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第七部『エイジェント・オブ・クリミナル』
デッドエンド・バビロニアーその⑧
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山家はこの混乱に乗じ、教祖の敵であるマリヤを消すつもりであった。だが、物事というのはそう上手く事は運ばないらしい。
自分と彼女との間に割り込んできたのはずっと教祖の邪魔をしてきた例の赤い肌の刑事。
おまけに彼の魔法は相当に厄介だと聞く。だが、構うまい。纏めて始末すれば良いのだ。自身の魔法で。
山家が銃を構えながら、自身の魔法を二人に向かって喰らわせようとした時だ。
前方に新たな人影が見えたかと思うと、躊躇う事なく銃口を向ける。
山家はそのまま男に向かって攻撃を喰らわせようとしたのだが、男はその前に引き金を引く。
一瞬の出来事。息を吐く暇もないというのはこの場合の事を指すに違いない。
山家は男が引き金を引くのと同時に完全にこの世から消滅した。
最新式のレーザーガンのために。マリヤは銃を構えた男の元へと走っていき、男の顔を確認する。
やはり、その顔はイベリア。祖国から自身の護衛として派遣された冷酷非情な男。警官というよりはスパイの方が似合う。マリヤは男に近付き、冷たい空気が彼の周りから感じ取るたびにそう思わされた。
イベリアは抗議の意思を示す、マリヤを放置して孝太郎へと向き直る。
それから、口元に冷笑を浮かべて、
「成る程な。やはり、日本の警察にはマリヤ司教を任せておく事はできん。言っておくが、犯人に魔法を使わせるなどあってはならん。その前にオレの様に有無を言わさずにこの世から強制的に退場させた方が手間はなくなるし、自分だって危険な目に遭わずに済むだろう?」
「……あんたは『ダーティハリー』にでもなったつもりかい?奴らが暴れるのが法治国家である以上、法の裁きに奴らをかけるのは当たり前の事だろう?」
イベリアはそれを聞くと最初は黙っていたものの、次第に声を上げて笑い始めていく。
孝太郎は初めこそ何も言わなかったものの、その大きな笑い声が何度も何度も響き渡るたびに次第に耳障りとなり、イベリアに大きな声で抗議の声を飛ばす。
すると、イベリアは大袈裟に肩をすくめて、形ばかりの謝罪の言葉を述べていく。
だが、未だに口元に冷笑が張り付いている事から、彼が心の底から謝っていない事は明白。要するに孝太郎をおもちゃにして遊んでいるのだ。
おもちゃにされた本人からすれば、たまったものではない。孝太郎は抗議の声を上げようとしたが、その前に彼の護衛対象であるマリヤが彼を叱り飛ばす。
「ふざけないで!頑張っている人をそんな風に嘲笑うなんて最低よ!」
彼女の言葉はまごう事なく正論だ。だが、大樹寺の様にそれすらも笑い飛ばす分類の人間はいる。
この場合は彼がそうだった。彼は冷笑を消す事なく、彼女に対して屁理屈に近い論理を並べ立てていく。
「分かっていますよ。けれどもね、司教様。頑張っている人間が誰も偉いとは構わないんですよ」
イベリアはクックッと笑うと、話している隙を狙って襲撃に現れた棒を両手で握った信者の男をレーザーガンで消し飛ばす。
彼が消えたのを確認すると、彼はそこでようやく顔から冷笑を離し、フンと鼻を鳴らして後方へと下がっていく。
孝太郎は背後へと下がっていく彼の姿を睨む。
「素晴らしい。いつ聞いてもあなたの朗読は見事だね。藩金蓮」
大樹寺はそれまで横たわっていた自室のベッドから起き上がり、侍女の仕事っぷりに感心して手を叩く。
それから、部屋に備え付けてあるお茶のセットを取り出し、自身の分と彼女の分との二つの紅茶を注ぐ。
彼女にカップを渡すと、大樹寺は安楽椅子に座り、新しい紅茶を味わっていく。
雅に戯れる彼女の姿を見て、藩金蓮は少し心配になったのか、敬愛する教祖に自身の心配事を切り出す。
すると、教祖は穏やかな微笑みを浮かべて彼女の肩に手を置いて、
「問題はない。計画は確実に成功した。橋本の死により、弟子たちは奮闘し、この場に集まった警官どもは一網打尽に叩かれ、我々はこの勢いに乗ってビッグ・トーキョーへ。今度こそ、日本共和国の中枢を我々の手で握る。最高だとは思わない?」
彼女の説明を聞いて藩金蓮はそれまでの不安を引っ込めて、彼女に笑顔を向けていく。
大樹寺の説明は信者を巻き込んでの無理心中に近く、それでいて玉砕など無茶だと分かっているのに、不思議と説得力があったのだ。
大樹寺は敬虔な信徒に優しい笑顔を向けると、士気鼓舞のためか、はたまた滅びゆく勢力は全て最後にはこんな別れの儀式をするのか、彼女は会議室に幹部たちを一同に集め、彼ら彼女らに勲章の代わりに彼女自身による説法とキスを行う。
最後に信徒の子供たちを集め、幹部招集するのとは別の大きな部屋に彼ら彼女らに自分の教義を説くと、考えとを改めて述べさせていく。
そして彼ら彼女らには慣れ親しんだ「優しいお姉さん」と表現できる顔を浮かべて頭を撫でていく。
大樹寺はそれが終わると、幹部たちの戻り、彼らを引き連れて外へと向かう。
大樹寺の姿を見るのはこれで何度目だろう。少なくとも、あの大きな密輸ルートの捜査を始めてから、三度目くらいだろうか。
だが、大樹寺が得意とする演説を聞くのは始めてであった。
「諸君、我々が戦うのは聖戦である!だが、勘違いしてならないのはこの戦いが最後ではないという事だ!我々は国家の弾圧に対し、武器を取らねばなるまい!奴らが警察を使って弾圧するのならば、こちらは大勢の数で!向こうが戦車を使うのならば、こちらは大砲で!対処していかなければなるまい!敬虔なる信徒たちよ武器を取れ!戦え!この血塗られた闘争を生き抜き、我々の手で自由を勝ち取るために!この素晴らしい聖戦は必ず神の祝福があるだろう!さぁ、行こう!」
大樹寺の言葉に賛同した信者たちが手にしていた銃器類や或いは棒、石ころの類を振り上げていく。
そのさながらはまさしく独裁者に追随する国民の様。いや、実際にここは国家なのだ。そう、孝太郎は思い知らされた。
日本であって日本ではない。孝太郎はこの特殊な空間や空気はそういう流れから作り込まれた事を改めて思い知らされた。
だからこそ、行かなくてはなるまい。視界がまだ眩んだとしても。
市民が自分達にくれる安全、安心という思いを裏切るわけにはいかないから。
孝太郎は勇気のある一歩を踏み出して、大樹寺と対峙する。
孝太郎は演説を終えて得意げな顔をする大樹寺に人差し指を突き付けて、
「悪いが、その聖戦とやらだけは遂行させるわけにはいかないな。お前たちにとってはこの戦いは聖戦かもしれないが、オレたちにとってはあくまでもテロリストとの撲滅に過ぎないからな」
「やっぱり、孝太郎さんか。前に言ったよね?しつこい男は嫌われるって」
大樹寺は開口早々に嫌味を言いはなったが、孝太郎は無視して話を続けていく。
「……なぁ、大樹寺。お前のために傷付けられ、家族を引き離された人々がどれだけいるか分かるか?そして、お前たち狂信者にもその事を問いたい」
孝太郎の言葉を聞いてそれまで信者たちを覆っていた熱狂が静まり返っていく。
信者たちは孝太郎の問い掛けた疑問に咄嗟に反応できなかったに違いない。
だが、教祖だけは別格だったらしい。彼女は落ち着いた声で動揺する様子すら見せずに言い放つ。
「確かに、我々は俗世とはかけ離れた生活をするよ。けどね、それで家族と離れ離れになるのは仕方ないよ。それに、その家族が出家しなければ、こちらとしてもどうしようもないからね。するしないは自由だから」
「結構な論説だ。教祖サマ。それをこの場にいるあんたの信者の家族たちが聞いたら、さぞかし泣いて喜ぶだろうな」
孝太郎の皮肉に対しても大樹寺は澄ました顔を浮かべるばかりだった。
自分と彼女との間に割り込んできたのはずっと教祖の邪魔をしてきた例の赤い肌の刑事。
おまけに彼の魔法は相当に厄介だと聞く。だが、構うまい。纏めて始末すれば良いのだ。自身の魔法で。
山家が銃を構えながら、自身の魔法を二人に向かって喰らわせようとした時だ。
前方に新たな人影が見えたかと思うと、躊躇う事なく銃口を向ける。
山家はそのまま男に向かって攻撃を喰らわせようとしたのだが、男はその前に引き金を引く。
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山家は男が引き金を引くのと同時に完全にこの世から消滅した。
最新式のレーザーガンのために。マリヤは銃を構えた男の元へと走っていき、男の顔を確認する。
やはり、その顔はイベリア。祖国から自身の護衛として派遣された冷酷非情な男。警官というよりはスパイの方が似合う。マリヤは男に近付き、冷たい空気が彼の周りから感じ取るたびにそう思わされた。
イベリアは抗議の意思を示す、マリヤを放置して孝太郎へと向き直る。
それから、口元に冷笑を浮かべて、
「成る程な。やはり、日本の警察にはマリヤ司教を任せておく事はできん。言っておくが、犯人に魔法を使わせるなどあってはならん。その前にオレの様に有無を言わさずにこの世から強制的に退場させた方が手間はなくなるし、自分だって危険な目に遭わずに済むだろう?」
「……あんたは『ダーティハリー』にでもなったつもりかい?奴らが暴れるのが法治国家である以上、法の裁きに奴らをかけるのは当たり前の事だろう?」
イベリアはそれを聞くと最初は黙っていたものの、次第に声を上げて笑い始めていく。
孝太郎は初めこそ何も言わなかったものの、その大きな笑い声が何度も何度も響き渡るたびに次第に耳障りとなり、イベリアに大きな声で抗議の声を飛ばす。
すると、イベリアは大袈裟に肩をすくめて、形ばかりの謝罪の言葉を述べていく。
だが、未だに口元に冷笑が張り付いている事から、彼が心の底から謝っていない事は明白。要するに孝太郎をおもちゃにして遊んでいるのだ。
おもちゃにされた本人からすれば、たまったものではない。孝太郎は抗議の声を上げようとしたが、その前に彼の護衛対象であるマリヤが彼を叱り飛ばす。
「ふざけないで!頑張っている人をそんな風に嘲笑うなんて最低よ!」
彼女の言葉はまごう事なく正論だ。だが、大樹寺の様にそれすらも笑い飛ばす分類の人間はいる。
この場合は彼がそうだった。彼は冷笑を消す事なく、彼女に対して屁理屈に近い論理を並べ立てていく。
「分かっていますよ。けれどもね、司教様。頑張っている人間が誰も偉いとは構わないんですよ」
イベリアはクックッと笑うと、話している隙を狙って襲撃に現れた棒を両手で握った信者の男をレーザーガンで消し飛ばす。
彼が消えたのを確認すると、彼はそこでようやく顔から冷笑を離し、フンと鼻を鳴らして後方へと下がっていく。
孝太郎は背後へと下がっていく彼の姿を睨む。
「素晴らしい。いつ聞いてもあなたの朗読は見事だね。藩金蓮」
大樹寺はそれまで横たわっていた自室のベッドから起き上がり、侍女の仕事っぷりに感心して手を叩く。
それから、部屋に備え付けてあるお茶のセットを取り出し、自身の分と彼女の分との二つの紅茶を注ぐ。
彼女にカップを渡すと、大樹寺は安楽椅子に座り、新しい紅茶を味わっていく。
雅に戯れる彼女の姿を見て、藩金蓮は少し心配になったのか、敬愛する教祖に自身の心配事を切り出す。
すると、教祖は穏やかな微笑みを浮かべて彼女の肩に手を置いて、
「問題はない。計画は確実に成功した。橋本の死により、弟子たちは奮闘し、この場に集まった警官どもは一網打尽に叩かれ、我々はこの勢いに乗ってビッグ・トーキョーへ。今度こそ、日本共和国の中枢を我々の手で握る。最高だとは思わない?」
彼女の説明を聞いて藩金蓮はそれまでの不安を引っ込めて、彼女に笑顔を向けていく。
大樹寺の説明は信者を巻き込んでの無理心中に近く、それでいて玉砕など無茶だと分かっているのに、不思議と説得力があったのだ。
大樹寺は敬虔な信徒に優しい笑顔を向けると、士気鼓舞のためか、はたまた滅びゆく勢力は全て最後にはこんな別れの儀式をするのか、彼女は会議室に幹部たちを一同に集め、彼ら彼女らに勲章の代わりに彼女自身による説法とキスを行う。
最後に信徒の子供たちを集め、幹部招集するのとは別の大きな部屋に彼ら彼女らに自分の教義を説くと、考えとを改めて述べさせていく。
そして彼ら彼女らには慣れ親しんだ「優しいお姉さん」と表現できる顔を浮かべて頭を撫でていく。
大樹寺はそれが終わると、幹部たちの戻り、彼らを引き連れて外へと向かう。
大樹寺の姿を見るのはこれで何度目だろう。少なくとも、あの大きな密輸ルートの捜査を始めてから、三度目くらいだろうか。
だが、大樹寺が得意とする演説を聞くのは始めてであった。
「諸君、我々が戦うのは聖戦である!だが、勘違いしてならないのはこの戦いが最後ではないという事だ!我々は国家の弾圧に対し、武器を取らねばなるまい!奴らが警察を使って弾圧するのならば、こちらは大勢の数で!向こうが戦車を使うのならば、こちらは大砲で!対処していかなければなるまい!敬虔なる信徒たちよ武器を取れ!戦え!この血塗られた闘争を生き抜き、我々の手で自由を勝ち取るために!この素晴らしい聖戦は必ず神の祝福があるだろう!さぁ、行こう!」
大樹寺の言葉に賛同した信者たちが手にしていた銃器類や或いは棒、石ころの類を振り上げていく。
そのさながらはまさしく独裁者に追随する国民の様。いや、実際にここは国家なのだ。そう、孝太郎は思い知らされた。
日本であって日本ではない。孝太郎はこの特殊な空間や空気はそういう流れから作り込まれた事を改めて思い知らされた。
だからこそ、行かなくてはなるまい。視界がまだ眩んだとしても。
市民が自分達にくれる安全、安心という思いを裏切るわけにはいかないから。
孝太郎は勇気のある一歩を踏み出して、大樹寺と対峙する。
孝太郎は演説を終えて得意げな顔をする大樹寺に人差し指を突き付けて、
「悪いが、その聖戦とやらだけは遂行させるわけにはいかないな。お前たちにとってはこの戦いは聖戦かもしれないが、オレたちにとってはあくまでもテロリストとの撲滅に過ぎないからな」
「やっぱり、孝太郎さんか。前に言ったよね?しつこい男は嫌われるって」
大樹寺は開口早々に嫌味を言いはなったが、孝太郎は無視して話を続けていく。
「……なぁ、大樹寺。お前のために傷付けられ、家族を引き離された人々がどれだけいるか分かるか?そして、お前たち狂信者にもその事を問いたい」
孝太郎の言葉を聞いてそれまで信者たちを覆っていた熱狂が静まり返っていく。
信者たちは孝太郎の問い掛けた疑問に咄嗟に反応できなかったに違いない。
だが、教祖だけは別格だったらしい。彼女は落ち着いた声で動揺する様子すら見せずに言い放つ。
「確かに、我々は俗世とはかけ離れた生活をするよ。けどね、それで家族と離れ離れになるのは仕方ないよ。それに、その家族が出家しなければ、こちらとしてもどうしようもないからね。するしないは自由だから」
「結構な論説だ。教祖サマ。それをこの場にいるあんたの信者の家族たちが聞いたら、さぞかし泣いて喜ぶだろうな」
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