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大魔術師編
天使が人を裁く時
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突然の言葉に返す言葉を思いつかない私たちを他所に目の前の狼は話を続けていく。
「天使たちと人間とが戦争を開始してそれなりの年月が経った。だが、そんな非常時にありながらも人間は悪事をやめない。キミたちの言葉を借りていえば胸の悪くなるような悪事を働く者もいる」
「それで、キミがわざわざ悪人を選別して殺してくれるっていうのかい?けれど、薄汚い天使どもの価値観で一方的に決め付けられた選別だと殺される側が可哀想だなぁ」
ポイゾは鋭い瞳で目の前の狼を睨みながら言った。ここぞとばかりに自身の中に存在する嫌悪と憎悪をぶつけているという印象を感じた。
「……ポイゾ・プラント。キミが我々を憎む理由はたった一つだ。最愛の祖父が殺されたからというものだろう?その事実がなければキミの憎悪は我々ではなく、弟のヒール・プラントに向いたのではないか?」
「……それ以上喋るつもりならば、ぼくへの攻撃だと見做して、その場で叩き斬ってやるぞ。天使め」
ポイゾは低い声で睨みながら言った。その姿を見て流石の怪物も意見を引っ込めた。
「一つ質問をしてもいいかな?ぼくらはキミたちの視点では悪人になる。キミたちの仲間たちを殺しているわけだからね。この中の最年少であるティーですら例外ではない。その事についてはどう思う?」
「……これは戦争だ。戦争で相手を殺すというのは犯罪ではない」
私はその言葉で、かの有名な喜劇王がとある有名な映画で喋った『一人を殺せば殺人者だが、百万人を殺せば英雄になれる』という台詞を思い出した。
父が夕食の談義の際に政治家を批判する際によく引用していた台詞であるので一字一句覚えている。
私たちがエンジェリオンを倒すことは免除されるが、その反面、一人でも人を殺せば私たちは犯罪者になってしまうのだ。それが例えどんな動機であろうと、考慮されれ事はない。その人はもう元には戻れなくなってしまうのだ。
私がそんな風に難しいことを考えていると、ブレードがその言葉を受け止めて納得の表情を浮かべていた。
全員がブレードに倣って沈黙したのを見て、狼の怪物は話を続けていく。
「私が人間という種族の中にも悪い人間といい人間がいると気が付いたのはこの戦争が開始した直後だった。切っ掛けはある女の脳を潰した時だった。特に何の感情もない。宝石やら何やらを詰め込んだバッグを持った女の頭を命令に従って殺した時に私の中にその女の記憶が入り込んできたのだ。まるで、その女の人生を一瞬で追体験したかのような錯覚だった……」
その際に狼の怪物が哀れみの目でマリアを見たのを私は見逃さなかった。
その際に推察した。この怪物が頭を潰したのはマリアの義母であったのだ。
怪物はそれから両の瞳に憎悪の炎を宿しながら言葉に熱を宿して話を続けていく。
「その女は邪悪そのものだった。人を虐め、陥れ、殺す……最低最悪の人間だった……」
「それで暗殺者気分を味わいたいって?傍迷惑な奴だな。キミも」
ポイゾが皮肉混じりに問い掛けた。だが、彼はポイゾの皮肉には反応しなかった。代わりに彼は激昂して叫ぶ。
「とにかく、オレは悪人どもが許せない。そのための力を貸したいと言っているんだ」
「ふざけるなッ!」
激昂したのはポイゾである。その声に反応して萎縮する私や討伐隊の仲間たちを置いて、彼は人差し指を突き付けて狼に向かって叫ぶ。
「人を裁く?お前たちエンジェリオンは人間じゃあないんだぞ……人間じゃない奴がどうやって人間を裁くというんだ!?」
「少なくとも私はキミたちよりも良識があるつもりだ。キミたち人間よりもな」
「頭を潰すたびに記憶を覗くつもりなのか?穢らわしい天使どもが人間様の記憶を覗こうというのか!?」
ポイゾは彼なりの正義と良心に基づいて叫んでいるつもりなのだが、その言葉はあまりにも汚い。聞いているこちらも気分が悪くなってくる。
そろそろ彼の暴言を止めようとした時だ。天使の翼が勢いよく生えて、その勢いのままに宙に向かって飛んでいく。
慌てて、追撃しようとした私たちであったが、指揮官というだけはあり、その翼の速さは一般的な天使とは比較にならなかった。
反論ができないと判断し、その場から逃げ去ったのだろうか。
いずれにせよ、今回の討伐で指揮官を逃がしてしまったのは私たちとしても大きな痛手である。
おまけにあの指揮官は天使でありながら悪人を殺すという正義に目覚めているのである。
前の世界では父がそうした裏家業を勤しむ主人公が悪人を殺す作品を趣味で見ていたことから法律で裁けない悪人を倒す心地よさも理解できなくはない。
だが、それはあくまでも人間の仕事であるのだ。
天使である狼の怪物に人を殺させるわけにはいかない。なんとしても阻止しなくてはいけない筈だ。
私はその日、報告を終えてベッドの中へと潜り込んだ。意気込んだとはいえ体がいうことを効かなかったのだ。私は睡魔に襲われて、ベッドの上に倒れた。
眠りに付いた私はまたしても夢を見た。それはあの指揮官が人々に騒がれず、夜の闇に紛れ、屋敷へと潜入する夢であった。
標的はマリアの義姉であった。天蓋と呼ばれる天幕が下がり、大きさも眠りの質も私たちの使っているベッドよりも随分と上のベッドで彼女は眠っていた。
あの指揮官は眠っているマリアの義姉の元へと近寄ると、その頭を強く掴み上げていく。
彼女は悲鳴を上げた。絶叫が夜の街に轟いていく。
だが、悲鳴を受けた商店の従業員が女主人の危機を聞き付けて部屋へと向かうよりも指揮官が彼女の頭を割れたスイカのように砕く方が早かった。
殺しの方法が超人的なものであることを除けば、やっていることは前の世界で父が好んで見ていたアウトロー物の悪人が主人公たちに殺される場面に近い。
まるで、そういった趣のドラマを観ているかのような充実感であったが、それでも人が殺される場面を見るのは愉快ではない。それに凶行を阻止できなかったという口惜しさもある。
そのせいか、翌朝、目が覚めた私はいつもとは異なり、充実した感覚とモヤモヤとした後味の悪い感覚が同居した奇妙な感覚で過ごしていたのである。
私は人殺しなど許容できないが、あの場面でどことなく満足気なものを感じていたのも事実である。
父がアウトロー物の映画を見ていた気持ちも理解できる。
私はそんな複雑な思いを抱えながら食堂に降りると、ブレードが真剣な顔をして私たちを見つめていた。
「諸君、どうやら我々が恐れていたことが起きてしまったらしい」
「昨日のやつが何かを起こしたのか?」
「あぁ、あくまでも推測だけれども街における屈指の豪商である人が殺害された。頭を腕で潰されるという彼女の母親と同じ死に方をしてね」
ブレードの声のトーンが落ちる。どうやら天使たちを仕留められずに犠牲者を出したことを悔いているらしい。
その姿を見て、私は夢の内容を話そうかどうか悩んだ。
「天使たちと人間とが戦争を開始してそれなりの年月が経った。だが、そんな非常時にありながらも人間は悪事をやめない。キミたちの言葉を借りていえば胸の悪くなるような悪事を働く者もいる」
「それで、キミがわざわざ悪人を選別して殺してくれるっていうのかい?けれど、薄汚い天使どもの価値観で一方的に決め付けられた選別だと殺される側が可哀想だなぁ」
ポイゾは鋭い瞳で目の前の狼を睨みながら言った。ここぞとばかりに自身の中に存在する嫌悪と憎悪をぶつけているという印象を感じた。
「……ポイゾ・プラント。キミが我々を憎む理由はたった一つだ。最愛の祖父が殺されたからというものだろう?その事実がなければキミの憎悪は我々ではなく、弟のヒール・プラントに向いたのではないか?」
「……それ以上喋るつもりならば、ぼくへの攻撃だと見做して、その場で叩き斬ってやるぞ。天使め」
ポイゾは低い声で睨みながら言った。その姿を見て流石の怪物も意見を引っ込めた。
「一つ質問をしてもいいかな?ぼくらはキミたちの視点では悪人になる。キミたちの仲間たちを殺しているわけだからね。この中の最年少であるティーですら例外ではない。その事についてはどう思う?」
「……これは戦争だ。戦争で相手を殺すというのは犯罪ではない」
私はその言葉で、かの有名な喜劇王がとある有名な映画で喋った『一人を殺せば殺人者だが、百万人を殺せば英雄になれる』という台詞を思い出した。
父が夕食の談義の際に政治家を批判する際によく引用していた台詞であるので一字一句覚えている。
私たちがエンジェリオンを倒すことは免除されるが、その反面、一人でも人を殺せば私たちは犯罪者になってしまうのだ。それが例えどんな動機であろうと、考慮されれ事はない。その人はもう元には戻れなくなってしまうのだ。
私がそんな風に難しいことを考えていると、ブレードがその言葉を受け止めて納得の表情を浮かべていた。
全員がブレードに倣って沈黙したのを見て、狼の怪物は話を続けていく。
「私が人間という種族の中にも悪い人間といい人間がいると気が付いたのはこの戦争が開始した直後だった。切っ掛けはある女の脳を潰した時だった。特に何の感情もない。宝石やら何やらを詰め込んだバッグを持った女の頭を命令に従って殺した時に私の中にその女の記憶が入り込んできたのだ。まるで、その女の人生を一瞬で追体験したかのような錯覚だった……」
その際に狼の怪物が哀れみの目でマリアを見たのを私は見逃さなかった。
その際に推察した。この怪物が頭を潰したのはマリアの義母であったのだ。
怪物はそれから両の瞳に憎悪の炎を宿しながら言葉に熱を宿して話を続けていく。
「その女は邪悪そのものだった。人を虐め、陥れ、殺す……最低最悪の人間だった……」
「それで暗殺者気分を味わいたいって?傍迷惑な奴だな。キミも」
ポイゾが皮肉混じりに問い掛けた。だが、彼はポイゾの皮肉には反応しなかった。代わりに彼は激昂して叫ぶ。
「とにかく、オレは悪人どもが許せない。そのための力を貸したいと言っているんだ」
「ふざけるなッ!」
激昂したのはポイゾである。その声に反応して萎縮する私や討伐隊の仲間たちを置いて、彼は人差し指を突き付けて狼に向かって叫ぶ。
「人を裁く?お前たちエンジェリオンは人間じゃあないんだぞ……人間じゃない奴がどうやって人間を裁くというんだ!?」
「少なくとも私はキミたちよりも良識があるつもりだ。キミたち人間よりもな」
「頭を潰すたびに記憶を覗くつもりなのか?穢らわしい天使どもが人間様の記憶を覗こうというのか!?」
ポイゾは彼なりの正義と良心に基づいて叫んでいるつもりなのだが、その言葉はあまりにも汚い。聞いているこちらも気分が悪くなってくる。
そろそろ彼の暴言を止めようとした時だ。天使の翼が勢いよく生えて、その勢いのままに宙に向かって飛んでいく。
慌てて、追撃しようとした私たちであったが、指揮官というだけはあり、その翼の速さは一般的な天使とは比較にならなかった。
反論ができないと判断し、その場から逃げ去ったのだろうか。
いずれにせよ、今回の討伐で指揮官を逃がしてしまったのは私たちとしても大きな痛手である。
おまけにあの指揮官は天使でありながら悪人を殺すという正義に目覚めているのである。
前の世界では父がそうした裏家業を勤しむ主人公が悪人を殺す作品を趣味で見ていたことから法律で裁けない悪人を倒す心地よさも理解できなくはない。
だが、それはあくまでも人間の仕事であるのだ。
天使である狼の怪物に人を殺させるわけにはいかない。なんとしても阻止しなくてはいけない筈だ。
私はその日、報告を終えてベッドの中へと潜り込んだ。意気込んだとはいえ体がいうことを効かなかったのだ。私は睡魔に襲われて、ベッドの上に倒れた。
眠りに付いた私はまたしても夢を見た。それはあの指揮官が人々に騒がれず、夜の闇に紛れ、屋敷へと潜入する夢であった。
標的はマリアの義姉であった。天蓋と呼ばれる天幕が下がり、大きさも眠りの質も私たちの使っているベッドよりも随分と上のベッドで彼女は眠っていた。
あの指揮官は眠っているマリアの義姉の元へと近寄ると、その頭を強く掴み上げていく。
彼女は悲鳴を上げた。絶叫が夜の街に轟いていく。
だが、悲鳴を受けた商店の従業員が女主人の危機を聞き付けて部屋へと向かうよりも指揮官が彼女の頭を割れたスイカのように砕く方が早かった。
殺しの方法が超人的なものであることを除けば、やっていることは前の世界で父が好んで見ていたアウトロー物の悪人が主人公たちに殺される場面に近い。
まるで、そういった趣のドラマを観ているかのような充実感であったが、それでも人が殺される場面を見るのは愉快ではない。それに凶行を阻止できなかったという口惜しさもある。
そのせいか、翌朝、目が覚めた私はいつもとは異なり、充実した感覚とモヤモヤとした後味の悪い感覚が同居した奇妙な感覚で過ごしていたのである。
私は人殺しなど許容できないが、あの場面でどことなく満足気なものを感じていたのも事実である。
父がアウトロー物の映画を見ていた気持ちも理解できる。
私はそんな複雑な思いを抱えながら食堂に降りると、ブレードが真剣な顔をして私たちを見つめていた。
「諸君、どうやら我々が恐れていたことが起きてしまったらしい」
「昨日のやつが何かを起こしたのか?」
「あぁ、あくまでも推測だけれども街における屈指の豪商である人が殺害された。頭を腕で潰されるという彼女の母親と同じ死に方をしてね」
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