36 / 133
第三十六話 天文台の決戦ーその⑥
しおりを挟む
ルカはヴィトが追いついてきたのを悟った。もう逃げられないだろう。
「マリアを狙おうとした事は許してやる……さっさと街を出ろッ!」
ヴィトは剣を構えて叫ぶ。
「バカか、貴様?このまま逃げたら、エドワード陛下にオレが殺されるんだ……お前だってそんなのイヤだろ?オレは陛下の世にも恐ろしい魔法で殺されちまうよ」
ルカは強がってはいたが、決して強い口調ではない。
「オレの知ったこっちゃあない」
ヴィトは剣の矛先を見せた。剣の鋭い先がキラリと光る。ルカはブルブルと震えたが、雷の剣を構え直しヴィトに挑む。
「忠告はした筈だ……」
ヴィトは突っ込んでくるルカの剣を防ごうとしたが、ルカは剣だけではなく雷の球も作り出していた。雷の球で目くらましをするつもりだろうか。
「喰らェェェェェェェェ~~!」
そんな激昂とともに放たれた雷の球はヴィトではなく、ルーシーに向いていた事が分かる。雷の球はヴィトに当たる前に雷の球は横にそれ、背後にいるルーシーに向かっていたのだから。
「……テメェはギャングでも、マフィアでもねぇ !ただの卑怯者のチンピラ以下のゴミ野郎だ !!」
ヴィトは口汚く煽ったが、ルカは容赦する事なくヴィトに剣同士の勝負を挑む。
(くっ、ルーシー頼む、雷の球を避けてくれ)
ヴィトはルーシーを見たが、ルーシーは雷の球を避けようしていたが、雷の球はルーシーを集中的に付け狙う。
「もう終わりなのか)
ヴィトは目を閉じようとしたが、その途中に凄まじい勢いで、ルーシーに迫っていた雷の球が別の雷の球にかき消されたのだ。
「なっ、一体誰が!?」
ルカが背後を振り向くと、そこには例の女王陛下が立っていた。
「卑怯者の平民めッ!フランソワ王国の女王マリア・ド・フランソワの優秀な騎士団長を無防備なところを狙うとは、身の程をわきまえなさいッ!」
そこにはルーシーが杖を構えて立っていた。
「何をしたんだ、貴様!?」
ルカの問いかけにマリアは鼻の穴を膨らませながら答えた。
「魔法よ、この田舎に来てからようやく魔法の腕を取り戻せたわ、雷魔法よ、あんたが今使っている剣と同じくらいの効力が保証されているのよ !!」
マリアはそう叫ぶと、ルカに向かって次々に雷の球を発射する。
「詰みだな、ルカ……」
ヴィトの剣の強さも更に増してくる。この状態で剣を弾き飛ばすのは不可能だ。ルカにはそう思われた。
「卑怯者めェェェェェェェェ~~!」
ルカの渾身の叫びが郊外の天文台の入り口で響く。だが誰一人同調するものはいない。
「自業自得だ……」
ルカの背中を二人の雷の球が襲う。ルカはまるで電気椅子に上がっているようだと感じた。そうして背中に更なるダメージを喰らい、背中を背に勢いよく地面の土の空気を吸う。
「ぐっ、うっ……」
ルカは地面に倒れながらもヴィトとルーシーとマリアに憎悪の目を向けていた。
「感じてるか?お前は罪深い……オレは何のために殺したと思う?」
ヴィトはルーシーに目配せすると、ルーシーから一丁の拳銃を受け取り、ルカに銃口を向け、そのままためらう事なく発砲する。
「オレはな、ファミリーのために敵を倒した。次に……」
ヴィトはルカの左足に銃弾を発砲する。
「先代のために敵を倒し」
続いてルカの腹に発砲する。
「仲間のために倒し」
ルカの脇腹に発砲する。この時点でルカのコーヒー色のアルマーニの高級スーツは所々に赤い色が混じっており、ルカの倒れている地面の上には少しばかり血が混じっている。
「そして、二人の女王陛下のために敵を倒すのさ、オレは騎士だからな」
ヴィトの銃口はルカの頭部を狙っていた。
「こっ、の……クソ野郎が」
ルカの遺言とも取れる言葉を聞き終わると、ヴィトはルカの頭部に向かった発射した。
ルカ・ミラノリアはその生涯を終えたのだ。そして次の瞬間にルカの剣も消滅してしまう。
「終わったんだ……ニューホーランドシティーはおれ達のものだ」
ヴィトはそう言い終わると、今までの疲れのためか、地面にペタリと座り込む。
「お疲れ様……ヴィト」
ルーシーは座っているヴィトの手をしっかりと握り締める。
「あぁ、喜べよ、ルーシーこの街はオレ達のものだよ、これで麻薬商売を撲滅し、ルカの奴が経営していた"マッサージ店"を潰し、子分達に今後カタギの店から金を脅し取るのはいかんと言えるんだ」
ヴィトは微笑を浮かべてはいたものの、その瞳からは涙がうっすらと流れているのは分かる。
「まるで、ギャングじゃないみたいだわ、裏稼業の仕事を殆どしないなんて……でも、それがわたし達らしいかもね」
ルーシーも目に涙を浮かばせながら言った。
「大丈夫だ。組合やギャンブルはこれまで通りさ、更に他のファミリーがやっていない他の事業に手を出そうぜ、レジャー施設やレストランの経営とか……服飾店を経営するとかさ、それでお前がモデルとして着るドレスを見て見たいからな」
「そんな事言って、あの子が嫉妬するわよ」
ルーシーは優しく微笑む。
「そうだな、あの子のこの世界でのドレス姿も見てみたい気がするな」
ヴィトがそう笑っていると、その女王様が駆けつけてくる。
「ヴィト大丈夫なの!?」
「あぁ、大丈夫さ……それより、あんたの王国はできたぜ、あの屋敷はあんたの宮殿で、この街はあんたのこの世界の王国さ」
その言葉にマリアは輝かせるような顔をヴィトに向ける。
「ありがとう、ヴィト……あなたを正式なわたしの騎士に任命するわ」
そう言うとマリアはヴィトの横に置いてある剣を両手で持ち上げ、女王としての厳格な顔を見せた。
「ヴィト・プロテッツオーネ、"カリーナ"・ルーシー・カヴァリエーレ……あなた達はフランソワ王国の騎士とフランソワ王国の騎士団長としてわたしを守る事を誓いますか?」
ルーシーはすでにマリアに集中的に向き合い、跪き。
ヴィトも重い腰を上げて起き上がり、それからマリアに向かって跪く。
「「誓います」」
二人の声が響き、二人は頭を下げ、恭しく二人で剣を受け取った。
それから、マリアは二人の首元にキスをした。
「あっ、あめりか式のやり方なんでしょ!?女王陛下からチューされるなんて、あんまりないんだからね、感謝しなさいよね !!」
その言葉に二人は顔を見合わせて笑った。
「マリアを狙おうとした事は許してやる……さっさと街を出ろッ!」
ヴィトは剣を構えて叫ぶ。
「バカか、貴様?このまま逃げたら、エドワード陛下にオレが殺されるんだ……お前だってそんなのイヤだろ?オレは陛下の世にも恐ろしい魔法で殺されちまうよ」
ルカは強がってはいたが、決して強い口調ではない。
「オレの知ったこっちゃあない」
ヴィトは剣の矛先を見せた。剣の鋭い先がキラリと光る。ルカはブルブルと震えたが、雷の剣を構え直しヴィトに挑む。
「忠告はした筈だ……」
ヴィトは突っ込んでくるルカの剣を防ごうとしたが、ルカは剣だけではなく雷の球も作り出していた。雷の球で目くらましをするつもりだろうか。
「喰らェェェェェェェェ~~!」
そんな激昂とともに放たれた雷の球はヴィトではなく、ルーシーに向いていた事が分かる。雷の球はヴィトに当たる前に雷の球は横にそれ、背後にいるルーシーに向かっていたのだから。
「……テメェはギャングでも、マフィアでもねぇ !ただの卑怯者のチンピラ以下のゴミ野郎だ !!」
ヴィトは口汚く煽ったが、ルカは容赦する事なくヴィトに剣同士の勝負を挑む。
(くっ、ルーシー頼む、雷の球を避けてくれ)
ヴィトはルーシーを見たが、ルーシーは雷の球を避けようしていたが、雷の球はルーシーを集中的に付け狙う。
「もう終わりなのか)
ヴィトは目を閉じようとしたが、その途中に凄まじい勢いで、ルーシーに迫っていた雷の球が別の雷の球にかき消されたのだ。
「なっ、一体誰が!?」
ルカが背後を振り向くと、そこには例の女王陛下が立っていた。
「卑怯者の平民めッ!フランソワ王国の女王マリア・ド・フランソワの優秀な騎士団長を無防備なところを狙うとは、身の程をわきまえなさいッ!」
そこにはルーシーが杖を構えて立っていた。
「何をしたんだ、貴様!?」
ルカの問いかけにマリアは鼻の穴を膨らませながら答えた。
「魔法よ、この田舎に来てからようやく魔法の腕を取り戻せたわ、雷魔法よ、あんたが今使っている剣と同じくらいの効力が保証されているのよ !!」
マリアはそう叫ぶと、ルカに向かって次々に雷の球を発射する。
「詰みだな、ルカ……」
ヴィトの剣の強さも更に増してくる。この状態で剣を弾き飛ばすのは不可能だ。ルカにはそう思われた。
「卑怯者めェェェェェェェェ~~!」
ルカの渾身の叫びが郊外の天文台の入り口で響く。だが誰一人同調するものはいない。
「自業自得だ……」
ルカの背中を二人の雷の球が襲う。ルカはまるで電気椅子に上がっているようだと感じた。そうして背中に更なるダメージを喰らい、背中を背に勢いよく地面の土の空気を吸う。
「ぐっ、うっ……」
ルカは地面に倒れながらもヴィトとルーシーとマリアに憎悪の目を向けていた。
「感じてるか?お前は罪深い……オレは何のために殺したと思う?」
ヴィトはルーシーに目配せすると、ルーシーから一丁の拳銃を受け取り、ルカに銃口を向け、そのままためらう事なく発砲する。
「オレはな、ファミリーのために敵を倒した。次に……」
ヴィトはルカの左足に銃弾を発砲する。
「先代のために敵を倒し」
続いてルカの腹に発砲する。
「仲間のために倒し」
ルカの脇腹に発砲する。この時点でルカのコーヒー色のアルマーニの高級スーツは所々に赤い色が混じっており、ルカの倒れている地面の上には少しばかり血が混じっている。
「そして、二人の女王陛下のために敵を倒すのさ、オレは騎士だからな」
ヴィトの銃口はルカの頭部を狙っていた。
「こっ、の……クソ野郎が」
ルカの遺言とも取れる言葉を聞き終わると、ヴィトはルカの頭部に向かった発射した。
ルカ・ミラノリアはその生涯を終えたのだ。そして次の瞬間にルカの剣も消滅してしまう。
「終わったんだ……ニューホーランドシティーはおれ達のものだ」
ヴィトはそう言い終わると、今までの疲れのためか、地面にペタリと座り込む。
「お疲れ様……ヴィト」
ルーシーは座っているヴィトの手をしっかりと握り締める。
「あぁ、喜べよ、ルーシーこの街はオレ達のものだよ、これで麻薬商売を撲滅し、ルカの奴が経営していた"マッサージ店"を潰し、子分達に今後カタギの店から金を脅し取るのはいかんと言えるんだ」
ヴィトは微笑を浮かべてはいたものの、その瞳からは涙がうっすらと流れているのは分かる。
「まるで、ギャングじゃないみたいだわ、裏稼業の仕事を殆どしないなんて……でも、それがわたし達らしいかもね」
ルーシーも目に涙を浮かばせながら言った。
「大丈夫だ。組合やギャンブルはこれまで通りさ、更に他のファミリーがやっていない他の事業に手を出そうぜ、レジャー施設やレストランの経営とか……服飾店を経営するとかさ、それでお前がモデルとして着るドレスを見て見たいからな」
「そんな事言って、あの子が嫉妬するわよ」
ルーシーは優しく微笑む。
「そうだな、あの子のこの世界でのドレス姿も見てみたい気がするな」
ヴィトがそう笑っていると、その女王様が駆けつけてくる。
「ヴィト大丈夫なの!?」
「あぁ、大丈夫さ……それより、あんたの王国はできたぜ、あの屋敷はあんたの宮殿で、この街はあんたのこの世界の王国さ」
その言葉にマリアは輝かせるような顔をヴィトに向ける。
「ありがとう、ヴィト……あなたを正式なわたしの騎士に任命するわ」
そう言うとマリアはヴィトの横に置いてある剣を両手で持ち上げ、女王としての厳格な顔を見せた。
「ヴィト・プロテッツオーネ、"カリーナ"・ルーシー・カヴァリエーレ……あなた達はフランソワ王国の騎士とフランソワ王国の騎士団長としてわたしを守る事を誓いますか?」
ルーシーはすでにマリアに集中的に向き合い、跪き。
ヴィトも重い腰を上げて起き上がり、それからマリアに向かって跪く。
「「誓います」」
二人の声が響き、二人は頭を下げ、恭しく二人で剣を受け取った。
それから、マリアは二人の首元にキスをした。
「あっ、あめりか式のやり方なんでしょ!?女王陛下からチューされるなんて、あんまりないんだからね、感謝しなさいよね !!」
その言葉に二人は顔を見合わせて笑った。
0
お気に入りに追加
28
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる