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第五話 ゴッドマーザー(街のボス)とお姫さま(プリンセス)
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「さぁ、入りな、きみを我が上司に紹介するよ」
ヴィトは屋敷の中に入り、ルーシーの住む豪邸の中へとマリアを招き入れた。
「ヴィト……久し振りね」
ルーシーは約二週間ぶりに再会した幼馴染に柔らかい眼差しを向ける。
「ああ、久し振りだな」
ヴィトは懐かしい目でルーシー・カヴァリエーレを見つめていた。
「……それで?あなたの足元にいるのが、例の女の子なの?」
ルーシーの問いかけにマリアは半ば鼻を膨らませながら、「そうよ!」と答えた。
「ふふふ、元気なお嬢ちゃんじゃあないの」
だが、ルーシーの言葉がマリアのしゃくに触ったのか、マリアは顔を真っ赤にしてルーシーに言い返す。
「失礼ね !誰が、お嬢ちゃんよ !あたしは女王陛下よ !子供扱いしないでちょうだい !!」
「はは、悪かったわ、それよりもあなたは何処の子なの?この街の住人ではなさそうだけど」
ルーシーが問う間でもない、彼女がこの街の住人ではないのは、彼女のその淡い見事なまでの金髪とアニメ映画などでよく見る古来のお姫様のような格好がそれを物語っていた。
「だ・か・ら !何度も言っているでしょう !!あたしはフランソワ王国の女王であり、城をギシュタルリアの奴らに落とされたから、この田舎に流れ着いて来たのよ !変な白い光に包まれてね !!!」
どうも理解しづらいルーシーに説明の補足を入れるために、ヴィトが二人の間に割って入った。
「ああ、つまりな……言い難いんだが、彼女は別の世界から来たんだ……昨日の夜も電話しただろう?決してこの子はアニメ映画を見過ぎだ頭のおかしな子じゃあないぜ」
だが、ルーシーはそのヴィトの説明を聞いても、まだ本当に目の前の小さな少女が別の世界の王女様なんて事は到底信じられなかった。そのために、ヴィトに証拠の提出を要求した。
「いいとも」
ヴィトはスーツの上に羽織っていた青色のコートを脱ぎ、腰につけている年代物の剣を見せる。
「成る程ね、一応信じられないこともないわ、でも部下が信じるかどうか疑問だわ、だってその子ワガママなんでしょう?昨日あなたに何かしてこなかった?」
ルーシーの問いかけにヴィトは思わず、肩をすくめた。何故なら思い当たる節が多過ぎだからだ。まるで中世ヨーロッパの時代の王様を思わせるような、傲慢な振る舞いに、折角ヴィトの用意した食事も「こんなの食べられない」と愚痴を吐き、一口も食べなかった事。これについては、ヴィトではなく、配下であるアンドリオ・グラントが切れたが……。
ヴィトが思いつく限りのことを思い出していると、「思い出した?」と最愛の上司の声が聞こえた。
「ええ、まぁ、二、三件あたり……」
「成る程……二、三件ね……」
ルーシーはヴィトが無意識のうちに自分の目から目を逸らしている事に気がついた。
「嘘がバレバレよ、ヴィト……大方散々やられたんでしょ?」
ヴィトはウッと言葉を詰まらせる。
「そんな事だと思ったわ、あなた頭と顔と腕はいいけど、嘘を吐くのは下手だから」
この人には敵わないなとヴィトが短い漆黒の髪で覆われた頭をかいていると、話が面白くなかったのか、マリアが口を挟む。
「ちょっと !あたしをいつまで放っておくのよ !!!」
「悪かったわ、それよりあなたどうするの?"王女様"は行く当てがあるのかしら?」
「うるさいわねぇ~~あたしは王国の女王様よ !行く当てなんて沢山あるわよ !!」
「そう、なら例を教えてくれないかしら?」
ルーシーの意地悪な問いかけにマリアは思わず目を逸らす。
「ないんでしょ?なら、ここの教えに従って、孤児院に行くべきだわ」
「孤児院だと!?」
ヴィトは思わず目を丸くする。
「冗談だろ!?この子には色々と聞くべきことがあるだろ!?魔法やらがあれば、今後ミラノリアとの抗争がこちらの有利に進むぜ !」
「魔法ですって!?そんなのがあれば見せてほしいわね !」
ルーシーは金切り声を上げて言った。
「おい、魔法は使えるか?」
ヴィトは密かに異世界の王女様に耳打ちする。
「ねぇ、平民 !魔法を見せれば信じてくれるのよね !」
「そうよ、どうせなら、大きいものを出してほしいわ」
ルーシーの意地悪な要求に、マリアは半ばヒステリックに叫びながら、呪文を唱える。部屋は白い煙に覆われ、次の瞬間に目の前に一匹のバッタが現れた。
「バッタ?」
目を丸くするヴィトとは正反対にルーシーはあまりの馬鹿らしさにクスッと可愛く笑う。
「おいおい、ヴィト、これが魔法だっていうの?どうせポケットから隠してあったバッタを出したんでしょうね?煙に覆われている間に……小学生でも思いつく手品よ」
ルーシーの煽りにマリアはかっとなったのか、今度は錬金術をやってみせると宣言した。
「ヴィト、石を持ってきて !!」
マリアの要求に応え、ヴィトは庭から小石を一つ持ってきた。
「見ててよ、今度はこれを黄金に変えてみせるんだから !!」
マリアは何やらブツブツと叫ぶと、小さな杖を小石に向ける。すると、小石は黄金に変わった。ただし、先端だけ。
「あれ?おかしいな、前やった時はうまく言ったんだけど……」
小首を傾げるマリアにルーシーはため息を吐き、「悪いけど、あなたを別の世界から来たっていうのは認められないわ」と吐き捨てた。
「おっ、おい !!」
「大方、その杖の先端にスプレーでも混ぜてたんでしょ?それを吹きかけたんだわ」
ヴィトの必死の問いかけに応じずにルーシーは手を首に当てながら半ば呆れたような口調で呟く。
「何よ、あたしを偽物呼ばわりして !あんたこそ何様よ !あたしは王女で……」
「私はこの街のゴッドマーザーよ、少なくともあなたよりはこの街の支配者だと言える資格があると思うけど、違うかしら?」
マリアは答えるのが難しそうだった。
「おい、少しやり過ぎなんじゃあないのか?」
ヴィトは眉をひそめながら尋ねる。
「そうね、私も少し言い過ぎたかもしれないわ、でもこの子にはこれぐらい言わなきゃ・・・」
そんな時だった。ルーシーの書斎のドアがバタンと勢いよく開く。
「たっ、大変です !ドン・カヴァリエーレ !ミラノリアの連中がグラントがいるアパートを襲撃してきました !」
ドアを開けたのは、部下の一人で、彼もヴィトやグラント同様にスーツとコートにフランク・シナトラの帽子を被っていた。
「数は!?」
ルーシーの問いかけに男は帽子を深く被って、黙りこくっている。
「おい、答えろよ、奴らは何を仕掛けて来やがったんだ?」
男は尚も答えようとしない。
「やれやれ、面倒くせぇ、早く要件を伝えな」
男は数秒間の沈黙の後にようやくヴィトの質問に答えた。
「……リザードマンです !」
「リザードマンだと?」
ヴィトは思わず男の腕を強く掴む。
「本当か!?」
男は腕の痛みに怯むことなく呟く。
「私があなたに嘘を吐いたことがありますか?少なくとも重要な時に嘘を吐いたことは絶対にない !!」
「そうだな、よし !トンプソン・マシンガンを用意しろ !」
ヴィトは部下に命令し、丸い弾倉が先端に着いている機関銃を持って来させた。
「マリア……来るか?」
「当たり前よ !自分の領土内で暴れている奴を放っておけないわ !!」
マリアは拳をギュッと握り締める。
「……彼女がファミリーの仕事に向いているかどうかは、そのリザードマンを倒せるかどうかで、決めたらどうだ?」
ヴィトの問いかけにルーシーは首を縦に動かした。
「よし、決まりだぜ、さぁ、女王陛下……討伐戦といきましょうか」
マリアはヴィトの端正な顔を覗き込む。迷い一つない顔。姫を守り、反乱者を討伐する勇者の顔だった。少なくともマリアにはそう見える。
(……見せてやるわ、あの生意気な平民に……女王の実力がどれくらいあるのか)
マリアは懐の杖をギュッと握りしめた。
ヴィトは屋敷の中に入り、ルーシーの住む豪邸の中へとマリアを招き入れた。
「ヴィト……久し振りね」
ルーシーは約二週間ぶりに再会した幼馴染に柔らかい眼差しを向ける。
「ああ、久し振りだな」
ヴィトは懐かしい目でルーシー・カヴァリエーレを見つめていた。
「……それで?あなたの足元にいるのが、例の女の子なの?」
ルーシーの問いかけにマリアは半ば鼻を膨らませながら、「そうよ!」と答えた。
「ふふふ、元気なお嬢ちゃんじゃあないの」
だが、ルーシーの言葉がマリアのしゃくに触ったのか、マリアは顔を真っ赤にしてルーシーに言い返す。
「失礼ね !誰が、お嬢ちゃんよ !あたしは女王陛下よ !子供扱いしないでちょうだい !!」
「はは、悪かったわ、それよりもあなたは何処の子なの?この街の住人ではなさそうだけど」
ルーシーが問う間でもない、彼女がこの街の住人ではないのは、彼女のその淡い見事なまでの金髪とアニメ映画などでよく見る古来のお姫様のような格好がそれを物語っていた。
「だ・か・ら !何度も言っているでしょう !!あたしはフランソワ王国の女王であり、城をギシュタルリアの奴らに落とされたから、この田舎に流れ着いて来たのよ !変な白い光に包まれてね !!!」
どうも理解しづらいルーシーに説明の補足を入れるために、ヴィトが二人の間に割って入った。
「ああ、つまりな……言い難いんだが、彼女は別の世界から来たんだ……昨日の夜も電話しただろう?決してこの子はアニメ映画を見過ぎだ頭のおかしな子じゃあないぜ」
だが、ルーシーはそのヴィトの説明を聞いても、まだ本当に目の前の小さな少女が別の世界の王女様なんて事は到底信じられなかった。そのために、ヴィトに証拠の提出を要求した。
「いいとも」
ヴィトはスーツの上に羽織っていた青色のコートを脱ぎ、腰につけている年代物の剣を見せる。
「成る程ね、一応信じられないこともないわ、でも部下が信じるかどうか疑問だわ、だってその子ワガママなんでしょう?昨日あなたに何かしてこなかった?」
ルーシーの問いかけにヴィトは思わず、肩をすくめた。何故なら思い当たる節が多過ぎだからだ。まるで中世ヨーロッパの時代の王様を思わせるような、傲慢な振る舞いに、折角ヴィトの用意した食事も「こんなの食べられない」と愚痴を吐き、一口も食べなかった事。これについては、ヴィトではなく、配下であるアンドリオ・グラントが切れたが……。
ヴィトが思いつく限りのことを思い出していると、「思い出した?」と最愛の上司の声が聞こえた。
「ええ、まぁ、二、三件あたり……」
「成る程……二、三件ね……」
ルーシーはヴィトが無意識のうちに自分の目から目を逸らしている事に気がついた。
「嘘がバレバレよ、ヴィト……大方散々やられたんでしょ?」
ヴィトはウッと言葉を詰まらせる。
「そんな事だと思ったわ、あなた頭と顔と腕はいいけど、嘘を吐くのは下手だから」
この人には敵わないなとヴィトが短い漆黒の髪で覆われた頭をかいていると、話が面白くなかったのか、マリアが口を挟む。
「ちょっと !あたしをいつまで放っておくのよ !!!」
「悪かったわ、それよりあなたどうするの?"王女様"は行く当てがあるのかしら?」
「うるさいわねぇ~~あたしは王国の女王様よ !行く当てなんて沢山あるわよ !!」
「そう、なら例を教えてくれないかしら?」
ルーシーの意地悪な問いかけにマリアは思わず目を逸らす。
「ないんでしょ?なら、ここの教えに従って、孤児院に行くべきだわ」
「孤児院だと!?」
ヴィトは思わず目を丸くする。
「冗談だろ!?この子には色々と聞くべきことがあるだろ!?魔法やらがあれば、今後ミラノリアとの抗争がこちらの有利に進むぜ !」
「魔法ですって!?そんなのがあれば見せてほしいわね !」
ルーシーは金切り声を上げて言った。
「おい、魔法は使えるか?」
ヴィトは密かに異世界の王女様に耳打ちする。
「ねぇ、平民 !魔法を見せれば信じてくれるのよね !」
「そうよ、どうせなら、大きいものを出してほしいわ」
ルーシーの意地悪な要求に、マリアは半ばヒステリックに叫びながら、呪文を唱える。部屋は白い煙に覆われ、次の瞬間に目の前に一匹のバッタが現れた。
「バッタ?」
目を丸くするヴィトとは正反対にルーシーはあまりの馬鹿らしさにクスッと可愛く笑う。
「おいおい、ヴィト、これが魔法だっていうの?どうせポケットから隠してあったバッタを出したんでしょうね?煙に覆われている間に……小学生でも思いつく手品よ」
ルーシーの煽りにマリアはかっとなったのか、今度は錬金術をやってみせると宣言した。
「ヴィト、石を持ってきて !!」
マリアの要求に応え、ヴィトは庭から小石を一つ持ってきた。
「見ててよ、今度はこれを黄金に変えてみせるんだから !!」
マリアは何やらブツブツと叫ぶと、小さな杖を小石に向ける。すると、小石は黄金に変わった。ただし、先端だけ。
「あれ?おかしいな、前やった時はうまく言ったんだけど……」
小首を傾げるマリアにルーシーはため息を吐き、「悪いけど、あなたを別の世界から来たっていうのは認められないわ」と吐き捨てた。
「おっ、おい !!」
「大方、その杖の先端にスプレーでも混ぜてたんでしょ?それを吹きかけたんだわ」
ヴィトの必死の問いかけに応じずにルーシーは手を首に当てながら半ば呆れたような口調で呟く。
「何よ、あたしを偽物呼ばわりして !あんたこそ何様よ !あたしは王女で……」
「私はこの街のゴッドマーザーよ、少なくともあなたよりはこの街の支配者だと言える資格があると思うけど、違うかしら?」
マリアは答えるのが難しそうだった。
「おい、少しやり過ぎなんじゃあないのか?」
ヴィトは眉をひそめながら尋ねる。
「そうね、私も少し言い過ぎたかもしれないわ、でもこの子にはこれぐらい言わなきゃ・・・」
そんな時だった。ルーシーの書斎のドアがバタンと勢いよく開く。
「たっ、大変です !ドン・カヴァリエーレ !ミラノリアの連中がグラントがいるアパートを襲撃してきました !」
ドアを開けたのは、部下の一人で、彼もヴィトやグラント同様にスーツとコートにフランク・シナトラの帽子を被っていた。
「数は!?」
ルーシーの問いかけに男は帽子を深く被って、黙りこくっている。
「おい、答えろよ、奴らは何を仕掛けて来やがったんだ?」
男は尚も答えようとしない。
「やれやれ、面倒くせぇ、早く要件を伝えな」
男は数秒間の沈黙の後にようやくヴィトの質問に答えた。
「……リザードマンです !」
「リザードマンだと?」
ヴィトは思わず男の腕を強く掴む。
「本当か!?」
男は腕の痛みに怯むことなく呟く。
「私があなたに嘘を吐いたことがありますか?少なくとも重要な時に嘘を吐いたことは絶対にない !!」
「そうだな、よし !トンプソン・マシンガンを用意しろ !」
ヴィトは部下に命令し、丸い弾倉が先端に着いている機関銃を持って来させた。
「マリア……来るか?」
「当たり前よ !自分の領土内で暴れている奴を放っておけないわ !!」
マリアは拳をギュッと握り締める。
「……彼女がファミリーの仕事に向いているかどうかは、そのリザードマンを倒せるかどうかで、決めたらどうだ?」
ヴィトの問いかけにルーシーは首を縦に動かした。
「よし、決まりだぜ、さぁ、女王陛下……討伐戦といきましょうか」
マリアはヴィトの端正な顔を覗き込む。迷い一つない顔。姫を守り、反乱者を討伐する勇者の顔だった。少なくともマリアにはそう見える。
(……見せてやるわ、あの生意気な平民に……女王の実力がどれくらいあるのか)
マリアは懐の杖をギュッと握りしめた。
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