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第二部 王国奪還
王族的作法
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ヴィトは老人に存分に夜景を見せた後に、マーティの自分が老人の身元引受人になるのだと告げ、車に老人を乗せて自分の屋敷へと向かう。
「やれやれ、呑気なものさ……眠りこけているよ」
ヴィトは屋敷に着くやいなや、マイケルに「後ろの席の爺さんは誰なんです?」と質問された。ヴィトは「我らの女王陛下の優秀な大臣だよ」と簡潔に答えた。マイケルは豆鉄砲を食らったような表情を浮かべながら、ポカーンと立っていた。
ヴィトはそんなマイケルを余所に車を庭の駐車場に停め、車から大臣と呼ばれた男を夢のから起こし、車から降ろす。
「うん、ここは?」
「おれ達の屋敷……いや、お姫様の仮の住まいかな」
ヴィトの説明では納得がいかなかったのか、老人はヴィトにものすごい剣幕で詰め寄る。
「まさか、お主ら陛下を誘拐して、ギシュタルリアに売りつけおらぬなッ!」
ヴィトは詰め寄ってくる老人にたじろぎながらも、キチリと何もしていない事を告げた。
「信じられん !陛下に出会うまでは、ワシはお主らの言うことなんぞ聞かんからなッ!」
老人が言いたい事を全て言い終わるのを聞き終わり、ヴィトはようやく自分の主張を述べ始めた。
「信じる信じないはあんたの勝手だが、おれ達がこの世界の敵から、今まであんたの陛下を守ってきたんだぜ、エドワードの奴と繋がっている敵がいたんだがよぉ~おれとファミリーが守ったんだッ!文句あるのか?」
この時のヴィトの顔は老人に負けないくらい、いやそれ以上の剣幕で老人に掴みかかっていた。この時のヴィトの顔はまさにギャングそのものの顔であった。
「うっ」
老人もヴィトの剣幕に驚いたのか、少し後ろにたじろぎ靴を庭の小石と灰色の土を蹴りながら、後ずさりを始める。
「まぁいいぜ、とにかくおれはあんたにあらぬ疑いをかけられたのが、我慢できなかったんだ……怯えさせたのなら、謝るぜ……」
ヴィトの言葉に老人は安堵の笑顔を浮かべた。
「いいんじゃ、ワシも少し無神経じゃった……大体姫様は昔からワシを心配ばかりさせてあったんじゃ……大体昔からイタズラばかりして、何度わしを怒らせたか !」
ヴィトはマリアは昔からそんな性格だったのかと、呆れたような顔を一瞬浮かべたのだが、すぐに真剣な表情を取り戻し、老人の手を取る。
「姫様は屋敷の最上階の部屋に居るぜ、この時間だから、もう寝てると思うぜ、あんたを説得するのに時間がかかり過ぎたんでな」
ヴィトは皮肉混じりに手元の舶来ものの高価な腕時計を眺めながら言ったが、老人は感極まるという顔で涙を浮かべていた。
「そうか、そうか……姫様は無事なんじゃな、安心したぞ、おっといかんかったな、わしの名前を言わんと」
老人はワザとらしく咳き込みをした後に、中世の貴族が平民に名乗る時のように偉そうに言った。
「わしの名は、プイス・ウェールズじゃ、爵位は公爵の地位であり、普段はウェールズ公と呼ばれている」
ヴィトはそんな自己紹介に不快感を露わすでもなく、無言で手を差し出しながら名前を名乗る。
「ヴィト……ヴィト・プロテッツオーネだ。この街を牛耳るカヴァリエーレ・ファミリーの相談役を務めている」
プイスは不快そうな顔を浮かべながらも、ヴィトの手を取り握手に応じた。
「むう、姫様の顔を見なければ、わしは安心できん !姫様はどこだ!?」
ヴィトは「慌てなさんな」と微笑を浮かべ、プイスの手を取りマリアの部屋へと案内する。
「ここだぜ」
ヴィトはマリアを起こさないようにドアを優しく開ける。プロスはおおと半ばよろめきながら、マリアのベッドへと向かおうとしている。
「じゃあな、オレは下で話しているから、何かあったら呼んでくれよ」
ヴィトはマリアを寝ているマリアを前に何もできないでいる、プロスにそう言うと、ルーシーが居るリビングルームへと降りていく。
ルーシーはその日はリビングルームで部下からの報告書を読み終わり、それぞれの部下の問題に対処法を思案し、紙に纏めている時に見慣れた顔が見えた。
「ヴィト !あなた今日はどこにいたのよ !!わたしにばっかり仕事をさせて、どこにいたのか答えてもらうわ !」
ヴィトは「もうすぐ分かるぜ」と降りてきた階段の上を指差す。
「何がよ、とにかくあなたがいないせいで、今日はすっごく忙しかったんだから !今日はFBIに悟られないための金の洗浄方法を思案してちょうだい !」
ルーシーの手には法律では禁止されている賭博で儲けた金が乗った書類が握られていた。
「分かったよ、計算の方法は後で考えるよ、FBIの奴らに悟られん方法なんて簡単だよ……」
その時であった。後ろから屋敷全体に聞こえるくらいの大声を上げて、プロスがヴィトに迫ってくる。
「お主ら、陛下に何をしたんじゃァァァ~あのような寝にくいお召しめしを着られておるのじゃァァァァ~!」
ルーシーはそのうるささに思わず耳を塞いでいた。ヴィトも耳を塞ぎたかったのだが、彼が連れてきた本人なのだから、説明しないわけにもいかない。
「何ってパジャマだよ、ネクジェがルーシーの以外の奴がなかったものでね、サイズが合わないんだよ、仕方ないだろ?だから、空いてるパジャマを使ったんだよ」
ヴィトはおどけるように言ったのだが、プロスはそれが理解できなかったようで、うるさーいと怒鳴った。
「貴様ら、それで陛下を守ったのか?王にそのような待遇をして、貴様らそれでも騎士たちかッ!」
彼のこの怒りは元の世界なら、間違いではないのだが、あいにくここは、フランソワ王国もギシュタルリア帝国も存在しない世界である。王様が機嫌を損ねるだけで、家臣がとばっちりを受ける世界とは違うのだ。
「おいおい、ちゃんと忠誠は誓っているぜ、そこら辺を勘違いしてもらっては困るぜ」
ヴィトは笑っていたが、少し顔は引きつってはいた。
「ともかく、今後陛下にあのような扱いをすれば、謀反者として地下の牢獄に閉じ込めるぞ !」
そう叫んで、プロスは部屋を跡にした。
ルーシーはヴィトを信じられないと言う目で睨む。
「あなたどう言うつもりよ?何であんなのを引き入れたの?」
そう金切り声で尋ねるルーシーにヴィトはどうする事もできなかった。
「やれやれ、呑気なものさ……眠りこけているよ」
ヴィトは屋敷に着くやいなや、マイケルに「後ろの席の爺さんは誰なんです?」と質問された。ヴィトは「我らの女王陛下の優秀な大臣だよ」と簡潔に答えた。マイケルは豆鉄砲を食らったような表情を浮かべながら、ポカーンと立っていた。
ヴィトはそんなマイケルを余所に車を庭の駐車場に停め、車から大臣と呼ばれた男を夢のから起こし、車から降ろす。
「うん、ここは?」
「おれ達の屋敷……いや、お姫様の仮の住まいかな」
ヴィトの説明では納得がいかなかったのか、老人はヴィトにものすごい剣幕で詰め寄る。
「まさか、お主ら陛下を誘拐して、ギシュタルリアに売りつけおらぬなッ!」
ヴィトは詰め寄ってくる老人にたじろぎながらも、キチリと何もしていない事を告げた。
「信じられん !陛下に出会うまでは、ワシはお主らの言うことなんぞ聞かんからなッ!」
老人が言いたい事を全て言い終わるのを聞き終わり、ヴィトはようやく自分の主張を述べ始めた。
「信じる信じないはあんたの勝手だが、おれ達がこの世界の敵から、今まであんたの陛下を守ってきたんだぜ、エドワードの奴と繋がっている敵がいたんだがよぉ~おれとファミリーが守ったんだッ!文句あるのか?」
この時のヴィトの顔は老人に負けないくらい、いやそれ以上の剣幕で老人に掴みかかっていた。この時のヴィトの顔はまさにギャングそのものの顔であった。
「うっ」
老人もヴィトの剣幕に驚いたのか、少し後ろにたじろぎ靴を庭の小石と灰色の土を蹴りながら、後ずさりを始める。
「まぁいいぜ、とにかくおれはあんたにあらぬ疑いをかけられたのが、我慢できなかったんだ……怯えさせたのなら、謝るぜ……」
ヴィトの言葉に老人は安堵の笑顔を浮かべた。
「いいんじゃ、ワシも少し無神経じゃった……大体姫様は昔からワシを心配ばかりさせてあったんじゃ……大体昔からイタズラばかりして、何度わしを怒らせたか !」
ヴィトはマリアは昔からそんな性格だったのかと、呆れたような顔を一瞬浮かべたのだが、すぐに真剣な表情を取り戻し、老人の手を取る。
「姫様は屋敷の最上階の部屋に居るぜ、この時間だから、もう寝てると思うぜ、あんたを説得するのに時間がかかり過ぎたんでな」
ヴィトは皮肉混じりに手元の舶来ものの高価な腕時計を眺めながら言ったが、老人は感極まるという顔で涙を浮かべていた。
「そうか、そうか……姫様は無事なんじゃな、安心したぞ、おっといかんかったな、わしの名前を言わんと」
老人はワザとらしく咳き込みをした後に、中世の貴族が平民に名乗る時のように偉そうに言った。
「わしの名は、プイス・ウェールズじゃ、爵位は公爵の地位であり、普段はウェールズ公と呼ばれている」
ヴィトはそんな自己紹介に不快感を露わすでもなく、無言で手を差し出しながら名前を名乗る。
「ヴィト……ヴィト・プロテッツオーネだ。この街を牛耳るカヴァリエーレ・ファミリーの相談役を務めている」
プイスは不快そうな顔を浮かべながらも、ヴィトの手を取り握手に応じた。
「むう、姫様の顔を見なければ、わしは安心できん !姫様はどこだ!?」
ヴィトは「慌てなさんな」と微笑を浮かべ、プイスの手を取りマリアの部屋へと案内する。
「ここだぜ」
ヴィトはマリアを起こさないようにドアを優しく開ける。プロスはおおと半ばよろめきながら、マリアのベッドへと向かおうとしている。
「じゃあな、オレは下で話しているから、何かあったら呼んでくれよ」
ヴィトはマリアを寝ているマリアを前に何もできないでいる、プロスにそう言うと、ルーシーが居るリビングルームへと降りていく。
ルーシーはその日はリビングルームで部下からの報告書を読み終わり、それぞれの部下の問題に対処法を思案し、紙に纏めている時に見慣れた顔が見えた。
「ヴィト !あなた今日はどこにいたのよ !!わたしにばっかり仕事をさせて、どこにいたのか答えてもらうわ !」
ヴィトは「もうすぐ分かるぜ」と降りてきた階段の上を指差す。
「何がよ、とにかくあなたがいないせいで、今日はすっごく忙しかったんだから !今日はFBIに悟られないための金の洗浄方法を思案してちょうだい !」
ルーシーの手には法律では禁止されている賭博で儲けた金が乗った書類が握られていた。
「分かったよ、計算の方法は後で考えるよ、FBIの奴らに悟られん方法なんて簡単だよ……」
その時であった。後ろから屋敷全体に聞こえるくらいの大声を上げて、プロスがヴィトに迫ってくる。
「お主ら、陛下に何をしたんじゃァァァ~あのような寝にくいお召しめしを着られておるのじゃァァァァ~!」
ルーシーはそのうるささに思わず耳を塞いでいた。ヴィトも耳を塞ぎたかったのだが、彼が連れてきた本人なのだから、説明しないわけにもいかない。
「何ってパジャマだよ、ネクジェがルーシーの以外の奴がなかったものでね、サイズが合わないんだよ、仕方ないだろ?だから、空いてるパジャマを使ったんだよ」
ヴィトはおどけるように言ったのだが、プロスはそれが理解できなかったようで、うるさーいと怒鳴った。
「貴様ら、それで陛下を守ったのか?王にそのような待遇をして、貴様らそれでも騎士たちかッ!」
彼のこの怒りは元の世界なら、間違いではないのだが、あいにくここは、フランソワ王国もギシュタルリア帝国も存在しない世界である。王様が機嫌を損ねるだけで、家臣がとばっちりを受ける世界とは違うのだ。
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ヴィトは笑っていたが、少し顔は引きつってはいた。
「ともかく、今後陛下にあのような扱いをすれば、謀反者として地下の牢獄に閉じ込めるぞ !」
そう叫んで、プロスは部屋を跡にした。
ルーシーはヴィトを信じられないと言う目で睨む。
「あなたどう言うつもりよ?何であんなのを引き入れたの?」
そう金切り声で尋ねるルーシーにヴィトはどうする事もできなかった。
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