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大魔術師編
笛吹き男の力見せる時!
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午前中の間、足を棒にして『ハーメルンの笛吹き男』を探したのだが、結局怪しげな男というのは見当たらなかった。
読み間違いの多い私のことだからやはり、別の方法で『ハーメルンの笛吹き男』とやらを再現するのだろうか。
例えば笛だけを流して、子供を家から出されては意味がない。そればかりか、私自身まで巻き込まれてしまう可能性がある。
私が溜息を吐いた時だ。この街の中心にて人々の歓声が聞こえた。
ハーメルンのいや、ギールの笛吹き男であるかもしれない。
私がこっそりと人々の中に近寄ると、私たちはその中心部でピエロのような格好に派手なメイクを施した男が押し寄せた人々に得意げな顔で笛を見せて解説していた。
「さぁ、よってらっしゃい!見てらっしゃい!ここにございますのは魔法の笛でございます!あっ、お兄さん、ちゃんと列を詰めてね。あっ、お嬢ちゃん、触っちゃダメよ」
昔の大道芸の芸人のような言葉を喋りながらピエロは笛を見せて声高に叫んでいた。
「今からね、この私がこの街に巣食う鼠どもを始末してご覧に入れましょう!皆様方もお困りでしょう!税金を免れているのをいいことに不当に金を溜め込み、坊主のくせに酒を飲み、博打を打つ……そんな人間の姿をした鼠どもを始末して差し上げるのです!」
「我々が鼠だとッ!ふざけるなッ!」
一人の聖職者が叫ぶ。それを皮切りに次々と別の聖職者が人々を押し除け、ピエロに掴み掛かっていく。
だが、ピエロは動じる様子を見せない。
それどころか真っ赤に裂けた口紅を塗った口元を大きく吊り上げて、口から針を含ませて、自分に向かって掴み掛かってきた人たちの首元に針を飛ばしていく。
針が突き刺さった時、掴み掛かった人たちは微かな痛みを覚えたが、次の瞬間に異変を感じた。彼らの体が砂のように崩れ去っていったのである。
周りから悲鳴の声が上がっていく。人々に動揺の声が上がる。
タンプルを呼ぶのはこのタイミングしかあるまい。私は大きな声で人々に便乗し叫んだ。「討伐隊を呼べ!」と。
何人かの人が慌てて討伐隊のある建物に向かおうとした時だ。
ピエロが大きな声を上げて人々を呼び止める。
「皆様落ち着いてください!!我々は善良な皆様方にはなんの危害も加えません!それどころか、皆様の金を不当に貪る鼠どもを私が始末して差し上げるのですよ!これの何が不満なんですか!?」
「……やり方の問題かな?」
私がピエロに向かって問い掛ける。
「ほぅ、お嬢さん……私のやり方に疑問がおありですか?」
ピエロは相変わらず笑顔であった。ただし、その声はあり得ないほどに低い。
彼が不機嫌なのが声から伝わってくる。普通の人ならば冷や汗をかいたり、ギョッとしたりするだろう。
だが、私は動じることなく話を続けていく。
「だってそうでしょ?どんな形であっても暴力はいけないはずだよ」
「お嬢さん。それでは彼らが死ぬことによって助かる人々がいてもお嬢さんは暴力はよくないと仰るおつもりですか?」
「うん。どんな形であっても暴力を振るっていいわけないから」
私は迷うことなく反論した。詭弁であるかもしれない。偽善者として非難されるかもしれない。だが、どんな形であれども暴力を振るうことなど許されないはずだ。
時間稼ぎなど関係なくこうしたやり方が気に入らないという私の意思だ。
私は熱弁した。どんな理由があれども人が人を殺してはいけない理由を。
向こうも一応は人という形で姿を現している以上は「関係ない」と言い張るわけにはいかない。
だからか、向こうも一応は話を聞く素振りを見せていた。
だが、全ての話が聞き終えると、またしても醜悪な笑みを見せながら私に向かって微笑む。
「お嬢さんの主張はよ~くわかりました。しかし、私には同意しかねますな。悪い奴が死ぬことで何人もの人間が死ぬこともあるのですよ」
「それでも」
私はあくまでも能面という態度を貫いていく。議論が再び交わされようとした時だ。
討伐隊の面々がようやく広場に姿を現した。
現れた討伐隊の面々は人の良さそうな顔を浮かべた穏やかな風貌の少年に栗色の髪をした乱暴な風体の少年、それに長い髪を揃えた清楚な見た目をした少女、それにタンプルの四名であった。
どうやら議論が白熱したことで私が先程の男たちのように殺されると判断した人がいたのだろう。
私の要望通りに討伐隊を呼んでくれた。
この面々の中で中央に立っており、中心人物と思われる青年が穏やかな態度でピエロの男に向かって話しかけた。
「あの~。すいません。ここに異形の力を用いて人を殺した人がいたと聞いてきたんですけど」
「それは私だよ。それでキミたちは?」
「オレたちは討伐隊の者だよ。異形の力で人を殺したという人がいたからエンジェリオンかと思ってきたわけさ」
「おやおや、大抵のエンジェリオンというのはそうした異形の力とは無関係なのでは?」
ピエロの男が笑顔を浮かべながら男の主張に反論したが、その正体と目的がわかっているタンプルが絶対に男を逃さない。
タンプルは人を押し除けて男に近寄ると、男に向かって得意げな顔を浮かべて答えた。
「どうかな?ミーティア王国の方では人間の言葉を喋るエンジェリオンが目撃されたらしいな。それに人間と同様に魔法を使える個体も出たらしいぞ」
「……参ったな。流石は我らの裏切り者にしてミーティア王国の脱走者、タンプル・シュマイザーってところかな?」
タンプルはその問い掛けに対して返答の代わりに腰に下げていた剣を振り上げて、ピエロを葬ろうとしたが、ピエロは後方に下がって剣を避けて、剣を交わしたかと思うと、大きな笑い声を上げてどこからか創り出したランスを構えた。
彼はランスを構えるのと同時に背中から翼を生やしていく。
「あいつ、エンジェリオンだったのか!?」
人々の間で悲鳴が上がる。阿鼻叫喚の協奏が奏でられ、人々は他の人を押し除けて、その場から逃げようと試みていく。
だが、ピエロ。いいや、セイウチの怪物へと姿を変えたその天使たちは人々を逃さない。
セイウチの怪物は逃げ惑う人々の背中に向かって衝撃波を飛ばし、多くの人を殺したのである。
「……この腐れ外道がッ!」
タンプルは激昂し、魔法を纏わせた剣を振り上げてセイウチの怪物に向かって飛びかかっていく。
セイウチの怪物はそんなタンプルの剣を容易く受け止め、彼を嘲笑っていた。
読み間違いの多い私のことだからやはり、別の方法で『ハーメルンの笛吹き男』とやらを再現するのだろうか。
例えば笛だけを流して、子供を家から出されては意味がない。そればかりか、私自身まで巻き込まれてしまう可能性がある。
私が溜息を吐いた時だ。この街の中心にて人々の歓声が聞こえた。
ハーメルンのいや、ギールの笛吹き男であるかもしれない。
私がこっそりと人々の中に近寄ると、私たちはその中心部でピエロのような格好に派手なメイクを施した男が押し寄せた人々に得意げな顔で笛を見せて解説していた。
「さぁ、よってらっしゃい!見てらっしゃい!ここにございますのは魔法の笛でございます!あっ、お兄さん、ちゃんと列を詰めてね。あっ、お嬢ちゃん、触っちゃダメよ」
昔の大道芸の芸人のような言葉を喋りながらピエロは笛を見せて声高に叫んでいた。
「今からね、この私がこの街に巣食う鼠どもを始末してご覧に入れましょう!皆様方もお困りでしょう!税金を免れているのをいいことに不当に金を溜め込み、坊主のくせに酒を飲み、博打を打つ……そんな人間の姿をした鼠どもを始末して差し上げるのです!」
「我々が鼠だとッ!ふざけるなッ!」
一人の聖職者が叫ぶ。それを皮切りに次々と別の聖職者が人々を押し除け、ピエロに掴み掛かっていく。
だが、ピエロは動じる様子を見せない。
それどころか真っ赤に裂けた口紅を塗った口元を大きく吊り上げて、口から針を含ませて、自分に向かって掴み掛かってきた人たちの首元に針を飛ばしていく。
針が突き刺さった時、掴み掛かった人たちは微かな痛みを覚えたが、次の瞬間に異変を感じた。彼らの体が砂のように崩れ去っていったのである。
周りから悲鳴の声が上がっていく。人々に動揺の声が上がる。
タンプルを呼ぶのはこのタイミングしかあるまい。私は大きな声で人々に便乗し叫んだ。「討伐隊を呼べ!」と。
何人かの人が慌てて討伐隊のある建物に向かおうとした時だ。
ピエロが大きな声を上げて人々を呼び止める。
「皆様落ち着いてください!!我々は善良な皆様方にはなんの危害も加えません!それどころか、皆様の金を不当に貪る鼠どもを私が始末して差し上げるのですよ!これの何が不満なんですか!?」
「……やり方の問題かな?」
私がピエロに向かって問い掛ける。
「ほぅ、お嬢さん……私のやり方に疑問がおありですか?」
ピエロは相変わらず笑顔であった。ただし、その声はあり得ないほどに低い。
彼が不機嫌なのが声から伝わってくる。普通の人ならば冷や汗をかいたり、ギョッとしたりするだろう。
だが、私は動じることなく話を続けていく。
「だってそうでしょ?どんな形であっても暴力はいけないはずだよ」
「お嬢さん。それでは彼らが死ぬことによって助かる人々がいてもお嬢さんは暴力はよくないと仰るおつもりですか?」
「うん。どんな形であっても暴力を振るっていいわけないから」
私は迷うことなく反論した。詭弁であるかもしれない。偽善者として非難されるかもしれない。だが、どんな形であれども暴力を振るうことなど許されないはずだ。
時間稼ぎなど関係なくこうしたやり方が気に入らないという私の意思だ。
私は熱弁した。どんな理由があれども人が人を殺してはいけない理由を。
向こうも一応は人という形で姿を現している以上は「関係ない」と言い張るわけにはいかない。
だからか、向こうも一応は話を聞く素振りを見せていた。
だが、全ての話が聞き終えると、またしても醜悪な笑みを見せながら私に向かって微笑む。
「お嬢さんの主張はよ~くわかりました。しかし、私には同意しかねますな。悪い奴が死ぬことで何人もの人間が死ぬこともあるのですよ」
「それでも」
私はあくまでも能面という態度を貫いていく。議論が再び交わされようとした時だ。
討伐隊の面々がようやく広場に姿を現した。
現れた討伐隊の面々は人の良さそうな顔を浮かべた穏やかな風貌の少年に栗色の髪をした乱暴な風体の少年、それに長い髪を揃えた清楚な見た目をした少女、それにタンプルの四名であった。
どうやら議論が白熱したことで私が先程の男たちのように殺されると判断した人がいたのだろう。
私の要望通りに討伐隊を呼んでくれた。
この面々の中で中央に立っており、中心人物と思われる青年が穏やかな態度でピエロの男に向かって話しかけた。
「あの~。すいません。ここに異形の力を用いて人を殺した人がいたと聞いてきたんですけど」
「それは私だよ。それでキミたちは?」
「オレたちは討伐隊の者だよ。異形の力で人を殺したという人がいたからエンジェリオンかと思ってきたわけさ」
「おやおや、大抵のエンジェリオンというのはそうした異形の力とは無関係なのでは?」
ピエロの男が笑顔を浮かべながら男の主張に反論したが、その正体と目的がわかっているタンプルが絶対に男を逃さない。
タンプルは人を押し除けて男に近寄ると、男に向かって得意げな顔を浮かべて答えた。
「どうかな?ミーティア王国の方では人間の言葉を喋るエンジェリオンが目撃されたらしいな。それに人間と同様に魔法を使える個体も出たらしいぞ」
「……参ったな。流石は我らの裏切り者にしてミーティア王国の脱走者、タンプル・シュマイザーってところかな?」
タンプルはその問い掛けに対して返答の代わりに腰に下げていた剣を振り上げて、ピエロを葬ろうとしたが、ピエロは後方に下がって剣を避けて、剣を交わしたかと思うと、大きな笑い声を上げてどこからか創り出したランスを構えた。
彼はランスを構えるのと同時に背中から翼を生やしていく。
「あいつ、エンジェリオンだったのか!?」
人々の間で悲鳴が上がる。阿鼻叫喚の協奏が奏でられ、人々は他の人を押し除けて、その場から逃げようと試みていく。
だが、ピエロ。いいや、セイウチの怪物へと姿を変えたその天使たちは人々を逃さない。
セイウチの怪物は逃げ惑う人々の背中に向かって衝撃波を飛ばし、多くの人を殺したのである。
「……この腐れ外道がッ!」
タンプルは激昂し、魔法を纏わせた剣を振り上げてセイウチの怪物に向かって飛びかかっていく。
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