338 / 365
第七部『エイジェント・オブ・クリミナル』
終わるのはお前か、オレかーその18
しおりを挟む
氷上麗央は改めて自身の役割を思い出す。役目は無論、ここで中村孝太郎を引き付け、足止めをさせる事。それだけ。
至極単純で分かりやすい役割。それが、今の自分に課せられた仕事。
そして、今、自分が孝太郎を引き寄せている間にあの女、ジャネット=扈が大きな仕事をやり遂げるに違いない。
あの女の用意した爆弾はあまりにも強力。その威力はまさに天災。いや、天才という言い方は不適切かもしれない。
なにせ、爆弾は地震や雷とは違う。人の手で作動させなければ発動しない。
氷上は昔、読んだ本の記述を思い出して笑う。
もし、その爆弾がこの地下で作動したのならばどうするのだろう。たちまちのうちにこのテレビ局など木っ端微塵になってしまうに違いない。
そのための陽動要員が自分。氷上は仕込刀を振り回しながら、孝太郎に斬りかかっていく。
孝太郎はといえば、氷上の攻撃にたじろぐばかり。彼は新たに取り出した刀をを用いて氷上の仕込刀を防ぐ。
そして、刀の重なり合う先でニヤニヤと笑う氷上を鋭く睨む。
すると、氷上は孝太郎から刀を離し、一度大きく回って刀を振り回してから、今度は被害者の会の老婆に向かって斬りかかっていく。
彼が大きく刀を振り上げた老婆を狙おうとした時だ。その前にマリヤが立ち塞がる。
体を恐怖で震わせながらも、大きく目を見開いて気高い姿勢を貫く彼女を見て孝太郎は思わず見惚れてしまう。
そして、我も忘れてマリナを庇うために背後から氷上に向かって斬りかかっていく。
だが、氷上は不意にこちらを向いて例の魔法を使用して空間から姿を消す。
孝太郎はそこでわざと足を滑らせて最悪の事態を防ぐ。
体を大きく打ったものの、最悪の事態ばかりは防げたらしい。孝太郎が安堵の溜息を吐くと、彼の首元に仕込刀の先を突き付けて見下ろす氷上の姿。
氷上が孝太郎に向けるのは侮蔑。そして、侮りの表情。
そして、愉悦。自身を圧倒しているという安心感。それが氷上の全身から漂っていく。
孝太郎は首に刃物を当てられて思わず身震いしてしまう。氷上は何の躊躇いもなく自分の首を跳ね飛ばすだろう。
孝太郎の首筋をひやりとした汗が伝う。本能が告げている。自身の危機を。
孝太郎は話術で氷上を動揺させようと思ったが、肝心の挑発の言葉が思い付かない。
いつもならば、芸の前口上を喋る軽技師の様に饒舌に出てくるのに。
孝太郎が文字通りのお手上げになった時だ。背後から叫んだ声が聞こえてくる。
「待ちなさい!その人を離しなさい!ハンス!」
身に覚えのない言葉を聞き首を傾げる氷上。しかも、その言葉を発したのはロシアの名のある女司教であるのだから思わず拭いてしまう。
「ハンス?そいつは誰だ?あんた、ここにいもしない奴を呼ぶなんて頭がおかしいんじゃあないのか?」
「あなたの前世です。わたしにはあなたのいや、色々な人の前世を見る事ができます」
マリヤはそう言って異空間の武器庫から出したと思われる先端に穴が開けられ、くり抜いた杖の先に巨大な飾りの付いた杖を取り出して地面の上を叩いていく。
よく見ればその杖は水晶。そこに映るのは紛れもない氷上麗央の姿。
ただし、服は現代人が着る服とは大きくかけ離れている。彼の着ているのは中世ヨーロッパの時代に流行したとされる鉄の鎧。そして、髪は黒ではなく金。
「これが、お前の前世の姿です。お前は地方の悪徳騎士であり、領民を苦しめた上に冬の季節には暖房の権利さえも高額で売り付け、人民を苦しめた金であちこちの土地に屋敷を買いましたね」
「待て」と、ここで氷上は話を切る。
「そんなくだらない作り話をするつもりで、オレを呼び止めたのか?水晶の形をしたスクリーンもよく作り込まれているが、そんな話を聞くほど、オレは暇じゃあないからな。こいつにトドメをーー」
と、氷上は地面の上で横たわっている孝太郎を踏み付けにしようとしたが、その足を孝太郎は左手で受け止め、彼を地面の上に押し倒す。
そして、今度こそ氷上の首元に刀の刃先を突き付けていく。
「これで逆転だな。氷上……あそこに座っているお前の主人もろとも刑務所にぶち込んでやるぜ」
「何を考えているのか、知らんが……オレとあの人とは無関係だぜ。オレは単なる愉快犯よ」
「じゃあ、愉快犯がなんでそんなものを持っているんだ!?」
孝太郎は氷上が未だに右手で握って離さない仕込刀を左手の人差し指で指差す。
氷上はそれには答えない。続くのは沈黙。スタジオの中に無言の重圧が漂う。
孝太郎は小さく溜息を吐いて左手でポケットに隠し持っていた手錠を取り出す。
そして、氷上の右手を掴まえようとした時だ。突然、氷上の刀から冷気が漂う。一瞬、冷凍庫の中にでも迷い込んだのかと思うほどの風が孝太郎を刺していく。
同時に、倒れていた筈の氷上が怪しく笑う。
彼は素早くその場から起き上がり、そしてその冷気を纏わせた刀を用いて彼に斬りかかっていく。
孝太郎はとそれを刀を盾にして防いだが、氷上の使用した刀から漂う冷たい風に思わず手が震えてしまう。
おまけに寒さのためか、全身を大きく震わせてしまう。
ここで、寒さのために何もできない孝太郎の代わりにマリナが低い声で言う。
「やはり、あなたは使えましたね。冷気の魔法を……人々を次々と殺した冬の訪れ、すなわち死神の訪れを」
「あんたの前世の話とやらは信じていないが、その通り、今までお前らには隠していたがな。オレは使えるんだよ。地獄から伝わる黄泉の国の冷気をな」
「これはわたしの推測ですが……」
マリナ曰く魔法の原点というのは前世。すなわち、その人の生前に使用した魔法が現世にまで持ち込まれるという考えである。
だが、魔法の発見はつい最近の筈。その考えは相応しくない。
だが、この時に孝太郎は思い出す。自身が体験した明治の初頭での出来事を。
(そうか、魔法が発見されたのがあくまでも近代であるだけ……そうでなければ、あの妖魔術や印術の類が分からねぇ)
勿論、これも孝太郎の稚拙な妄想に過ぎない。だが、充分に考えられる事ではないか。
19世紀以降の化学技術の発展に伴い、魔法を隠していたとすれば発見され、認められる様に検証されたのがつい最近でもおかしくはない。
勿論、これはあくまでも推測。創造の産物に過ぎない。
それよりも、考えるのはそんな事ではなく目の前で氷の刀を持つあの男の対処だろう。
孝太郎は何とか、自身の魔法で氷上を倒せないかを思案していく。
至極単純で分かりやすい役割。それが、今の自分に課せられた仕事。
そして、今、自分が孝太郎を引き寄せている間にあの女、ジャネット=扈が大きな仕事をやり遂げるに違いない。
あの女の用意した爆弾はあまりにも強力。その威力はまさに天災。いや、天才という言い方は不適切かもしれない。
なにせ、爆弾は地震や雷とは違う。人の手で作動させなければ発動しない。
氷上は昔、読んだ本の記述を思い出して笑う。
もし、その爆弾がこの地下で作動したのならばどうするのだろう。たちまちのうちにこのテレビ局など木っ端微塵になってしまうに違いない。
そのための陽動要員が自分。氷上は仕込刀を振り回しながら、孝太郎に斬りかかっていく。
孝太郎はといえば、氷上の攻撃にたじろぐばかり。彼は新たに取り出した刀をを用いて氷上の仕込刀を防ぐ。
そして、刀の重なり合う先でニヤニヤと笑う氷上を鋭く睨む。
すると、氷上は孝太郎から刀を離し、一度大きく回って刀を振り回してから、今度は被害者の会の老婆に向かって斬りかかっていく。
彼が大きく刀を振り上げた老婆を狙おうとした時だ。その前にマリヤが立ち塞がる。
体を恐怖で震わせながらも、大きく目を見開いて気高い姿勢を貫く彼女を見て孝太郎は思わず見惚れてしまう。
そして、我も忘れてマリナを庇うために背後から氷上に向かって斬りかかっていく。
だが、氷上は不意にこちらを向いて例の魔法を使用して空間から姿を消す。
孝太郎はそこでわざと足を滑らせて最悪の事態を防ぐ。
体を大きく打ったものの、最悪の事態ばかりは防げたらしい。孝太郎が安堵の溜息を吐くと、彼の首元に仕込刀の先を突き付けて見下ろす氷上の姿。
氷上が孝太郎に向けるのは侮蔑。そして、侮りの表情。
そして、愉悦。自身を圧倒しているという安心感。それが氷上の全身から漂っていく。
孝太郎は首に刃物を当てられて思わず身震いしてしまう。氷上は何の躊躇いもなく自分の首を跳ね飛ばすだろう。
孝太郎の首筋をひやりとした汗が伝う。本能が告げている。自身の危機を。
孝太郎は話術で氷上を動揺させようと思ったが、肝心の挑発の言葉が思い付かない。
いつもならば、芸の前口上を喋る軽技師の様に饒舌に出てくるのに。
孝太郎が文字通りのお手上げになった時だ。背後から叫んだ声が聞こえてくる。
「待ちなさい!その人を離しなさい!ハンス!」
身に覚えのない言葉を聞き首を傾げる氷上。しかも、その言葉を発したのはロシアの名のある女司教であるのだから思わず拭いてしまう。
「ハンス?そいつは誰だ?あんた、ここにいもしない奴を呼ぶなんて頭がおかしいんじゃあないのか?」
「あなたの前世です。わたしにはあなたのいや、色々な人の前世を見る事ができます」
マリヤはそう言って異空間の武器庫から出したと思われる先端に穴が開けられ、くり抜いた杖の先に巨大な飾りの付いた杖を取り出して地面の上を叩いていく。
よく見ればその杖は水晶。そこに映るのは紛れもない氷上麗央の姿。
ただし、服は現代人が着る服とは大きくかけ離れている。彼の着ているのは中世ヨーロッパの時代に流行したとされる鉄の鎧。そして、髪は黒ではなく金。
「これが、お前の前世の姿です。お前は地方の悪徳騎士であり、領民を苦しめた上に冬の季節には暖房の権利さえも高額で売り付け、人民を苦しめた金であちこちの土地に屋敷を買いましたね」
「待て」と、ここで氷上は話を切る。
「そんなくだらない作り話をするつもりで、オレを呼び止めたのか?水晶の形をしたスクリーンもよく作り込まれているが、そんな話を聞くほど、オレは暇じゃあないからな。こいつにトドメをーー」
と、氷上は地面の上で横たわっている孝太郎を踏み付けにしようとしたが、その足を孝太郎は左手で受け止め、彼を地面の上に押し倒す。
そして、今度こそ氷上の首元に刀の刃先を突き付けていく。
「これで逆転だな。氷上……あそこに座っているお前の主人もろとも刑務所にぶち込んでやるぜ」
「何を考えているのか、知らんが……オレとあの人とは無関係だぜ。オレは単なる愉快犯よ」
「じゃあ、愉快犯がなんでそんなものを持っているんだ!?」
孝太郎は氷上が未だに右手で握って離さない仕込刀を左手の人差し指で指差す。
氷上はそれには答えない。続くのは沈黙。スタジオの中に無言の重圧が漂う。
孝太郎は小さく溜息を吐いて左手でポケットに隠し持っていた手錠を取り出す。
そして、氷上の右手を掴まえようとした時だ。突然、氷上の刀から冷気が漂う。一瞬、冷凍庫の中にでも迷い込んだのかと思うほどの風が孝太郎を刺していく。
同時に、倒れていた筈の氷上が怪しく笑う。
彼は素早くその場から起き上がり、そしてその冷気を纏わせた刀を用いて彼に斬りかかっていく。
孝太郎はとそれを刀を盾にして防いだが、氷上の使用した刀から漂う冷たい風に思わず手が震えてしまう。
おまけに寒さのためか、全身を大きく震わせてしまう。
ここで、寒さのために何もできない孝太郎の代わりにマリナが低い声で言う。
「やはり、あなたは使えましたね。冷気の魔法を……人々を次々と殺した冬の訪れ、すなわち死神の訪れを」
「あんたの前世の話とやらは信じていないが、その通り、今までお前らには隠していたがな。オレは使えるんだよ。地獄から伝わる黄泉の国の冷気をな」
「これはわたしの推測ですが……」
マリナ曰く魔法の原点というのは前世。すなわち、その人の生前に使用した魔法が現世にまで持ち込まれるという考えである。
だが、魔法の発見はつい最近の筈。その考えは相応しくない。
だが、この時に孝太郎は思い出す。自身が体験した明治の初頭での出来事を。
(そうか、魔法が発見されたのがあくまでも近代であるだけ……そうでなければ、あの妖魔術や印術の類が分からねぇ)
勿論、これも孝太郎の稚拙な妄想に過ぎない。だが、充分に考えられる事ではないか。
19世紀以降の化学技術の発展に伴い、魔法を隠していたとすれば発見され、認められる様に検証されたのがつい最近でもおかしくはない。
勿論、これはあくまでも推測。創造の産物に過ぎない。
それよりも、考えるのはそんな事ではなく目の前で氷の刀を持つあの男の対処だろう。
孝太郎は何とか、自身の魔法で氷上を倒せないかを思案していく。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
日本国転生
北乃大空
SF
女神ガイアは神族と呼ばれる宇宙管理者であり、地球を含む太陽系を管理して人類の歴史を見守ってきた。
或る日、ガイアは地球上の人類未来についてのシミュレーションを実施し、その結果は22世紀まで確実に人類が滅亡するシナリオで、何度実施しても滅亡する確率は99.999%であった。
ガイアは人類滅亡シミュレーション結果を中央管理局に提出、事態を重くみた中央管理局はガイアに人類滅亡の回避指令を出した。
その指令内容は地球人類の歴史改変で、現代地球とは別のパラレルワールド上に存在するもう一つの地球に干渉して歴史改変するものであった。
ガイアが取った歴史改変方法は、国家丸ごと転移するもので転移する国家は何と現代日本であり、その転移先は太平洋戦争開戦1年前の日本で、そこに国土ごと上書きするというものであった。
その転移先で日本が世界各国と開戦し、そこで起こる様々な出来事を超人的な能力を持つ女神と天使達の手助けで日本が覇権国家になり、人類滅亡を回避させて行くのであった。
モニターに応募したら、系外惑星に来てしまった。~どうせ地球には帰れないし、ロボ娘と猫耳魔法少女を連れて、惑星侵略を企む帝国軍と戦います。
津嶋朋靖(つしまともやす)
SF
近未来、物体の原子レベルまでの三次元構造を読みとるスキャナーが開発された。
とある企業で、そのスキャナーを使って人間の三次元データを集めるプロジェクトがスタートする。
主人公、北村海斗は、高額の報酬につられてデータを取るモニターに応募した。
スキャナーの中に入れられた海斗は、いつの間にか眠ってしまう。
そして、目が覚めた時、彼は見知らぬ世界にいたのだ。
いったい、寝ている間に何が起きたのか?
彼の前に現れたメイド姿のアンドロイドから、驚愕の事実を聞かされる。
ここは、二百年後の太陽系外の地球類似惑星。
そして、海斗は海斗であって海斗ではない。
二百年前にスキャナーで読み取られたデータを元に、三次元プリンターで作られたコピー人間だったのだ。
この惑星で生きていかざるを得なくなった海斗は、次第にこの惑星での争いに巻き込まれていく。
(この作品は小説家になろうとマグネットにも投稿してます)
神樹のアンバーニオン (3) 絢爛! 思いの丈!
芋多可 石行
SF
主人公 須舞 宇留は、琥珀の巨神アンバーニオンと琥珀の中の小人、ヒメナと共にアルオスゴロノ帝国の野望を食い止めるべく、日々奮闘していた。
最凶の敵、ガルンシュタエンとの死闘の最中、皇帝エグジガンの軍団に敗れたアンバーニオンは、ガルンシュタエンと共に太陽へと向かい消息を絶った。
一方、帝国の戦士として覚醒した椎山と宇留達の行方を探す藍罠は、訪ねた恩師の居る村で奇妙な兄弟、そして琥珀の闘神ゼレクトロンの化身、ヴァエトに出会う。
度重なる戦いの中で交錯する縁。そして心という琥珀の中に閉じ込めた真実が明らかになる時、宇留の旅は、一つの終着駅に辿り着く。
神樹のアンバーニオン 3
絢爛!思いの丈
今、少年の非日常が、琥珀色に輝き始める。
ゴーレムマスターの愛した人型兵器
お化け屋敷
SF
ファンタジー要素もりもりのSFロボット物で、TVアニメっぽい風味で書いていきます。
世界最高のゴーレムマスター・レイフは、ゼノビア帝国に筆頭魔道士だが、生まれてから一度も女にもてたことのない醜男(ぶおとこ)であった。
現実の女性に見切りを付けた彼は、「女にもてないなら、自分で最高の嫁を作れば良いではないか…」と思い立った。帝国のからお宝を盗み出し出奔したレイフは、地下迷宮を作り、至高のゴーレム製作に情熱を傾ける。そして、あと一歩で完成という時に、レイフは彼を討伐にやって来た勇者一行に殺されてしまった。
そこで終わったと思ったレイフの人生だが、必死に呼びかける女性の声で彼は目覚めた彼は、自分が人型機動兵器のAIとして転生したことに気付くのだった。
人生負け組のスローライフ
雪那 由多
青春
バアちゃんが体調を悪くした!
俺は長男だからバアちゃんの面倒みなくては!!
ある日オヤジの叫びと共に突如引越しが決まって隣の家まで車で十分以上、ライフラインはあれどメインは湧水、ぼっとん便所に鍵のない家。
じゃあバアちゃんを頼むなと言って一人単身赴任で東京に帰るオヤジと新しいパート見つけたから実家から通うけど高校受験をすててまで来た俺に高校生なら一人でも大丈夫よね?と言って育児拒否をするオフクロ。
ほぼ病院生活となったバアちゃんが他界してから築百年以上の古民家で一人引きこもる俺の日常。
――――――――――――――――――――――
第12回ドリーム小説大賞 読者賞を頂きました!
皆様の応援ありがとうございます!
――――――――――――――――――――――
機械虫の地平
登美川ステファニイ
SF
文明が失われた世界。そこは機械の虫が世界の王として君臨し、人間は虫と森によって生かされていた。
ウルクスは虫狩りを生業としていたが、ある時奇妙な護衛任務を請け負い、世界を一変させる戦いに巻き込まれていく。
※他サイトでも連載中
https://kakuyomu.jp/works/16816700427798348606
https://ncode.syosetu.com/n7145ho/
https://novelup.plus/story/821389156
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる