46 / 133
第二部 王国奪還
麻薬王との戦いーその①
しおりを挟む
「クソがッ!もう交渉なんて沢山だッ!」
と、トーマスは目の前の机を蹴り飛ばす。
「決裂という事でよろしいのですね?」
ルーシーはしかめ面てトーマスを睨む。
「そうさッ!元々オレはよぉ~お前と交渉なんてする気は無かったんだッ!死にやがれッ!」
トーマスは元から持ってきていたのか、懐から立派なワルサーを取り出す。
ルーシーも負けじと、用心のために入れておいたベレッタを取り出す。
「お互いの銃口が頭を狙っているというわけさ、どっちが早いか勝負しないか?」
トーマスは挑発するように引き金に手を当てる。
「いいわよ、あんたの趣味の悪いスーツに脳天をぶちまける方が早いと思うけどねッ!」
ルーシーはかなりキツい口調で、挑発する。まるでワザとトーマスに引き金を引かせたいかのように……。
「死ねッ!」
その瞬間だった。天井裏からパットとマイケルが現れたのだ。二人は両手にメスのように鋭いジャックナイフを装備していた。トーマスの喉を搔き切るくらい容易なほどの……。
「ぐっ、伏兵を隠していたのかッ!」
トーマスはその途端に何もない空間から、一本のカラスのように黒い剣を取り出す。そして、二人に襲い掛かる。
「マズイッ!」
ルーシーは慌ててトーマスに向けて発砲したものの、トーマスはまるでハエでも追い払うかのようにいとも簡単にルーシーの銃弾を弾き飛ばす。
「やれやれだよ、お嬢ちゃんよぉ~小娘の分際でおれに楯突こうだなんてちょぃと分が悪いと思わなかったのかい?」
トーマスは黒の剣に何やら唱えると、黒の剣をたちまち何か冷たいもの。まるで噂に聞く南極やら北極に存在している氷のようなものが黒の剣に滲み出してきたのだ。
「氷の剣……だとッ!」
パットとマイケルはソファーの陰に隠れて様子を伺っているものの、もう反撃できるチャンスはないと拳を握りしめている。
「おれの魔法の剣さ、つい先日にエドワード・デュダリアを名乗るおっさんから貰ったんだよ、アイツの配下になる代わりに別の世界に行く方法も教えてもらったぜッ!」
トーマスは氷の剣をルーシーに向けながら叫ぶ。
「その前にカヴァリエーレ・ファミリーをぶっ潰して、この街を手に入れてからだけどなァァァァァァァ~!!」
トーマスは氷の剣を両手で持ち、ルーシーに特攻する。仮にここでマイケルとヤングの二人が援護に向かっても、直ぐに返り討ちにされてしまうだろう。それくらいの素早さが二人には感じられた。
「終わりだッ!死になッ!」
トーマスはルーシーの頭上に氷の剣を振り上げ、トドメを刺そうとする。だが届かない……。一体誰なのだろう。ヴィトではないだろう。入る時に入り口にいたし、何より彼はトーマスが連れてきたお供と交戦に入っている筈だ。
トーマスが自分の剣を邪魔している人物は誰なのか確認すると、そこには杖を持った老人がトーマスの剣を防いでいた。
「おい、若造……お前に闇の剣を扱うだなんて、片腹痛いわッ!お主は力に呑まれておるわい……」
信じられない。あのプイスだ。姫様の忠実な臣下であり、自分たちを嫌っている老人が何故……。
「テメェ、誰だよ、おれはカヴァリエーレの小娘の首を取りたいだけなんだ !お前は引っ込んでろよッ!」
トーマスは氷の剣に持つ力を強め、圧力をかけながら叫ぶ。
「やれやれじゃ、姫様の忠実な騎士団の団長を殺させるわけにはいかんからのぉ~お主はチョィと痛い目に遭ってもらうぞ」
プロスは魔法の杖の先端をトーマスに向けて言った。
「おい、老いぼれ……忠告はしとくぜ、痛い目に遭いたくなければ、サッサとオレの目の前から消えるんだなッ!オレが用があるのは、カヴァリエーレの小娘だけだからな」
トーマスは氷の剣を引っ込めようともせずに改めて剣の矛先をプロスに向けながら言った。まるでやれるものなら、どうぞと挑発しているようだ。
「お主は姫様に仕える騎士団を狙った時点で、重罰は必須……覚悟しておくんじゃな」
トーマスはそんなプロスの言葉に耳を貸すことなく、「クソが」と呟くばかりだった。
「さてと……お若いのわしの得意魔法は何か分かるかのぅ?」
ここで、プイスはルーシーに問いかける。
「いいえ、分からないわ」
「うむ、わしの得意魔法は風……自由自在に動く風じゃよ」
プイスが何やら唱え始めると、辺りには風が吹き荒れている。
「すっ、すげぇ……まるでこの部屋に日本の美術品に出てくる風神がいるみたいだ !」
パットは飛ばされそうになったためにソファーの背もたれに手をギッチリと握りながら叫んだ。
「へっ、風が何だったんだよ、オレは氷だぜ、お前の風を凍らせるくらいのことは朝飯前だと思うぜ」
トーマスは氷の剣に祈りを込め、更に剣先に纏わりつく氷の数を更に増やす。
「クソが死にやがれッ!」
穏やかではない宣戦布告の言葉を吐き、トーマスはプイスに特攻する。
「甘いわいッ!」
プイスは杖を地面に打ち付けると、風を巻き起こし、風のバリアーを自分の前に貼って、トーマスの特攻を防いだのだ。
(すごいわ、台風が来た時の風を浴びると、本当に風圧で吹き飛ばされそうになるんだけど……あの時の風圧とほぼ同じだわ、自分の目の前に厚い風圧のバリアーを引いて、防いでいるのね)
ルーシーはプイスの魔法に思わず感嘆する。あんな素晴らしい魔法は見たことがなかったらからだ。
「おい、このバリアーを外せよ、本当に卑怯な奴だよ、お前は、正々堂々と一対一で戦おうぜ」
トーマスはプイスの騎士道精神を揺さぶるように叫んだ。ルーシーはそれがトーマスの罠だと察し、プイスに向かって警告の言葉を叫んだ。
「ダメよ、アイツはそれが狙いなのッ!」
だが、プイスはルーシーの警告よりも自分の騎士道精神を侮辱された方が重大と感じたのか、風のバリアーを解き、杖でトーマスの剣をガードしようとする。
「こいつは好都合だぜッ!」
トーマスは氷の剣でプロスの杖を攻撃する。杖は氷でみるみるうちに冷たくなっていく。
「うぬぬ……」
プイスはトーマスの攻撃と氷が効いたのか、プルプルと手を震わせていた。
(年のせいもあるんだわ、どうしましょう)
ルーシーが外を眺めると、未だに撃ち合いが続いているようで、ヴィトが現れる確率は低そうだった。
と、トーマスは目の前の机を蹴り飛ばす。
「決裂という事でよろしいのですね?」
ルーシーはしかめ面てトーマスを睨む。
「そうさッ!元々オレはよぉ~お前と交渉なんてする気は無かったんだッ!死にやがれッ!」
トーマスは元から持ってきていたのか、懐から立派なワルサーを取り出す。
ルーシーも負けじと、用心のために入れておいたベレッタを取り出す。
「お互いの銃口が頭を狙っているというわけさ、どっちが早いか勝負しないか?」
トーマスは挑発するように引き金に手を当てる。
「いいわよ、あんたの趣味の悪いスーツに脳天をぶちまける方が早いと思うけどねッ!」
ルーシーはかなりキツい口調で、挑発する。まるでワザとトーマスに引き金を引かせたいかのように……。
「死ねッ!」
その瞬間だった。天井裏からパットとマイケルが現れたのだ。二人は両手にメスのように鋭いジャックナイフを装備していた。トーマスの喉を搔き切るくらい容易なほどの……。
「ぐっ、伏兵を隠していたのかッ!」
トーマスはその途端に何もない空間から、一本のカラスのように黒い剣を取り出す。そして、二人に襲い掛かる。
「マズイッ!」
ルーシーは慌ててトーマスに向けて発砲したものの、トーマスはまるでハエでも追い払うかのようにいとも簡単にルーシーの銃弾を弾き飛ばす。
「やれやれだよ、お嬢ちゃんよぉ~小娘の分際でおれに楯突こうだなんてちょぃと分が悪いと思わなかったのかい?」
トーマスは黒の剣に何やら唱えると、黒の剣をたちまち何か冷たいもの。まるで噂に聞く南極やら北極に存在している氷のようなものが黒の剣に滲み出してきたのだ。
「氷の剣……だとッ!」
パットとマイケルはソファーの陰に隠れて様子を伺っているものの、もう反撃できるチャンスはないと拳を握りしめている。
「おれの魔法の剣さ、つい先日にエドワード・デュダリアを名乗るおっさんから貰ったんだよ、アイツの配下になる代わりに別の世界に行く方法も教えてもらったぜッ!」
トーマスは氷の剣をルーシーに向けながら叫ぶ。
「その前にカヴァリエーレ・ファミリーをぶっ潰して、この街を手に入れてからだけどなァァァァァァァ~!!」
トーマスは氷の剣を両手で持ち、ルーシーに特攻する。仮にここでマイケルとヤングの二人が援護に向かっても、直ぐに返り討ちにされてしまうだろう。それくらいの素早さが二人には感じられた。
「終わりだッ!死になッ!」
トーマスはルーシーの頭上に氷の剣を振り上げ、トドメを刺そうとする。だが届かない……。一体誰なのだろう。ヴィトではないだろう。入る時に入り口にいたし、何より彼はトーマスが連れてきたお供と交戦に入っている筈だ。
トーマスが自分の剣を邪魔している人物は誰なのか確認すると、そこには杖を持った老人がトーマスの剣を防いでいた。
「おい、若造……お前に闇の剣を扱うだなんて、片腹痛いわッ!お主は力に呑まれておるわい……」
信じられない。あのプイスだ。姫様の忠実な臣下であり、自分たちを嫌っている老人が何故……。
「テメェ、誰だよ、おれはカヴァリエーレの小娘の首を取りたいだけなんだ !お前は引っ込んでろよッ!」
トーマスは氷の剣に持つ力を強め、圧力をかけながら叫ぶ。
「やれやれじゃ、姫様の忠実な騎士団の団長を殺させるわけにはいかんからのぉ~お主はチョィと痛い目に遭ってもらうぞ」
プロスは魔法の杖の先端をトーマスに向けて言った。
「おい、老いぼれ……忠告はしとくぜ、痛い目に遭いたくなければ、サッサとオレの目の前から消えるんだなッ!オレが用があるのは、カヴァリエーレの小娘だけだからな」
トーマスは氷の剣を引っ込めようともせずに改めて剣の矛先をプロスに向けながら言った。まるでやれるものなら、どうぞと挑発しているようだ。
「お主は姫様に仕える騎士団を狙った時点で、重罰は必須……覚悟しておくんじゃな」
トーマスはそんなプロスの言葉に耳を貸すことなく、「クソが」と呟くばかりだった。
「さてと……お若いのわしの得意魔法は何か分かるかのぅ?」
ここで、プイスはルーシーに問いかける。
「いいえ、分からないわ」
「うむ、わしの得意魔法は風……自由自在に動く風じゃよ」
プイスが何やら唱え始めると、辺りには風が吹き荒れている。
「すっ、すげぇ……まるでこの部屋に日本の美術品に出てくる風神がいるみたいだ !」
パットは飛ばされそうになったためにソファーの背もたれに手をギッチリと握りながら叫んだ。
「へっ、風が何だったんだよ、オレは氷だぜ、お前の風を凍らせるくらいのことは朝飯前だと思うぜ」
トーマスは氷の剣に祈りを込め、更に剣先に纏わりつく氷の数を更に増やす。
「クソが死にやがれッ!」
穏やかではない宣戦布告の言葉を吐き、トーマスはプイスに特攻する。
「甘いわいッ!」
プイスは杖を地面に打ち付けると、風を巻き起こし、風のバリアーを自分の前に貼って、トーマスの特攻を防いだのだ。
(すごいわ、台風が来た時の風を浴びると、本当に風圧で吹き飛ばされそうになるんだけど……あの時の風圧とほぼ同じだわ、自分の目の前に厚い風圧のバリアーを引いて、防いでいるのね)
ルーシーはプイスの魔法に思わず感嘆する。あんな素晴らしい魔法は見たことがなかったらからだ。
「おい、このバリアーを外せよ、本当に卑怯な奴だよ、お前は、正々堂々と一対一で戦おうぜ」
トーマスはプイスの騎士道精神を揺さぶるように叫んだ。ルーシーはそれがトーマスの罠だと察し、プイスに向かって警告の言葉を叫んだ。
「ダメよ、アイツはそれが狙いなのッ!」
だが、プイスはルーシーの警告よりも自分の騎士道精神を侮辱された方が重大と感じたのか、風のバリアーを解き、杖でトーマスの剣をガードしようとする。
「こいつは好都合だぜッ!」
トーマスは氷の剣でプロスの杖を攻撃する。杖は氷でみるみるうちに冷たくなっていく。
「うぬぬ……」
プイスはトーマスの攻撃と氷が効いたのか、プルプルと手を震わせていた。
(年のせいもあるんだわ、どうしましょう)
ルーシーが外を眺めると、未だに撃ち合いが続いているようで、ヴィトが現れる確率は低そうだった。
0
お気に入りに追加
28
あなたにおすすめの小説
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
妹と再婚約?殿下ありがとうございます!
八つ刻
恋愛
第一王子と侯爵令嬢は婚約を白紙撤回することにした。
第一王子が侯爵令嬢の妹と真実の愛を見つけてしまったからだ。
「彼女のことは私に任せろ」
殿下!言質は取りましたからね!妹を宜しくお願いします!
令嬢は妹を王子に丸投げし、自分は家族と平穏な幸せを手に入れる。
恋をする
波間柏
恋愛
佐々木 ほのか(24)
唯一の家族だった母を亡くし、祖父母が遺していた小さな別荘に移住を決めた。
新たなスタートが始まる1日目に買い物から帰宅すれば、ソファーでイケメンの外人が寝ていた。
私の新たなスタートの邪魔をするのは誰ですか?
実は彼は異世界からの訪問者だった。
逆トリップものです。
短編ではありませんが短めです。
読んで下さり、ありがとうございました。読んで頂けそうだったら、その後の番外編…追加検討です。
義妹がいつの間にか婚約者に躾けられていた件について抗議させてください
Ruhuna
ファンタジー
義妹の印象
・我儘
・自己中心
・人のものを盗る
・楽観的
・・・・だったはず。
気付いたら義妹は人が変わったように大人しくなっていました。
義妹のことに関して抗議したいことがあります。義妹の婚約者殿。
*大公殿下に結婚したら実は姉が私を呪っていたらしい、の最後に登場したアマリリスのお話になります。
この作品だけでも楽しめますが、ぜひ前作もお読みいただければ嬉しいです。
4/22 完結予定
〜attention〜
*誤字脱字は気をつけておりますが、見落としがある場合もあります。どうか寛大なお心でお読み下さい
*話の矛盾点など多々あると思います。ゆるふわ設定ですのでご了承ください
こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく
転生先は盲目幼女でした ~前世の記憶と魔法を頼りに生き延びます~
丹辺るん
ファンタジー
前世の記憶を持つ私、フィリス。思い出したのは五歳の誕生日の前日。
一応貴族……伯爵家の三女らしい……私は、なんと生まれつき目が見えなかった。
それでも、優しいお姉さんとメイドのおかげで、寂しくはなかった。
ところが、まともに話したこともなく、私を気に掛けることもない父親と兄からは、なぜか厄介者扱い。
ある日、不幸な事故に見せかけて、私は魔物の跋扈する場所で見捨てられてしまう。
もうダメだと思ったとき、私の前に現れたのは……
これは捨てられた盲目の私が、魔法と前世の記憶を頼りに生きる物語。
「きみは強いからひとりでも平気だよね」と婚約破棄された令嬢、本当に強かったのでモンスターを倒して生きています
猫屋ちゃき
恋愛
侯爵令嬢イリメルは、ある日婚約者であるエーリクに「きみは強いからひとりでも平気だよね?」と婚約破棄される。彼は、平民のレーナとの真実の愛に目覚めてしまったのだという。
ショックを受けたイリメルは、強さとは何かについて考えた。そして悩んだ末、己の強さを確かめるためにモンスター討伐の旅に出ることにした。
旅の最中、イリメルはディータという剣士の青年と出会う。
彼の助けによってピンチを脱したことで、共に冒険をすることになるのだが、強さを求めるためのイリメルの旅は、やがて国家の、世界の存亡を賭けた問題へと直結していくのだった。
婚約破棄から始まる(?)パワー系令嬢の冒険と恋の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる