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魔界侵略編
ドミノは崩れた
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「かつて頭領が居なさった国ではこんな話があったそうじゃ、一つの国が悪しき思想に犯されると、別の国々も連鎖式に侵されていき、最終的には自分達の国さえも悪しき思想に染まるという摩訶不思議な理論があったのじゃ」
「成る程、ドミノ……ですか」
「左様、ドミノというのはワシがこの国に来てから見たものじゃが、ただの四角い板を並べて倒れないようにするというだけの遊びにしては面白いではないか、いつ倒れてしまうかもしらん危険がなんとも堪らぬ刺激を与えるのじゃ、今回の作戦もそれと同じよ。一人重要な人物を殺してしまえば、調子は狂い、後はドミノと同様にバタバタと崩れてしまうという訳じゃな、流石は頭領じゃ」
ドロシー・エントワースは今作戦における自分の相棒の戯言を相手にしてはいない。彼女の澄ました顔がその証拠と言えただろう。
可能であるのならば、眉の一つでも顰めたい所であるが、それは今日の作戦に支障をきたす可能性もあるのでやめておく。
彼女は昨晩、南部の街の酒場から近くの宿に帰る際に、自分の隣で気味の悪い笑顔を浮かべる霊蔵から今回の作戦を伝えられたのだ。その作戦には自分と彼の二人が協力しない事には勝てないだろうとも言っていた。
その作戦は魔王の側近が領地の報告をするために魔王の城へと登城する際に城下の近くの暗黒の森と呼ばれる昼間でも夜のように暗い森の中を決まったルートを使って通うために、そこを襲撃しろとの主人のお達しがあったからだ。
霊蔵は最初は帰りを襲撃しろと提言したが、シリウス曰くその側近が帰るのは大体が夜になるため、帰りを狙うと暗過ぎて何も分からなくなるために朝を狙ったらしい。その上、その森は地元の魔物や亜人でも滅多に近付かないために狙いやすと言う。
だが、仕留めるにあたっては霊蔵と協力しろと厳命されている。
それが、誇り高き騎士である彼女があの不愉快な笑みを浮かべる両頬の傷の男を生かしておいてやるの理由だ。
本来ならば、即座に叩き斬ってしまい所だが、斬ってしまえば自身の主人の不興を買うのは必須だからしないのである。
彼女は苛立ちを溜めながら、夜の闇を思わせるような暗い茂みの中である人物を待ち構えていた。
恐らく、あの男がペラペラと余計な事を言っていたのも待つ間の暇を潰すためであるに違いない。
そんな事を考えながら、腰に下げていた金色に光るロングソードの塚に手を掛けていると、馬の鳴る音が鳴り響く。
自分と隣に控える霊蔵の主人の情報が間違いが無ければ、この時間に通るのは魔王の側近、ゴダスで間違いないだろう。
ドロシーは馬の前に飛び出し、金色に光る剣を振るう。
剣は金色の綺麗な一閃を描いた後に、馬の首を跳ね飛ばし、馬上の主を地面の上へと投げ飛ばす。
突然の事に全身を白髪に覆われた灰色の死人のような肌をした男は目を丸くしていたが、次の瞬間には腰に下げていた鉈のような大きなナイフを抜き、突然の攻撃に対処した。
『老兵は死なず』という諺はこの時に引用するのかなと霊蔵は茂みの中で隙を伺いながら考えていた。
屈強な老人は女騎士の一撃を巧みに防ぎ、あろう事か彼女を跳ね除け、攻撃の構えさえ見せていた。
霊蔵はその様子を隠れて伺う。その際の彼の顔は満面の笑顔であった。老齢の男の通る道自体が夜のように暗い上に、彼は元の世界で身に付けていた柿色の服を身に纏っており、その上、身まで茂みの中に隠していた。
見つかる筈は無い。霊蔵はクックッと笑いながら、女騎士と老齢の魔王側近との戦いを眺めていた。
霊蔵はドロシーがかつての世界で妖魔術と呼んでいた『魔法』を使用する場面を見た事が無いため、彼女を侮っていたのだ。
それ以上に、霊蔵は自分が表の道で老いた老齢の男を相手に懸命に剣を振るう女騎士に負けるとは思っていない。
彼がホリスター将軍の屋敷に滞在している時に、腰に下げている袋やら懐やらには忍びが工作に使うための道具を揃えており、背中には忍びが使うための刀が頭領が本を使用して呼び出した妖魔術によって持って来た忍刀があった。
女騎士は現在も大きな剣を右斜めに構えて、そこから刃を振り上げて、老齢の魔王の側近に向かって行くが、その刃はいとも簡単に防がれてしまう。
それどころか、防いだ刃はそのまま攻撃という形で女騎士の脅威となって掛かって来ていた。
それを見た霊蔵は大きな溜息を吐き、茂みの中で竹筒の代わりに代用した木の筒、そして同じく木で作った矢。
その先端にはトリカブト。かつての世界では『附子』と呼ばれた毒が塗られている。
霊蔵はドロシーと老齢の魔王の側近との戦いを見守った。
その毒矢を使う気があるかどうかを……。
彼に仲間意識という感情は皆無であったが、何よりも彼女を傷付けたり、殺したりしてしまえば頭領の機嫌を損ねる事は間違い無いだろう。
なので、使うタイミングを見極めた。そのタイミングはこの状況でも一早く訪れた。
あろう事か、若い女騎士の剣は老齢の男の手により、弾き飛ばされ、老齢の男の手によって彼の下に簡単にねじ伏せられてしまう。
首元を掴まれた女騎士は灰色の肌を持つ男に向かって叫ぶ。
「敵の辱めは受けぬ!私を早く殺せ!」
「勇ましい事を言うようだが……ワシにはそんな気はさらさら無い。貴様を我が屋敷に引っ立て、貴様の背後関係を喋らせてやるわ!」
と、老齢の男が自分の下になっている若い女騎士を引っ立てようと、彼女の甲冑の肩の部分を掴んだ時だ。
彼は突如、彼は全身を痙攣させ、胸を抑えながらその場に倒れ込む。
彼女はその様子を見て首を傾げていたが、次の瞬間に側の茂みから姿を現した霊蔵の姿を見て全てを察した顔を浮かべた。
「成る程、わたしはあなたに助けられたという事ですか?」
「そういう事だよ。ドロシー殿」
霊蔵はそう言って、彼女の頭を撫でようとしたが、彼女は気丈にも彼女の手を払い除け、助け起こそうと伸ばした手さえも振り払い、一人森の出口へと向かう。
「つれないなぁ~もう」
霊蔵は不満そうに両側の頬を膨らませて、彼女の後を追い掛けていく。
この日、暗黒の森にて魔王の最も信頼する側近のゴダスの死亡が確認された。
ゴダスの死因はトリカブトの毒を首から摂取したものとされ、南部の警察は現在でも犯人を追っているとされる。
「成る程、ドミノ……ですか」
「左様、ドミノというのはワシがこの国に来てから見たものじゃが、ただの四角い板を並べて倒れないようにするというだけの遊びにしては面白いではないか、いつ倒れてしまうかもしらん危険がなんとも堪らぬ刺激を与えるのじゃ、今回の作戦もそれと同じよ。一人重要な人物を殺してしまえば、調子は狂い、後はドミノと同様にバタバタと崩れてしまうという訳じゃな、流石は頭領じゃ」
ドロシー・エントワースは今作戦における自分の相棒の戯言を相手にしてはいない。彼女の澄ました顔がその証拠と言えただろう。
可能であるのならば、眉の一つでも顰めたい所であるが、それは今日の作戦に支障をきたす可能性もあるのでやめておく。
彼女は昨晩、南部の街の酒場から近くの宿に帰る際に、自分の隣で気味の悪い笑顔を浮かべる霊蔵から今回の作戦を伝えられたのだ。その作戦には自分と彼の二人が協力しない事には勝てないだろうとも言っていた。
その作戦は魔王の側近が領地の報告をするために魔王の城へと登城する際に城下の近くの暗黒の森と呼ばれる昼間でも夜のように暗い森の中を決まったルートを使って通うために、そこを襲撃しろとの主人のお達しがあったからだ。
霊蔵は最初は帰りを襲撃しろと提言したが、シリウス曰くその側近が帰るのは大体が夜になるため、帰りを狙うと暗過ぎて何も分からなくなるために朝を狙ったらしい。その上、その森は地元の魔物や亜人でも滅多に近付かないために狙いやすと言う。
だが、仕留めるにあたっては霊蔵と協力しろと厳命されている。
それが、誇り高き騎士である彼女があの不愉快な笑みを浮かべる両頬の傷の男を生かしておいてやるの理由だ。
本来ならば、即座に叩き斬ってしまい所だが、斬ってしまえば自身の主人の不興を買うのは必須だからしないのである。
彼女は苛立ちを溜めながら、夜の闇を思わせるような暗い茂みの中である人物を待ち構えていた。
恐らく、あの男がペラペラと余計な事を言っていたのも待つ間の暇を潰すためであるに違いない。
そんな事を考えながら、腰に下げていた金色に光るロングソードの塚に手を掛けていると、馬の鳴る音が鳴り響く。
自分と隣に控える霊蔵の主人の情報が間違いが無ければ、この時間に通るのは魔王の側近、ゴダスで間違いないだろう。
ドロシーは馬の前に飛び出し、金色に光る剣を振るう。
剣は金色の綺麗な一閃を描いた後に、馬の首を跳ね飛ばし、馬上の主を地面の上へと投げ飛ばす。
突然の事に全身を白髪に覆われた灰色の死人のような肌をした男は目を丸くしていたが、次の瞬間には腰に下げていた鉈のような大きなナイフを抜き、突然の攻撃に対処した。
『老兵は死なず』という諺はこの時に引用するのかなと霊蔵は茂みの中で隙を伺いながら考えていた。
屈強な老人は女騎士の一撃を巧みに防ぎ、あろう事か彼女を跳ね除け、攻撃の構えさえ見せていた。
霊蔵はその様子を隠れて伺う。その際の彼の顔は満面の笑顔であった。老齢の男の通る道自体が夜のように暗い上に、彼は元の世界で身に付けていた柿色の服を身に纏っており、その上、身まで茂みの中に隠していた。
見つかる筈は無い。霊蔵はクックッと笑いながら、女騎士と老齢の魔王側近との戦いを眺めていた。
霊蔵はドロシーがかつての世界で妖魔術と呼んでいた『魔法』を使用する場面を見た事が無いため、彼女を侮っていたのだ。
それ以上に、霊蔵は自分が表の道で老いた老齢の男を相手に懸命に剣を振るう女騎士に負けるとは思っていない。
彼がホリスター将軍の屋敷に滞在している時に、腰に下げている袋やら懐やらには忍びが工作に使うための道具を揃えており、背中には忍びが使うための刀が頭領が本を使用して呼び出した妖魔術によって持って来た忍刀があった。
女騎士は現在も大きな剣を右斜めに構えて、そこから刃を振り上げて、老齢の魔王の側近に向かって行くが、その刃はいとも簡単に防がれてしまう。
それどころか、防いだ刃はそのまま攻撃という形で女騎士の脅威となって掛かって来ていた。
それを見た霊蔵は大きな溜息を吐き、茂みの中で竹筒の代わりに代用した木の筒、そして同じく木で作った矢。
その先端にはトリカブト。かつての世界では『附子』と呼ばれた毒が塗られている。
霊蔵はドロシーと老齢の魔王の側近との戦いを見守った。
その毒矢を使う気があるかどうかを……。
彼に仲間意識という感情は皆無であったが、何よりも彼女を傷付けたり、殺したりしてしまえば頭領の機嫌を損ねる事は間違い無いだろう。
なので、使うタイミングを見極めた。そのタイミングはこの状況でも一早く訪れた。
あろう事か、若い女騎士の剣は老齢の男の手により、弾き飛ばされ、老齢の男の手によって彼の下に簡単にねじ伏せられてしまう。
首元を掴まれた女騎士は灰色の肌を持つ男に向かって叫ぶ。
「敵の辱めは受けぬ!私を早く殺せ!」
「勇ましい事を言うようだが……ワシにはそんな気はさらさら無い。貴様を我が屋敷に引っ立て、貴様の背後関係を喋らせてやるわ!」
と、老齢の男が自分の下になっている若い女騎士を引っ立てようと、彼女の甲冑の肩の部分を掴んだ時だ。
彼は突如、彼は全身を痙攣させ、胸を抑えながらその場に倒れ込む。
彼女はその様子を見て首を傾げていたが、次の瞬間に側の茂みから姿を現した霊蔵の姿を見て全てを察した顔を浮かべた。
「成る程、わたしはあなたに助けられたという事ですか?」
「そういう事だよ。ドロシー殿」
霊蔵はそう言って、彼女の頭を撫でようとしたが、彼女は気丈にも彼女の手を払い除け、助け起こそうと伸ばした手さえも振り払い、一人森の出口へと向かう。
「つれないなぁ~もう」
霊蔵は不満そうに両側の頬を膨らませて、彼女の後を追い掛けていく。
この日、暗黒の森にて魔王の最も信頼する側近のゴダスの死亡が確認された。
ゴダスの死因はトリカブトの毒を首から摂取したものとされ、南部の警察は現在でも犯人を追っているとされる。
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