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第七話 コミッション(会合)
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コミッションは、月に一回定期的に開かれる。ルカ・ミラノリアは定期的に街の外のボス達を集める。そうする事で自分にはこれだけの後ろ盾が集まっているのだとアピールできるからだ。
「みなさん、この場にお集まりいただきありがとうございます。今回の議題はいかにして、カヴァリエーレ・ファミリーの奴らの縄張りの分け前についてですが……」
ルカ・ミラノリアのオペラ歌手のような声が小さだが、豪華な会議室に響き渡る。
「私としては、賭博だ !賭博ビジネスをいただきたい、カヴァリエーレの小娘は街の賭博ビジネスを牛耳っていたが、それがあんたに渡った以上は、私たちにだってもらう権利があるはずだッ!そうだろう?」
そう問いかけたのは、コミッションのメンバーの一人で、ドイツ系ギャング組織のリーダーであるリヒャルト・コルプトであった。彼は金髪に碧眼の典型的な東洋人が思い描く"白人"であり、鼻もスラリと高く、口元も小さな美男子であった。
「そう、あなたが賭博なら、あたし達はブラックマーケットと組合利権を頂こうかしら?それくらい貰わなくちゃあフェアじゃあないわ」
発言したのは、アーラ・トカレフというロシア系ギャング組織のリーダーであった。彼女は30代前半であり、尚且つ女性であったが、ルーシーとは違い、"世襲"ではないということが、コミッションのメンバーに気に入られ、2年前に参入していたのだった。また、彼女は普段は"男"の影武者をおいており、彼に指揮を任せているために、コミッション以外にはあまり公の場には出ないことで有名であった。それに彼女は充分に美人とも言える素質を揃えており、それが男のギャングメンバーに舐められないためでもあったのだろう。
「ならよぉ~オレはあんたが、カヴァリエーレの連中から奪い取った全ての表向きのビジネスを頂くぜ、尚且つ麻薬を売らせてもらう権利もだッ!この街でオレが捌かせてもらう !」
最後に発言したのは、ポーランド系のギャング組織のリーダー。ヘンリク・パデレフスキだった。彼は立派な口ひげを蓄えており、頭も立派に二つに分かれており、典型的な"オヤジ"タイプであった。年齢は等に五十を超え、髪は茶色で体型は中肉中背とミラノリアを除けば、若いメンバーが中心に構成されている、街のコミッションにおいては、彼が最年長と言っても過言ではない。
「ともかくです……あなた達が何を取ろうが、私には関係ないことですが、代わりに……」
と、その言葉をリヒャルトが遮る。
「分かってるよ、上納金さえ、支払えばいいんだろ?」
その言葉を聞くなり、ミラノリアは顔をパアッーと明るくさせた。
「その通りです !この街のボスは私ですからね、あなた方は私に金さえ払ってもらえへれば……」
「ちょっと待った」
またしても、リヒャルトが遮った。
「何でしょうか?」
「あんたが持っている異能兵種や魔法やらを我々にも分け与えてもらえないだろうか?我々は共産主義者ではがな」
その言葉にコミッションのメンバー全員に笑いが行き渡る。
「アハハハハ、そうですね。あなたの言う通りだ。我々は共産主義ではないが、分け与える物は分け与えなければ、ならん、ここは自由の国だからな」
ミラノリアのその言葉に全員が期待を寄せる目を向ける。
「よろしいでしょう……これからは皆様にも……」
その時だった。コミッションが開かれているドアが思いっきり開かれた。
「大変です !ドン・ミラノリア !」
「どうした!?何事だ!?」
部下の男は荒い息を吐きながら、答える。
「カヴァリエーレ・ファミリーがダウンタウンを奪還致しました !」
その声にコミッションのメンバー全員が慌てふためく。
「それは本当なのか!?」
ミラノリアは万が一の可能性を信じ、部下に尋ねてみたが、部下は「本当です」としか言わないため、真実である事が分かった。
「なんて言う事だ……」
ミラノリアは冷や汗をかいていたが、それ以上に動揺したのは、コミッションのメンバーであった。
「おい、どう言う事だ!?これから、我々は一ヶ月以内に街を制圧すると言ったじゃあないか !ダウンタウンが奪還されただと!?我々を舐めているのか !」
「そうよ、これで私が求めていた組合利権はパァね、他の物を当たらなくちゃあならないわ」
「麻薬を捌く権利はどうなるんだッ!こっちは中国の方にルートを確保してんだ !向こうのドンを怒らせるわけにはいかんないんだよ !」
コミッションのメンバーが次々と喋る中、ミラノリアは必死に苛立ちを抑えていた。
「頼むから、落ち着いてくれ……カヴァリエーレ・ファミリーはウチと同じくらい大きいとはいえ、こちらの方が勢力が上なんだ !今更ダウンタウンを取り戻したからと言うのがなんなんだ !街の外の強力なファミリーが三つもついているんだ !我々に分があるに決まってる !」
ミラノリアの演説が全員に響いたのか、大人しく席に座る。
「ともかくです。今回のコミッションはこれで終わりにさせていただきます……いずれ、ダウンタウンを奪還し、この街の全てのビジネスを引き渡せていただきます」
ミラノリアはそれだけ呟くと、会議室を跡にした。
「みなさん、この場にお集まりいただきありがとうございます。今回の議題はいかにして、カヴァリエーレ・ファミリーの奴らの縄張りの分け前についてですが……」
ルカ・ミラノリアのオペラ歌手のような声が小さだが、豪華な会議室に響き渡る。
「私としては、賭博だ !賭博ビジネスをいただきたい、カヴァリエーレの小娘は街の賭博ビジネスを牛耳っていたが、それがあんたに渡った以上は、私たちにだってもらう権利があるはずだッ!そうだろう?」
そう問いかけたのは、コミッションのメンバーの一人で、ドイツ系ギャング組織のリーダーであるリヒャルト・コルプトであった。彼は金髪に碧眼の典型的な東洋人が思い描く"白人"であり、鼻もスラリと高く、口元も小さな美男子であった。
「そう、あなたが賭博なら、あたし達はブラックマーケットと組合利権を頂こうかしら?それくらい貰わなくちゃあフェアじゃあないわ」
発言したのは、アーラ・トカレフというロシア系ギャング組織のリーダーであった。彼女は30代前半であり、尚且つ女性であったが、ルーシーとは違い、"世襲"ではないということが、コミッションのメンバーに気に入られ、2年前に参入していたのだった。また、彼女は普段は"男"の影武者をおいており、彼に指揮を任せているために、コミッション以外にはあまり公の場には出ないことで有名であった。それに彼女は充分に美人とも言える素質を揃えており、それが男のギャングメンバーに舐められないためでもあったのだろう。
「ならよぉ~オレはあんたが、カヴァリエーレの連中から奪い取った全ての表向きのビジネスを頂くぜ、尚且つ麻薬を売らせてもらう権利もだッ!この街でオレが捌かせてもらう !」
最後に発言したのは、ポーランド系のギャング組織のリーダー。ヘンリク・パデレフスキだった。彼は立派な口ひげを蓄えており、頭も立派に二つに分かれており、典型的な"オヤジ"タイプであった。年齢は等に五十を超え、髪は茶色で体型は中肉中背とミラノリアを除けば、若いメンバーが中心に構成されている、街のコミッションにおいては、彼が最年長と言っても過言ではない。
「ともかくです……あなた達が何を取ろうが、私には関係ないことですが、代わりに……」
と、その言葉をリヒャルトが遮る。
「分かってるよ、上納金さえ、支払えばいいんだろ?」
その言葉を聞くなり、ミラノリアは顔をパアッーと明るくさせた。
「その通りです !この街のボスは私ですからね、あなた方は私に金さえ払ってもらえへれば……」
「ちょっと待った」
またしても、リヒャルトが遮った。
「何でしょうか?」
「あんたが持っている異能兵種や魔法やらを我々にも分け与えてもらえないだろうか?我々は共産主義者ではがな」
その言葉にコミッションのメンバー全員に笑いが行き渡る。
「アハハハハ、そうですね。あなたの言う通りだ。我々は共産主義ではないが、分け与える物は分け与えなければ、ならん、ここは自由の国だからな」
ミラノリアのその言葉に全員が期待を寄せる目を向ける。
「よろしいでしょう……これからは皆様にも……」
その時だった。コミッションが開かれているドアが思いっきり開かれた。
「大変です !ドン・ミラノリア !」
「どうした!?何事だ!?」
部下の男は荒い息を吐きながら、答える。
「カヴァリエーレ・ファミリーがダウンタウンを奪還致しました !」
その声にコミッションのメンバー全員が慌てふためく。
「それは本当なのか!?」
ミラノリアは万が一の可能性を信じ、部下に尋ねてみたが、部下は「本当です」としか言わないため、真実である事が分かった。
「なんて言う事だ……」
ミラノリアは冷や汗をかいていたが、それ以上に動揺したのは、コミッションのメンバーであった。
「おい、どう言う事だ!?これから、我々は一ヶ月以内に街を制圧すると言ったじゃあないか !ダウンタウンが奪還されただと!?我々を舐めているのか !」
「そうよ、これで私が求めていた組合利権はパァね、他の物を当たらなくちゃあならないわ」
「麻薬を捌く権利はどうなるんだッ!こっちは中国の方にルートを確保してんだ !向こうのドンを怒らせるわけにはいかんないんだよ !」
コミッションのメンバーが次々と喋る中、ミラノリアは必死に苛立ちを抑えていた。
「頼むから、落ち着いてくれ……カヴァリエーレ・ファミリーはウチと同じくらい大きいとはいえ、こちらの方が勢力が上なんだ !今更ダウンタウンを取り戻したからと言うのがなんなんだ !街の外の強力なファミリーが三つもついているんだ !我々に分があるに決まってる !」
ミラノリアの演説が全員に響いたのか、大人しく席に座る。
「ともかくです。今回のコミッションはこれで終わりにさせていただきます……いずれ、ダウンタウンを奪還し、この街の全てのビジネスを引き渡せていただきます」
ミラノリアはそれだけ呟くと、会議室を跡にした。
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