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第四部Ⅱ 『入江の中の海賊』
長浜城の聖杯の欠片
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「長浜城が吹き飛ばされただと!?どう言う事だ!?」
中村孝太郎は事件の発生した長浜城の広場に捜査のために訪れたと思われる老齢の警察官に朝のうちに起きたと言われる事件の詳細を尋ねる。
孝太郎は入院したその日にシリウスを追い掛けるために、後一日で傷が治ると言われる姉を置いて、他の仲間二人と柿谷淳一の四人で長浜を訪れたのだった。
だが、彼らが聖杯の欠片が収められている筈の長浜城の天守閣の前の広場に足を踏み入れた時に耳にしたのは長浜城の天守閣が名古屋城同様に例の中東製の爆弾によって吹き飛ばされたと言うニュースであった。
彼は詳しい事情を問うために、長浜の警察官に尋ねたのだった。
「な、何でもビッグ・オオサカの専門の警察署から訪れた署員さんの話によりますと、いきなり朝の方に長浜城の天守閣が吹き飛ばされたと言う事でした」
警察官はしみどもろな様子で話を続けていく。
天守閣の爆破事件の直後に聖杯の欠片を守っていた警察官達はパニックに陥り、その隙をシリウス・A・ペンドラゴンに狙われたらしい。
彼らはあらゆる魔法を使用して、警察官達を皆殺しにしていったらしい。
「と言う事は見張りに当たっていた警察官達は……」
「残念ですが……」
孝太郎の対応に当たった柔和な顔の老齢の警察官は小さく首を横に振っていく。
孝太郎は拳をギュッと握り締め、
「ちくしょう!オレがもっと早く訪れていれば……」
「中村さん……でしたよね。三年前にもあなたは聖杯の欠片を巡って昌原と戦って勝利を収めた事を私は覚えていますよ」
老齢の警察官は弱々しい微笑を浮かべながら言った。風が吹けば直ぐにでも消え去りそうな弱い笑顔であったが、同時に星のような煌めきが溢れていくのも孝太郎は見落とさなかった。
孝太郎は彼に向かって笑顔を浮かべ返して、
「ええ、三年前に自分はこの手で狂った教祖の野望を打ち砕く事に成功しました」
孝太郎はそう言って『破壊』の力を込めた右手を彼の元に向かって見せていた。
まさに、その時だった。老齢の警察官の顔に砂粒の塊が直撃し、彼の顔が萎びていき、地面に倒れたのは。
孝太郎は倒れた警察官の体を揺さぶり、大きな声で倒れた警察官に向かって応援を呼んだが、老齢の警察官は答えない。
ただ、先程まで和やかに談笑していた彼自身の弱い笑顔がそのまま残っていた事から、彼自身が気付かないうちに殺されてしまったのだと言う事を孝太郎は悟った。
孝太郎が半ば反射的に背後を振り向くと、彼の顔目掛けてもう一度砂粒の塊が飛んできていた。
孝太郎は右手を掲げて飛んできた砂粒を防ぐ。
すると、今度は孝太郎の背後で構えていた三人の仲間にも砂粒を飛ばしていたために、孝太郎は右足を大きく踏んで、体を飛び上がらせて、一つ一つ飛ばされた砂粒の塊を自分の魔法で破壊していく。
孝太郎は砂粒を破壊した後に、この砂粒に秘められた意味を理解したらしく、呼吸を荒くさせながら、仲間達に向かって砂粒に込められた危険性について叫びながら解説していく。
「いいかッ!砂粒には毒のようなものが含まれているんだッ!何者かは知らんが、毒と一緒に砂を飛ばしてオレ達を攻撃させようとしているんだッ!」
「得意げに叫んでいる所に水を刺すようで悪いけれど、毒じゃあないのよねぇ~」
孝太郎は背後から高い声が聞こえたのをハッキリと耳にした。
男の声ではない事は確かであるから、声の主が女性である事は間違い無いだろう。
孝太郎は武器保存から黒色の自動拳銃を抜いて、背後に向けて銃口を向ける。
「何者だ?」
「そんな風に敵意を剥き出しにしなくてもいいじゃん!初対面なのにィ~」
孝太郎は馴れ馴れしい態度を取る目の前の女に首を傾げながら、もう一度彼女に向かって正体を問い掛ける。
目の前の女は口元を右手の手で覆いながら、大きく笑いながら、
「あたしの名前はイーディス・フローレンスって言うの!所属はユニオン帝国竜騎兵隊所属!忠誠を誓った相手はシリウス隊長とシャーロット副隊長の二人!あっ、歳はーー」
「んな事はどうでもいいッ!じゃあするとさっきの人を殺したのはお前なんだな、ユニオン帝国竜騎兵隊って言う事はシリウスの手下って事だよな!?」
聡子は目の前で戯けて見せる悪魔なように尖った歯を見せて笑う彼女に向かって手に持っていた軽機関銃の銃口を向けながら厳しい声で問う。
彼女は口元の下を何本の指を当てて、
「ハッハッ、そうだよぉ~いきなり、殺すのも可哀想だから、その前にあなた達にあたしの魔法の威力を見せてあげようと思って!だって、最初にハンデが無いと詰まらないじゃん!」
聡子は自分の怒りが頭の中で噴火間際のマグマのように湧いている事が実感された。
聡子は歯をギリギリと鳴らしながら、彼女に向かって軽機関銃の銃口を向けて無言で引き金を引く。
その銃口から放たれた弾丸を銃弾の勢いで破れない程の量の砂で包み込む事によって事なき事を得ていた。
彼女はニヤニヤと笑いながら、砂を解除して勢いの無くなった弾丸が地面で音を立てて転がっていく様を聡子に見せていた。
聡子は何度も何度も無言で引き金を引いていたが、イーディスは彼女の軽機関銃から放たれた銃弾を砂の魔法によって包み込んでいき、彼女の弾丸を地面に落としていく。
「どうかな?銃の力って言うのは自然の力でこんなにも簡単に無力にできるんだよ」
聡子がイーディスの言葉に歯軋りしていると、目の前に淳一が現れて、武器保存から日本刀を取り出し、イーディスに向かって剣を構えた。
淳一の手に持っていた日本刀が怪しく光る。ギラリと光る淳一の刀は獲物を待ちわびるサバンナの肉食動物を思い起こさせた。
だが、イーディスはその様子を見て尚も笑い続けていた。
淳一が刀を持って自分に斬りかかっていくのと同時に、彼女は淳一の前に大きな砂粒の纏まりを飛ばす。
淳一はその刀で砂粒を刀で斬り刻もうと試みたが、咄嗟に孝太郎が彼の目の前に現れて、彼を突き飛ばし、砂粒を破壊の右手で破壊する事によってその事態は引き起こされずに済んだ。
「て、テメェ……どういうつもりで」
「淳一、お前の刀で完全に砂粒が自分に当たらないようにするのは可能なのか?」
淳一は答えない。仮に砂粒を日本刀で攻撃したとしても、自分に一つも当たらないと言う事になるのは不可能だろう。
淳一は孝太郎が自分を突き飛ばした意味を理解して、孝太郎に礼を述べた。
「礼はいい、それよりも、こいつを何とかするぞ」
孝太郎が指を指した方向を見て、淳一は大きく首を縦に動かした。
中村孝太郎は事件の発生した長浜城の広場に捜査のために訪れたと思われる老齢の警察官に朝のうちに起きたと言われる事件の詳細を尋ねる。
孝太郎は入院したその日にシリウスを追い掛けるために、後一日で傷が治ると言われる姉を置いて、他の仲間二人と柿谷淳一の四人で長浜を訪れたのだった。
だが、彼らが聖杯の欠片が収められている筈の長浜城の天守閣の前の広場に足を踏み入れた時に耳にしたのは長浜城の天守閣が名古屋城同様に例の中東製の爆弾によって吹き飛ばされたと言うニュースであった。
彼は詳しい事情を問うために、長浜の警察官に尋ねたのだった。
「な、何でもビッグ・オオサカの専門の警察署から訪れた署員さんの話によりますと、いきなり朝の方に長浜城の天守閣が吹き飛ばされたと言う事でした」
警察官はしみどもろな様子で話を続けていく。
天守閣の爆破事件の直後に聖杯の欠片を守っていた警察官達はパニックに陥り、その隙をシリウス・A・ペンドラゴンに狙われたらしい。
彼らはあらゆる魔法を使用して、警察官達を皆殺しにしていったらしい。
「と言う事は見張りに当たっていた警察官達は……」
「残念ですが……」
孝太郎の対応に当たった柔和な顔の老齢の警察官は小さく首を横に振っていく。
孝太郎は拳をギュッと握り締め、
「ちくしょう!オレがもっと早く訪れていれば……」
「中村さん……でしたよね。三年前にもあなたは聖杯の欠片を巡って昌原と戦って勝利を収めた事を私は覚えていますよ」
老齢の警察官は弱々しい微笑を浮かべながら言った。風が吹けば直ぐにでも消え去りそうな弱い笑顔であったが、同時に星のような煌めきが溢れていくのも孝太郎は見落とさなかった。
孝太郎は彼に向かって笑顔を浮かべ返して、
「ええ、三年前に自分はこの手で狂った教祖の野望を打ち砕く事に成功しました」
孝太郎はそう言って『破壊』の力を込めた右手を彼の元に向かって見せていた。
まさに、その時だった。老齢の警察官の顔に砂粒の塊が直撃し、彼の顔が萎びていき、地面に倒れたのは。
孝太郎は倒れた警察官の体を揺さぶり、大きな声で倒れた警察官に向かって応援を呼んだが、老齢の警察官は答えない。
ただ、先程まで和やかに談笑していた彼自身の弱い笑顔がそのまま残っていた事から、彼自身が気付かないうちに殺されてしまったのだと言う事を孝太郎は悟った。
孝太郎が半ば反射的に背後を振り向くと、彼の顔目掛けてもう一度砂粒の塊が飛んできていた。
孝太郎は右手を掲げて飛んできた砂粒を防ぐ。
すると、今度は孝太郎の背後で構えていた三人の仲間にも砂粒を飛ばしていたために、孝太郎は右足を大きく踏んで、体を飛び上がらせて、一つ一つ飛ばされた砂粒の塊を自分の魔法で破壊していく。
孝太郎は砂粒を破壊した後に、この砂粒に秘められた意味を理解したらしく、呼吸を荒くさせながら、仲間達に向かって砂粒に込められた危険性について叫びながら解説していく。
「いいかッ!砂粒には毒のようなものが含まれているんだッ!何者かは知らんが、毒と一緒に砂を飛ばしてオレ達を攻撃させようとしているんだッ!」
「得意げに叫んでいる所に水を刺すようで悪いけれど、毒じゃあないのよねぇ~」
孝太郎は背後から高い声が聞こえたのをハッキリと耳にした。
男の声ではない事は確かであるから、声の主が女性である事は間違い無いだろう。
孝太郎は武器保存から黒色の自動拳銃を抜いて、背後に向けて銃口を向ける。
「何者だ?」
「そんな風に敵意を剥き出しにしなくてもいいじゃん!初対面なのにィ~」
孝太郎は馴れ馴れしい態度を取る目の前の女に首を傾げながら、もう一度彼女に向かって正体を問い掛ける。
目の前の女は口元を右手の手で覆いながら、大きく笑いながら、
「あたしの名前はイーディス・フローレンスって言うの!所属はユニオン帝国竜騎兵隊所属!忠誠を誓った相手はシリウス隊長とシャーロット副隊長の二人!あっ、歳はーー」
「んな事はどうでもいいッ!じゃあするとさっきの人を殺したのはお前なんだな、ユニオン帝国竜騎兵隊って言う事はシリウスの手下って事だよな!?」
聡子は目の前で戯けて見せる悪魔なように尖った歯を見せて笑う彼女に向かって手に持っていた軽機関銃の銃口を向けながら厳しい声で問う。
彼女は口元の下を何本の指を当てて、
「ハッハッ、そうだよぉ~いきなり、殺すのも可哀想だから、その前にあなた達にあたしの魔法の威力を見せてあげようと思って!だって、最初にハンデが無いと詰まらないじゃん!」
聡子は自分の怒りが頭の中で噴火間際のマグマのように湧いている事が実感された。
聡子は歯をギリギリと鳴らしながら、彼女に向かって軽機関銃の銃口を向けて無言で引き金を引く。
その銃口から放たれた弾丸を銃弾の勢いで破れない程の量の砂で包み込む事によって事なき事を得ていた。
彼女はニヤニヤと笑いながら、砂を解除して勢いの無くなった弾丸が地面で音を立てて転がっていく様を聡子に見せていた。
聡子は何度も何度も無言で引き金を引いていたが、イーディスは彼女の軽機関銃から放たれた銃弾を砂の魔法によって包み込んでいき、彼女の弾丸を地面に落としていく。
「どうかな?銃の力って言うのは自然の力でこんなにも簡単に無力にできるんだよ」
聡子がイーディスの言葉に歯軋りしていると、目の前に淳一が現れて、武器保存から日本刀を取り出し、イーディスに向かって剣を構えた。
淳一の手に持っていた日本刀が怪しく光る。ギラリと光る淳一の刀は獲物を待ちわびるサバンナの肉食動物を思い起こさせた。
だが、イーディスはその様子を見て尚も笑い続けていた。
淳一が刀を持って自分に斬りかかっていくのと同時に、彼女は淳一の前に大きな砂粒の纏まりを飛ばす。
淳一はその刀で砂粒を刀で斬り刻もうと試みたが、咄嗟に孝太郎が彼の目の前に現れて、彼を突き飛ばし、砂粒を破壊の右手で破壊する事によってその事態は引き起こされずに済んだ。
「て、テメェ……どういうつもりで」
「淳一、お前の刀で完全に砂粒が自分に当たらないようにするのは可能なのか?」
淳一は答えない。仮に砂粒を日本刀で攻撃したとしても、自分に一つも当たらないと言う事になるのは不可能だろう。
淳一は孝太郎が自分を突き飛ばした意味を理解して、孝太郎に礼を述べた。
「礼はいい、それよりも、こいつを何とかするぞ」
孝太郎が指を指した方向を見て、淳一は大きく首を縦に動かした。
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