37 / 133
第三十七話 バーベキューパーティ
しおりを挟む
この街のゴッドマーザーこと、"カリーナ"・ルーシー・カヴァリエーレの屋敷は普段はもっと静かな、閑静な屋敷であった。だが、この日ばかりは別である。
庭にレコードとそれを置く台が出され、更に庭にピクニック用の木製の木のテーブルと木の椅子が出され、そして多数のバーベキューコンロが出された。
おまけに木のテーブルの上には、大量の肉と野菜が並べられていた。ワインやブランデーの瓶はそれこそ数え切れないくらいに。
構成員たちはとっくに宴に入っていた。勿論マルロもその中に混ざり。
「はっはっ、ヴィトの奴がギャリアー上院議員を殺した時はよぉ~まだ魔法の存在を信じられなかったんだぜェ~噂で聞いてただけだからなぁ~」
マルロはワインが入ったためか、このテーブルの中では一番の雄弁な喋り手である。
「それで、ヴィトは我らの相談役はどうやってその怪物を倒したんだ?」
「空間移動魔法らしいぜ」
そんな会話がテーブルの上で続く。
一方レコードの近くでは簡易的な舞踏会が開かれていた。
「もっと踊れよ、楽しくなッ!」
二人の男の構成員が、最新のジャズをバックに華麗な踊りを繰り広げていた。
「すごいな、パットそれにマイケル !お前ら普段もトンプソンの腕でよく働くのに、こう言う時も、よく働くよなぁ~」
ファミリーの構成員である 、パット・ジョットとマイケル・ロクサーネは踊りの達人であると同時に機関銃の達人でもあった。
「そうだろ、ハリー・ロビンソンさん !」
ハリー・ロビンソンと言われた青年は二人に純粋な拍手を送っていた。
「いいよなぁ~おれショットガンの腕だけなら、あんたらにも負けねぇのになぁ~」
ハリーが羨ましげに目を細めていると、背後からポンと手を置かれた。
「よぅ、ハリー」
「ビックリしたよ、ヴィトか……あんたのワガママお姫様は?」
ハリーの疑念にヴィトは「今、別の場所で肉焼いてるよ」と答えた。
「えぇ、あんたが見てなくてもいいのかい?」
「大丈夫さ、そんなに小さい子でもないし、ルーシーが側にいると思うしな」
そう言うと、ヴィトは近くにいき、マイケルとパットに目を向けた。
「中々上手いぞ、おれも踊れたらいいんだかな……」
拍手をしながら呟くヴィトの声を聞いたのか、マイケルが手を差し伸べる。
「やってみなよ、おれが教えてやるぜ」
マイケルの好意にヴィトは素直に甘える事にし、手を取り踊る。
側では、ハリーとダンスをヴィトに教えるために離れたパットがヴィトとマイケルの練習風景を眺めていた。
どんちゃん騒ぎが、聞こえる中マリア・ド・フランソワは生まれて初めて自分の手で肉と野菜が挟まっているものを焼く。
「うーん、中々難しいわね、これ……」
マリアは見慣れないコンロと鉄の串のためか、少しだけ汗をかいていた。
「うふふ、あなたには難しかったかしらね」
赤いシンプルなワンピースに同じく赤色のラフな丸い靴というラフな姿のルーシーがマリアに笑いを浮かべる。
「何よ、大体こんなわけの分からない串に刺した肉なんか焼いたことなかったのよ !肉なんてみんな、皿に出るものだと思っていたもの !」
「まぁ、あなたの世界とこっちの世界では大きく違うものね、あっ、そろそろ肉が焼けているんじゃあないかしら」
ルーシーの指摘にマリアは肉と野菜が刺さった鉄の串を皿に乗せた。
「フゥ、危なかったわ」
「ワォ、あなた……意外とバランスの取れてるのね、お肉だけ突き刺すのかと思ってたわ !」
ルーシーの言葉にイラついたのか、マリアは無言で肉を頬張る。ルーシーが教えなくても、マリアは先ではなく、横から食べていたために、それくらいの判断はできるようだった。
「ったく、こんなパーティ聞いたことないわ、わたしの中のパーティのイメージと言えば、デカイお城の中で白いクロスのかかったテーブルに豪華な料理が並んでて……それで、豪華なシャンデリアの下でダンスを踊るのよ !」
マリアは大声を上げたが、今のパーティは不満ではないらしく、次に肉の下に刺さっていたピーマンを食べている。
「やれやれね、文句言いながらも食べるんじゃあない」
ルーシーは言葉こそ、呆れるような形だったが、口調は穏やかであった。
「うん、いける……この苦い野菜もいけるわね」
(彼女の世界にピーマンは無いらしいわね)
ルーシーは生まれて初めて見るという姿のマリアに納得の表情を浮かべた。
「ねぇ、向こうで何やってるの?やけに騒がしいけれど……」
「ダンスしてるのよ、行ってみたら?」
マリアは興味津々な様子で音のしている方向に向かう。
「ヴィト、違うぞォ!もっとステップを踏むんだッ!」
パットはマイケルと踊っているヴィトに間違いを大声で指摘している。
「ダンスって難しいんだよなぁ~」
「何言ってんだよ、踊れたら楽しいじゃあねぇかよぉ~」
パットは口元を一文字に歪めて笑う。
「でも、流石に男同士で踊るのも疲れたよ、何処かに綺麗なお相手が居ねぇかなぁ」
ヴィトが半ば諦めながら、周囲を見渡していると、何故か近くにマリアが立っていた。
「まっ、マリア !どうしてきみがここにッ!バーベキュー食べてたんじゃあ……」
ヴィトは一旦踊りを止め、マリアの方に目を向ける。
「決まってるでしょ!踊りを聞きつけたのよ !!それにしてもあんたの踊りは下手くそねぇ~あたしが教えてあげるわ !」
そう言うとマリアは乱暴にヴィトの手を取り、それから手を優しく持ち替えヴィトともにワルツを踊りだす。
「すっ、すげぇ……本当に子供向けのアニメ映画に出てくる王子様とお姫様のダンスシーンみてぇだ……」
驚嘆の声を上げたのは、マイケル・ロクサーネだった。マイケルは自分以上の踊り手に会ったことがなかったので、半ば唖然としている状態であった。
「おれ達も負けてられねぇぜ !おい、ヴィト !お前とお前のお姫様とどっちが踊りが上手いのか勝負だ !」
「いいとも、負けた方は勝った方にウィスキーを一杯奢ること !ただし、マリアにはオレンジジュースな !」
マリアの「どういう意味よ !」という金切り声を上げた突っ込みが返ってきたが、すぐさま四人ともダンスに集中した。
四人の白熱のダンス対決に周りにいたパーティ参加者たちは食べるのも忘れ、四人のダンス対決に目を輝かせている。
「なぁ、マルロ……どっちが勝つと思うんだ?」
ハリーが肩を叩きながら尋ねる。
「そうだなぁ~オレはヴィトとマリアの勝ちに一票かな」
マルロが全てが肉で構成されているバーベキューにかぶりつきながら答える。
「根拠は?」
「考えてもみろよぉ~マリアは女王様なんだぜェ~ダンスくらい精通してるだろ」
マルロはこの答えは絶対だとばかりのオーラを放ちながら言った。
「そうだな」
ハリーは腕を組みながら呟いた。
結局ダンス対決は曲を5回も変えながら、一時間も続いた。その激しい勝負に勝ったのは、マイケル、パットのペアだった。
「お疲れ様だな、でもダンスの腕前はオレらの方が上だな」
マイケルが上機嫌そうにヴィトの肩を叩く。
「抜かせ、5曲目にミラー・タンプルがかからなけりゃあ、オレらが勝ってたよ」
そんなマイケルとは対照的にヴィトは不満そうだったが、それ以上に不満そうだったのは、マリアだった。
「あんな激しい曲は聞いたことないわ、ステップが取れなくて当然よ」
「まぁ、アメリカの音楽はそんなもんさ、次はもっと練習するんだな」
パットは笑顔で手を振り、バーベキューへと戻っていく。
ヴィトは女王様の機嫌を直すために肉や野菜を装ったり、レコードにクラシック音楽をかけたりしていた。その努力の甲斐あってか、女王様は何とか機嫌を直していた。
「まぁ、勝負は時の運と言うが、そうだろ?次に勝てばいいさ」
「そうね、あたしもまだ修行が足りなかったって事かな」
マリアはため息を吐いていたものの、不機嫌そうな顔を引っ込め、笑顔で肉を食べていた。
「そうそう、今度な、ダウンタウンの方に行っみないか?あそこにオレの行きつけのソーダショップがあるんだ」
「そーだしょっぷ?何なのそれ?」
「最新流行の飲み物や、食い物が食べれるところさ……」
マリアはソーダショップに出てくる食べ物は想像もできないだろうが、最新流行という言葉に胸を躍らせているのは間違いないだろう。
「……ありがとう」
マリアは自分のためにこのパーティを開いてくれた事と、ヴィトの気遣いに感謝しながらも、照れくさかったので、顔を下の方に向けながら小さく呟く。
ヴィトはそれに気づいていたが、敢えて気づかないフリをしながら小声で小さく「どういたしまして」返す。
庭にレコードとそれを置く台が出され、更に庭にピクニック用の木製の木のテーブルと木の椅子が出され、そして多数のバーベキューコンロが出された。
おまけに木のテーブルの上には、大量の肉と野菜が並べられていた。ワインやブランデーの瓶はそれこそ数え切れないくらいに。
構成員たちはとっくに宴に入っていた。勿論マルロもその中に混ざり。
「はっはっ、ヴィトの奴がギャリアー上院議員を殺した時はよぉ~まだ魔法の存在を信じられなかったんだぜェ~噂で聞いてただけだからなぁ~」
マルロはワインが入ったためか、このテーブルの中では一番の雄弁な喋り手である。
「それで、ヴィトは我らの相談役はどうやってその怪物を倒したんだ?」
「空間移動魔法らしいぜ」
そんな会話がテーブルの上で続く。
一方レコードの近くでは簡易的な舞踏会が開かれていた。
「もっと踊れよ、楽しくなッ!」
二人の男の構成員が、最新のジャズをバックに華麗な踊りを繰り広げていた。
「すごいな、パットそれにマイケル !お前ら普段もトンプソンの腕でよく働くのに、こう言う時も、よく働くよなぁ~」
ファミリーの構成員である 、パット・ジョットとマイケル・ロクサーネは踊りの達人であると同時に機関銃の達人でもあった。
「そうだろ、ハリー・ロビンソンさん !」
ハリー・ロビンソンと言われた青年は二人に純粋な拍手を送っていた。
「いいよなぁ~おれショットガンの腕だけなら、あんたらにも負けねぇのになぁ~」
ハリーが羨ましげに目を細めていると、背後からポンと手を置かれた。
「よぅ、ハリー」
「ビックリしたよ、ヴィトか……あんたのワガママお姫様は?」
ハリーの疑念にヴィトは「今、別の場所で肉焼いてるよ」と答えた。
「えぇ、あんたが見てなくてもいいのかい?」
「大丈夫さ、そんなに小さい子でもないし、ルーシーが側にいると思うしな」
そう言うと、ヴィトは近くにいき、マイケルとパットに目を向けた。
「中々上手いぞ、おれも踊れたらいいんだかな……」
拍手をしながら呟くヴィトの声を聞いたのか、マイケルが手を差し伸べる。
「やってみなよ、おれが教えてやるぜ」
マイケルの好意にヴィトは素直に甘える事にし、手を取り踊る。
側では、ハリーとダンスをヴィトに教えるために離れたパットがヴィトとマイケルの練習風景を眺めていた。
どんちゃん騒ぎが、聞こえる中マリア・ド・フランソワは生まれて初めて自分の手で肉と野菜が挟まっているものを焼く。
「うーん、中々難しいわね、これ……」
マリアは見慣れないコンロと鉄の串のためか、少しだけ汗をかいていた。
「うふふ、あなたには難しかったかしらね」
赤いシンプルなワンピースに同じく赤色のラフな丸い靴というラフな姿のルーシーがマリアに笑いを浮かべる。
「何よ、大体こんなわけの分からない串に刺した肉なんか焼いたことなかったのよ !肉なんてみんな、皿に出るものだと思っていたもの !」
「まぁ、あなたの世界とこっちの世界では大きく違うものね、あっ、そろそろ肉が焼けているんじゃあないかしら」
ルーシーの指摘にマリアは肉と野菜が刺さった鉄の串を皿に乗せた。
「フゥ、危なかったわ」
「ワォ、あなた……意外とバランスの取れてるのね、お肉だけ突き刺すのかと思ってたわ !」
ルーシーの言葉にイラついたのか、マリアは無言で肉を頬張る。ルーシーが教えなくても、マリアは先ではなく、横から食べていたために、それくらいの判断はできるようだった。
「ったく、こんなパーティ聞いたことないわ、わたしの中のパーティのイメージと言えば、デカイお城の中で白いクロスのかかったテーブルに豪華な料理が並んでて……それで、豪華なシャンデリアの下でダンスを踊るのよ !」
マリアは大声を上げたが、今のパーティは不満ではないらしく、次に肉の下に刺さっていたピーマンを食べている。
「やれやれね、文句言いながらも食べるんじゃあない」
ルーシーは言葉こそ、呆れるような形だったが、口調は穏やかであった。
「うん、いける……この苦い野菜もいけるわね」
(彼女の世界にピーマンは無いらしいわね)
ルーシーは生まれて初めて見るという姿のマリアに納得の表情を浮かべた。
「ねぇ、向こうで何やってるの?やけに騒がしいけれど……」
「ダンスしてるのよ、行ってみたら?」
マリアは興味津々な様子で音のしている方向に向かう。
「ヴィト、違うぞォ!もっとステップを踏むんだッ!」
パットはマイケルと踊っているヴィトに間違いを大声で指摘している。
「ダンスって難しいんだよなぁ~」
「何言ってんだよ、踊れたら楽しいじゃあねぇかよぉ~」
パットは口元を一文字に歪めて笑う。
「でも、流石に男同士で踊るのも疲れたよ、何処かに綺麗なお相手が居ねぇかなぁ」
ヴィトが半ば諦めながら、周囲を見渡していると、何故か近くにマリアが立っていた。
「まっ、マリア !どうしてきみがここにッ!バーベキュー食べてたんじゃあ……」
ヴィトは一旦踊りを止め、マリアの方に目を向ける。
「決まってるでしょ!踊りを聞きつけたのよ !!それにしてもあんたの踊りは下手くそねぇ~あたしが教えてあげるわ !」
そう言うとマリアは乱暴にヴィトの手を取り、それから手を優しく持ち替えヴィトともにワルツを踊りだす。
「すっ、すげぇ……本当に子供向けのアニメ映画に出てくる王子様とお姫様のダンスシーンみてぇだ……」
驚嘆の声を上げたのは、マイケル・ロクサーネだった。マイケルは自分以上の踊り手に会ったことがなかったので、半ば唖然としている状態であった。
「おれ達も負けてられねぇぜ !おい、ヴィト !お前とお前のお姫様とどっちが踊りが上手いのか勝負だ !」
「いいとも、負けた方は勝った方にウィスキーを一杯奢ること !ただし、マリアにはオレンジジュースな !」
マリアの「どういう意味よ !」という金切り声を上げた突っ込みが返ってきたが、すぐさま四人ともダンスに集中した。
四人の白熱のダンス対決に周りにいたパーティ参加者たちは食べるのも忘れ、四人のダンス対決に目を輝かせている。
「なぁ、マルロ……どっちが勝つと思うんだ?」
ハリーが肩を叩きながら尋ねる。
「そうだなぁ~オレはヴィトとマリアの勝ちに一票かな」
マルロが全てが肉で構成されているバーベキューにかぶりつきながら答える。
「根拠は?」
「考えてもみろよぉ~マリアは女王様なんだぜェ~ダンスくらい精通してるだろ」
マルロはこの答えは絶対だとばかりのオーラを放ちながら言った。
「そうだな」
ハリーは腕を組みながら呟いた。
結局ダンス対決は曲を5回も変えながら、一時間も続いた。その激しい勝負に勝ったのは、マイケル、パットのペアだった。
「お疲れ様だな、でもダンスの腕前はオレらの方が上だな」
マイケルが上機嫌そうにヴィトの肩を叩く。
「抜かせ、5曲目にミラー・タンプルがかからなけりゃあ、オレらが勝ってたよ」
そんなマイケルとは対照的にヴィトは不満そうだったが、それ以上に不満そうだったのは、マリアだった。
「あんな激しい曲は聞いたことないわ、ステップが取れなくて当然よ」
「まぁ、アメリカの音楽はそんなもんさ、次はもっと練習するんだな」
パットは笑顔で手を振り、バーベキューへと戻っていく。
ヴィトは女王様の機嫌を直すために肉や野菜を装ったり、レコードにクラシック音楽をかけたりしていた。その努力の甲斐あってか、女王様は何とか機嫌を直していた。
「まぁ、勝負は時の運と言うが、そうだろ?次に勝てばいいさ」
「そうね、あたしもまだ修行が足りなかったって事かな」
マリアはため息を吐いていたものの、不機嫌そうな顔を引っ込め、笑顔で肉を食べていた。
「そうそう、今度な、ダウンタウンの方に行っみないか?あそこにオレの行きつけのソーダショップがあるんだ」
「そーだしょっぷ?何なのそれ?」
「最新流行の飲み物や、食い物が食べれるところさ……」
マリアはソーダショップに出てくる食べ物は想像もできないだろうが、最新流行という言葉に胸を躍らせているのは間違いないだろう。
「……ありがとう」
マリアは自分のためにこのパーティを開いてくれた事と、ヴィトの気遣いに感謝しながらも、照れくさかったので、顔を下の方に向けながら小さく呟く。
ヴィトはそれに気づいていたが、敢えて気づかないフリをしながら小声で小さく「どういたしまして」返す。
0
お気に入りに追加
28
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ゆとりある生活を異世界で
コロ
ファンタジー
とある世界の皇国
公爵家の長男坊は
少しばかりの異能を持っていて、それを不思議に思いながらも健やかに成長していた…
それなりに頑張って生きていた俺は48歳
なかなか楽しい人生だと満喫していたら
交通事故でアッサリ逝ってもた…orz
そんな俺を何気に興味を持って見ていた神様の一柱が
『楽しませてくれた礼をあげるよ』
とボーナスとして異世界でもう一つの人生を歩ませてくれる事に…
それもチートまでくれて♪
ありがたやありがたや
チート?強力なのがあります→使うとは言ってない
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
身体の状態(主に目)と相談しながら書くので遅筆になると思います
宜しくお付き合い下さい
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
【完結】目覚めたら異世界で国境警備隊の隊員になっていた件。
みやこ嬢
ファンタジー
【2024年9月9日完結、全40話、ブロマンスファンタジー】
才智正哉(さいち・まさちか)は社会人一年生の会社員。ある日、真っ暗な闇の中で嘆く赤髪の青年の夢を見てから目を覚ますと異世界にいた。しかも、夢で見た赤髪の青年ゼノンの体に意識を宿した状態で。
仲間に事情を訴えてもまともに取り合ってもらえず、仕方なく『ゼノン』として過ごすことに。国境警備隊の任務について教わるうちに仲間たちと次第に打ち解けていく。
時折見る闇の夢で少しずつゼノンと交流し、入れ替わる前の記憶が欠落していることに気付く。元の体に戻るためには、まず記憶を取り戻さねばならない。
人情に厚く涙もろい隊長、隊長至上主義の班長、無愛想で油断ならない同僚、重い過去を持つ人懐こい同室の同僚、世話焼きな家政夫、心配性の優しい軍医、ワケあり腹ペコ魔術師に囲まれ、慣れない異世界で悪戦苦闘する青年のお話。
★1話と39話に挿し絵追加
★カクヨム掲載作品を加筆修正
★2024/09/06〜ホトラン入り感謝!
召喚されたら聖女が二人!? 私はお呼びじゃないようなので好きに生きます
かずきりり
ファンタジー
旧題:召喚された二人の聖女~私はお呼びじゃないようなので好きに生きます~
【第14回ファンタジー小説大賞エントリー】
奨励賞受賞
●聖女編●
いきなり召喚された上に、ババァ発言。
挙句、偽聖女だと。
確かに女子高生の方が聖女らしいでしょう、そうでしょう。
だったら好きに生きさせてもらいます。
脱社畜!
ハッピースローライフ!
ご都合主義万歳!
ノリで生きて何が悪い!
●勇者編●
え?勇者?
うん?勇者?
そもそも召喚って何か知ってますか?
またやらかしたのかバカ王子ー!
●魔界編●
いきおくれって分かってるわー!
それよりも、クロを探しに魔界へ!
魔界という場所は……とてつもなかった
そしてクロはクロだった。
魔界でも見事になしてみせようスローライフ!
邪魔するなら排除します!
--------------
恋愛はスローペース
物事を組み立てる、という訓練のため三部作長編を予定しております。
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる