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第五部『征服王浪漫譚』
魔の投棄物ーその③
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「待て!」
少年にとってのその一言は体全体に存在する勇気を振り絞って叫んだものに違いない。彼は勇気ある一言を叫ぶのと同時に彼は代償を支払わざるを得ない。
両足が震え、木刀を持つ両手がブルブルと震えている事はその一環と称しても良いだろう。
だが、小弥太は自分と同じ歳くらいの少年が怯えようとも、その彼を怯えさせるべく、右手に持っていた日本刀を振りながら、彼の元に向かう。
「おい、まさか、そんな怯えた調子でおれを殺されるとでも思っているのか?」
彼は口元を歪めて、嘲笑う様子を浮かべていた。明らかに自分を馬鹿にしたような態度を取っている彼の様子を鬼麿は癪に触ったらしいが、それでも彼の心の中では恐怖がその感情を上回っているらしい。彼は足を竦ませながら、同い年の少年に向かって木刀を構えた。
小弥太は躊躇う事なく飛び上がり、鬼麿の頭上を狙う。
鬼麿は木刀を構えて、小弥太の斬撃を交わそうと試みたが、どの道あれ程鋭い刃であるのならば、直ぐに彼の頭ごと刀で切り刻まれてしまうだろう。
鬼麿は覚悟を決めて、咄嗟に目を瞑ったが、その瞬間、目の前が暗くなり、鬼麿の頭の中に見知らぬ人物が映った事に気が付く。
目の前に現れたのは太陽のように眩しくて、何処となく母親の温もりににも似た光であった。慈愛と威厳に満ち溢れた光は鬼麿の体の中に向かって話しかけていく。
「鬼麿よ。暫し私は時を止めました。あなたと話をするためです」
「おれと話を?」
目の前の光は沈黙していたが、何処となく首肯の代わりの合図が彼の中に送り込まれた事に気が付く。
「私は敢えて名乗らないでおく事にしましょう。恐らく、薩長の新しく作り上げた政府が私と私の子孫の権威を利用するために、全国に言いふらしているでしょうから」
鬼麿はその言葉を聞いて光の正体を悟った。この光は恐らく、日本建国の神話に携わった太陽を司る神に違いない。
鬼麿は自分がその神の一族に繋がる人物を父親に持っていたと言う話を思い返す。
「そこまで来るともうお分かりですね?我が子孫よ……」
鬼麿は自分の考えを暗闇の中に現れた眩しい光に向かって話す。
「その通りです。お前を薩長が作り上げた新たなる政府から守るため、そして、この日の本を守るための力を授けます」
そう言うと、目の前の光は全身で鬼麿の体を包み込む。彼は自分の体の中に大いなる力が流れ込んでいく事に気が付く。全てが終わり、光った体を眺めながら、神に向かって話掛ける。
「おれに一体どんな力を……?」
「神術と呼ばれる不思議な力を遣わせました。これで、お前は薩長の作り上げた政府とそして、この日の本を狙う敵を倒すのです!」
鬼麿は意識を元の体に戻され、上空から先程の少年の忍者が飛び掛かっている事に気が付く。
鬼麿は木刀を構えると、その木刀が真っ白な閃光を放出し、木刀を本当の刀へと変えていく。
小弥太はこの不思議な力を目の当たりにして、言葉を失ってしまう。
それから、もう一度反対の方向に弧を描いて着地する。
鬼麿との距離を取ろうとするのは当然の事であったと言えるだろう。
この時の鬼麿は既に木刀を日本刀の真剣に変えただけではなく、その日本刀に太陽のような眩しい輝きを纏わせていたのだから。
小弥太はもう一度印術を使用し、鬼麿に向かって土の拳を作り上げ、襲わせていくが、その拳を少年は自らの刀の一人振りで消し飛ばしてしまう。
拳の形になった土は刀によって元の砂埃に戻ってしまったのだ。
小弥太は歯をギリギリと噛み締めながら、印術を使用し、日本刀に泥を塗らせて、先程、孝太郎に使用したのと同じ手段を用いての攻撃を繰り出す。
小弥太の泥を身に纏った刀と鬼麿の光を纏った刀が鍔迫り合いを始めた。
火花が散らし合われ、刀と刀がぶつかり合う金属音が響き合う。
小弥太は物陰から孝太郎とこの少年の手合いを眺めていたが、彼は剣道の基本の技すら知らない筈だ。
だが、目の前の少年はその時の人物と同一人物とは思えない程の手慣れた腕だ。まるで、戦国期の剣豪を思わせるかのような剣の腕。
小弥太は自分の顔が青くなっていく事に気が付く。
気が付けば具足が足元の土を蹴っている事に気が付く。
小弥太は自分を奮い立たせ、新たなる頭領に褒めてもらう光景を頭に思い描いて、目の前の得体の知れない同い年の少年に向かって剣を振り上げていく。
同時に太陽のような光を身に纏った刀を持った少年も飛び上がり、彼に向かって剣を振るう。刀と刀がすれ違う。
閃光と閃光が重なり合い、同時に泥が岩へと変貌し、真っ白な光の中に突っ込む。だが、光のために小弥太は本当に鬼麿に当たったのかを確認できなかった。
と、油断している隙を突かれて、真っ白な光を身に纏った刀が小弥太の胴を襲う。
二人は地面に着地する。暫しの沈黙が流れた後に、小弥太は地面に向かって倒れ伏してしまう。
腹から大量の血が流れ出ている事から彼は先程のダメージを負って倒れた事を再認識する。
大きく両手を広げて地面の上に倒れ、未だに沈黙を保っている同じ歳くらいの少年に向かって目を向ける。
自分の岩が当たっていたとすれば、彼も倒れている筈だろう。小弥太は出血している腹を押さえながら、彼の様子を見守る。
だが、彼は倒れる所かもう一度刀を大きく宙に向かって振って、刀を木刀に戻す事に気が付く。
小弥太は自分の敗北を知り、自棄を起こしたのか大きな声で笑い出す。
薄れゆく意識の中で、例の赤い肌の青年が主人の元に駆け付けている様子を彼は眺めていた。
主人と言うよりは友人同士の関係に近いかもしれない。
小弥太は二人の大事な気分を壊すために、大きな声で警告の言葉を述べていく。
「馬鹿め、これで終わりだと思うなよ!これが貴様達の地獄行きの旅の始まりよ!既に新たなる頭領は抹殺宣言を下された!伊勢衆のおれを超える無数の印術使い達がお前達を襲うだろう!だが、その時に後悔しても遅い!どうして、おれの手に掛かって死ななかったのかとなッ!」
小弥太はそれだけ言うと、容体が急変したらしく、大きな血反吐を吐いて目を閉ざす。
孝太郎と鬼麿はその姿を見届けると、そっと手を合わせて彼が成仏するのを見送った。
孝太郎はそれから、疲弊のために倒れたと思われる鬼麿を両腕で抱き抱えて石段を降りていく。
孝太郎は降りる際にここの神社の神様に死んだ少年があの世へと旅立てる事を心の底から祈った。
少年にとってのその一言は体全体に存在する勇気を振り絞って叫んだものに違いない。彼は勇気ある一言を叫ぶのと同時に彼は代償を支払わざるを得ない。
両足が震え、木刀を持つ両手がブルブルと震えている事はその一環と称しても良いだろう。
だが、小弥太は自分と同じ歳くらいの少年が怯えようとも、その彼を怯えさせるべく、右手に持っていた日本刀を振りながら、彼の元に向かう。
「おい、まさか、そんな怯えた調子でおれを殺されるとでも思っているのか?」
彼は口元を歪めて、嘲笑う様子を浮かべていた。明らかに自分を馬鹿にしたような態度を取っている彼の様子を鬼麿は癪に触ったらしいが、それでも彼の心の中では恐怖がその感情を上回っているらしい。彼は足を竦ませながら、同い年の少年に向かって木刀を構えた。
小弥太は躊躇う事なく飛び上がり、鬼麿の頭上を狙う。
鬼麿は木刀を構えて、小弥太の斬撃を交わそうと試みたが、どの道あれ程鋭い刃であるのならば、直ぐに彼の頭ごと刀で切り刻まれてしまうだろう。
鬼麿は覚悟を決めて、咄嗟に目を瞑ったが、その瞬間、目の前が暗くなり、鬼麿の頭の中に見知らぬ人物が映った事に気が付く。
目の前に現れたのは太陽のように眩しくて、何処となく母親の温もりににも似た光であった。慈愛と威厳に満ち溢れた光は鬼麿の体の中に向かって話しかけていく。
「鬼麿よ。暫し私は時を止めました。あなたと話をするためです」
「おれと話を?」
目の前の光は沈黙していたが、何処となく首肯の代わりの合図が彼の中に送り込まれた事に気が付く。
「私は敢えて名乗らないでおく事にしましょう。恐らく、薩長の新しく作り上げた政府が私と私の子孫の権威を利用するために、全国に言いふらしているでしょうから」
鬼麿はその言葉を聞いて光の正体を悟った。この光は恐らく、日本建国の神話に携わった太陽を司る神に違いない。
鬼麿は自分がその神の一族に繋がる人物を父親に持っていたと言う話を思い返す。
「そこまで来るともうお分かりですね?我が子孫よ……」
鬼麿は自分の考えを暗闇の中に現れた眩しい光に向かって話す。
「その通りです。お前を薩長が作り上げた新たなる政府から守るため、そして、この日の本を守るための力を授けます」
そう言うと、目の前の光は全身で鬼麿の体を包み込む。彼は自分の体の中に大いなる力が流れ込んでいく事に気が付く。全てが終わり、光った体を眺めながら、神に向かって話掛ける。
「おれに一体どんな力を……?」
「神術と呼ばれる不思議な力を遣わせました。これで、お前は薩長の作り上げた政府とそして、この日の本を狙う敵を倒すのです!」
鬼麿は意識を元の体に戻され、上空から先程の少年の忍者が飛び掛かっている事に気が付く。
鬼麿は木刀を構えると、その木刀が真っ白な閃光を放出し、木刀を本当の刀へと変えていく。
小弥太はこの不思議な力を目の当たりにして、言葉を失ってしまう。
それから、もう一度反対の方向に弧を描いて着地する。
鬼麿との距離を取ろうとするのは当然の事であったと言えるだろう。
この時の鬼麿は既に木刀を日本刀の真剣に変えただけではなく、その日本刀に太陽のような眩しい輝きを纏わせていたのだから。
小弥太はもう一度印術を使用し、鬼麿に向かって土の拳を作り上げ、襲わせていくが、その拳を少年は自らの刀の一人振りで消し飛ばしてしまう。
拳の形になった土は刀によって元の砂埃に戻ってしまったのだ。
小弥太は歯をギリギリと噛み締めながら、印術を使用し、日本刀に泥を塗らせて、先程、孝太郎に使用したのと同じ手段を用いての攻撃を繰り出す。
小弥太の泥を身に纏った刀と鬼麿の光を纏った刀が鍔迫り合いを始めた。
火花が散らし合われ、刀と刀がぶつかり合う金属音が響き合う。
小弥太は物陰から孝太郎とこの少年の手合いを眺めていたが、彼は剣道の基本の技すら知らない筈だ。
だが、目の前の少年はその時の人物と同一人物とは思えない程の手慣れた腕だ。まるで、戦国期の剣豪を思わせるかのような剣の腕。
小弥太は自分の顔が青くなっていく事に気が付く。
気が付けば具足が足元の土を蹴っている事に気が付く。
小弥太は自分を奮い立たせ、新たなる頭領に褒めてもらう光景を頭に思い描いて、目の前の得体の知れない同い年の少年に向かって剣を振り上げていく。
同時に太陽のような光を身に纏った刀を持った少年も飛び上がり、彼に向かって剣を振るう。刀と刀がすれ違う。
閃光と閃光が重なり合い、同時に泥が岩へと変貌し、真っ白な光の中に突っ込む。だが、光のために小弥太は本当に鬼麿に当たったのかを確認できなかった。
と、油断している隙を突かれて、真っ白な光を身に纏った刀が小弥太の胴を襲う。
二人は地面に着地する。暫しの沈黙が流れた後に、小弥太は地面に向かって倒れ伏してしまう。
腹から大量の血が流れ出ている事から彼は先程のダメージを負って倒れた事を再認識する。
大きく両手を広げて地面の上に倒れ、未だに沈黙を保っている同じ歳くらいの少年に向かって目を向ける。
自分の岩が当たっていたとすれば、彼も倒れている筈だろう。小弥太は出血している腹を押さえながら、彼の様子を見守る。
だが、彼は倒れる所かもう一度刀を大きく宙に向かって振って、刀を木刀に戻す事に気が付く。
小弥太は自分の敗北を知り、自棄を起こしたのか大きな声で笑い出す。
薄れゆく意識の中で、例の赤い肌の青年が主人の元に駆け付けている様子を彼は眺めていた。
主人と言うよりは友人同士の関係に近いかもしれない。
小弥太は二人の大事な気分を壊すために、大きな声で警告の言葉を述べていく。
「馬鹿め、これで終わりだと思うなよ!これが貴様達の地獄行きの旅の始まりよ!既に新たなる頭領は抹殺宣言を下された!伊勢衆のおれを超える無数の印術使い達がお前達を襲うだろう!だが、その時に後悔しても遅い!どうして、おれの手に掛かって死ななかったのかとなッ!」
小弥太はそれだけ言うと、容体が急変したらしく、大きな血反吐を吐いて目を閉ざす。
孝太郎と鬼麿はその姿を見届けると、そっと手を合わせて彼が成仏するのを見送った。
孝太郎はそれから、疲弊のために倒れたと思われる鬼麿を両腕で抱き抱えて石段を降りていく。
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