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パンゲール大陸攻略編
暗黒神のお気に入りの暴走は止まらずーその⑤
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なんて様だ。シリウスは自分の行動を改めて振り返る。今回の侵入の計画はすんなりと進むものだとばかり思っていたのだが、どうも上手くはいかない。いや、それどころか、前世では圧倒的なまでの差を見せつけたはずのくノ一にまで負けているではないか。
しかも、やっとの事で都から離れられる事ができ、今現在は深い夜の森の中を走っている有様である。
シリウスは悔しさのために近くにあった生えていた木の枝を一本を力任せに奪い取り、そのまま自身の手で粉々に砕いていく。
「己、小娘め、記憶を思い出す前までは甘ったれた貴族の小娘に過ぎぬ身でありながら……」
シリウスはもう一度力任せに憎悪の念を貯めた拳で木を強く叩く。
木が強く揺れ、葉が彼の肩の上に落ちていく。肩についた青い葉をシリウスは乱暴に払い飛ばし、そのまま港の方向に帰ろうとしたのだが、彼の耳に最後の転移衆であるケイトが声を掛けていた事に気が付く。
「ケイトか?何用じゃ?」
「恐れながら申し上げます。皇帝陛下……言いつけられました今回の作戦でございますが、私一人の腕では遂行するのが難しく、陛下におはしましては何卒、不出来な臣下をお助けにーー」
「ならぬッ!」
木の上に屯していた烏が声に驚き耳障りな声を上げて宙へと飛ぶ。
同時に、森の中を一瞬の間のみ静寂に包まれたのだが、森の中はもう一度シリウスの大きな声で包まれていく。
「貴様は何か勘違いをしておるようだな。ケイト……」
ケイトは答えない。窮しているのか、図星を突かれて動揺しているのかは知らない。だが、シリウスからすれば答えないという返答は車の窓ガラスの上に付着した汚れと同じくらいに腹正しいものである。
シリウスは怒声を用いてもう一度、森の中で叫ぶ。
「お主の役割は私の軍を率いて、魔界を制圧し、魔界の王の座を再びオレに進呈する事であろう!それなのに、出来ぬというのはどういう事だッ!」
シリウスの声が夜の闇の中に轟く。その声を聞いて野生動物が僅かに咆哮を上げる。威嚇の声が聞こえたが、シリウスの声はそれよりも大きい。
「ケイトリン・ハンプシャー。お前には失望したぞ、地獄の斧使いも堕ちたものだな」
「申し訳ありません。ですが、お許しを。無知な私では策が思い付かぬのです。私はあなた様から地獄から引き戻されるまでは教養もない村娘でございます。用兵学について学んだ事もーー」
「振れるのは斧だけと言いたいわけか?」
ケイトは遠く離れた魔界との最前線でシリウスの声を耳にする。しかし、声の調子が変だ。先程までのような怒った調子ではなく、夜に不意に目が覚めた時に飲む井戸の水の様に冷たい。
そのまま凍ってしまいそうな程の冷たい声で彼は言った。
「何のためにお主に副官がおるのだ。副官を利用し、現地で巧妙な作を立て、オレを喜ばせろ。良いな、必ず魔界の玉座を私に引き渡せ、泥棒の小娘の首を斬り落とせ、それだけが私の望みじゃ」
シリウスはそれだけを言うと一方的にテレパシーを切断する。後に残されたのは張り詰めた空気。
ケイトはあの大陸から連れてきた副官を見つめる。
副官の名前はエル・アルグロ。かつてはオーランドリュー王国の国王、ピサロ一世の腹心にして、大軍団を率いる将軍であった。
その腕を買われ、彼はシリウスに自軍の軍陣に引き入れられ、かつての地位よりは一つの下の地位を与えられ、現在では彼女の副官として活躍しているのである。短い髪に悠然とした獅子の様な勇猛な瞳は歴戦の戦士を思わせられ、その体型もケイトの比ではない程に引き締まっており、その姿に似合う言葉はまさに“大将軍”という名称ではないだろうか。外見も赤いマントに金色の鎧という男らしい格好であり、見るものに羨望の視線を向けていく。
ケイトが立派な将軍を観察していると、彼は挙手をし、彼女に進言する。
「閣下、我が軍は危機に瀕しております。このままでは皇帝陛下から預かりし、軍は明日にまで壊滅致しましょう」
ケイトは尖ったナイフの様なものが心臓に突き刺さったかの様な感触を覚える。
ケイトは忌々しそうに親指の爪を噛み、副官を睨む。
だが、将軍は睨むのを辞めない。それどころか、早く決断しろと言わんばかりに鋭い視線をケイトに浴びせていく。
ケイトは大きな声で指示を出す。
「分かったわ!後退よ!クソ、クソ!」
それを聞くと副官は黙って彼女の前から下がり、前線の兵士たちへと命令を下しに向かう。
その晩、ケイトは大陸南部、いわゆる魔界の地図を広げながら、ライジア率いる魔界の軍隊が防衛する街の攻略戦の案を練っていく。
だが、力攻めで最初から攻めたのが、いけなかったのか、二日にわたる戦闘の結果は向こう側の倒れる兵士の数よりもこちら側の倒れる兵士の数が二倍もあるという事である。
何せ、魔界の兵士は異形であり、尚且つ力も増している。加えて、新たな魔王として権力も握り始めたライジアの存在。
彼女の巧みな指揮の元に、こちらの兵士たちは常に翻弄されている。
時間がない。ケイトはテレパシーで話した時のシリウスの反応を思い出す。
思えば、あのお方は攻略戦が失敗してからは常に不機嫌であり、このままではいつ自分が粛清されるのか分からない。
焦燥感の増す彼女は一度、ライジアの籠る都市の周囲を囲み、兵糧攻めする事を提案したが、エル副官は首を横に振る。
「恐れながら閣下、その考えは実行が難しいかと」
「何故よ」
「二日にわたる戦闘で我が軍は既に疲弊し、兵力の殆どを失っている状態であります。加えて、向こう側の倒れる兵力はこちらの半分以下、現在では下手をすればこちらの方が少ない可能性すらーー」
「分かったわ!もういいわよ!」
ケイトはエル副官の言葉を遮り、そのまま地図に視線を落としたが、またもや副官が手を挙げた事により、彼女は副官をあてる。
「失礼ながら、閣下。我々は包囲戦では十部に活動できない様に思われますが、野戦ではまだ十分に活躍できるかと……」
「野戦ですって?」
「ええ、都市に立て篭もる敵をわざわざ外へと誘き寄せ、我が軍の力を、それこそ閣下ご自身のお力を示されるのです」
「面白そうね。それならば、あのお方も喜んでくださるに違いないわ」
ケイトは大きな声で笑う。どうやら、今回の作戦は上手くいきそうだ。
やはり、最初から副官の力を借りれば良かった。そんな事を考えながら、ケイトは副官の語る作戦の詳細に耳を傾けていく。
しかも、やっとの事で都から離れられる事ができ、今現在は深い夜の森の中を走っている有様である。
シリウスは悔しさのために近くにあった生えていた木の枝を一本を力任せに奪い取り、そのまま自身の手で粉々に砕いていく。
「己、小娘め、記憶を思い出す前までは甘ったれた貴族の小娘に過ぎぬ身でありながら……」
シリウスはもう一度力任せに憎悪の念を貯めた拳で木を強く叩く。
木が強く揺れ、葉が彼の肩の上に落ちていく。肩についた青い葉をシリウスは乱暴に払い飛ばし、そのまま港の方向に帰ろうとしたのだが、彼の耳に最後の転移衆であるケイトが声を掛けていた事に気が付く。
「ケイトか?何用じゃ?」
「恐れながら申し上げます。皇帝陛下……言いつけられました今回の作戦でございますが、私一人の腕では遂行するのが難しく、陛下におはしましては何卒、不出来な臣下をお助けにーー」
「ならぬッ!」
木の上に屯していた烏が声に驚き耳障りな声を上げて宙へと飛ぶ。
同時に、森の中を一瞬の間のみ静寂に包まれたのだが、森の中はもう一度シリウスの大きな声で包まれていく。
「貴様は何か勘違いをしておるようだな。ケイト……」
ケイトは答えない。窮しているのか、図星を突かれて動揺しているのかは知らない。だが、シリウスからすれば答えないという返答は車の窓ガラスの上に付着した汚れと同じくらいに腹正しいものである。
シリウスは怒声を用いてもう一度、森の中で叫ぶ。
「お主の役割は私の軍を率いて、魔界を制圧し、魔界の王の座を再びオレに進呈する事であろう!それなのに、出来ぬというのはどういう事だッ!」
シリウスの声が夜の闇の中に轟く。その声を聞いて野生動物が僅かに咆哮を上げる。威嚇の声が聞こえたが、シリウスの声はそれよりも大きい。
「ケイトリン・ハンプシャー。お前には失望したぞ、地獄の斧使いも堕ちたものだな」
「申し訳ありません。ですが、お許しを。無知な私では策が思い付かぬのです。私はあなた様から地獄から引き戻されるまでは教養もない村娘でございます。用兵学について学んだ事もーー」
「振れるのは斧だけと言いたいわけか?」
ケイトは遠く離れた魔界との最前線でシリウスの声を耳にする。しかし、声の調子が変だ。先程までのような怒った調子ではなく、夜に不意に目が覚めた時に飲む井戸の水の様に冷たい。
そのまま凍ってしまいそうな程の冷たい声で彼は言った。
「何のためにお主に副官がおるのだ。副官を利用し、現地で巧妙な作を立て、オレを喜ばせろ。良いな、必ず魔界の玉座を私に引き渡せ、泥棒の小娘の首を斬り落とせ、それだけが私の望みじゃ」
シリウスはそれだけを言うと一方的にテレパシーを切断する。後に残されたのは張り詰めた空気。
ケイトはあの大陸から連れてきた副官を見つめる。
副官の名前はエル・アルグロ。かつてはオーランドリュー王国の国王、ピサロ一世の腹心にして、大軍団を率いる将軍であった。
その腕を買われ、彼はシリウスに自軍の軍陣に引き入れられ、かつての地位よりは一つの下の地位を与えられ、現在では彼女の副官として活躍しているのである。短い髪に悠然とした獅子の様な勇猛な瞳は歴戦の戦士を思わせられ、その体型もケイトの比ではない程に引き締まっており、その姿に似合う言葉はまさに“大将軍”という名称ではないだろうか。外見も赤いマントに金色の鎧という男らしい格好であり、見るものに羨望の視線を向けていく。
ケイトが立派な将軍を観察していると、彼は挙手をし、彼女に進言する。
「閣下、我が軍は危機に瀕しております。このままでは皇帝陛下から預かりし、軍は明日にまで壊滅致しましょう」
ケイトは尖ったナイフの様なものが心臓に突き刺さったかの様な感触を覚える。
ケイトは忌々しそうに親指の爪を噛み、副官を睨む。
だが、将軍は睨むのを辞めない。それどころか、早く決断しろと言わんばかりに鋭い視線をケイトに浴びせていく。
ケイトは大きな声で指示を出す。
「分かったわ!後退よ!クソ、クソ!」
それを聞くと副官は黙って彼女の前から下がり、前線の兵士たちへと命令を下しに向かう。
その晩、ケイトは大陸南部、いわゆる魔界の地図を広げながら、ライジア率いる魔界の軍隊が防衛する街の攻略戦の案を練っていく。
だが、力攻めで最初から攻めたのが、いけなかったのか、二日にわたる戦闘の結果は向こう側の倒れる兵士の数よりもこちら側の倒れる兵士の数が二倍もあるという事である。
何せ、魔界の兵士は異形であり、尚且つ力も増している。加えて、新たな魔王として権力も握り始めたライジアの存在。
彼女の巧みな指揮の元に、こちらの兵士たちは常に翻弄されている。
時間がない。ケイトはテレパシーで話した時のシリウスの反応を思い出す。
思えば、あのお方は攻略戦が失敗してからは常に不機嫌であり、このままではいつ自分が粛清されるのか分からない。
焦燥感の増す彼女は一度、ライジアの籠る都市の周囲を囲み、兵糧攻めする事を提案したが、エル副官は首を横に振る。
「恐れながら閣下、その考えは実行が難しいかと」
「何故よ」
「二日にわたる戦闘で我が軍は既に疲弊し、兵力の殆どを失っている状態であります。加えて、向こう側の倒れる兵力はこちらの半分以下、現在では下手をすればこちらの方が少ない可能性すらーー」
「分かったわ!もういいわよ!」
ケイトはエル副官の言葉を遮り、そのまま地図に視線を落としたが、またもや副官が手を挙げた事により、彼女は副官をあてる。
「失礼ながら、閣下。我々は包囲戦では十部に活動できない様に思われますが、野戦ではまだ十分に活躍できるかと……」
「野戦ですって?」
「ええ、都市に立て篭もる敵をわざわざ外へと誘き寄せ、我が軍の力を、それこそ閣下ご自身のお力を示されるのです」
「面白そうね。それならば、あのお方も喜んでくださるに違いないわ」
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