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満月の夜の殺人鬼編
それは、ある種の哀れなる操り人形(マリオネット)にして
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浩輔は少しばかり前の事を考えていると、浩子が彼の手を掴む。彼女は浩輔に向かって笑い掛け、
「そうだッ!浩輔くんってさ、すっごく強かったよね?何だったら、浩輔くんの強さと皆んなの力を合わせて全員で殺人鬼を見つけない?」
浩輔は質問の意味が分かりかねて、もう一度この愛らしい顔の先輩にその意味を聞き返す。
「先輩、もう一回言ってください?何ですって?」
「だから、わたし達の手で満月の夜の殺人鬼を見つけるんだよッ!ワクワクしない?全員で殺人鬼を見つけるんだよ?そうすれば、きっとーー」
「ダメだ」
孝太郎は険しい顔を浮かべて言う。彼が苦笑すらしていない事から、浩輔は孝太郎が本当に禁じている事を察する。
それに続いたのは、宏子の父親だった。冴えない様子を全身から漂わせる作業着姿の男は困惑した態度を浮かべながら、娘を諫める。
「刑事さんの言う通りだよ。お前がわざわざそんな危険な事件に首を突っ込む必要はないんだよ。どうしても、探偵ごっこがしたいのなら、電子書籍の犯罪小説でも読めばいいじゃあないか?」
父親の言葉とかつての中学校襲撃事件の鎮圧にあたった刑事の否定。そして、トドメは浩輔の消極的な態度であった。彼は視線を右往左往させながら、言葉を探していた。
宏子は大きく溜息を吐いて、肩を大きく落とす。
「分かったよ。確かに、殺人鬼を探ってて襲われるのは怖いもんね」
宏子は詰まらなさそうに石を蹴る真似をしたが、彼女の側に浩輔は慌てて駆け寄り、この後の出来事を話す。
彼女は悲観した顔を直ぐに引っ込め、両目をキラキラと輝かせ、
「本当に?約束だよ?」
「う、うん……」
浩輔は背後に体をたじろがせながら答えた。
宏子が鼻歌を歌いながら、ステップを踏む。それとは対照的に小さく溜息を吐く浩輔。その対照的な態度に孝太郎は何があったのかを尋ねたくなり、彼の耳にこっそりと耳打ちする。
「一体、彼女に何を言ったんだ?」
「実はですね。この後にゲームセンターの景品を取ってあげるって言ったんですよ。ぼく、下手だから、取れるかな……」
浩輔の落胆する様子に、宏子の父親がこっそりと謝罪の言葉を述べる。
だが、浩輔は優しい微笑みを向け、
「大丈夫ですよ。確か、今日は孝太郎さんが上手くやってくれる筈ですから……」
「オレがか!?」
孝太郎は自分自身に人差し指を向けながら、年下の友人に向かって問う。友人は満面の笑みで首を縦に動かす。
「そうですよぉ~孝太郎さん、上手く景品を取れそうな気がするし」
浩輔の言葉に悪意はない。恐らく、彼は孝太郎が本気で取れると思っているのだろうが、孝太郎自身あまりそのゲームをやった事がないので、取れる保証は万に一つもない。孝太郎が苦笑しながら、残金を確認していると、まるで孝太郎の困惑を見計ったかのように、懐の中の携帯端末の電子音が鳴り響く。
孝太郎が通話アプリを開くと、柿谷淳一が大きな声で孝太郎に向かって叫ぶ。また、声の調子から余程、慌てているらしい。孝太郎は頬を引きつらせ、友人の用件を聞く。
「どうしたんだ?」
『どうしたもこうしたもねぇよ!小田切さんが取調室で容疑者に厳しい取り調べをしてて、更に暴力を振るったもんだから、他の人々が止めているんだが、もう止められねぇ!だから、オレも彼を抑えるために、頑張るんだが……』
「殺人課の刑事全員、小田切刑事の対処にあたるから、オレに尋問を任せたい、そうだろ?」
孝太郎の冷静な言葉に淳一は助かると弁を述べ、それから孝太郎に尋問を任せたい第二の理由を述べる。
『容疑者なんだが、こりゃあ、満月の夜の殺人鬼の罪状以外にも、あんたの管轄なんじゃないかなと思ってな、白籠署の公安部の案件だよ。容疑者はテロを画策していた可能性があってな……」
淳一の指摘に孝太郎は感情に溢れた言葉で礼を述べる。
孝太郎は携帯端末を切って、浩輔と宏子の父親に急用のために署に向かうと告げ、宏子によろしくと告げるように頼む。孝太郎は踵を返し、署に帰っていく。
「あなたね、流石にこれは殺人鬼じゃあなくても、逮捕するわよ?まさか、23世紀の世の中においても」
「爆弾をアパートの中で組み立てているなんて、原始的な手口を使うなんて思ってもみなかった?そうだろ?刑事さんよぉ~」
容疑者と思われる男はワザと公安の女刑事の言葉と被せるように発言する。
公安の刑事は彼の言葉に目を細ませて聞いていたが、彼にとってはそんな事はどこ吹く風らしい。皺のあまり無い中年の男は得意そうな調子で口笛を吹き鳴らす。いや、中年の男と言うよりは、青年と呼ぶには少しだけ遅いと言うべきなのかもしれない。ともかく、男は得意風を吹かしながら、自分の持論を語り続けていた。
「大体、オタクら警察が使いそうな手口だよ。満月の殺人鬼だの何だの言って拘束しておきながら、結局は大統領官邸を爆破しかねないオレを危険人物と断言して、捕まえろって上の方から指示が出て、オレを拘束したんだろ?それなら、それで構わんよ。後で立法機関に訴えるだけだからな」
「……。あなたが大統領を殺そうが、大統領官邸を爆破しようが、あたしにとってはどうでもいい事なの、ただ、あなたがここ最近の事件の容疑者であり、アリバイが無いと言う自殺が気になって仕方ないだけよ。言いなさい、あなたは何をしていたのか?」
「知らねーよ。昨日は家で計画を練ってて、それから爆弾をどうやって使用するかを考えていたよ。それで、タバコを買いに一度だけ外出した。それだけさ」
「小田切刑事はあなたの言う事を信用していないそうだけれど?」
容疑者の男はわざとらしく手を振って、
「あの刑事にも同じ事は言ったぜ、だが、あのじじいは聞く耳をもたなくて……」
と、その時だった。目の前の赤銅色の肌を持つ麗しき女刑事の側に同じような肌の美青年が現れ、彼女と入れ替わる形で入室する。すれ違い様に女は女の男はに何やら耳打ちをする。その様子に男は眉根を眉間の側に寄せていた。
それから、男は容疑者の目の前の椅子に座り、尋問を開始した。
「さてと、オレが取り調べを行う予定だが……」
「ハン、取り調べだと?調べるも何ももう話はついたんじゃないのか?国家転覆を目論んだ容疑でオレを訴えるんじゃねーのか?」
男は首を横に振って否定した。その様子に、容疑者の男は眉を寄せて男に尋ねる。
「じゃあ、何について調べるんだよ?」
「薬師寺美弥選手殺害容疑だ」
男は刑事から発せられた言葉に堪らずに、鼻に皺を寄せた。
「そうだッ!浩輔くんってさ、すっごく強かったよね?何だったら、浩輔くんの強さと皆んなの力を合わせて全員で殺人鬼を見つけない?」
浩輔は質問の意味が分かりかねて、もう一度この愛らしい顔の先輩にその意味を聞き返す。
「先輩、もう一回言ってください?何ですって?」
「だから、わたし達の手で満月の夜の殺人鬼を見つけるんだよッ!ワクワクしない?全員で殺人鬼を見つけるんだよ?そうすれば、きっとーー」
「ダメだ」
孝太郎は険しい顔を浮かべて言う。彼が苦笑すらしていない事から、浩輔は孝太郎が本当に禁じている事を察する。
それに続いたのは、宏子の父親だった。冴えない様子を全身から漂わせる作業着姿の男は困惑した態度を浮かべながら、娘を諫める。
「刑事さんの言う通りだよ。お前がわざわざそんな危険な事件に首を突っ込む必要はないんだよ。どうしても、探偵ごっこがしたいのなら、電子書籍の犯罪小説でも読めばいいじゃあないか?」
父親の言葉とかつての中学校襲撃事件の鎮圧にあたった刑事の否定。そして、トドメは浩輔の消極的な態度であった。彼は視線を右往左往させながら、言葉を探していた。
宏子は大きく溜息を吐いて、肩を大きく落とす。
「分かったよ。確かに、殺人鬼を探ってて襲われるのは怖いもんね」
宏子は詰まらなさそうに石を蹴る真似をしたが、彼女の側に浩輔は慌てて駆け寄り、この後の出来事を話す。
彼女は悲観した顔を直ぐに引っ込め、両目をキラキラと輝かせ、
「本当に?約束だよ?」
「う、うん……」
浩輔は背後に体をたじろがせながら答えた。
宏子が鼻歌を歌いながら、ステップを踏む。それとは対照的に小さく溜息を吐く浩輔。その対照的な態度に孝太郎は何があったのかを尋ねたくなり、彼の耳にこっそりと耳打ちする。
「一体、彼女に何を言ったんだ?」
「実はですね。この後にゲームセンターの景品を取ってあげるって言ったんですよ。ぼく、下手だから、取れるかな……」
浩輔の落胆する様子に、宏子の父親がこっそりと謝罪の言葉を述べる。
だが、浩輔は優しい微笑みを向け、
「大丈夫ですよ。確か、今日は孝太郎さんが上手くやってくれる筈ですから……」
「オレがか!?」
孝太郎は自分自身に人差し指を向けながら、年下の友人に向かって問う。友人は満面の笑みで首を縦に動かす。
「そうですよぉ~孝太郎さん、上手く景品を取れそうな気がするし」
浩輔の言葉に悪意はない。恐らく、彼は孝太郎が本気で取れると思っているのだろうが、孝太郎自身あまりそのゲームをやった事がないので、取れる保証は万に一つもない。孝太郎が苦笑しながら、残金を確認していると、まるで孝太郎の困惑を見計ったかのように、懐の中の携帯端末の電子音が鳴り響く。
孝太郎が通話アプリを開くと、柿谷淳一が大きな声で孝太郎に向かって叫ぶ。また、声の調子から余程、慌てているらしい。孝太郎は頬を引きつらせ、友人の用件を聞く。
「どうしたんだ?」
『どうしたもこうしたもねぇよ!小田切さんが取調室で容疑者に厳しい取り調べをしてて、更に暴力を振るったもんだから、他の人々が止めているんだが、もう止められねぇ!だから、オレも彼を抑えるために、頑張るんだが……』
「殺人課の刑事全員、小田切刑事の対処にあたるから、オレに尋問を任せたい、そうだろ?」
孝太郎の冷静な言葉に淳一は助かると弁を述べ、それから孝太郎に尋問を任せたい第二の理由を述べる。
『容疑者なんだが、こりゃあ、満月の夜の殺人鬼の罪状以外にも、あんたの管轄なんじゃないかなと思ってな、白籠署の公安部の案件だよ。容疑者はテロを画策していた可能性があってな……」
淳一の指摘に孝太郎は感情に溢れた言葉で礼を述べる。
孝太郎は携帯端末を切って、浩輔と宏子の父親に急用のために署に向かうと告げ、宏子によろしくと告げるように頼む。孝太郎は踵を返し、署に帰っていく。
「あなたね、流石にこれは殺人鬼じゃあなくても、逮捕するわよ?まさか、23世紀の世の中においても」
「爆弾をアパートの中で組み立てているなんて、原始的な手口を使うなんて思ってもみなかった?そうだろ?刑事さんよぉ~」
容疑者と思われる男はワザと公安の女刑事の言葉と被せるように発言する。
公安の刑事は彼の言葉に目を細ませて聞いていたが、彼にとってはそんな事はどこ吹く風らしい。皺のあまり無い中年の男は得意そうな調子で口笛を吹き鳴らす。いや、中年の男と言うよりは、青年と呼ぶには少しだけ遅いと言うべきなのかもしれない。ともかく、男は得意風を吹かしながら、自分の持論を語り続けていた。
「大体、オタクら警察が使いそうな手口だよ。満月の殺人鬼だの何だの言って拘束しておきながら、結局は大統領官邸を爆破しかねないオレを危険人物と断言して、捕まえろって上の方から指示が出て、オレを拘束したんだろ?それなら、それで構わんよ。後で立法機関に訴えるだけだからな」
「……。あなたが大統領を殺そうが、大統領官邸を爆破しようが、あたしにとってはどうでもいい事なの、ただ、あなたがここ最近の事件の容疑者であり、アリバイが無いと言う自殺が気になって仕方ないだけよ。言いなさい、あなたは何をしていたのか?」
「知らねーよ。昨日は家で計画を練ってて、それから爆弾をどうやって使用するかを考えていたよ。それで、タバコを買いに一度だけ外出した。それだけさ」
「小田切刑事はあなたの言う事を信用していないそうだけれど?」
容疑者の男はわざとらしく手を振って、
「あの刑事にも同じ事は言ったぜ、だが、あのじじいは聞く耳をもたなくて……」
と、その時だった。目の前の赤銅色の肌を持つ麗しき女刑事の側に同じような肌の美青年が現れ、彼女と入れ替わる形で入室する。すれ違い様に女は女の男はに何やら耳打ちをする。その様子に男は眉根を眉間の側に寄せていた。
それから、男は容疑者の目の前の椅子に座り、尋問を開始した。
「さてと、オレが取り調べを行う予定だが……」
「ハン、取り調べだと?調べるも何ももう話はついたんじゃないのか?国家転覆を目論んだ容疑でオレを訴えるんじゃねーのか?」
男は首を横に振って否定した。その様子に、容疑者の男は眉を寄せて男に尋ねる。
「じゃあ、何について調べるんだよ?」
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