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第三十七話 バーベキューパーティ
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この街のゴッドマーザーこと、"カリーナ"・ルーシー・カヴァリエーレの屋敷は普段はもっと静かな、閑静な屋敷であった。だが、この日ばかりは別である。
庭にレコードとそれを置く台が出され、更に庭にピクニック用の木製の木のテーブルと木の椅子が出され、そして多数のバーベキューコンロが出された。
おまけに木のテーブルの上には、大量の肉と野菜が並べられていた。ワインやブランデーの瓶はそれこそ数え切れないくらいに。
構成員たちはとっくに宴に入っていた。勿論マルロもその中に混ざり。
「はっはっ、ヴィトの奴がギャリアー上院議員を殺した時はよぉ~まだ魔法の存在を信じられなかったんだぜェ~噂で聞いてただけだからなぁ~」
マルロはワインが入ったためか、このテーブルの中では一番の雄弁な喋り手である。
「それで、ヴィトは我らの相談役はどうやってその怪物を倒したんだ?」
「空間移動魔法らしいぜ」
そんな会話がテーブルの上で続く。
一方レコードの近くでは簡易的な舞踏会が開かれていた。
「もっと踊れよ、楽しくなッ!」
二人の男の構成員が、最新のジャズをバックに華麗な踊りを繰り広げていた。
「すごいな、パットそれにマイケル !お前ら普段もトンプソンの腕でよく働くのに、こう言う時も、よく働くよなぁ~」
ファミリーの構成員である 、パット・ジョットとマイケル・ロクサーネは踊りの達人であると同時に機関銃の達人でもあった。
「そうだろ、ハリー・ロビンソンさん !」
ハリー・ロビンソンと言われた青年は二人に純粋な拍手を送っていた。
「いいよなぁ~おれショットガンの腕だけなら、あんたらにも負けねぇのになぁ~」
ハリーが羨ましげに目を細めていると、背後からポンと手を置かれた。
「よぅ、ハリー」
「ビックリしたよ、ヴィトか……あんたのワガママお姫様は?」
ハリーの疑念にヴィトは「今、別の場所で肉焼いてるよ」と答えた。
「えぇ、あんたが見てなくてもいいのかい?」
「大丈夫さ、そんなに小さい子でもないし、ルーシーが側にいると思うしな」
そう言うと、ヴィトは近くにいき、マイケルとパットに目を向けた。
「中々上手いぞ、おれも踊れたらいいんだかな……」
拍手をしながら呟くヴィトの声を聞いたのか、マイケルが手を差し伸べる。
「やってみなよ、おれが教えてやるぜ」
マイケルの好意にヴィトは素直に甘える事にし、手を取り踊る。
側では、ハリーとダンスをヴィトに教えるために離れたパットがヴィトとマイケルの練習風景を眺めていた。
どんちゃん騒ぎが、聞こえる中マリア・ド・フランソワは生まれて初めて自分の手で肉と野菜が挟まっているものを焼く。
「うーん、中々難しいわね、これ……」
マリアは見慣れないコンロと鉄の串のためか、少しだけ汗をかいていた。
「うふふ、あなたには難しかったかしらね」
赤いシンプルなワンピースに同じく赤色のラフな丸い靴というラフな姿のルーシーがマリアに笑いを浮かべる。
「何よ、大体こんなわけの分からない串に刺した肉なんか焼いたことなかったのよ !肉なんてみんな、皿に出るものだと思っていたもの !」
「まぁ、あなたの世界とこっちの世界では大きく違うものね、あっ、そろそろ肉が焼けているんじゃあないかしら」
ルーシーの指摘にマリアは肉と野菜が刺さった鉄の串を皿に乗せた。
「フゥ、危なかったわ」
「ワォ、あなた……意外とバランスの取れてるのね、お肉だけ突き刺すのかと思ってたわ !」
ルーシーの言葉にイラついたのか、マリアは無言で肉を頬張る。ルーシーが教えなくても、マリアは先ではなく、横から食べていたために、それくらいの判断はできるようだった。
「ったく、こんなパーティ聞いたことないわ、わたしの中のパーティのイメージと言えば、デカイお城の中で白いクロスのかかったテーブルに豪華な料理が並んでて……それで、豪華なシャンデリアの下でダンスを踊るのよ !」
マリアは大声を上げたが、今のパーティは不満ではないらしく、次に肉の下に刺さっていたピーマンを食べている。
「やれやれね、文句言いながらも食べるんじゃあない」
ルーシーは言葉こそ、呆れるような形だったが、口調は穏やかであった。
「うん、いける……この苦い野菜もいけるわね」
(彼女の世界にピーマンは無いらしいわね)
ルーシーは生まれて初めて見るという姿のマリアに納得の表情を浮かべた。
「ねぇ、向こうで何やってるの?やけに騒がしいけれど……」
「ダンスしてるのよ、行ってみたら?」
マリアは興味津々な様子で音のしている方向に向かう。
「ヴィト、違うぞォ!もっとステップを踏むんだッ!」
パットはマイケルと踊っているヴィトに間違いを大声で指摘している。
「ダンスって難しいんだよなぁ~」
「何言ってんだよ、踊れたら楽しいじゃあねぇかよぉ~」
パットは口元を一文字に歪めて笑う。
「でも、流石に男同士で踊るのも疲れたよ、何処かに綺麗なお相手が居ねぇかなぁ」
ヴィトが半ば諦めながら、周囲を見渡していると、何故か近くにマリアが立っていた。
「まっ、マリア !どうしてきみがここにッ!バーベキュー食べてたんじゃあ……」
ヴィトは一旦踊りを止め、マリアの方に目を向ける。
「決まってるでしょ!踊りを聞きつけたのよ !!それにしてもあんたの踊りは下手くそねぇ~あたしが教えてあげるわ !」
そう言うとマリアは乱暴にヴィトの手を取り、それから手を優しく持ち替えヴィトともにワルツを踊りだす。
「すっ、すげぇ……本当に子供向けのアニメ映画に出てくる王子様とお姫様のダンスシーンみてぇだ……」
驚嘆の声を上げたのは、マイケル・ロクサーネだった。マイケルは自分以上の踊り手に会ったことがなかったので、半ば唖然としている状態であった。
「おれ達も負けてられねぇぜ !おい、ヴィト !お前とお前のお姫様とどっちが踊りが上手いのか勝負だ !」
「いいとも、負けた方は勝った方にウィスキーを一杯奢ること !ただし、マリアにはオレンジジュースな !」
マリアの「どういう意味よ !」という金切り声を上げた突っ込みが返ってきたが、すぐさま四人ともダンスに集中した。
四人の白熱のダンス対決に周りにいたパーティ参加者たちは食べるのも忘れ、四人のダンス対決に目を輝かせている。
「なぁ、マルロ……どっちが勝つと思うんだ?」
ハリーが肩を叩きながら尋ねる。
「そうだなぁ~オレはヴィトとマリアの勝ちに一票かな」
マルロが全てが肉で構成されているバーベキューにかぶりつきながら答える。
「根拠は?」
「考えてもみろよぉ~マリアは女王様なんだぜェ~ダンスくらい精通してるだろ」
マルロはこの答えは絶対だとばかりのオーラを放ちながら言った。
「そうだな」
ハリーは腕を組みながら呟いた。
結局ダンス対決は曲を5回も変えながら、一時間も続いた。その激しい勝負に勝ったのは、マイケル、パットのペアだった。
「お疲れ様だな、でもダンスの腕前はオレらの方が上だな」
マイケルが上機嫌そうにヴィトの肩を叩く。
「抜かせ、5曲目にミラー・タンプルがかからなけりゃあ、オレらが勝ってたよ」
そんなマイケルとは対照的にヴィトは不満そうだったが、それ以上に不満そうだったのは、マリアだった。
「あんな激しい曲は聞いたことないわ、ステップが取れなくて当然よ」
「まぁ、アメリカの音楽はそんなもんさ、次はもっと練習するんだな」
パットは笑顔で手を振り、バーベキューへと戻っていく。
ヴィトは女王様の機嫌を直すために肉や野菜を装ったり、レコードにクラシック音楽をかけたりしていた。その努力の甲斐あってか、女王様は何とか機嫌を直していた。
「まぁ、勝負は時の運と言うが、そうだろ?次に勝てばいいさ」
「そうね、あたしもまだ修行が足りなかったって事かな」
マリアはため息を吐いていたものの、不機嫌そうな顔を引っ込め、笑顔で肉を食べていた。
「そうそう、今度な、ダウンタウンの方に行っみないか?あそこにオレの行きつけのソーダショップがあるんだ」
「そーだしょっぷ?何なのそれ?」
「最新流行の飲み物や、食い物が食べれるところさ……」
マリアはソーダショップに出てくる食べ物は想像もできないだろうが、最新流行という言葉に胸を躍らせているのは間違いないだろう。
「……ありがとう」
マリアは自分のためにこのパーティを開いてくれた事と、ヴィトの気遣いに感謝しながらも、照れくさかったので、顔を下の方に向けながら小さく呟く。
ヴィトはそれに気づいていたが、敢えて気づかないフリをしながら小声で小さく「どういたしまして」返す。
庭にレコードとそれを置く台が出され、更に庭にピクニック用の木製の木のテーブルと木の椅子が出され、そして多数のバーベキューコンロが出された。
おまけに木のテーブルの上には、大量の肉と野菜が並べられていた。ワインやブランデーの瓶はそれこそ数え切れないくらいに。
構成員たちはとっくに宴に入っていた。勿論マルロもその中に混ざり。
「はっはっ、ヴィトの奴がギャリアー上院議員を殺した時はよぉ~まだ魔法の存在を信じられなかったんだぜェ~噂で聞いてただけだからなぁ~」
マルロはワインが入ったためか、このテーブルの中では一番の雄弁な喋り手である。
「それで、ヴィトは我らの相談役はどうやってその怪物を倒したんだ?」
「空間移動魔法らしいぜ」
そんな会話がテーブルの上で続く。
一方レコードの近くでは簡易的な舞踏会が開かれていた。
「もっと踊れよ、楽しくなッ!」
二人の男の構成員が、最新のジャズをバックに華麗な踊りを繰り広げていた。
「すごいな、パットそれにマイケル !お前ら普段もトンプソンの腕でよく働くのに、こう言う時も、よく働くよなぁ~」
ファミリーの構成員である 、パット・ジョットとマイケル・ロクサーネは踊りの達人であると同時に機関銃の達人でもあった。
「そうだろ、ハリー・ロビンソンさん !」
ハリー・ロビンソンと言われた青年は二人に純粋な拍手を送っていた。
「いいよなぁ~おれショットガンの腕だけなら、あんたらにも負けねぇのになぁ~」
ハリーが羨ましげに目を細めていると、背後からポンと手を置かれた。
「よぅ、ハリー」
「ビックリしたよ、ヴィトか……あんたのワガママお姫様は?」
ハリーの疑念にヴィトは「今、別の場所で肉焼いてるよ」と答えた。
「えぇ、あんたが見てなくてもいいのかい?」
「大丈夫さ、そんなに小さい子でもないし、ルーシーが側にいると思うしな」
そう言うと、ヴィトは近くにいき、マイケルとパットに目を向けた。
「中々上手いぞ、おれも踊れたらいいんだかな……」
拍手をしながら呟くヴィトの声を聞いたのか、マイケルが手を差し伸べる。
「やってみなよ、おれが教えてやるぜ」
マイケルの好意にヴィトは素直に甘える事にし、手を取り踊る。
側では、ハリーとダンスをヴィトに教えるために離れたパットがヴィトとマイケルの練習風景を眺めていた。
どんちゃん騒ぎが、聞こえる中マリア・ド・フランソワは生まれて初めて自分の手で肉と野菜が挟まっているものを焼く。
「うーん、中々難しいわね、これ……」
マリアは見慣れないコンロと鉄の串のためか、少しだけ汗をかいていた。
「うふふ、あなたには難しかったかしらね」
赤いシンプルなワンピースに同じく赤色のラフな丸い靴というラフな姿のルーシーがマリアに笑いを浮かべる。
「何よ、大体こんなわけの分からない串に刺した肉なんか焼いたことなかったのよ !肉なんてみんな、皿に出るものだと思っていたもの !」
「まぁ、あなたの世界とこっちの世界では大きく違うものね、あっ、そろそろ肉が焼けているんじゃあないかしら」
ルーシーの指摘にマリアは肉と野菜が刺さった鉄の串を皿に乗せた。
「フゥ、危なかったわ」
「ワォ、あなた……意外とバランスの取れてるのね、お肉だけ突き刺すのかと思ってたわ !」
ルーシーの言葉にイラついたのか、マリアは無言で肉を頬張る。ルーシーが教えなくても、マリアは先ではなく、横から食べていたために、それくらいの判断はできるようだった。
「ったく、こんなパーティ聞いたことないわ、わたしの中のパーティのイメージと言えば、デカイお城の中で白いクロスのかかったテーブルに豪華な料理が並んでて……それで、豪華なシャンデリアの下でダンスを踊るのよ !」
マリアは大声を上げたが、今のパーティは不満ではないらしく、次に肉の下に刺さっていたピーマンを食べている。
「やれやれね、文句言いながらも食べるんじゃあない」
ルーシーは言葉こそ、呆れるような形だったが、口調は穏やかであった。
「うん、いける……この苦い野菜もいけるわね」
(彼女の世界にピーマンは無いらしいわね)
ルーシーは生まれて初めて見るという姿のマリアに納得の表情を浮かべた。
「ねぇ、向こうで何やってるの?やけに騒がしいけれど……」
「ダンスしてるのよ、行ってみたら?」
マリアは興味津々な様子で音のしている方向に向かう。
「ヴィト、違うぞォ!もっとステップを踏むんだッ!」
パットはマイケルと踊っているヴィトに間違いを大声で指摘している。
「ダンスって難しいんだよなぁ~」
「何言ってんだよ、踊れたら楽しいじゃあねぇかよぉ~」
パットは口元を一文字に歪めて笑う。
「でも、流石に男同士で踊るのも疲れたよ、何処かに綺麗なお相手が居ねぇかなぁ」
ヴィトが半ば諦めながら、周囲を見渡していると、何故か近くにマリアが立っていた。
「まっ、マリア !どうしてきみがここにッ!バーベキュー食べてたんじゃあ……」
ヴィトは一旦踊りを止め、マリアの方に目を向ける。
「決まってるでしょ!踊りを聞きつけたのよ !!それにしてもあんたの踊りは下手くそねぇ~あたしが教えてあげるわ !」
そう言うとマリアは乱暴にヴィトの手を取り、それから手を優しく持ち替えヴィトともにワルツを踊りだす。
「すっ、すげぇ……本当に子供向けのアニメ映画に出てくる王子様とお姫様のダンスシーンみてぇだ……」
驚嘆の声を上げたのは、マイケル・ロクサーネだった。マイケルは自分以上の踊り手に会ったことがなかったので、半ば唖然としている状態であった。
「おれ達も負けてられねぇぜ !おい、ヴィト !お前とお前のお姫様とどっちが踊りが上手いのか勝負だ !」
「いいとも、負けた方は勝った方にウィスキーを一杯奢ること !ただし、マリアにはオレンジジュースな !」
マリアの「どういう意味よ !」という金切り声を上げた突っ込みが返ってきたが、すぐさま四人ともダンスに集中した。
四人の白熱のダンス対決に周りにいたパーティ参加者たちは食べるのも忘れ、四人のダンス対決に目を輝かせている。
「なぁ、マルロ……どっちが勝つと思うんだ?」
ハリーが肩を叩きながら尋ねる。
「そうだなぁ~オレはヴィトとマリアの勝ちに一票かな」
マルロが全てが肉で構成されているバーベキューにかぶりつきながら答える。
「根拠は?」
「考えてもみろよぉ~マリアは女王様なんだぜェ~ダンスくらい精通してるだろ」
マルロはこの答えは絶対だとばかりのオーラを放ちながら言った。
「そうだな」
ハリーは腕を組みながら呟いた。
結局ダンス対決は曲を5回も変えながら、一時間も続いた。その激しい勝負に勝ったのは、マイケル、パットのペアだった。
「お疲れ様だな、でもダンスの腕前はオレらの方が上だな」
マイケルが上機嫌そうにヴィトの肩を叩く。
「抜かせ、5曲目にミラー・タンプルがかからなけりゃあ、オレらが勝ってたよ」
そんなマイケルとは対照的にヴィトは不満そうだったが、それ以上に不満そうだったのは、マリアだった。
「あんな激しい曲は聞いたことないわ、ステップが取れなくて当然よ」
「まぁ、アメリカの音楽はそんなもんさ、次はもっと練習するんだな」
パットは笑顔で手を振り、バーベキューへと戻っていく。
ヴィトは女王様の機嫌を直すために肉や野菜を装ったり、レコードにクラシック音楽をかけたりしていた。その努力の甲斐あってか、女王様は何とか機嫌を直していた。
「まぁ、勝負は時の運と言うが、そうだろ?次に勝てばいいさ」
「そうね、あたしもまだ修行が足りなかったって事かな」
マリアはため息を吐いていたものの、不機嫌そうな顔を引っ込め、笑顔で肉を食べていた。
「そうそう、今度な、ダウンタウンの方に行っみないか?あそこにオレの行きつけのソーダショップがあるんだ」
「そーだしょっぷ?何なのそれ?」
「最新流行の飲み物や、食い物が食べれるところさ……」
マリアはソーダショップに出てくる食べ物は想像もできないだろうが、最新流行という言葉に胸を躍らせているのは間違いないだろう。
「……ありがとう」
マリアは自分のためにこのパーティを開いてくれた事と、ヴィトの気遣いに感謝しながらも、照れくさかったので、顔を下の方に向けながら小さく呟く。
ヴィトはそれに気づいていたが、敢えて気づかないフリをしながら小声で小さく「どういたしまして」返す。
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