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第六部『鬼麿神聖剣』
天魔衆との対決ーその⑨
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時雨誠一郎は対峙する目の前の青年を逃さないように、刀を構えている。
彼の刀の刃がギラリと光る。彼は夜の闇の中で光を放つ刃の中から過去の事を思い返していく。
時雨誠一郎はかつて甲賀の忍びとして過ごしていた。彼は幻斎に直に弟子入りをし、彼からあらゆる技術を掴み取った。
それが『胡蝶の夢』と呼ばれる幻斎が編み出した妖魔術であった。
胡蝶の夢は元は中国の荘子から伝えられた伝承で、見ている夢が現実なのかそれとも、現実が夢なのかそれが分からなくなり、精神にとっても危険な妖魔術とも言えたが、誠一郎は自ら志願し、その妖魔術による修練を受ける事になった。
修行の内容は夢の中でも現実でも強豪の剣豪が自分を襲うという内容であった。
誠一郎は夢の世界で実剣を用いて、襲って来る敵を斬り殺し、現実の世界で襲ってくる剣の達人達を木刀で追い返す。
そんな日々が繰り返される中で、彼はいよいよ現実と夢の区別が付かなくなり、木刀で立ち向かって良いのか、それとも真剣で立ち向かえば良いのか分からなくなって来ていた。通常の人間であったのならば、ここで彼の精神は崩壊し、現実の世界で真剣を振るい、甲賀の里を追い出されていただろう。
だが、彼はそれに打ち勝ったのだ。それまで見て来た自身の記憶を辿り、現実か夢かを見極め、襲い掛かって来た男を打ち返す。
それを見ていたのか、茅葺の屋根から幻斎が姿を見せ、手を大きく叩く。
「いやぁ、お見事、お見事!これで、あんたはこの甲賀の里一の忍びとなったよ」
「お……私が?」
誠一郎は現在の言葉に戸惑いを感じていたらしいが、甲賀の里の頭領はそんな事は構う事なく、人別なく笑い、彼が最強の忍びとなった事を祝福していく。
その晩は宴となった。現在の家で祝宴が開かれ、主人の席には本来の家の主人である幻斎ではなく、彼が座らされた。
宴も終盤に差し掛かり、彼は幻斎にそれまでに見ていた夢の内容を話していく。
彼はそれまで見た夢の話を語り、一番恐ろしかった夢の話を溢す。
「私がこの日の本の歴史を見ていく中で一番恐ろしかったのは太閤豊臣秀吉と対峙した時の記憶です。秀吉の命を狙うために、私は大坂城に侵入したのですが、いざ、あの猿顔の男と対峙すると、私は震えを起こして、何も出来なくなるのです」
彼は幻斎にそれまでに見た他の標的と比べても秀吉は頭を抜いて恐ろしかったと語っていく。
蘇我入鹿、源義朝、足利義教などの自分がその時の人物となり、刀を振るおうとした人物の何倍も恐ろしい事を語っていく。いや、そればかりではない。世間では第六天魔王と称され恐れられる織田信長でさえ彼以上の怖さを誠一郎に与えなかったと言うのだ。
幻斎は愛弟子の言葉に徳利を持ち上げ、お酒を新たに注ぎながら答えた。
「それはね、わし達忍びの記憶が一番覚えているんだろうな、他の誰でもなく、関白太閤が一番恐ろしいのだと……と、すると……豊臣家を滅ぼした大権現様の判断は間違っておらぬかもしれん」
そう言ってから、彼は一気に酒を煽っていく。酒が彼の喉を通っていく姿を誠一郎は目撃していた。
誠一郎はその答えを聞いてから、甲賀一の忍びと言われても納得できなくなっていた。
自分が『胡蝶の夢』を使っての訓練を受けた時に、豊臣秀吉に怯えた事を確実に覚えていたからだ。
彼は納得ができずに、里を出て修行の旅に出ていた。彼は各地で修行を重ね、やがて数年が経ち、東京と名を改められた江戸へと足を踏み入れた。
東京の街で彼が当てもなくふらついていると、小新聞の記事で数名の佐幕派の浪士達が斬り殺された事件を知った。
彼は事件現場へと向かい、洋装の警察官達によって運び出される死体を目撃した。彼はその切り口や傷跡からこの事件は一流の忍びが起こした事件であると知り、その人物を捜しに向かう。
独力で奔走し、彼は三日でその人物の事を突き止めた。
あの夜の日以来、急遽、政府によってお雇い外国人として雇われ豪華な屋敷を与えられた身元不明の二人の男女が居たと言う。
彼は忍刀を携え、その家の門を叩く。
家の門から姿を現したのは彼が抱いていた像とは裏腹の人物であった。
長い金髪の髪の女性は応対に立ち、彼に向かって眩しい程の笑顔で笑い掛けた。
「こんにちは!何をしに来たのですか?あなた様は政府のお役人様ではないようですが……」
「お前に用は無いッ!用があるのはお前の男だッ!」
彼が男と断定したのはあの事件が女には起こせないという封建時代特有の考え方をしていたからだ。だが、そんな彼の期待を裏切るかのように、彼女は姿を消し、気が付かないうちに彼の首元に刀を突き付けていた。
「確かに、あの事件はわたし一人だけで起こしたのものではありません……ですが、わたくしも一役噛んでいたのは事実ですし、一概に断定されるのはわたし自身も少しばかり不本意ですの」
女性の言葉に誠一郎は身震いした。
それから、震える声で降伏の言葉を申し出る。
「分かりました。それでは、わたしとお友達になりましょう!と言っても、勝手に拷問をしてはお兄様に迷惑が掛かりますし、お友達になるための代償としましてはこれが適切ですね」
そう言うと、長い金髪の髪の女性は拳を振るって誠一郎を思いっきり殴り付けた。
誠一郎は殴られた衝動で地面に倒れてしまう。男が女に殴られたと言う屈辱と痛みのために彼の顔はすっかり真っ赤になってしまっていた。
彼は殴られた際に口の周りに付着した汚れを拭き取り、それから彼女に案内されるまま屋敷の中に入っていく。
屋敷の中央には何やら訳の分からない複雑な形をした文字で書かれている分厚い本に目を通しているのは黒色のフロックコートに同じ色のハプタイを首に巻きその下に白いフレンチシャツを身に付け、黒壇のように真っ黒なズボンを履いた短い金髪の髪の男が洋間にて鮮やかな朱色の肘掛け椅子に座り、足を組みながら、水面に落とした絵具のように鮮やかな紅色の液体を白色の取手の付いたカップに入れて飲んでいた。
フロックコートの男は本をある程度まで読み進めると、感心の無さそうな目で女が連れて来た一人の士族風の衣装に身を包んだ男を見つめる。
それから、小さな声で、
「お前は何者だ?何をしにここに来た……?」
男の問い掛けに、彼は答える事が出来なかった。彼は虚な視線をただよわせていると、いつの間にか自身の足の膝に傷を負わされている事に気が付く。
あまりの痛さに悲鳴を上げると、彼は痛みに悶絶する男の胸倉を掴み上げ、氷を思わせるような低い声でもう一度目的を尋ねる。
「もう一度聞く。お前の目的は何だ?」
「あ、あなた様にお仕えしに参りました……」
震える声で言った士族の服をした男を短い金髪の髪の男は黙って地面に落とし、彼に向かって追い払う真似をすると、もう一度読書の続きに戻っていく。
その姿を彼は黙って見つめるしか無かった。
彼の刀の刃がギラリと光る。彼は夜の闇の中で光を放つ刃の中から過去の事を思い返していく。
時雨誠一郎はかつて甲賀の忍びとして過ごしていた。彼は幻斎に直に弟子入りをし、彼からあらゆる技術を掴み取った。
それが『胡蝶の夢』と呼ばれる幻斎が編み出した妖魔術であった。
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修行の内容は夢の中でも現実でも強豪の剣豪が自分を襲うという内容であった。
誠一郎は夢の世界で実剣を用いて、襲って来る敵を斬り殺し、現実の世界で襲ってくる剣の達人達を木刀で追い返す。
そんな日々が繰り返される中で、彼はいよいよ現実と夢の区別が付かなくなり、木刀で立ち向かって良いのか、それとも真剣で立ち向かえば良いのか分からなくなって来ていた。通常の人間であったのならば、ここで彼の精神は崩壊し、現実の世界で真剣を振るい、甲賀の里を追い出されていただろう。
だが、彼はそれに打ち勝ったのだ。それまで見て来た自身の記憶を辿り、現実か夢かを見極め、襲い掛かって来た男を打ち返す。
それを見ていたのか、茅葺の屋根から幻斎が姿を見せ、手を大きく叩く。
「いやぁ、お見事、お見事!これで、あんたはこの甲賀の里一の忍びとなったよ」
「お……私が?」
誠一郎は現在の言葉に戸惑いを感じていたらしいが、甲賀の里の頭領はそんな事は構う事なく、人別なく笑い、彼が最強の忍びとなった事を祝福していく。
その晩は宴となった。現在の家で祝宴が開かれ、主人の席には本来の家の主人である幻斎ではなく、彼が座らされた。
宴も終盤に差し掛かり、彼は幻斎にそれまでに見ていた夢の内容を話していく。
彼はそれまで見た夢の話を語り、一番恐ろしかった夢の話を溢す。
「私がこの日の本の歴史を見ていく中で一番恐ろしかったのは太閤豊臣秀吉と対峙した時の記憶です。秀吉の命を狙うために、私は大坂城に侵入したのですが、いざ、あの猿顔の男と対峙すると、私は震えを起こして、何も出来なくなるのです」
彼は幻斎にそれまでに見た他の標的と比べても秀吉は頭を抜いて恐ろしかったと語っていく。
蘇我入鹿、源義朝、足利義教などの自分がその時の人物となり、刀を振るおうとした人物の何倍も恐ろしい事を語っていく。いや、そればかりではない。世間では第六天魔王と称され恐れられる織田信長でさえ彼以上の怖さを誠一郎に与えなかったと言うのだ。
幻斎は愛弟子の言葉に徳利を持ち上げ、お酒を新たに注ぎながら答えた。
「それはね、わし達忍びの記憶が一番覚えているんだろうな、他の誰でもなく、関白太閤が一番恐ろしいのだと……と、すると……豊臣家を滅ぼした大権現様の判断は間違っておらぬかもしれん」
そう言ってから、彼は一気に酒を煽っていく。酒が彼の喉を通っていく姿を誠一郎は目撃していた。
誠一郎はその答えを聞いてから、甲賀一の忍びと言われても納得できなくなっていた。
自分が『胡蝶の夢』を使っての訓練を受けた時に、豊臣秀吉に怯えた事を確実に覚えていたからだ。
彼は納得ができずに、里を出て修行の旅に出ていた。彼は各地で修行を重ね、やがて数年が経ち、東京と名を改められた江戸へと足を踏み入れた。
東京の街で彼が当てもなくふらついていると、小新聞の記事で数名の佐幕派の浪士達が斬り殺された事件を知った。
彼は事件現場へと向かい、洋装の警察官達によって運び出される死体を目撃した。彼はその切り口や傷跡からこの事件は一流の忍びが起こした事件であると知り、その人物を捜しに向かう。
独力で奔走し、彼は三日でその人物の事を突き止めた。
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彼は忍刀を携え、その家の門を叩く。
家の門から姿を現したのは彼が抱いていた像とは裏腹の人物であった。
長い金髪の髪の女性は応対に立ち、彼に向かって眩しい程の笑顔で笑い掛けた。
「こんにちは!何をしに来たのですか?あなた様は政府のお役人様ではないようですが……」
「お前に用は無いッ!用があるのはお前の男だッ!」
彼が男と断定したのはあの事件が女には起こせないという封建時代特有の考え方をしていたからだ。だが、そんな彼の期待を裏切るかのように、彼女は姿を消し、気が付かないうちに彼の首元に刀を突き付けていた。
「確かに、あの事件はわたし一人だけで起こしたのものではありません……ですが、わたくしも一役噛んでいたのは事実ですし、一概に断定されるのはわたし自身も少しばかり不本意ですの」
女性の言葉に誠一郎は身震いした。
それから、震える声で降伏の言葉を申し出る。
「分かりました。それでは、わたしとお友達になりましょう!と言っても、勝手に拷問をしてはお兄様に迷惑が掛かりますし、お友達になるための代償としましてはこれが適切ですね」
そう言うと、長い金髪の髪の女性は拳を振るって誠一郎を思いっきり殴り付けた。
誠一郎は殴られた衝動で地面に倒れてしまう。男が女に殴られたと言う屈辱と痛みのために彼の顔はすっかり真っ赤になってしまっていた。
彼は殴られた際に口の周りに付着した汚れを拭き取り、それから彼女に案内されるまま屋敷の中に入っていく。
屋敷の中央には何やら訳の分からない複雑な形をした文字で書かれている分厚い本に目を通しているのは黒色のフロックコートに同じ色のハプタイを首に巻きその下に白いフレンチシャツを身に付け、黒壇のように真っ黒なズボンを履いた短い金髪の髪の男が洋間にて鮮やかな朱色の肘掛け椅子に座り、足を組みながら、水面に落とした絵具のように鮮やかな紅色の液体を白色の取手の付いたカップに入れて飲んでいた。
フロックコートの男は本をある程度まで読み進めると、感心の無さそうな目で女が連れて来た一人の士族風の衣装に身を包んだ男を見つめる。
それから、小さな声で、
「お前は何者だ?何をしにここに来た……?」
男の問い掛けに、彼は答える事が出来なかった。彼は虚な視線をただよわせていると、いつの間にか自身の足の膝に傷を負わされている事に気が付く。
あまりの痛さに悲鳴を上げると、彼は痛みに悶絶する男の胸倉を掴み上げ、氷を思わせるような低い声でもう一度目的を尋ねる。
「もう一度聞く。お前の目的は何だ?」
「あ、あなた様にお仕えしに参りました……」
震える声で言った士族の服をした男を短い金髪の髪の男は黙って地面に落とし、彼に向かって追い払う真似をすると、もう一度読書の続きに戻っていく。
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