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パンゲール大陸攻略編
二人の悪党
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パキラは目に前に現れた二人の男との戦いには苦戦していたと言った方が良いかもしれない。少年はネズミ頭の妖怪のような不気味な風貌の男相手に懸命に剣を振っていたが、男の動きに少年は翻弄されるばかり、気が付けば、彼の背後で炎を放たれているという始末だ。
だが、逃げる必要は無い。パキラの背後から氷の魔法が飛び、たちまち炎さえも凍らせていく。
パキラは目の前の魔族の少女に感謝の念を送り、そのまま躊躇う事なく、ネズミ頭の男に向かって剣を振っていくのだが、その前にネズミ頭の男ではなく、醜く太ったオークが大きな戦斧を持ってパキラの攻撃を防ぐ。
パキラは攻撃の際に一度は飛び上がった足を地面に戻し、戦闘状態をリセットしようと目論んだのだが、醜く太ったオークはそれを許さなかったらしい。
オークは左右に斧を振っていき、パキラの剣に迷いを生じさせていく。
パキラは男との戦闘の合間にも、背後の仲間の姿を省みて、四人の仲間が共にネズミ頭の放火魔に立ち向かっていく姿を眺めていく。
特に、新しく仲間に加わったライジアなる少女は分厚い魔法書を開き、予期しない魔法を使用したり、炎さえも凍らせるフリーザードを使用して、あの放火魔の意表を突いていく。
もっと言えば戦意を削いでいたのかもしれない。
そんなライジアが仲間に加わったのはほんの少し前の事だった。何でも、彼女は元は魔界の魔王だったのだが、彼女自身には何の権利も貰えず、ただシリウスなる暴虐の男になされるがままに支配されていたのだと聞く。
パキラとコウタロウの二人は「シリウス」という言葉を聞いて互いに顔を見合わせていく。
シリウスと言えば魔界の摂政にして隣の大陸を治める皇帝ではなかったのか、その彼がどうして……。
ライジアを追放された理由をパキラが尋ねたところ、彼女は泣きながら逃亡時の状況と、シリウスが何をしようとしているのかを語っていく。
彼女はこれまでの経緯を全て語り終えた際に、とうとう嗚咽声を轟かせて、全ての言葉がハッキリと聞こえなくなるほどの大きな声で泣いていく。
そして、最後に誰もに聞こえるようにハッキリと大きな声で叫ぶ。
「死ねば……死ねば良かったのよッ!あんな生き意地の汚くて、人の命を虫けらか何かのように思っている下郎なんて、お父様に殺されれば良かったんだッ!」
頭を抱えてこれまでに蓄積した不安、不満、そして罪悪を吐き出す少女をパキラはしゃがんでから、優しく抱き寄せていく。
「大丈夫、キミは何も悪くないよ」
その言葉を聞き、ライジアは泣き止む。
いや、正確に言えばライジアは泣くのをやめて、パキラの顔をじっくりと眺めたと表現する方が良いのかもしれない。
ライジアはパキラに抱きしめられる過程で、幼い頃の日の事を思い出す。
彼女は今でこそ大人しい少女であったのだが、幼い頃は父や兄に構って欲しくてよく悪戯を行っていた。
だが、その悪戯を諫めて、叱る役目は父や兄ではなく、執事のクローに与えられていた。彼女はこっ酷く叱られて、今のように泣き続けていたのだが、亡き彼女の執事であり、当時は執事見習いであったインフエットが彼女を優しく抱き締めて言ったのだ。
「大丈夫ですよ。お嬢様はちゃーんと反省しましたから、お嬢様はもう悪くありません。だから、泣き止みましょう」
同い年なのにそう言って優しく頭を撫でる彼女が幼いライジアにはずっと年上のお姉さんに思えたのだった。
ライジアはパキラに優しく抱擁される中で、幼き日の事を思い出していくのだった。
ライジアは落ち着きを取り戻した後に、パキラに向かって仲間になる事を告げて、今や、完全に魔王の地位を乗っ取ったシリウスを倒す旅に出る事を告げたのだ。
そして、暫くしてからシリウスからあの二人の刺客が送られ、魔界の森の中で戦いを繰り広げている様であった。
今や、パキラ達は最初の頃よりも、圧倒的に推してきていた。
彼は戦斧と自身の剣とがぶつかった際に大きな力を込めて、神からの守護を求めていく。
すると、彼の剣はまるで神の降臨を照らすような眩い光を放ちながら、男の戦斧の上を乗り上げ、男の首元へと向かっていく。
そして、彼は勢いのままに叫ぶと、そのままリッジーの首を跳ね飛ばす。
リッジーはパキラによって首を跳ねられ、地面に落ちるまでの短い期間にこれまでの事を思い返す。
だが、どういう事だろうか。思い浮かぶ人々の顔は皆険しく、自分を険しい目で睨んでいる。
彼の頭の中に幾つものwhyが思い浮かんだ後に、頭の中にそれぞれの人物の台詞が順に思い浮かんでいく。
「どうして、お前のような奴が生まれたんだ。どうして、お前は罪のないものを殺すんだ。答えろ!?」
自分の肩を揺さぶり涙目で尋ねる両親。
「どうして、オレの大事な家族を殺した!?いえ、このクソ野郎!」
死んだペットの亡骸を抱えながら、周囲を味方に付けて自分を弾劾する権力者の息子。
「どうして、こんな事をする!?店を返してくれ!!家族を返してくれ!オレの命を返してくれ!」
そして、多くの犠牲者が自分の頭を抱えて地獄へと引き摺り込む。
「や、やめてくれェェェェ~!!!オレはもうあんな場所に戻るのは嫌なんだァァァァァ~!!!」
だが、亡者達はリッジーの懇願など無視して彼を地の底、無間地獄閻魔の庁の元へと落としていく。
「た、頼む!な、何でもするから!もう地獄にだけは落ちたくないんだァァァァァ~!!」
リッジーは懇願した。両目から涙を流しながら頼んだ。だが、男達は空っぽの何の感情も無いような真っ黒な目を向けて、
「キミガミンナノコンガンヲキキイレタコトガイチドデモアッカイ?」
リッジーはその言葉を聞くなり、懇願を辞めてありったけの悲鳴を叫んだが、亡者達の袖引きは彼の叫び声が聞こえなくなるまで聞こえた。
パキラが恐ろしい形相を浮かべて死んでいるリッジーの顔を眺めていると、背後から仲間達が走って来て、
「やったぜ!あのネズミ頭の野郎!オレ達だけの手で倒してやったぜ、」
仲間の青年の言葉にパキラは頬を緩ませて、彼らの元へと向かう。
そして、その青年と抱擁を交わす。
「ありがとう……ジョージ」
「いいって事よ。オレに任せときな大将!」
ジョージと呼ばれた男は胸を張って言った。
だが、逃げる必要は無い。パキラの背後から氷の魔法が飛び、たちまち炎さえも凍らせていく。
パキラは目の前の魔族の少女に感謝の念を送り、そのまま躊躇う事なく、ネズミ頭の男に向かって剣を振っていくのだが、その前にネズミ頭の男ではなく、醜く太ったオークが大きな戦斧を持ってパキラの攻撃を防ぐ。
パキラは攻撃の際に一度は飛び上がった足を地面に戻し、戦闘状態をリセットしようと目論んだのだが、醜く太ったオークはそれを許さなかったらしい。
オークは左右に斧を振っていき、パキラの剣に迷いを生じさせていく。
パキラは男との戦闘の合間にも、背後の仲間の姿を省みて、四人の仲間が共にネズミ頭の放火魔に立ち向かっていく姿を眺めていく。
特に、新しく仲間に加わったライジアなる少女は分厚い魔法書を開き、予期しない魔法を使用したり、炎さえも凍らせるフリーザードを使用して、あの放火魔の意表を突いていく。
もっと言えば戦意を削いでいたのかもしれない。
そんなライジアが仲間に加わったのはほんの少し前の事だった。何でも、彼女は元は魔界の魔王だったのだが、彼女自身には何の権利も貰えず、ただシリウスなる暴虐の男になされるがままに支配されていたのだと聞く。
パキラとコウタロウの二人は「シリウス」という言葉を聞いて互いに顔を見合わせていく。
シリウスと言えば魔界の摂政にして隣の大陸を治める皇帝ではなかったのか、その彼がどうして……。
ライジアを追放された理由をパキラが尋ねたところ、彼女は泣きながら逃亡時の状況と、シリウスが何をしようとしているのかを語っていく。
彼女はこれまでの経緯を全て語り終えた際に、とうとう嗚咽声を轟かせて、全ての言葉がハッキリと聞こえなくなるほどの大きな声で泣いていく。
そして、最後に誰もに聞こえるようにハッキリと大きな声で叫ぶ。
「死ねば……死ねば良かったのよッ!あんな生き意地の汚くて、人の命を虫けらか何かのように思っている下郎なんて、お父様に殺されれば良かったんだッ!」
頭を抱えてこれまでに蓄積した不安、不満、そして罪悪を吐き出す少女をパキラはしゃがんでから、優しく抱き寄せていく。
「大丈夫、キミは何も悪くないよ」
その言葉を聞き、ライジアは泣き止む。
いや、正確に言えばライジアは泣くのをやめて、パキラの顔をじっくりと眺めたと表現する方が良いのかもしれない。
ライジアはパキラに抱きしめられる過程で、幼い頃の日の事を思い出す。
彼女は今でこそ大人しい少女であったのだが、幼い頃は父や兄に構って欲しくてよく悪戯を行っていた。
だが、その悪戯を諫めて、叱る役目は父や兄ではなく、執事のクローに与えられていた。彼女はこっ酷く叱られて、今のように泣き続けていたのだが、亡き彼女の執事であり、当時は執事見習いであったインフエットが彼女を優しく抱き締めて言ったのだ。
「大丈夫ですよ。お嬢様はちゃーんと反省しましたから、お嬢様はもう悪くありません。だから、泣き止みましょう」
同い年なのにそう言って優しく頭を撫でる彼女が幼いライジアにはずっと年上のお姉さんに思えたのだった。
ライジアはパキラに優しく抱擁される中で、幼き日の事を思い出していくのだった。
ライジアは落ち着きを取り戻した後に、パキラに向かって仲間になる事を告げて、今や、完全に魔王の地位を乗っ取ったシリウスを倒す旅に出る事を告げたのだ。
そして、暫くしてからシリウスからあの二人の刺客が送られ、魔界の森の中で戦いを繰り広げている様であった。
今や、パキラ達は最初の頃よりも、圧倒的に推してきていた。
彼は戦斧と自身の剣とがぶつかった際に大きな力を込めて、神からの守護を求めていく。
すると、彼の剣はまるで神の降臨を照らすような眩い光を放ちながら、男の戦斧の上を乗り上げ、男の首元へと向かっていく。
そして、彼は勢いのままに叫ぶと、そのままリッジーの首を跳ね飛ばす。
リッジーはパキラによって首を跳ねられ、地面に落ちるまでの短い期間にこれまでの事を思い返す。
だが、どういう事だろうか。思い浮かぶ人々の顔は皆険しく、自分を険しい目で睨んでいる。
彼の頭の中に幾つものwhyが思い浮かんだ後に、頭の中にそれぞれの人物の台詞が順に思い浮かんでいく。
「どうして、お前のような奴が生まれたんだ。どうして、お前は罪のないものを殺すんだ。答えろ!?」
自分の肩を揺さぶり涙目で尋ねる両親。
「どうして、オレの大事な家族を殺した!?いえ、このクソ野郎!」
死んだペットの亡骸を抱えながら、周囲を味方に付けて自分を弾劾する権力者の息子。
「どうして、こんな事をする!?店を返してくれ!!家族を返してくれ!オレの命を返してくれ!」
そして、多くの犠牲者が自分の頭を抱えて地獄へと引き摺り込む。
「や、やめてくれェェェェ~!!!オレはもうあんな場所に戻るのは嫌なんだァァァァァ~!!!」
だが、亡者達はリッジーの懇願など無視して彼を地の底、無間地獄閻魔の庁の元へと落としていく。
「た、頼む!な、何でもするから!もう地獄にだけは落ちたくないんだァァァァァ~!!」
リッジーは懇願した。両目から涙を流しながら頼んだ。だが、男達は空っぽの何の感情も無いような真っ黒な目を向けて、
「キミガミンナノコンガンヲキキイレタコトガイチドデモアッカイ?」
リッジーはその言葉を聞くなり、懇願を辞めてありったけの悲鳴を叫んだが、亡者達の袖引きは彼の叫び声が聞こえなくなるまで聞こえた。
パキラが恐ろしい形相を浮かべて死んでいるリッジーの顔を眺めていると、背後から仲間達が走って来て、
「やったぜ!あのネズミ頭の野郎!オレ達だけの手で倒してやったぜ、」
仲間の青年の言葉にパキラは頬を緩ませて、彼らの元へと向かう。
そして、その青年と抱擁を交わす。
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