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第十七話 ゴールデンストリートウォーズーその①
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ヴィトは二人の話を聞くうちに揉めていた原因を知り、呆れるようなため息を吐く。
大体どっちもどっちなのだ。マリアは相変わらず子供だし、いつもは冷静なリーダーである筈のルーシーも彼女と話す時は、急に大人気なくなるのだ。
「全く……それよりもだ、ルーシー……」
ヴィトはルーシーにある事を尋ねる。
「オレらが地元の人間からどう思われてるのかは知っての通りだろ?そんな社交界の有名人がおれ達をパーティに呼ぶなんて何かあるだろ?」
ルーシーはようやく冷静になったようで、ハッとなる。
「そうね、一応わたしは表向きは建設会社の社長で通ってるけど、地元の人はどう思ってるかなんて、一目瞭然だわ、それにあなたとわたしだけなんて護衛もダメって事じゃない !!」
「その通りさ、もうちょい視野の広い目で見てだな……」
と、ここでマリアが口を挟む。
「じゃあ、あたしが行ったらどうなの?」
「きみが?」
ヴィトは思わず肩をすくめる。
「そうよ !ルーシーがダメなら、あたしなら行けるんじゃあない !それにパーティなんてこの世界に来てから、一回も開いた事がないし、久し振りに楽しみたいんだものッ!」
ヴィトは普段からパーティいや、どちらかと言えば、仮装パーティで誰かが着てくるようなお姫様の格好をしたマリアが言うと説得力があるなと実感する。
「そう言えば、きみ女王だっけ?」
「当たり前でしょ !あたしは従兄弟が攻撃を仕掛けて来なければ、まだ女王だったのよ !」
ヴィトはここに来てマリアを追い出した存在がいるのを思い出す。あのワガママ王女様より、マシな奴なのか。
「そうだ、きみの王国を攻め滅ぼしたエリザベスって奴はどんな奴なんだ?」
「嫌な奴よ !」
マリアは即答する。まぁその言葉通りだろうなとヴィトは苦笑する。
「具体的にどういう風に嫌な奴なのか、おれとルーシーに教えてもらえると嬉しいんだが……」
「決まってるでしょ !あいつ……以前戦闘中に逃亡した事があるのよ !少なくとも、平民を守ったりするのは王の義務でしょ?それを放り出すなんて……」
(成る程ね、少なくとも、中世ヨーロッパの絶対王政時代の王様よりもマシだと言うことか)
ヴィトは思わずマリアの態度に感心する。
「でも、わたしの王国にはきっと反エリザベスの組織が出来てるはずよ !」
マリアの断言が気になり、ヴィトは何故そんな保証があるのかを質問してみた。
「だって、わたしには婚約者のシャルル・ローラン大公閣下がいらっしゃるんでもの !彼は優秀な指揮官なのよ !エリザベスなんて目じゃないわ !」
ヴィトは何処かで聞いた事がある名前だなと思案したが、あまり神話やら歴史には詳しくないため、思案する事を放棄した。
「そうか、ならきっと安全だな」
ヴィトは優しい笑みを見せる。
「そうよ !それよりもあたしも連れて行ってくれるの!?」
「ダメだな、きみはここで電話番だ……」
マリアは「そんなの詰まらないわ」と頰を膨らませるが、ヴィトはルーシーに視線を向ける。
「パーティーには参加するよ、ただし、護衛を沢山付けてだ……」
「名案だわ、手下も増えるてものね、でもその手下はどこに配置するの?」
「会場の周辺さ」
ヴィトはいたずらっぽい笑みを浮かべ答える。
「さあ、この話は終わりさ、今日のところはメシでも食おうぜ」
ヴィトは二人に料理が出来た事を告げる。
そしてパーティーの当日。
ルーシー・カヴァリエーレは上下左右を護衛付きの車に囲まれ、ホテルへと向かっていた。
ルーシーはいつもの女性用のスーツではない、バラを思わせる美しい真紅のドレスを身につけていた。
彼女がいわゆる反社会的組織のリーダーであっても、付き合いたくなるような魅力を演出していた。
「今日のお前決まってるぜ」
横にいるヴィトも今日はいつもの青いコートに青い背広にネクタイというスーツ姿ではなく、黒のモーニングコートという姿だった。
「全く……こんな姿では、銃も打てないじゃあないか」
ルーシーのその愚痴にヴィトは思わず苦笑する。
「なら、お前が左脚に仕込んでるそれは何だよ?」
「よっ、用心のためよ」
ルーシーは気まずそうに笑う。
「まぁ、おれもだけどな」
ヴィトは車の横に置いてある剣と45口径のオート拳銃に手をやる。
「どうするのそれ?」
「銃はともかくとして、剣を持って入るのは難しいだろうな」
ヴィトがそう言っていると、突然助手席から見慣れた顔が振り向く。
「なら、その剣おれに任せな、あのホテルの男子トイレの一室に仕込んどくぜ !」
「マルロッ!できるのか?そんな事……」
「大丈夫さ、トイレの個室に入れ、そこには『壊れます』の札をかけとけば、誰も入れんだろ?」
ヴィトは段々と不安になってきた。
車は夕方のうちにホテルへと到着した。ルーシーは他の車に近くの駐車場に止めておくように指示すると、マルロにホテルの前に止めるように指示する。
二人は車がホテルの豪華な入り口の前に止まるのを確認すると、車から降りる。
「流石、有名人のパーティーだ。豪華さが他の奴らとは比較にならないな」
ルーシーはホテルの煌びやかな雰囲気の前に思わずそんな事を口走る。
「確かにそうだな、こりゃあ下手すら、地元の議員の祝いの会以上の規模だと思うぜ」
ヴィトは思わずそんな事を言う。無理もない。周りのミルク色のシーツの上にある食べ物はどれも普通の人には口にできない料理ばかりだし、中にはスイスでしか食べられないチーズフォンデュなんてものもある。そればかりではない。
日本の寿司すら置いてあった。中国の北京ダックなんて料理もある。さしずめこのホテルに無い料理なんてない。そう断言できるかもしれない。
「やはり、全米一の人気歌手は違うな、これだけの料理を揃えられるんだからな」
ヴィトは全米一のスターの力に改めて恐れの念を抱いた。
(少なくとも、何処かにヒットマンが隠れている可能性は低そうだが)
ヴィトは周囲を見渡したが、今のところ、どこにもそんな人物はいない。
(まぁ、用心の必要はあるな)
ヴィトはなるべく酒は飲まないようにしようと心がけた。
大体どっちもどっちなのだ。マリアは相変わらず子供だし、いつもは冷静なリーダーである筈のルーシーも彼女と話す時は、急に大人気なくなるのだ。
「全く……それよりもだ、ルーシー……」
ヴィトはルーシーにある事を尋ねる。
「オレらが地元の人間からどう思われてるのかは知っての通りだろ?そんな社交界の有名人がおれ達をパーティに呼ぶなんて何かあるだろ?」
ルーシーはようやく冷静になったようで、ハッとなる。
「そうね、一応わたしは表向きは建設会社の社長で通ってるけど、地元の人はどう思ってるかなんて、一目瞭然だわ、それにあなたとわたしだけなんて護衛もダメって事じゃない !!」
「その通りさ、もうちょい視野の広い目で見てだな……」
と、ここでマリアが口を挟む。
「じゃあ、あたしが行ったらどうなの?」
「きみが?」
ヴィトは思わず肩をすくめる。
「そうよ !ルーシーがダメなら、あたしなら行けるんじゃあない !それにパーティなんてこの世界に来てから、一回も開いた事がないし、久し振りに楽しみたいんだものッ!」
ヴィトは普段からパーティいや、どちらかと言えば、仮装パーティで誰かが着てくるようなお姫様の格好をしたマリアが言うと説得力があるなと実感する。
「そう言えば、きみ女王だっけ?」
「当たり前でしょ !あたしは従兄弟が攻撃を仕掛けて来なければ、まだ女王だったのよ !」
ヴィトはここに来てマリアを追い出した存在がいるのを思い出す。あのワガママ王女様より、マシな奴なのか。
「そうだ、きみの王国を攻め滅ぼしたエリザベスって奴はどんな奴なんだ?」
「嫌な奴よ !」
マリアは即答する。まぁその言葉通りだろうなとヴィトは苦笑する。
「具体的にどういう風に嫌な奴なのか、おれとルーシーに教えてもらえると嬉しいんだが……」
「決まってるでしょ !あいつ……以前戦闘中に逃亡した事があるのよ !少なくとも、平民を守ったりするのは王の義務でしょ?それを放り出すなんて……」
(成る程ね、少なくとも、中世ヨーロッパの絶対王政時代の王様よりもマシだと言うことか)
ヴィトは思わずマリアの態度に感心する。
「でも、わたしの王国にはきっと反エリザベスの組織が出来てるはずよ !」
マリアの断言が気になり、ヴィトは何故そんな保証があるのかを質問してみた。
「だって、わたしには婚約者のシャルル・ローラン大公閣下がいらっしゃるんでもの !彼は優秀な指揮官なのよ !エリザベスなんて目じゃないわ !」
ヴィトは何処かで聞いた事がある名前だなと思案したが、あまり神話やら歴史には詳しくないため、思案する事を放棄した。
「そうか、ならきっと安全だな」
ヴィトは優しい笑みを見せる。
「そうよ !それよりもあたしも連れて行ってくれるの!?」
「ダメだな、きみはここで電話番だ……」
マリアは「そんなの詰まらないわ」と頰を膨らませるが、ヴィトはルーシーに視線を向ける。
「パーティーには参加するよ、ただし、護衛を沢山付けてだ……」
「名案だわ、手下も増えるてものね、でもその手下はどこに配置するの?」
「会場の周辺さ」
ヴィトはいたずらっぽい笑みを浮かべ答える。
「さあ、この話は終わりさ、今日のところはメシでも食おうぜ」
ヴィトは二人に料理が出来た事を告げる。
そしてパーティーの当日。
ルーシー・カヴァリエーレは上下左右を護衛付きの車に囲まれ、ホテルへと向かっていた。
ルーシーはいつもの女性用のスーツではない、バラを思わせる美しい真紅のドレスを身につけていた。
彼女がいわゆる反社会的組織のリーダーであっても、付き合いたくなるような魅力を演出していた。
「今日のお前決まってるぜ」
横にいるヴィトも今日はいつもの青いコートに青い背広にネクタイというスーツ姿ではなく、黒のモーニングコートという姿だった。
「全く……こんな姿では、銃も打てないじゃあないか」
ルーシーのその愚痴にヴィトは思わず苦笑する。
「なら、お前が左脚に仕込んでるそれは何だよ?」
「よっ、用心のためよ」
ルーシーは気まずそうに笑う。
「まぁ、おれもだけどな」
ヴィトは車の横に置いてある剣と45口径のオート拳銃に手をやる。
「どうするのそれ?」
「銃はともかくとして、剣を持って入るのは難しいだろうな」
ヴィトがそう言っていると、突然助手席から見慣れた顔が振り向く。
「なら、その剣おれに任せな、あのホテルの男子トイレの一室に仕込んどくぜ !」
「マルロッ!できるのか?そんな事……」
「大丈夫さ、トイレの個室に入れ、そこには『壊れます』の札をかけとけば、誰も入れんだろ?」
ヴィトは段々と不安になってきた。
車は夕方のうちにホテルへと到着した。ルーシーは他の車に近くの駐車場に止めておくように指示すると、マルロにホテルの前に止めるように指示する。
二人は車がホテルの豪華な入り口の前に止まるのを確認すると、車から降りる。
「流石、有名人のパーティーだ。豪華さが他の奴らとは比較にならないな」
ルーシーはホテルの煌びやかな雰囲気の前に思わずそんな事を口走る。
「確かにそうだな、こりゃあ下手すら、地元の議員の祝いの会以上の規模だと思うぜ」
ヴィトは思わずそんな事を言う。無理もない。周りのミルク色のシーツの上にある食べ物はどれも普通の人には口にできない料理ばかりだし、中にはスイスでしか食べられないチーズフォンデュなんてものもある。そればかりではない。
日本の寿司すら置いてあった。中国の北京ダックなんて料理もある。さしずめこのホテルに無い料理なんてない。そう断言できるかもしれない。
「やはり、全米一の人気歌手は違うな、これだけの料理を揃えられるんだからな」
ヴィトは全米一のスターの力に改めて恐れの念を抱いた。
(少なくとも、何処かにヒットマンが隠れている可能性は低そうだが)
ヴィトは周囲を見渡したが、今のところ、どこにもそんな人物はいない。
(まぁ、用心の必要はあるな)
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