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アールランドリー大陸編
パチャテク帝国攻略史ーその⑤
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シリウスの変貌に一番驚いたのは彼女だと言っても良いだろう。
巫女は空中に何処からか取り出したと思われる金の槍を召喚し、シリウスと向き直る。
だが、彼は先程まで浮かべていた冷徹な風貌と視線を引っ込め、代わりに相手を下に見ているかのような目で巫女を見下ろす。既に先程感じていた心臓の慟哭も手足の震えも収まっているらしい。
その事を自覚すると、次には勝ち誇った表情を浮かべて、自分の人差し指で自分を指差して、
「残念だったな。リゼーパとやら生憎なのだが、お前に私は止められん」
その言葉を聞いて、リゼーパはこれまでの80年間の人生の中で一番恐ろしい思いをしたと言っても良いかもしれない。
悪魔の片鱗のようなものを味わったと言っても過言ではないだろう。
どうやら、精神的に追い込まれたのは先程までとは打って変わって、リゼーパになったらしい。
だが、彼女は巫女である。今すぐにでも飛び出しそうな心臓をやっとの思いで抑えて、平静を取り戻し、目の前の相手を睨み返す。
生物が死に絶えたように静かな神殿の前で二人の男女が両目の視線を使って火花を散らす。
もし、この場に月のか細かな光によって照らされた二人を見た人間ならば、伝説における英雄同士の対峙の場面を思い起こされただろう。
このような状況下の元で無限に続くかと思われた睨み合いの中で最初に口を開いたのはリゼーパの方であった。
「お主は何故に人の血を欲する?お主は何故に戦を望む?お主は何故に禁忌の恋を侵す?お主は何故に権力を欲す?答えてもらおうかッ!」
リゼーパの落ち着いた、だが最後に荒げた声が夜の闇に響く。恐らく、その声は並の人間であったのならば、恐怖の剣幕に恐れ慄いたかもしれない。
だが、目の前にいる男は暗黒神に見染められし魔王。
相手が悪かったとしか言えない。
彼は平然とした調子で老婆の質問に答える。
「何故に許されるかだと?答えは簡単だ。私は神に許されているのだ。この世にあるものは全て私の娯楽に過ぎんと言っても過言では無いかもしれぬ。だから、楽しむのだ。人を殺すのも国を奪い多くの人間の人生を滅茶苦茶にするのも、妹と禁忌を犯すのも楽しいからやるのだ。全てはそれだけよ。私は娯楽を楽しむ。それを神が許す。簡単な世の法則に過ぎんのだ」
「なるほどな、そのお主の理論でいくとこの地に封じ込められし邪神を解放するのも楽しいからか?」
その問いにはシリウスは口元に笑みを含めながらも首を横に振る事で否定してみせる。
そして、ニヤニヤとした笑顔を浮かべて、
「いいや、違うな。これは私の陣営強化のためよ。この帝国は強大だ。王子や将軍は今は私の味方であるが、いつ裏切るか分かったものではない。加えて、この国における兵の強さ。それぞれが神々や精霊の力を使う?化け物か?貴様らは?」
リゼーパは目の前の白い顔の男がなぜ、これ程までに神殿で邪神を解き放ち、帝国人の力を奪おうとしているのかを知ったような気がする。
リゼーパは自身の頭の中で結論付けた。目の前の男は自分よりも強い存在が許せないのだ。だから、自分達を襲っているのだろう。自分の脅威となる人間を狩るために。
リゼーパは心の中で結論付けた。目の前の男は大物ぶっているが、その実は大した事のない男であると。
リゼーパは自身の推論が本物かどうかを試すために、一種の賭けに出る事にした。
この賭けは危険であったが、同時に自分の心を納得させるために必要なものでもあったと言えるだろう。
彼女は意を決して、
「私らが恐ろしいのであろう?」
「なんだと?」
彼の両頬が引きつっているのを感じた。
確信を得た彼女は怒る彼を他所に話を続けていく。
「その顔は図星じゃ、あのような事を言いながらも、お主は多くのものを恐れておる。だから、お主は神殿を破壊し、私たちの力を奪い邪神を解き放とうとする。そうなんじゃろ?私にはお主が他のものを恐れておるのも知っておるぞ、私の守神がお主の心の内を覗き、教えてくれるでなッ!」
シリウスは気が付けば自身の体を魔王に相応しいゴツゴツとした竜の鱗を思わせる鎧を纏い、人のものとは思えない腕を生やし、神官に襲い掛かっていた。
体の中に溶岩のように沸騰とした怒りが抑えきれずに、彼は無意識のうちに竜王スメウルグの力を借りていたのだが、今の彼の知る由ではない。
とにかく、目の前の老婆を八つ裂きにしたい、その一念から来た思いは誰にも止められないだろう。
老婆は飛び掛かって来たシリウスを避け、空振りをした際に生じた僅かな隙を狙って、彼女はガラ空きとなっていた脇腹を金の槍で攻撃し、彼が悶絶した隙を狙って、大きく距離を取った後に自身の守神である祖先、ククルカンの力を借りて、両手を広げて、背後に魔法陣を召喚させ、そこから緑色に輝く弾を出していく。
怒りの魔人と化したシリウスにとってみれば、そのような玉を弾く事や受けた傷を自動的に修復させる事など何とも無かったのだが、それでも彼女は弾幕を貼り続けた。
そして、密かに槍を左手に持ち替え、背中に隠す。
が、その事に気が付かずに、シリウスは老婆が放った玉を自らの手で消滅させ、老婆との距離を詰めていく事に高揚感を感じていたと言っても良いだろう。
シリウスは興奮のあまりに、心の奥底に秘めていた台詞を叫んでしまう。
それが、この後の展開に繋がっていくともつゆ知らずに。
「バカめッ!これで私を追い詰めたつもりか!?どうやら、私がお主ら帝国人ではなく、お主らが私を恐れているようだなッ!」
シリウスはその台詞と共に彼女の人生にチェックメイトを打つべく、飛び掛かったが、次の瞬間に自分の心臓に大きな穴が開いている事に気が付く。
「グギャァァァァァァァ~!!!貴様、何処に!?何処に!?槍を隠していた!?」
シリウスは左手で飛び掛かってきた自分の血で先端を濡らした黄金の槍を持つ老婆に向かって尋ねる。
老婆は淡々とした口調で答えた。
「お主は忘れておったのではないか?私が槍を持っていた事を……」
シリウスの脳裏に最初に対峙した際に彼女が黄金の槍を召喚した事を思い出す。
「貴様、貴様の目的はそれか?オレが高揚し、冷静さを失った所を隠していた黄金の槍で攻撃する。そして、オレを絶命させる作戦であったのか?」
「左様、この槍は巫女の家に代々伝わるククルカンの槍でな。ククルカンは邪神テスカトリを封じた後にも、帝国の敵を倒すために使用した槍じゃ、そう、お主のような王家の敵をな……」
シリウスはその言葉が老婆の口から発せられるのと同時に口から血反吐を吐き、その場に倒れ込む。
心臓を貫かれてはこの場で生存する事は如何に竜王の力を宿していると言っても不可能だろう。
シリウスがまさに息耐えようとした時だ。
老婆ではない足音が聞こえ、何者かが現れた事に気が付く。
シリウスが薄れゆこうとする意識の中、黄金の槍を持つ老婆と剣を交えて戦っている副審の部下の姿が見えた。
巫女は空中に何処からか取り出したと思われる金の槍を召喚し、シリウスと向き直る。
だが、彼は先程まで浮かべていた冷徹な風貌と視線を引っ込め、代わりに相手を下に見ているかのような目で巫女を見下ろす。既に先程感じていた心臓の慟哭も手足の震えも収まっているらしい。
その事を自覚すると、次には勝ち誇った表情を浮かべて、自分の人差し指で自分を指差して、
「残念だったな。リゼーパとやら生憎なのだが、お前に私は止められん」
その言葉を聞いて、リゼーパはこれまでの80年間の人生の中で一番恐ろしい思いをしたと言っても良いかもしれない。
悪魔の片鱗のようなものを味わったと言っても過言ではないだろう。
どうやら、精神的に追い込まれたのは先程までとは打って変わって、リゼーパになったらしい。
だが、彼女は巫女である。今すぐにでも飛び出しそうな心臓をやっとの思いで抑えて、平静を取り戻し、目の前の相手を睨み返す。
生物が死に絶えたように静かな神殿の前で二人の男女が両目の視線を使って火花を散らす。
もし、この場に月のか細かな光によって照らされた二人を見た人間ならば、伝説における英雄同士の対峙の場面を思い起こされただろう。
このような状況下の元で無限に続くかと思われた睨み合いの中で最初に口を開いたのはリゼーパの方であった。
「お主は何故に人の血を欲する?お主は何故に戦を望む?お主は何故に禁忌の恋を侵す?お主は何故に権力を欲す?答えてもらおうかッ!」
リゼーパの落ち着いた、だが最後に荒げた声が夜の闇に響く。恐らく、その声は並の人間であったのならば、恐怖の剣幕に恐れ慄いたかもしれない。
だが、目の前にいる男は暗黒神に見染められし魔王。
相手が悪かったとしか言えない。
彼は平然とした調子で老婆の質問に答える。
「何故に許されるかだと?答えは簡単だ。私は神に許されているのだ。この世にあるものは全て私の娯楽に過ぎんと言っても過言では無いかもしれぬ。だから、楽しむのだ。人を殺すのも国を奪い多くの人間の人生を滅茶苦茶にするのも、妹と禁忌を犯すのも楽しいからやるのだ。全てはそれだけよ。私は娯楽を楽しむ。それを神が許す。簡単な世の法則に過ぎんのだ」
「なるほどな、そのお主の理論でいくとこの地に封じ込められし邪神を解放するのも楽しいからか?」
その問いにはシリウスは口元に笑みを含めながらも首を横に振る事で否定してみせる。
そして、ニヤニヤとした笑顔を浮かべて、
「いいや、違うな。これは私の陣営強化のためよ。この帝国は強大だ。王子や将軍は今は私の味方であるが、いつ裏切るか分かったものではない。加えて、この国における兵の強さ。それぞれが神々や精霊の力を使う?化け物か?貴様らは?」
リゼーパは目の前の白い顔の男がなぜ、これ程までに神殿で邪神を解き放ち、帝国人の力を奪おうとしているのかを知ったような気がする。
リゼーパは自身の頭の中で結論付けた。目の前の男は自分よりも強い存在が許せないのだ。だから、自分達を襲っているのだろう。自分の脅威となる人間を狩るために。
リゼーパは心の中で結論付けた。目の前の男は大物ぶっているが、その実は大した事のない男であると。
リゼーパは自身の推論が本物かどうかを試すために、一種の賭けに出る事にした。
この賭けは危険であったが、同時に自分の心を納得させるために必要なものでもあったと言えるだろう。
彼女は意を決して、
「私らが恐ろしいのであろう?」
「なんだと?」
彼の両頬が引きつっているのを感じた。
確信を得た彼女は怒る彼を他所に話を続けていく。
「その顔は図星じゃ、あのような事を言いながらも、お主は多くのものを恐れておる。だから、お主は神殿を破壊し、私たちの力を奪い邪神を解き放とうとする。そうなんじゃろ?私にはお主が他のものを恐れておるのも知っておるぞ、私の守神がお主の心の内を覗き、教えてくれるでなッ!」
シリウスは気が付けば自身の体を魔王に相応しいゴツゴツとした竜の鱗を思わせる鎧を纏い、人のものとは思えない腕を生やし、神官に襲い掛かっていた。
体の中に溶岩のように沸騰とした怒りが抑えきれずに、彼は無意識のうちに竜王スメウルグの力を借りていたのだが、今の彼の知る由ではない。
とにかく、目の前の老婆を八つ裂きにしたい、その一念から来た思いは誰にも止められないだろう。
老婆は飛び掛かって来たシリウスを避け、空振りをした際に生じた僅かな隙を狙って、彼女はガラ空きとなっていた脇腹を金の槍で攻撃し、彼が悶絶した隙を狙って、大きく距離を取った後に自身の守神である祖先、ククルカンの力を借りて、両手を広げて、背後に魔法陣を召喚させ、そこから緑色に輝く弾を出していく。
怒りの魔人と化したシリウスにとってみれば、そのような玉を弾く事や受けた傷を自動的に修復させる事など何とも無かったのだが、それでも彼女は弾幕を貼り続けた。
そして、密かに槍を左手に持ち替え、背中に隠す。
が、その事に気が付かずに、シリウスは老婆が放った玉を自らの手で消滅させ、老婆との距離を詰めていく事に高揚感を感じていたと言っても良いだろう。
シリウスは興奮のあまりに、心の奥底に秘めていた台詞を叫んでしまう。
それが、この後の展開に繋がっていくともつゆ知らずに。
「バカめッ!これで私を追い詰めたつもりか!?どうやら、私がお主ら帝国人ではなく、お主らが私を恐れているようだなッ!」
シリウスはその台詞と共に彼女の人生にチェックメイトを打つべく、飛び掛かったが、次の瞬間に自分の心臓に大きな穴が開いている事に気が付く。
「グギャァァァァァァァ~!!!貴様、何処に!?何処に!?槍を隠していた!?」
シリウスは左手で飛び掛かってきた自分の血で先端を濡らした黄金の槍を持つ老婆に向かって尋ねる。
老婆は淡々とした口調で答えた。
「お主は忘れておったのではないか?私が槍を持っていた事を……」
シリウスの脳裏に最初に対峙した際に彼女が黄金の槍を召喚した事を思い出す。
「貴様、貴様の目的はそれか?オレが高揚し、冷静さを失った所を隠していた黄金の槍で攻撃する。そして、オレを絶命させる作戦であったのか?」
「左様、この槍は巫女の家に代々伝わるククルカンの槍でな。ククルカンは邪神テスカトリを封じた後にも、帝国の敵を倒すために使用した槍じゃ、そう、お主のような王家の敵をな……」
シリウスはその言葉が老婆の口から発せられるのと同時に口から血反吐を吐き、その場に倒れ込む。
心臓を貫かれてはこの場で生存する事は如何に竜王の力を宿していると言っても不可能だろう。
シリウスがまさに息耐えようとした時だ。
老婆ではない足音が聞こえ、何者かが現れた事に気が付く。
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