164 / 365
第四部Ⅱ 『入江の中の海賊』
エアポートでの対決
しおりを挟む
刈谷浩輔と四人の仲間は若槻葉子にホテルから白籠市を離れて、スモークガラスが全身に貼られたワゴン車の中で揺られながらビッグ・トーキョー最大の空港に到着していく。
空港の中に居たのは大勢の人間であった。様々な人種がスーツケースを携えたり、キャリーケースを引いたりして大きな通路の中を歩いていた。
黒色のスカートスーツの女性に先導された五人の幼い顔立ちの男女の姿は側から見ると、若い女教師に引率された修学旅行の生徒のようにも見えなくはない。
ただ、修学旅行と違うのは彼ら全員の視線が険しくなっていると言う事だろう。
スーツ姿の女性が引き連れている五人の男女の誰にも浮ついた顔は無い。
誰もが唇を結び、強気な姿勢を全身から放っていた。
五人の顔を見て、他の乗客達が思わずたじろいでしまった程だ。
それを見たのか、スーツ姿の女性は背後を振り返り、五人中学生の男女に向かって微笑んでみせた。
「あまり、殺気は放っておかないようにね、一般人に疑われたら、本末転倒よ」
「分かりました。今後は気を付けておきます」
浩輔は五人を代表して若槻葉子に答える。
「良いわ、じゃあ、向こうのお店で休息を取りましょうか?丁度、朝だしね。ホテルで食べたご飯は少なかったでしょ?わたしが奢ってあげるわ」
葉子はそう言って空港の端にある小さなカフェを指差す。カフェは空港に併設されているカフェとしては大きい方であり、カフェの中にはバータイプのカウンター席と長椅子と椅子で構成されるボックス席の二箇所があった。
葉子は躊躇うこと無く、ボックス席を指名し、中学生の男女をボックス席の中に座らせていく。
葉子はコーヒーを、浩輔と淳太は紅茶を、孝弘と陽子はジュースを、宏子はアイスの載ったグリーンソーダを注文した。
「あら、そんな物で良いの?どうせ、戦うんだったら、もっと高い物を頼んでも良いのに」
「いいんです。この戦いを終えたって家には帰れないんでしょう?」
浩輔の不貞腐れた態度は全員の意思を表していたのだろう。
浩輔がカフェのテーブルの上に頬杖を付いていると、他の少年少女達も葉子に向かって不満そうな表情を見せていた。
葉子は届いたコーヒーの香りを楽しみ、そのコーヒーに少しだけ口を付けて、コーヒーの味を味わってから、五人の前に自分自身の使っている携帯端末を滑らて、目的の物をある人物の来訪歴の記された情報をホログラフとして少年少女達の目の前に映し出す。
「あなた方にはこれから、わたし達が捕らえなければならない男を捕らえてもらいます」
そう言って葉子はもう一度携帯端末を弄る手を滑らせて、少年少女の前に一人の男の姿を映し出す。
「この男は誰なの?」
「ユニオン帝国の諜報機関、CIAに所属する腕利きの魔法師、ジョン・マクドナルドと言う男です。言っておきますが、世界的に有名なファーストフード店とは全くの無関係だと初めに告げておきましょう」
葉子は天然のボケのような言葉を口にしたのが恥ずかしいと感じたのか、耳を真っ赤にしながら、自分自身の携帯端末を操作し、ホログラフを携帯端末の中に仕舞う。
葉子はもう一度携帯端末を動かして、男の情報の描かれた情報を少年少女達に伝えていく。
「ジョン・マクドナルドはCIAのエリートとして全世界で暗躍を続けてきました。ロマノフ帝国を出し抜き、北京人民解放連盟の勇士、劉四兄弟を各国の工作員が合同で動いた際に、長男と次男を誰の手を借りる事なく、その手で撃ち殺した2330年の事件は国際的にも有名な事実ですね」
葉子は淡々として声で言った。
「もしかして、その事件って一年前に世界を騒がせたあの劉電子タワー爆破事件ですか?」
「その通り、ちゃんと世間の事を知ってるらしいわね。浩輔くん」
「別に……桃屋さんにニュースを見ろって言われて、ご飯を食べながら、何気無しに見ていたから覚えただけですよ」
浩輔の素っ気ない態度に葉子も素っ気なく返していく。
「そう……じゃあ、また解説に戻りますね。彼はCIAの優秀な工作員であり、現在も皇帝の懐刀としてあちこちの国に打撃を与えていますね。そのカウンターとしてJIOのスパイ、竹宮慎太郎をこちらから送り出した事もありますが、その時の被害でさえ尋常な物ではありませんでした。その男は現在、日本にキャンドール・コーブ計画の新たな責任者兼シリウス・A・ペンドラゴンとその一味の抹殺に向かっております」
「それは本当に確かな情報なんですか?ガセって事はありませんか?」
小川宏子は心配そうな声で葉子に向かって尋ねる。
「問題はありません。向こうに潜入しているJIOのスパイからの確かな情報です。断言しておきましょう」
葉子はそう言い終えると、携帯端末をもう一度押して、端末の中にホログラフを仕舞う。
葉子は説明の間に温くなったコーヒーを啜っていく。彼女がコーヒーを飲む様子は一種の絵画に描かれた芸術品のように美しかった。
淳太が堪らずに見惚れていると、葉子は彼に向かって慇懃な表情を見せて、
「あの何か用でしょうか?そんな風にジロジロと見つめられると飲みにくいのですが……」
「あ、ごめんなさい!なんか綺麗だなって思って……」
「綺麗だ」と言う言葉を聞いて葉子のいや、正確には「片桐雛子」の頭の中にかつての恋人との記憶が蘇っていく。
片桐雛子は昔は弱気で臆病な性格の女性であった。彼女は遥か昔に同い年の同級生に恋をした記憶があった。
眼鏡をかけた優等生面の自分と彼では吊り合わないだろうと彼女は考えていたが、その時に手助けをしてくれたのは女子バスケットボール部の部長である少女であった。
少女は勝気な性格であり、そして成績は悪いが、運動神経は抜群と言う彼女とはおおよそ正反対の性格をした少女であった。
彼女は自分を自分の恋していた男に紹介して、彼女の恋を応援するつもりだったらしい。
だが、雛子はそんな事は嘘であると後になって悟った。少女は自分の恋していた少年を奪ったのだ。詐欺師のような手口に雛子は抗議の言葉を送ったが、彼女はその主張を一蹴し、あろう事か女子バスケットボール部の部員を集め、雛子を苛め始めたのだ。
陰湿な苛めを受ける中で、雛子は自分はただ恋をしただけなのにと考えて、追い詰められていった。
彼女の最後のまともな精神を破ったのは女子バスケットボール部の部長、愛美が自分の両親の経営していた喫茶店を閉店に追い込み、太一と呼ばれる男に指示を出し、家族の目の前で自分を襲わせた事だった。
雛子はそれが引き金となり、翌朝に学校に乗り込み、練習中の愛美を襲ったのだった。
雛子は自分を抑えようとするバスケットボールの部員達を手に持っていた凶器で襲い、あてもなく都内を逃亡していた所を偶然、二階堂俊博に見染められ、彼の弟子として魔法を応用した殺人術と政治の知識を彼から教えられていく。
その成果のため、彼女は何とか二階堂の後釜になる事ができたのだった。
片桐雛子がいや、若槻葉子がかつての思い出を思い出していると、もう一度淳太の顔に向き直り、頬を赤く染めながらお礼の言葉を述べた。
空港の中に居たのは大勢の人間であった。様々な人種がスーツケースを携えたり、キャリーケースを引いたりして大きな通路の中を歩いていた。
黒色のスカートスーツの女性に先導された五人の幼い顔立ちの男女の姿は側から見ると、若い女教師に引率された修学旅行の生徒のようにも見えなくはない。
ただ、修学旅行と違うのは彼ら全員の視線が険しくなっていると言う事だろう。
スーツ姿の女性が引き連れている五人の男女の誰にも浮ついた顔は無い。
誰もが唇を結び、強気な姿勢を全身から放っていた。
五人の顔を見て、他の乗客達が思わずたじろいでしまった程だ。
それを見たのか、スーツ姿の女性は背後を振り返り、五人中学生の男女に向かって微笑んでみせた。
「あまり、殺気は放っておかないようにね、一般人に疑われたら、本末転倒よ」
「分かりました。今後は気を付けておきます」
浩輔は五人を代表して若槻葉子に答える。
「良いわ、じゃあ、向こうのお店で休息を取りましょうか?丁度、朝だしね。ホテルで食べたご飯は少なかったでしょ?わたしが奢ってあげるわ」
葉子はそう言って空港の端にある小さなカフェを指差す。カフェは空港に併設されているカフェとしては大きい方であり、カフェの中にはバータイプのカウンター席と長椅子と椅子で構成されるボックス席の二箇所があった。
葉子は躊躇うこと無く、ボックス席を指名し、中学生の男女をボックス席の中に座らせていく。
葉子はコーヒーを、浩輔と淳太は紅茶を、孝弘と陽子はジュースを、宏子はアイスの載ったグリーンソーダを注文した。
「あら、そんな物で良いの?どうせ、戦うんだったら、もっと高い物を頼んでも良いのに」
「いいんです。この戦いを終えたって家には帰れないんでしょう?」
浩輔の不貞腐れた態度は全員の意思を表していたのだろう。
浩輔がカフェのテーブルの上に頬杖を付いていると、他の少年少女達も葉子に向かって不満そうな表情を見せていた。
葉子は届いたコーヒーの香りを楽しみ、そのコーヒーに少しだけ口を付けて、コーヒーの味を味わってから、五人の前に自分自身の使っている携帯端末を滑らて、目的の物をある人物の来訪歴の記された情報をホログラフとして少年少女達の目の前に映し出す。
「あなた方にはこれから、わたし達が捕らえなければならない男を捕らえてもらいます」
そう言って葉子はもう一度携帯端末を弄る手を滑らせて、少年少女の前に一人の男の姿を映し出す。
「この男は誰なの?」
「ユニオン帝国の諜報機関、CIAに所属する腕利きの魔法師、ジョン・マクドナルドと言う男です。言っておきますが、世界的に有名なファーストフード店とは全くの無関係だと初めに告げておきましょう」
葉子は天然のボケのような言葉を口にしたのが恥ずかしいと感じたのか、耳を真っ赤にしながら、自分自身の携帯端末を操作し、ホログラフを携帯端末の中に仕舞う。
葉子はもう一度携帯端末を動かして、男の情報の描かれた情報を少年少女達に伝えていく。
「ジョン・マクドナルドはCIAのエリートとして全世界で暗躍を続けてきました。ロマノフ帝国を出し抜き、北京人民解放連盟の勇士、劉四兄弟を各国の工作員が合同で動いた際に、長男と次男を誰の手を借りる事なく、その手で撃ち殺した2330年の事件は国際的にも有名な事実ですね」
葉子は淡々として声で言った。
「もしかして、その事件って一年前に世界を騒がせたあの劉電子タワー爆破事件ですか?」
「その通り、ちゃんと世間の事を知ってるらしいわね。浩輔くん」
「別に……桃屋さんにニュースを見ろって言われて、ご飯を食べながら、何気無しに見ていたから覚えただけですよ」
浩輔の素っ気ない態度に葉子も素っ気なく返していく。
「そう……じゃあ、また解説に戻りますね。彼はCIAの優秀な工作員であり、現在も皇帝の懐刀としてあちこちの国に打撃を与えていますね。そのカウンターとしてJIOのスパイ、竹宮慎太郎をこちらから送り出した事もありますが、その時の被害でさえ尋常な物ではありませんでした。その男は現在、日本にキャンドール・コーブ計画の新たな責任者兼シリウス・A・ペンドラゴンとその一味の抹殺に向かっております」
「それは本当に確かな情報なんですか?ガセって事はありませんか?」
小川宏子は心配そうな声で葉子に向かって尋ねる。
「問題はありません。向こうに潜入しているJIOのスパイからの確かな情報です。断言しておきましょう」
葉子はそう言い終えると、携帯端末をもう一度押して、端末の中にホログラフを仕舞う。
葉子は説明の間に温くなったコーヒーを啜っていく。彼女がコーヒーを飲む様子は一種の絵画に描かれた芸術品のように美しかった。
淳太が堪らずに見惚れていると、葉子は彼に向かって慇懃な表情を見せて、
「あの何か用でしょうか?そんな風にジロジロと見つめられると飲みにくいのですが……」
「あ、ごめんなさい!なんか綺麗だなって思って……」
「綺麗だ」と言う言葉を聞いて葉子のいや、正確には「片桐雛子」の頭の中にかつての恋人との記憶が蘇っていく。
片桐雛子は昔は弱気で臆病な性格の女性であった。彼女は遥か昔に同い年の同級生に恋をした記憶があった。
眼鏡をかけた優等生面の自分と彼では吊り合わないだろうと彼女は考えていたが、その時に手助けをしてくれたのは女子バスケットボール部の部長である少女であった。
少女は勝気な性格であり、そして成績は悪いが、運動神経は抜群と言う彼女とはおおよそ正反対の性格をした少女であった。
彼女は自分を自分の恋していた男に紹介して、彼女の恋を応援するつもりだったらしい。
だが、雛子はそんな事は嘘であると後になって悟った。少女は自分の恋していた少年を奪ったのだ。詐欺師のような手口に雛子は抗議の言葉を送ったが、彼女はその主張を一蹴し、あろう事か女子バスケットボール部の部員を集め、雛子を苛め始めたのだ。
陰湿な苛めを受ける中で、雛子は自分はただ恋をしただけなのにと考えて、追い詰められていった。
彼女の最後のまともな精神を破ったのは女子バスケットボール部の部長、愛美が自分の両親の経営していた喫茶店を閉店に追い込み、太一と呼ばれる男に指示を出し、家族の目の前で自分を襲わせた事だった。
雛子はそれが引き金となり、翌朝に学校に乗り込み、練習中の愛美を襲ったのだった。
雛子は自分を抑えようとするバスケットボールの部員達を手に持っていた凶器で襲い、あてもなく都内を逃亡していた所を偶然、二階堂俊博に見染められ、彼の弟子として魔法を応用した殺人術と政治の知識を彼から教えられていく。
その成果のため、彼女は何とか二階堂の後釜になる事ができたのだった。
片桐雛子がいや、若槻葉子がかつての思い出を思い出していると、もう一度淳太の顔に向き直り、頬を赤く染めながらお礼の言葉を述べた。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
Wild in Blood~episode dawning~
まりの
SF
受けた依頼は必ず完遂するのがモットーの何でも屋アイザック・シモンズはメンフクロウのA・H。G・A・N・P発足までの黎明期、アジアを舞台に自称「紳士」が自慢のスピードと特殊聴力で難題に挑む
ぼくのお姉ちゃんは悪役令嬢
つこさん。
恋愛
「ぼくからお姉ちゃんをとらないでください」
公爵家の嫡男として生まれたレオニートは、『前』の記憶を持っている。
それによると悪役令嬢の姉は、一年後に第二皇子から婚約破棄され修道院に送られてしまう。
――ぼくがそれを回避して、お姉ちゃんを『幸せ』にするんだ。
レオが日々奮闘する中、とある美少女ヤニーナと出会う。
彼女はレオと同じ『前』を持つ『ヒロイン』だった。
「あたしの邪魔しないで!」
「ぼくに死ねってことですか?」
これは『ゲーム』の『シナリオ』であるとの観念に囚われるヤニーナ。
あくまでも立ち向かうべき『現実』だと言うレオ。
二人は互いに反目し悩みながらも、それぞれの『幸せ』の形を模索し、寄り添っていく。
※ざまぁ要素はありません。
※間接的な虐待描写、ほのめかし表現あり。
※テンプレ要素を使った作品ですが、テンプレ通りに進みません。
※完結済み、全二十四話。
※他サイトにも投稿しています。
スプラヴァン!
鳳
SF
西暦2100年。
日本の夏季は50℃付近に達し、超高温注意報が発令される。
異常な熱波で熱中症による外への行動制限が過剰にかかり、
日本各地であらゆるスポーツが中止されてゆく中、
政府はウォーターバトルフィールド開催を宣言。
水鉄砲で打ち合うスポーツを行う壮大な水打ち計画を実施した。
多くの人たちがイベントに乗じて打ち合い、冷涼に愉快する。
体力不足を補おうと、全国学校の科目としても登録。
あたかも、水のごとく国の中に浸透し続けていった。
一方、トウキョウ内で成績が上がらない学校があり、
エアコンに浸りきった気分でうだつが上がらずに向上心もなくなる
児童たちもふえてゆく。
どうにもならず無力にふぬけたところ、1人の転校生がやってきた。
同じく各地方で水にふれ合う者たちも様々な出来事に
巡り会い、少年、少女時代の一時を熱風にゆられて送る。
あの日、楽しかった夏へ。ありえたかもしれない水物語。
この作品は7月1日~8月31日の間のみ投稿します。
季節に合わせて是非お読み下さい。
―異質― 激突の編/日本国の〝隊〟 その異世界を掻き回す重金奏――
EPIC
SF
日本国の戦闘団、護衛隊群、そして戦闘機と飛行場基地。続々異世界へ――
とある別の歴史を歩んだ世界。
その世界の日本には、日本軍とも自衛隊とも似て非なる、〝日本国隊〟という名の有事組織が存在した。
第二次世界大戦以降も幾度もの戦いを潜り抜けて来た〝日本国隊〟は、異質な未知の世界を新たな戦いの場とする事になる――
大規模な演習の最中に異常現象に巻き込まれ、未知なる世界へと飛ばされてしまった、日本国陸隊の有事官〝制刻 自由(ぜいこく じゆう)〟と、各職種混成の約1個中隊。
そこは、剣と魔法が力の象徴とされ、モンスターが跋扈する世界であった。
そんな世界で手探りでの調査に乗り出した日本国隊。時に異世界の人々と交流し、時に救い、時には脅威となる存在と苛烈な戦いを繰り広げ、潜り抜けて来た。
そんな彼らの元へ、陸隊の戦闘団。海隊の護衛艦船。航空隊の戦闘機から果ては航空基地までもが、続々と転移合流して来る。
そしてそれを狙い図ったかのように、異世界の各地で不穏な動きが見え始める。
果たして日本国隊は、そして異世界はいかなる道をたどるのか。
未知なる地で、日本国隊と、未知なる力が激突する――
注意事項(1 当お話は第2部となります。ですがここから読み始めても差して支障は無いかと思います、きっと、たぶん、メイビー。
注意事項(2 このお話には、オリジナル及び架空設定を多数含みます。
注意事項(3 部隊単位で続々転移して来る形式の転移物となります。
注意事項(4 主人公を始めとする一部隊員キャラクターが、超常的な行動を取ります。かなりなんでも有りです。
注意事項(5 小説家になろう、カクヨムでも投稿しています。
Dragon maze~Wild in Blood 2~
まりの
SF
シリーズ二作目。Wild in Bloodの続編。あれから三年。突然A・Hの肌に現れる翼の生えた蛇の印。それは理想郷への免罪符なのか……暗号、悲劇、謎のメッセージ、箱舟から出た竜とは? 主人公をネコのA・Hカイに交代し、ここに新しい神話が始まる。
Live or Die?
阿弥陀乃トンマージ
SF
人類が本格的に地球から宇宙に進出するようになってから、すっかり星間飛行も宇宙旅行も当たり前になった時代……。地球に住む1人の青年、タスマ=ドラキンが大きな夢を抱いて、宇宙に飛び出そうとしていた!……密航で。
タスマが潜り込んだ船には何故か三人組の女の子たちの姿が……可愛らしい女の子たちかと思えば、この女の子たち、どうやら一癖も二癖もあるようで……?
銀河をまたにかけた新感覚一大スペクタクル、ここに開演!
【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
自衛隊のロボット乗りは大変です。~頑張れ若年陸曹~
ハの字
SF
日比野 比乃(ヒビノ ヒノ)。国土防衛組織、陸上自衛隊第三師団“機士科”所属の三等陸曹、齢十七歳。
自衛隊最年少の人型機動兵器「AMW」乗りであり、通称「狂ってる師団」の期待株。そして、同僚(変人)達から愛されるマスコット的な存在……とはいかないのが、今日の世界情勢であった。
多発する重武装テロ、過激な市民団体による暴動、挙げ句の果てには正体不明の敵まで出現。
びっくり人間と言っても差し支えがない愉快なチームメンバー。
行く先々で知り合うことになる、立場も個性も豊か過ぎる友人達。
これらの対処に追われる毎日に、果たして終わりは来るのだろうか……日比野三曹の奮闘が始まる。
▼「小説家になろう」と同時掲載です。改稿を終えたものから更新する予定です。
▼人型ロボットが活躍する話です。実在する団体・企業・軍事・政治・世界情勢その他もろもろとはまったく関係ありません、御了承下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる