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満月の夜の殺人鬼編
困難に敷き詰められし道ーその⑤
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二階堂俊博は今では誰も利用しない中学校の校長室の校長のために用意された赤色の革張りの椅子に腰を下ろしながら、携帯端末の音楽アプリを利用し、流れるゆったりとしたクラシック音楽を鑑賞しながら、手に持っていたワインを啜る。二階堂はワインを飲み終えると、手に持っていたグラスを校長室に設置された大きな机の上に置く。それから、椅子を背後に回し、闇夜に支配された校庭を眺める。校庭を眺めながら、二階堂は考えた。この舞台を踊るための役者は全て揃ったのだと。
既に刈谷浩輔とその仲間達はこの中学校に揃っているし、白籠市のアンタッチャブルの一行もこの場所に到着する筈だろう。二階堂は改めてグラスの中に残った僅かなワインを飲み干す。
優雅な音楽に心と体を支配されながらも、警戒心だけは解かない。何故ならば、この部屋には既に役者となる一人の人物を捕らえてあるからだ。
二階堂が校長室に用意された来客用のソファーに縄で身体を拘束されている一人の老練の刑事を見遣る。
刑事は猿轡のために話す事も叫ぶ事もできずに、二階堂を憎悪する声だけが部屋の中に響いていく。
二階堂はその様子を眺めながら、用意されたワインを飲む。二階堂は満足気な笑みを浮かべ、労連の刑事の元に寄っていく。
「やぁ、間抜けな刑事さん。初めまして……と言うべきだろうか?私こそが見えない怪物にして満月の夜の殺人鬼だよ」
男は猿轡のために喋る事ができずに、「うーうー」と蠢くように叫ぶ声が響くばかり、二階堂はその様子に口元の端を吊り上げ、わざとらしく耳を済ませ、
「え?なんだって?よく聞こえないな……私にも分かるようにハッキリと喋ってくれないか?」
二階堂の挑発する声に老齢の刑事は体を震わせていた。二階堂は老齢の刑事に向けて、彼の耳元で囁く。
「フフフ、苦しいかね?言っておくが、きみを今、逃すつもりはないよ。まだ、観客がこの白籠中学校には揃っていないんだ。でも、驚いたよ。私を追って単身で動き回っているなんてね。そんなキミに朗報だ。次なる満月夜にはキミの愛する奥様とお子さんを私の標的にする事にしようッ!」
二階堂はそう言って武器保存から薬師寺美弥殺害に使用したと思われる縄ともう一件の優奈殺しに使用したと思われるナイフを長椅子の上にぶち撒ける。
「私の愛すべき得物だよ。キミの愛する人はどっちに殺されたいかな?」
二階堂の言葉に老齢の刑事は激昂したようで、険しい目付きで二階堂を睨み、足をバタバタとまごつかせていた。
二階堂は大きな声で笑い声を上げ、
「どうやら、私を殺したいようだな?まぁ、無駄だがな、なにせ、このショーの主役は私なのだから」
二階堂はもう一度小さな声で笑うと、元の椅子に腰を掛け、もう一度ワインを啜る。この日の酒は彼の気持ちを高揚させるのに一役買った。
「見覚えがあるけれど、何処も彼処も手掛かりはないぜ、本当にこんな場所にあるのか?あの蜘蛛野郎が嘘を吐いたんじゃあないのか?」
阿久津孝弘は元の自分達の教室のロッカーにもたれかかりながら、文句を垂れ流す。
「確かに、孝弘くんの言う通り、何処も同じ光景にしか見えないよ。本当にこの場所にヒントがあるのかな?」
恋人の身を案じたのだろう。火野陽子が教室の窓から校庭を眺めながら溜息混じりに呟く。
「ぼくの魔法を使ってもぼくらが宝石とメモを拾い上げる光景が見えないや、浩輔くんはあのメモに書かれた内容は合っていると思うの?」
陽子と同じく廃れた校舎の誰もいない校庭を眺めていた浩輔は淳太の問いに何の躊躇いもなく首を縦に動かす。
「間違い無いよ。メモに指定されていた場所はぼくらの苦い思い出が染み込む、この場所だったよ」
浩輔の言葉に全員の顔付きが険しくなっていく。
浩輔と仲間達にとって、前の中学校は長い間通っていた学校であるのと同時に、虐められっ子によって酷い目に遭わされていた思い出したく無い場所でもあるのだ。
浩輔は周りの風景を一瞥する。自分の座っていた椅子があの時と同じように教室の端に転がっていた。あの二人組の頭のおかしな人が撃ち込んで来た時と同じように。
浩輔が苦い思い出を思い出し、遠い記憶に頭を預けていると、ふと耳に穏やかな音楽が流れている事に気が付く。
浩輔の耳を刺激する音は穏やかであり、温かい。この音楽が流れているのは真上らしい。浩輔は重い空気を抱えている仲間達に耳を澄ませるように指示を出す。
全員が耳を済ませていると、音楽が耳に流れてくるらしく、全員が顔を見合わせて三階に存在している校長室へと移動していく。
三人が音楽室の目の前で聞き耳を立てる。どうやら、この場所から音楽が流れている事は間違い無いだろう。
まだ、中学生の負け犬倶楽部の面々は自分達の唇やら顎が大きく震えている事に気が付く。
浩輔は自らがこのメンバーでのリーダーである事を自覚し、力を込めた大きな力で扉を開く。
扉を開けたイレギュラーズの面々は扉を開けた先の様子を見て言葉を失ってしまう。
何故なら、かつての校長室にテレビでもよく見る政治家が校長のために備え付けられた革張りの椅子に座っている姿と顔も名前も知らないトレンチコートを着た老齢の男が縛られ、長椅子に拘束されている姿を見てしまったのだから。
浩輔が言葉を失っていると、男は座っていた席から立ち上がり、両手を大きく広げて浩輔達の方角に向かっていく。
「お客さんかな?しかも、全員が子供とはね……キミ達は何をしに来たのか?」
満面の笑みで自分達の目的を問うノーネクタイの黒色のスーツを着た男の姿。
浩輔は狼に食べられる前の赤ずきんちゃんと今の自分達の姿を重ね合わせてしまう。
他の全員が顔を顰めている事に対し、男は対照的な程の輝く笑顔で少年達の目的を問う。
「何をしに来たのかな?ここは中学校としての機能を完全に停止した場所だよ。キミ達も学校が変わった筈だよね?どうして、こんな場所に来たのかな?」
男は甘い声で囁くが、全員が顔を顰めたまま相手を睨む。
震える唇を懸命に動かし、悪魔のような男に反撃したのはこの中での一番の色白であり、女性のようと評される柿谷淳太。
淳太は両手の拳を握り締めながら、
「あなたこそこの場所で何をしているんですか?二階堂俊博幹事長……」
二階堂は淳太の言葉に口元に微笑を浮かべながら答えた。
「何をしているかって?決まっているだろ?この場所に集まったゴミどもを片付ける為に決まっているだろ?」
不気味に笑う二階堂の様子に浩輔は半ば反射的に雷を放つ。
浩輔の雷にも二階堂は怯む事なく、左手を掲げ、浩輔の雷を建物のあちらこちらに反射させていく。
二階堂はその様子を見て愉快に思ったに違いない。不気味な微笑みを止める事なく、浩輔達に向かっていく。
二階堂の掌から放たれた光は周囲を怪しく光らせ、浩輔達の頬を傷付けていく。
二階堂は浩輔の言葉によって撤退を開始した中学生を眺め、彼は唇を怪しく舐め回す。
「さてと、鬼ごっこの開始だ。お嬢さん方」
既に刈谷浩輔とその仲間達はこの中学校に揃っているし、白籠市のアンタッチャブルの一行もこの場所に到着する筈だろう。二階堂は改めてグラスの中に残った僅かなワインを飲み干す。
優雅な音楽に心と体を支配されながらも、警戒心だけは解かない。何故ならば、この部屋には既に役者となる一人の人物を捕らえてあるからだ。
二階堂が校長室に用意された来客用のソファーに縄で身体を拘束されている一人の老練の刑事を見遣る。
刑事は猿轡のために話す事も叫ぶ事もできずに、二階堂を憎悪する声だけが部屋の中に響いていく。
二階堂はその様子を眺めながら、用意されたワインを飲む。二階堂は満足気な笑みを浮かべ、労連の刑事の元に寄っていく。
「やぁ、間抜けな刑事さん。初めまして……と言うべきだろうか?私こそが見えない怪物にして満月の夜の殺人鬼だよ」
男は猿轡のために喋る事ができずに、「うーうー」と蠢くように叫ぶ声が響くばかり、二階堂はその様子に口元の端を吊り上げ、わざとらしく耳を済ませ、
「え?なんだって?よく聞こえないな……私にも分かるようにハッキリと喋ってくれないか?」
二階堂の挑発する声に老齢の刑事は体を震わせていた。二階堂は老齢の刑事に向けて、彼の耳元で囁く。
「フフフ、苦しいかね?言っておくが、きみを今、逃すつもりはないよ。まだ、観客がこの白籠中学校には揃っていないんだ。でも、驚いたよ。私を追って単身で動き回っているなんてね。そんなキミに朗報だ。次なる満月夜にはキミの愛する奥様とお子さんを私の標的にする事にしようッ!」
二階堂はそう言って武器保存から薬師寺美弥殺害に使用したと思われる縄ともう一件の優奈殺しに使用したと思われるナイフを長椅子の上にぶち撒ける。
「私の愛すべき得物だよ。キミの愛する人はどっちに殺されたいかな?」
二階堂の言葉に老齢の刑事は激昂したようで、険しい目付きで二階堂を睨み、足をバタバタとまごつかせていた。
二階堂は大きな声で笑い声を上げ、
「どうやら、私を殺したいようだな?まぁ、無駄だがな、なにせ、このショーの主役は私なのだから」
二階堂はもう一度小さな声で笑うと、元の椅子に腰を掛け、もう一度ワインを啜る。この日の酒は彼の気持ちを高揚させるのに一役買った。
「見覚えがあるけれど、何処も彼処も手掛かりはないぜ、本当にこんな場所にあるのか?あの蜘蛛野郎が嘘を吐いたんじゃあないのか?」
阿久津孝弘は元の自分達の教室のロッカーにもたれかかりながら、文句を垂れ流す。
「確かに、孝弘くんの言う通り、何処も同じ光景にしか見えないよ。本当にこの場所にヒントがあるのかな?」
恋人の身を案じたのだろう。火野陽子が教室の窓から校庭を眺めながら溜息混じりに呟く。
「ぼくの魔法を使ってもぼくらが宝石とメモを拾い上げる光景が見えないや、浩輔くんはあのメモに書かれた内容は合っていると思うの?」
陽子と同じく廃れた校舎の誰もいない校庭を眺めていた浩輔は淳太の問いに何の躊躇いもなく首を縦に動かす。
「間違い無いよ。メモに指定されていた場所はぼくらの苦い思い出が染み込む、この場所だったよ」
浩輔の言葉に全員の顔付きが険しくなっていく。
浩輔と仲間達にとって、前の中学校は長い間通っていた学校であるのと同時に、虐められっ子によって酷い目に遭わされていた思い出したく無い場所でもあるのだ。
浩輔は周りの風景を一瞥する。自分の座っていた椅子があの時と同じように教室の端に転がっていた。あの二人組の頭のおかしな人が撃ち込んで来た時と同じように。
浩輔が苦い思い出を思い出し、遠い記憶に頭を預けていると、ふと耳に穏やかな音楽が流れている事に気が付く。
浩輔の耳を刺激する音は穏やかであり、温かい。この音楽が流れているのは真上らしい。浩輔は重い空気を抱えている仲間達に耳を澄ませるように指示を出す。
全員が耳を済ませていると、音楽が耳に流れてくるらしく、全員が顔を見合わせて三階に存在している校長室へと移動していく。
三人が音楽室の目の前で聞き耳を立てる。どうやら、この場所から音楽が流れている事は間違い無いだろう。
まだ、中学生の負け犬倶楽部の面々は自分達の唇やら顎が大きく震えている事に気が付く。
浩輔は自らがこのメンバーでのリーダーである事を自覚し、力を込めた大きな力で扉を開く。
扉を開けたイレギュラーズの面々は扉を開けた先の様子を見て言葉を失ってしまう。
何故なら、かつての校長室にテレビでもよく見る政治家が校長のために備え付けられた革張りの椅子に座っている姿と顔も名前も知らないトレンチコートを着た老齢の男が縛られ、長椅子に拘束されている姿を見てしまったのだから。
浩輔が言葉を失っていると、男は座っていた席から立ち上がり、両手を大きく広げて浩輔達の方角に向かっていく。
「お客さんかな?しかも、全員が子供とはね……キミ達は何をしに来たのか?」
満面の笑みで自分達の目的を問うノーネクタイの黒色のスーツを着た男の姿。
浩輔は狼に食べられる前の赤ずきんちゃんと今の自分達の姿を重ね合わせてしまう。
他の全員が顔を顰めている事に対し、男は対照的な程の輝く笑顔で少年達の目的を問う。
「何をしに来たのかな?ここは中学校としての機能を完全に停止した場所だよ。キミ達も学校が変わった筈だよね?どうして、こんな場所に来たのかな?」
男は甘い声で囁くが、全員が顔を顰めたまま相手を睨む。
震える唇を懸命に動かし、悪魔のような男に反撃したのはこの中での一番の色白であり、女性のようと評される柿谷淳太。
淳太は両手の拳を握り締めながら、
「あなたこそこの場所で何をしているんですか?二階堂俊博幹事長……」
二階堂は淳太の言葉に口元に微笑を浮かべながら答えた。
「何をしているかって?決まっているだろ?この場所に集まったゴミどもを片付ける為に決まっているだろ?」
不気味に笑う二階堂の様子に浩輔は半ば反射的に雷を放つ。
浩輔の雷にも二階堂は怯む事なく、左手を掲げ、浩輔の雷を建物のあちらこちらに反射させていく。
二階堂はその様子を見て愉快に思ったに違いない。不気味な微笑みを止める事なく、浩輔達に向かっていく。
二階堂の掌から放たれた光は周囲を怪しく光らせ、浩輔達の頬を傷付けていく。
二階堂は浩輔の言葉によって撤退を開始した中学生を眺め、彼は唇を怪しく舐め回す。
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