後ろや真横を警戒する。
ヴィトはその様子を確認しながら、空間の中でチェンとリューの現在地を確認する。
(ずっと、ここに留まるわけにはいかんからな、どちらかを攻撃させてもらうぜ……)
そう考えていた時である。ふと、右腕を押さえているルーシーの姿が見えた。
(るっ、ルーシー !)
「ねえ、もう終わりなの、リュー老師とチェンさんは、まだヴィトとの決着は着きそうにないけど、キミと私との決着は着きそうだよね」
オウはルーシーに椅子の脚の尖った部分を見せつける。
(やっぱり、わたしじゃあ無理だわ、なんとかないかしら……)
ルーシーは腕をやられた上にベレッタの弾も一発しない事に気がつく。
(いっ、一発だけなの……わたしはどうすればいいのよッ!アイツを倒すための良い打開策はないのかしら?)
ルーシーは懸命に頭を振り絞って考える。
(そう言えば、わたしが中学校の頃に喧嘩が強かったのは何故だったかしら?そうよ、相手の急所を突いてから、痛め付けていたからだわ、だから、男の子相手にもケンカができたのよ !)
ルーシーはオウがもう少し自分に近づくのを待つ。
「ふふふ、キミも頑固だよね、大人しく老師の言うことを聞けば良かったのにさ」
(もう少し、もう少しよ、お前が、わたしの前にもう少し体を伸ばしてくれれば……)
ルーシーの願いが通じたのか、オウはルーシーの真上に立ち、椅子の脚をルーシーの頭を振り上げようとする。
(今だッ!)
ルーシーはオウの腹を左手で思いっきり殴った。オウは悶絶し、体を押さえつけその場に崩れ落ちる。
すかさずルーシーはオウの頭にベレッタを突きつける。
「形勢は逆転かしら?」
オウは腹を押さえながら、ルーシーを睨みつける。
「どうして……あんな鋭い一撃が……」
ルーシーは得意げに笑ってみせた。
「わたしは中学校を卒業するまでは、ケンカ早くて短気な性格だったのよ、今のようにお淑やかな性格じゃなかったの、人は見かけによらないとも言うでしょ?」
オウは頭に銃を突きつけられてはどうしようもないと考えた。
チェンのようにゾンビなら、いやゾンビでも頭を撃たれては終わりだ。
オウは大人しく頭を上げた。
ヴィトは空間からその様子を眺めながら、安堵の息を吐く。
(どうやら、オレが加勢する必要はなかったようだな、あとはチェンかリューのどちらかを攻撃するだけだ)
ヴィトはチェンとリューの二人を眺めた。
「クソッ!オウの奴め負けやがったッ!」
チェンは悔しそうに地団駄を踏んでいる。
「落ち着け、我々が残っておるではないか、お前とワシとで充分に小僧と小娘を殺せるわい」
リューは相変わらずの笑みだったが、チェンはどことなく不安げな顔だ。
「老師 !ヴィトの奴が姿を消したというのは、我々を何処からでも狙えるという事ですよね?」
「それがどうしたッ!我々の方が数が上だッ!ルーシーの小娘はオウを抑えているから、ワシらを殺す余裕などない筈じゃ !」
リューは唐剣の柄を握りながら言った。
「だがな、リュー老師 !カルロ・ミラノリアや甥のルカ・ミラノリアが殺されたのは知ってるだろ?それにサウス・スターアイランドシティーのマーニー・ファミリーの全滅事件はアイツらの仕業だという噂も聞きますぜ !だからこそアメリカの政府がギャング撲滅宣言したわけで……」
リューはチェンの落ち着かない態度に苛立ったのか、空の鞘を地面に打ち付ける。
「いい加減にせんかッ!これ以上ワシを鬱陶しくさせてみろ、貴様の顔と胴が分かれる羽目になるぞ !」
リューの恐ろしい宣言にチェンは何も言えなかった。
0
お気に入りに追加
28
あなたにおすすめの小説
我儘姫の二度目の人生は愛されちゅう?!
くま
恋愛
民衆達の前で私は処刑台に立たされた。
『この税金泥棒が!』
『悪魔な女王め!』
『優秀だったアルファス皇子を殺したのもその女だ!!』
反乱軍に攻められたのは‥‥こうなったのは、いつからだろうか。
アルカイド帝国、次期国王になるのではないかと期待されていた腹違いの優しい兄が亡くなり、勉強も政治もろくに分からない私を支えてくれたのは、憧れだったユウリ•ディアデム様。
物腰が柔らかく、私をいつも支えてくれた彼と婚約し、女王となった私を‥‥
そう、私を殺したのは‥
愛する婚約者だった。
『‥‥な、‥‥なんっ‥‥』
『ようやく、この国は私達のものになったよ』
私達?‥‥何を言ってるの?
彼の隣りにいたのは正教会で皆から、聖女と呼ばれ慕われている‥‥マリアだった。
マリアは私の方を見て涙を流がす。
『あぁ、可哀想に。最後に‥女王様に神のご加護をお祈り致します』
いや、何故貴女がいるの?何故‥‥
『革命だあ!これからは聖女マリア様とユウリ様がこの国の王と王妃だ!』
そう歓声をあげる民衆達に私は唖然する。
『ふふ、可哀想な我儘お姫様のまま。あの時私を婚約者に選ばなかった皇子様がいけないのよ。私と婚約すれば教会は後押しをし、確実に王位継承権を得られたのに、むかつくわ』
そう小さな声で話す彼女は笑う。兄を殺したのも、邪魔な奴を排除したのも、私を孤立させたのも、全てこの為だと嘲笑い‥‥
私は、処刑された。
「な、七代先まで呪ってやるぅー!!!え?あ?れ?首、あるわ‥‥」
目を覚ますと‥え!!?15歳!!?10年前に戻っている!?
しかも‥‥まだ、お兄様が生きている‥‥。
勉強も何もかも嫌で他人任せだった。
政治とか面倒だと、民の声を聞いてもいなかった。
お兄様が亡くなるのは、確か2年後‥‥だったかしら?
のどかな雰囲気だけれども、王宮内は既に腐敗しているのが今ならわかる。お兄様を無事王へと導く為に!
怠け者は少しお休みして、アイツらを見返してやる!!!そしてぎたんぎたんにしてやるわ!!
‥‥あー、でもどうすればよいのかしら?
面倒くさがりで勉強嫌い、民衆の事などまったく考えてない我儘お姫様が少しずつ、成長していくお話。
九月中には終わる予定のお話です。気の向くまま書いてるだけですので細かい設定など気になるかたはすいません!
異世界でゆるゆる生活を満喫す
葉月ゆな
ファンタジー
辺境伯家の三男坊。数か月前の高熱で前世は日本人だったこと、社会人でブラック企業に勤めていたことを思い出す。どうして亡くなったのかは記憶にない。ただもう前世のように働いて働いて夢も希望もなかった日々は送らない。
もふもふと魔法の世界で楽しく生きる、この生活を絶対死守するのだと誓っている。
家族に助けられ、面倒ごとは優秀な他人に任せる主人公。でも頼られるといやとはいえない。
ざまぁや成り上がりはなく、思いつくままに好きに行動する日常生活ゆるゆるファンタジーライフのご都合主義です。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ある日、人気俳優の弟になりました。
樹 ゆき
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。顔良し性格良し真面目で穏やかで王子様のような人。そんな評判だったはずが……。
「俺の命は、君のものだよ」
初顔合わせの日、兄になる人はそう言って綺麗に笑った。とんでもない人が兄になってしまった……と思ったら、何故か大学の先輩も優斗を可愛いと言い出して……?
平凡に生きたい19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の三角関係のお話。
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
平凡すぎる、と追放された俺。実は大量スキル獲得可のチート能力『無限変化』の使い手でした。俺が抜けてパーティが瓦解したから今更戻れ?お断りです
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
★ファンタジーカップ参加作品です。
応援していただけたら執筆の励みになります。
《俺、貸します!》
これはパーティーを追放された男が、その実力で上り詰め、唯一無二の『レンタル冒険者』として無双を極める話である。(新形式のざまぁもあるよ)
ここから、直接ざまぁに入ります。スカッとしたい方は是非!
「君みたいな平均的な冒険者は不要だ」
この一言で、パーティーリーダーに追放を言い渡されたヨシュア。
しかしその実、彼は平均を装っていただけだった。
レベル35と見せかけているが、本当は350。
水属性魔法しか使えないと見せかけ、全属性魔法使い。
あまりに圧倒的な実力があったため、パーティーの中での力量バランスを考え、あえて影からのサポートに徹していたのだ。
それどころか攻撃力・防御力、メンバー関係の調整まで全て、彼が一手に担っていた。
リーダーのあまりに不足している実力を、ヨシュアのサポートにより埋めてきたのである。
その事実を伝えるも、リーダーには取り合ってもらえず。
あえなく、追放されてしまう。
しかし、それにより制限の消えたヨシュア。
一人で無双をしていたところ、その実力を美少女魔導士に見抜かれ、『レンタル冒険者』としてスカウトされる。
その内容は、パーティーや個人などに借りられていき、場面に応じた役割を果たすというものだった。
まさに、ヨシュアにとっての天職であった。
自分を正当に認めてくれ、力を発揮できる環境だ。
生まれつき与えられていたギフト【無限変化】による全武器、全スキルへの適性を活かして、様々な場所や状況に完璧な適応を見せるヨシュア。
目立ちたくないという思いとは裏腹に、引っ張りだこ。
元パーティーメンバーも彼のもとに帰ってきたいと言うなど、美少女たちに溺愛される。
そうしつつ、かつて前例のない、『レンタル』無双を開始するのであった。
一方、ヨシュアを追放したパーティーリーダーはと言えば、クエストの失敗、メンバーの離脱など、どんどん破滅へと追い込まれていく。
ヨシュアのスーパーサポートに頼りきっていたこと、その真の強さに気づき、戻ってこいと声をかけるが……。
そのときには、もう遅いのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる