310 / 365
第七部『エイジェント・オブ・クリミナル』
ザ・テロリアンーその③
しおりを挟む
聡子は目の前の未来版の宮本武蔵とも言える男を前にどうして対処しようかと真剣に考えていた。恐らく目の前の男はあの自信に満ちた様子から二本の刀を手足の様に自在に動かせるに違いない。
加えてそれは普通の刀ではない。ライトセイバーと魔法により精製された光の剣である。
それに対し、自身が握っているのは単なる刀。戦うには些か不利かもしれない。
なので、聡子は久し振りに自身の魔法を使う事にした。
彼女は自身を例の幕で自身を覆うと、そのまま男に立ち向かっていく。
これを纏わせていれば、あの男のライトセイバーや光の剣にむざむざと斬られる事はあるまい。
聡子はそう確信していた。むしろ、男の攻撃が強まれば強まるほどに聡子自身の攻撃力が増すので聡子にとってはそちらの方が有り難い。
聡子はまず、日本刀を両手に握り、正嗣の前に刀を振るう。
正嗣はそれを背後に体を逸らして避け、代わりに一本を左斜め下に、もう一本を聡子の首元に目掛けて振るう。
聡子は慌てて背後へと飛び、それを交わす。
間一髪でかわせたかと思ったその時だ。
が、正嗣は彼女を逃がさない。そのまま二本の光の刀を聡子へと向かって喰らわせていく。
今回はたまたま正面から突いてきたので刀一本で防ぐ事は余裕だった。
聡子の持つ刀に大きな火花が散る。そればかりではない。刀を持つ両手に大きな負担が掛かっていく。
思わずに悲鳴を上げたくなるほどに痛いものである。
聡子の表情を見たのか、正嗣は勝ち誇った様な表情を浮かべながら、二本の光の剣を振っていく。
「どうした!?どうした!?さっきまでの勢いは!?オレを逮捕するんじゃあなかったのか!?」
「うるせぇな、今、それをやろうとしてんだろうが!」
聡子はそう言って目の前から刀を振りかぶっていく。大きな刃が空を切りながら、正嗣の目の前に降り掛かっていく。
が、正嗣はそれすらも二本の刀を用いて防ぐ。顔に浮かぶのは余裕。
まるで、テレビゲームで既に勝ちが確定しているかの様な、テストの難問を難なく解き明かした優等生の様な笑みだ。
聡子が思わずその表情を恐れていると、彼は懸命の思いで二本の刀を防いでいる聡子の足を蹴り、彼女のバランスを崩す。
バランスが崩れて地面の上に倒れそうになる聡子の頭上にテロリストの男はライトセイバーの剣先を突き付けていく。
このまま死ぬのかと聡子が目を瞑った時だ。不意に聡子の体は宙に飛び、地面の上を転がっていく。
一瞬、聡子は首を傾げたが、先程まで自分が立っていた場所を見ると、自身は蹴られたのだと理解した。
そればかりではない、代理の人間が亀岡正嗣と対峙している事も。
聡子は居ても立っても居られずに代理の人物の名前を叫ぶ。
「明美!やめろ!無茶するな!」
そう、彼女の友人にして会計係の倉本明美ある。彼女は手周辺のバリアーで亀岡の剣を防ぎ、殺されそうになった聡子を救出したのだった。
が、彼女は聡子や孝太郎の様に犯罪者と戦うタイプの人間ではない。
それに、もしもの事があれば……。聡子はもう一度、彼女の元へと駆けていく。
文字通りに、手を震わせながら剣を防ぐ明美を押し除け、聡子は刀を振るう。
なんとか、亀岡の剣を弾き、明美に向き合う。
「明美!?無事か!?」
「あ、あたしは大丈夫だよ。それよりも聡子ちゃん!あなたこそ大丈夫なの!?」
「あたしを甘く見るなよ。これくらいの敵はチョチョイのチョイでやっつけてやるぜ」
「ほぅ、そいつは光栄だッ!」
剣を弾かれて一瞬は反り返っていたものの、途中で踏み止まったのだろう。
亀岡は今度は聡子へと剣を向けていた。
そればかりではない。それまでは控えていた筈の光線までも両者に向かって浴びせていく。
明美はそれを手を利用して作り出す小さなバリケードで防ぎ、聡子はそれを利用して彼女と共に光線を交わす。
亀岡を舌を打ち、聡子にもう一度光線を喰らわせていく。
だが、聡子はその光線が何処から来るかと予測していたかの様に華麗に身をかわしていく。
そして、そのまま亀岡の懐へと踏み込む。
一方で、彼も剣には自信のある人間。光線を避けられた事には衝撃を受けたものの、それで動揺して剣の腕を落とすほどではない。
彼は二本の剣で聡子の剣を防ぎ、このまま逸れようとしていた。
だが、聡子はそれを許さない。彼女は直前で刃を峰に変え、真っ直ぐに振り上げていた刀を下げ、横一直線に彼の腹にそれを喰らわせる。
亀岡正嗣は慌てて腹を守ろうとしたが、時既に遅しというやつだろう。
彼は刀を喰らってそのまま地面の上に倒れ込む。
聡子はそれを見て地面の上で伸びているテロリストの剣豪に向かって告げる。
「あんたは確かに強い。けどね、咄嗟の判断に弱いのは剣士として致命的だよなぁ、あんたは良い腕と精神力を持っていたんだから、それを活かさないとサ」
聡子はそう言うと刀を武器保存の中に仕舞う。
それから、心配そうな顔で見守っている明美に向かって手を振る。
そして、互いに無事を確認し合って抱擁を求める。
「良かったぁ、聡子ちゃんが無事で」
「あぁ、心配かけたな」
その姿は美しかった。聡子はさながらの御伽噺の王子様で、明美は囚われのお姫様或いは通り道でチンピラに絡まれていた少女という所なのだろうか。
孝太郎と絵里子の姉弟もそう感じたのか、顔に微笑を浮かべながら手を叩く。
それを聞いてようやく聡子は明美を離し、孝太郎に向き合う。
「孝太郎さん、あたしようやく倒したよ!」
「あぁ、よくやったな。聡子」
孝太郎は彼女に向かって微笑んでから、地面の上に倒れる両者を見ていく。
片方は死に、片方は気絶。やはり、自分が関わるのは良くないのだろうか。
孝太郎がそう考えていた時だ。彼の元にある人物が現れる。
その顔は忘れられない。そう、バプテスト・アナベル教の幹部、藩金蓮の姿。
孝太郎は嫌悪の色を隠す事もなく藩金蓮へと向き合う。
「何の用だ?」
「この事件を引き起こしたのはあなた達でしょ?」
孝太郎はその問い掛けに対して思わず首を傾げる。
「……質問の意味が計りかねる。どうして、急にそんな事を言い始めた?」
「惚けないでよ!この爆破を仕掛けたのはあなた達警察と被害者の会だと言っているのよ!」
「言いがかりはやめてもらおう」
孝太郎はそう一蹴したが、藩金蓮が引き下がる様子は見えない。
どうやら、持久戦になりそうだ。
加えてそれは普通の刀ではない。ライトセイバーと魔法により精製された光の剣である。
それに対し、自身が握っているのは単なる刀。戦うには些か不利かもしれない。
なので、聡子は久し振りに自身の魔法を使う事にした。
彼女は自身を例の幕で自身を覆うと、そのまま男に立ち向かっていく。
これを纏わせていれば、あの男のライトセイバーや光の剣にむざむざと斬られる事はあるまい。
聡子はそう確信していた。むしろ、男の攻撃が強まれば強まるほどに聡子自身の攻撃力が増すので聡子にとってはそちらの方が有り難い。
聡子はまず、日本刀を両手に握り、正嗣の前に刀を振るう。
正嗣はそれを背後に体を逸らして避け、代わりに一本を左斜め下に、もう一本を聡子の首元に目掛けて振るう。
聡子は慌てて背後へと飛び、それを交わす。
間一髪でかわせたかと思ったその時だ。
が、正嗣は彼女を逃がさない。そのまま二本の光の刀を聡子へと向かって喰らわせていく。
今回はたまたま正面から突いてきたので刀一本で防ぐ事は余裕だった。
聡子の持つ刀に大きな火花が散る。そればかりではない。刀を持つ両手に大きな負担が掛かっていく。
思わずに悲鳴を上げたくなるほどに痛いものである。
聡子の表情を見たのか、正嗣は勝ち誇った様な表情を浮かべながら、二本の光の剣を振っていく。
「どうした!?どうした!?さっきまでの勢いは!?オレを逮捕するんじゃあなかったのか!?」
「うるせぇな、今、それをやろうとしてんだろうが!」
聡子はそう言って目の前から刀を振りかぶっていく。大きな刃が空を切りながら、正嗣の目の前に降り掛かっていく。
が、正嗣はそれすらも二本の刀を用いて防ぐ。顔に浮かぶのは余裕。
まるで、テレビゲームで既に勝ちが確定しているかの様な、テストの難問を難なく解き明かした優等生の様な笑みだ。
聡子が思わずその表情を恐れていると、彼は懸命の思いで二本の刀を防いでいる聡子の足を蹴り、彼女のバランスを崩す。
バランスが崩れて地面の上に倒れそうになる聡子の頭上にテロリストの男はライトセイバーの剣先を突き付けていく。
このまま死ぬのかと聡子が目を瞑った時だ。不意に聡子の体は宙に飛び、地面の上を転がっていく。
一瞬、聡子は首を傾げたが、先程まで自分が立っていた場所を見ると、自身は蹴られたのだと理解した。
そればかりではない、代理の人間が亀岡正嗣と対峙している事も。
聡子は居ても立っても居られずに代理の人物の名前を叫ぶ。
「明美!やめろ!無茶するな!」
そう、彼女の友人にして会計係の倉本明美ある。彼女は手周辺のバリアーで亀岡の剣を防ぎ、殺されそうになった聡子を救出したのだった。
が、彼女は聡子や孝太郎の様に犯罪者と戦うタイプの人間ではない。
それに、もしもの事があれば……。聡子はもう一度、彼女の元へと駆けていく。
文字通りに、手を震わせながら剣を防ぐ明美を押し除け、聡子は刀を振るう。
なんとか、亀岡の剣を弾き、明美に向き合う。
「明美!?無事か!?」
「あ、あたしは大丈夫だよ。それよりも聡子ちゃん!あなたこそ大丈夫なの!?」
「あたしを甘く見るなよ。これくらいの敵はチョチョイのチョイでやっつけてやるぜ」
「ほぅ、そいつは光栄だッ!」
剣を弾かれて一瞬は反り返っていたものの、途中で踏み止まったのだろう。
亀岡は今度は聡子へと剣を向けていた。
そればかりではない。それまでは控えていた筈の光線までも両者に向かって浴びせていく。
明美はそれを手を利用して作り出す小さなバリケードで防ぎ、聡子はそれを利用して彼女と共に光線を交わす。
亀岡を舌を打ち、聡子にもう一度光線を喰らわせていく。
だが、聡子はその光線が何処から来るかと予測していたかの様に華麗に身をかわしていく。
そして、そのまま亀岡の懐へと踏み込む。
一方で、彼も剣には自信のある人間。光線を避けられた事には衝撃を受けたものの、それで動揺して剣の腕を落とすほどではない。
彼は二本の剣で聡子の剣を防ぎ、このまま逸れようとしていた。
だが、聡子はそれを許さない。彼女は直前で刃を峰に変え、真っ直ぐに振り上げていた刀を下げ、横一直線に彼の腹にそれを喰らわせる。
亀岡正嗣は慌てて腹を守ろうとしたが、時既に遅しというやつだろう。
彼は刀を喰らってそのまま地面の上に倒れ込む。
聡子はそれを見て地面の上で伸びているテロリストの剣豪に向かって告げる。
「あんたは確かに強い。けどね、咄嗟の判断に弱いのは剣士として致命的だよなぁ、あんたは良い腕と精神力を持っていたんだから、それを活かさないとサ」
聡子はそう言うと刀を武器保存の中に仕舞う。
それから、心配そうな顔で見守っている明美に向かって手を振る。
そして、互いに無事を確認し合って抱擁を求める。
「良かったぁ、聡子ちゃんが無事で」
「あぁ、心配かけたな」
その姿は美しかった。聡子はさながらの御伽噺の王子様で、明美は囚われのお姫様或いは通り道でチンピラに絡まれていた少女という所なのだろうか。
孝太郎と絵里子の姉弟もそう感じたのか、顔に微笑を浮かべながら手を叩く。
それを聞いてようやく聡子は明美を離し、孝太郎に向き合う。
「孝太郎さん、あたしようやく倒したよ!」
「あぁ、よくやったな。聡子」
孝太郎は彼女に向かって微笑んでから、地面の上に倒れる両者を見ていく。
片方は死に、片方は気絶。やはり、自分が関わるのは良くないのだろうか。
孝太郎がそう考えていた時だ。彼の元にある人物が現れる。
その顔は忘れられない。そう、バプテスト・アナベル教の幹部、藩金蓮の姿。
孝太郎は嫌悪の色を隠す事もなく藩金蓮へと向き合う。
「何の用だ?」
「この事件を引き起こしたのはあなた達でしょ?」
孝太郎はその問い掛けに対して思わず首を傾げる。
「……質問の意味が計りかねる。どうして、急にそんな事を言い始めた?」
「惚けないでよ!この爆破を仕掛けたのはあなた達警察と被害者の会だと言っているのよ!」
「言いがかりはやめてもらおう」
孝太郎はそう一蹴したが、藩金蓮が引き下がる様子は見えない。
どうやら、持久戦になりそうだ。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
オオカミの背を追いかけて
ツヅラ
ライト文芸
かつて、強盗に襲われ、家族を殺害された萩原千秋の前に現れた一人の男。
親友だった小雪の養父であり、警察でもある蛭子芳谷は、千秋にとある情報を持ちかける。
それは、千秋の家族を殺害した犯人であり、海外逃亡していた大上明人が日本へ戻ってきているというものだった。
資金不足に陥った大上が、資金の当てとして帰国した理由が、
千秋にある可能性を考えた蛭子は、大上を捕まえることに協力してほしいと願い出た。
大上は蛭子の妻と養子である小雪も殺害しており、正式な捜査に参加できない蛭子に、
千秋は『逮捕する前に一発殴らせてもらう』という約束で、協力することに決めたのだった。
底辺エンジニア、転生したら敵国側だった上に隠しボスのご令嬢にロックオンされる。~モブ×悪女のドール戦記~
阿澄飛鳥
SF
俺ことグレン・ハワードは転生者だ。
転生した先は俺がやっていたゲームの世界。
前世では機械エンジニアをやっていたので、こっちでも祝福の【情報解析】を駆使してゴーレムの技師をやっているモブである。
だがある日、工房に忍び込んできた女――セレスティアを問い詰めたところ、そいつはなんとゲームの隠しボスだった……!
そんなとき、街が魔獣に襲撃される。
迫りくる魔獣、吹き飛ばされるゴーレム、絶体絶命のとき、俺は何とかセレスティアを助けようとする。
だが、俺はセレスティアに誘われ、少女の形をした魔導兵器、ドール【ペルラネラ】に乗ってしまった。
平民で魔法の才能がない俺が乗ったところでドールは動くはずがない。
だが、予想に反して【ペルラネラ】は起動する。
隠しボスとモブ――縁のないはずの男女二人は精神を一つにして【ペルラネラ】での戦いに挑む。
G.o.D 完結篇 ~ノロイの星に カミは集う~
風見星治
SF
平凡な男と美貌の新兵、救世の英雄が死の運命の次に抗うは邪悪な神の奸計
※ノベルアップ+で公開中の「G.o.D 神を巡る物語 前章」の続編となります。読まなくても楽しめるように配慮したつもりですが、興味があればご一読頂けると喜びます。
※一部にイラストAIで作った挿絵を挿入していましたが、全て削除しました。
話自体は全て書き終わっており、週3回程度、奇数日に更新を行います。
ジャンルは現代を舞台としたSFですが、魔法も登場する現代ファンタジー要素もあり
英雄は神か悪魔か? 20XX年12月22日に勃発した地球と宇宙との戦いは伊佐凪竜一とルミナ=AZ1の二人が解析不能の異能に目覚めたことで終息した。それからおよそ半年後。桁違いの戦闘能力を持ち英雄と称賛される伊佐凪竜一は自らの異能を制御すべく奮闘し、同じく英雄となったルミナ=AZ1は神が不在となった旗艦アマテラス復興の為に忙しい日々を送る。
一見すれば平穏に見える日々、しかし二人の元に次の戦いの足音が忍び寄り始める。ソレは二人を分断し、陥れ、騙し、最後には亡き者にしようとする。半年前の戦いはどうして起こったのか、いまだ見えぬ正体不明の敵の狙いは何か、なぜ英雄は狙われるのか。物語は久方ぶりに故郷である地球へと帰還した伊佐凪竜一が謎の少女と出会う事で大きく動き始める。神を巡る物語が進むにつれ、英雄に再び絶望が襲い掛かる。
主要人物
伊佐凪竜一⇒半年前の戦いを経て英雄となった地球人の男。他者とは比較にならない、文字通り桁違いの戦闘能力を持つ反面で戦闘技術は未熟であるためにひたすら訓練の日々を送る。
ルミナ=AZ1⇒同じく半年前の戦いを経て英雄となった旗艦アマテラス出身のアマツ(人類)。その高い能力と美貌故に多くの関心を集める彼女はある日、自らの出生を知る事になる。
謎の少女⇒伊佐凪竜一が地球に帰還した日に出会った謎の少女。一見すればとても品があり、相当高貴な血筋であるように見えるがその正体は不明。二人が出会ったのは偶然か必然か。
※SEGAのPSO2のEP4をオマージュした物語ですが、固有名詞を含め殆ど面影がありません。世界観をビジュアル的に把握する参考になるかと思います。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
お兄ちゃんの装備でダンジョン配信
高瀬ユキカズ
ファンタジー
レベル1なのに、ダンジョンの最下層へ。脱出できるのか!?
ダンジョンが現代に現れ、ライブ配信が当たり前になった世界。
強さに応じてランキングが発表され、世界的な人気を誇る配信者たちはワールドクラスプレイヤーと呼ばれる。
主人公の筑紫春菜はワールドクラスプレイヤーを兄に持つ中学2年生。
春菜は兄のアカウントに接続し、SSS級の激レア装備である【神王の装備フルセット】を持ち出してライブ配信を始める。
最強の装備を持った最弱の主人公。
春菜は視聴者に騙されて、人類未踏の最下層へと降り立ってしまう。しかし、危険な場所に来たことには無自覚であった。ろくな知識もないまま攻略し、さらに深い階層へと進んでいく。
無謀とも思える春菜の行動に、閲覧者数は爆上がりする。
時の果ての朝~異説太平記~
マット岸田
SF
南北朝時代、あるいは太平記の時代と言った方が通りがいいかもしれない時代。
日本がその歴史の中で初めて遭遇した大転換の時代に現代の大学生、建速勇人(たてはやはやと)がタイムスリップした。
秀でた知識も無ければ力も無く、何より自分が何を為すべきかを知らない生きて行く事に疲れた一人の若者。
だが、大きな志と小さな秘密を抱える一人の若き公家将軍、北畠顕家(きたばたけあきいえ)との出会いが彼を、数奇な、そして過酷な戦いの運命へと導いて行く。
少女との出会いを通して己の生きる意味を見詰め直し、孤高にして最強の師と出会い、そしてついには出会った仲間達と共に戦場へと身を投じる勇人。
…歴史の中に存在しないはずの異物が混ざった太平記の物語はどう形作られていくのだろうか。そして奇妙に歪んだその時の果ては…
"もっとも彼や彼女が真に自身の幸福だけを願ったのであれば、運命を擲っていただろうが…"
創世樹
mk-2
SF
それは、生命の在り方。創世の大樹の物語。
はるか遠く、遠くの宇宙にある星。その星に生命をもたらした一本の大樹があった。
冒険者エリーたちが道中で出逢う神秘に満ちた少年、世界制覇を目論む軍事国家、そして世界の何処かにある『大樹』をめぐる壮大な闘争と錯綜する思惑。
この星の生命は何処から来たのか? 星に住む種の存続は?
『鬼』の力を宿す女・エリー一行が果てなき闘いへ身を投じていく冒険活劇!
ある日仕事帰りに神様の手違いがあったが無事に転移させて貰いました。
いくみ
ファンタジー
寝てたら起こされて目を開けたら知らない場所で神様??が、君は死んだと告げられる。そして神様が、管理する世界(マジョル)に転生か転移しないかと提案され、キターファンタジーとガッツポーズする。
成宮暁彦は独身、サラリーマンだった
アラサー間近パットしない容姿で、プチオタ、完全独り身爆走中。そんな暁彦が神様に願ったのは、あり得ない位のチートの数々、神様に無理難題を言い困らせ
スキルやらetcを貰い転移し、冒険しながらスローライフを目指して楽しく暮らす場を探すお話になると?思います。
なにぶん、素人が書くお話なので
疑問やら、文章が読みにくいかも知れませんが、暖かい目でお読み頂けたらと思います。
あと、とりあえずR15指定にさせて頂きます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる