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第二部『アナベル・パニック』
トーキョー・アタックーその12
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吉田稔は手を挙げながら、背後を見定める。背後に存在するのは岡田武人の脳が移植された殺人機械。彼はその砲口が絵里子に向けられる瞬間を狙うために、時間を稼ぐ事にする。
「オレの負けだ。どうやら、大和民族救済計画は達成できなさそうなだな」
短く吐き出す稔の言葉に絵里子は目を細めて、
「残念ね、あなたのご主人様にも伝えておくわ、監獄の中に送られた後にね……」
稔はその言葉に歯をギリギリと鳴らす。彼は滲み出すような怒りを抑えながら、武人の砲口を持つ。砲口は確実に絵里子の方向を向いている。
稔は発射させることを暗喩させる言葉を呟く。
「監獄の中か……確かにな、監獄に送られるのが妥当かもしれん……だが……ッ!監獄に送られるのは貴様らだッ!武人ォォォォォォォ~!!!この女を撃て!」
稔の指示に従って、殺人機械の砲口が絵里子に向く。が、絵里子は気付かずに稔に銃を突きつけ続けている。
異変に真っ先に気が付いたのは、稔の式神に拘束されている孝太郎だった。孝太郎は大きく口を開け、歯を剥き出しにして叫ぶ。
「危ないッ!姉貴ィィィィ~!!!避けろォォォォォォォ~!!!」
孝太郎の咆哮に絵里子もようやく気付いたらしく、武人の機械の方向を振り向く。
殺人光線が発せられるよりも前に、絵里子はようやく左に逸れて悲劇を避けた。武人の光線が一台のワゴン車を破壊した。
地面に落とされたポップコーンのように粉々に砕かれていく車を眺めながら、絵里子は唇を噛む。
そして、自分を騙していた稔に対してもう一度銃を構え直して再度の牽制を図る。
「あなた……どういうつもりなの?あなたは降伏したのよね?それでいて、わたしに攻撃を加えるなんてどういうつもりなの?」
「どういうつもりも何も、あれは機械の認識の差でね。オレが降伏したとしても、機械が勝手に動いたんだ」
「そんな勝手な事がッ!」
絵里子は強く弾劾したのだが、稔は聞く耳を持たずに無言で土の塊を絵里子に向かって投げ込む。絵里子が創作神を使用して、鉄板を使用して土の塊を回避したが、その隙を突かれ、稔が日本刀を武器保存から取り出し、斬り掛かっていく。
絵里子はこの新たに魔法で作り出したサーベルを盾に攻撃を凌いだが、剣に込められた力は稔の方が強かったらしい。
稔は一度は交えた剣を離れさせ、次に距離を取ってから、大きく斬撃を繰り出す。
絵里子は右手を強く突き出し、サーベルで相手の攻撃を防ぐ。
絵里子は考えた。咄嗟にサーベルを取り出した自分の判断は間違っていなかったと。自分は剣道の腕は殆ど初心者に近い。だが、フェンシングの腕は少しばかり自信がある。これは、学生時代の頃にフェンシング部に入っていた事が大きいと絵里子は考えた。フェンシングを使えば、稔を倒せると絵里子は考えた。
絵里子は右手を使い剣を突く。剣は上段から稔を襲う。稔は日本刀の刃を横に構えて防ぐ。
絵里子はサーベルの刃を戻し、今度は中段からの突撃。稔は日本刀の刃で相手の剣先を防ぐ。
絵里子はもう一度攻撃を繰り出そうとするが、今度は自分の剣だけではなく、稔の剣までもが自分の元へと帰ってきた。
絵里子はサーベルを縦に構え、日本刀の刃を流していく。
稔は今度は上段から真っ直ぐに斬りかかる。絵里子はサーベルを上段に持っていき、兜割にされる事態を交わす。絵里子は歯を噛み締めながら、相手を睨み付けた。それが稔の勘に触ったのかもしれない。無茶苦茶とも言える大きな斬撃を繰り出す。
稔の執念の一撃とも言える攻撃に絵里子の剣が地面に叩き落とされてしまう。サーベルは右側に転がり落ちていく。
「フフフフ、日本刀は世界で一番美しく強い武器だと言われているが、本当らしいな、こうやって異国の剣術の使い手に圧勝できたのだからな」
稔は口元を歪めて絵里子を見下ろしていたが、絵里子は恐怖心を全く見せる事なく、反対に稔を睨む。
「どうかしら?あなたの魔法もあなたの剣術もあたしの弟には敵わないわ、だから、拘束したんでしょ?だから、手下を使って孝ちゃんを攻撃したんでしょ?あなたにはそれしかできないから」
絵里子の指摘に稔は露骨な嫌悪感を示す。その証拠に稔は日本刀を握る両手をプルプルと震わせて、
「よし、あんたは自分自身の死刑執行書にサインを記したようだな?望み通りに殺してやるよ」
稔は日本刀を空中に振り上げ、絵里子の体を真っ二つに斬ろうとしたが、状況は芳しくはいようだ。絵里子は自分の体の右側に体を転がらせて稔の日本刀を交わす。
そして、彼女が転がった先には彼女の作り出した形の良いサーベル。
絵里子はサーベルを拾い上げ、稔に向かって剣を突き上げた。絵里子の剣は稔の頬を貫き、髪をも斬り裂いていく。
稔の僅かな黒い髪は絵里子の手によって地面に散らされてしまう。
稔は髪を散らされた事に対して激昂する。
「このクソアマがァァァァァ~!!!よくも、オレの髪をこんな目に合わせやがったなァァァァァ~!!!」
稔の剣は滅茶苦茶になっていく。ただの力任せの攻撃が絵里子に振りかかっていく。
絵里子は稔に鋭い目を向けた。
「あなたは何がしたいの?あたしがあなたの何を傷付けたの?」
稔は質問に答えない。それどころか、返答の代わりに絵里子に向かって大きく剣を振っていく。絵里子のサーベルと稔の日本刀が交わり、空中で何度も火花を散らしていく。
すると、稔はこのどうしようもないやり取りに嫌気が差したのだろうか、大きく宙を蹴って、絵里子から距離を置く。
稔は日本刀の鞘を異空間の武器庫から取り出し、鞘を収めて、ズボンの横に古き良き時代のサムライのように掲げると、刀の代わりに右腕を振り上げ、
「武人ォォォォォォォ~!!!あの女を撃ち殺せ!これは我がご主人様からの御命令でもあるんだッ!作戦を妨害する奴は全て殺せとッ!」
稔の指示に従い、殺人機械の砲口が絵里子に向く。絵里子は地を蹴って多く並べられた車の中を伝っていく。これは絵里子にとって二重のメリットを得ていた。一つ目はこの場から避ける事によって、光線を回避し、二つ目のメリットは車を伝う事によって稔や武人との距離を詰められる事だった。
稔は絵里子が居た場所から黒煙が登っていた事から、彼女は吹き飛んだものだと思っていたが、違うらしい。彼女の靴の音が車を伝って聞こえてくる。
稔は脇面の車を破壊していくように、武人に指示を出したが、武人が攻撃を繰り出すよりも前に絵里子は距離を詰めていたらしく、車から飛び降り、稔の喉元にサーベルを突き立てる。
喉とサーベルの刃との距離が密接に近付く。堪らずに稔は生唾を飲み込む。
「大人しく、降参しなさい」
稔の耳に絵里子の小さくも冷ややかな声が響く。
「……参ったな、このままじゃお終いだな、だが、オレたちは勝てる。そうだな?真紀?」
その言葉に機械の陰に隠れていた一人の女が姿を現す。彼女は反対に絵里子に銃を突き立て、
「剣を下ろしなさい」
と、一度聞けば二度目は忘れそうなくらいの小さな声で警告を発した。
「オレの負けだ。どうやら、大和民族救済計画は達成できなさそうなだな」
短く吐き出す稔の言葉に絵里子は目を細めて、
「残念ね、あなたのご主人様にも伝えておくわ、監獄の中に送られた後にね……」
稔はその言葉に歯をギリギリと鳴らす。彼は滲み出すような怒りを抑えながら、武人の砲口を持つ。砲口は確実に絵里子の方向を向いている。
稔は発射させることを暗喩させる言葉を呟く。
「監獄の中か……確かにな、監獄に送られるのが妥当かもしれん……だが……ッ!監獄に送られるのは貴様らだッ!武人ォォォォォォォ~!!!この女を撃て!」
稔の指示に従って、殺人機械の砲口が絵里子に向く。が、絵里子は気付かずに稔に銃を突きつけ続けている。
異変に真っ先に気が付いたのは、稔の式神に拘束されている孝太郎だった。孝太郎は大きく口を開け、歯を剥き出しにして叫ぶ。
「危ないッ!姉貴ィィィィ~!!!避けろォォォォォォォ~!!!」
孝太郎の咆哮に絵里子もようやく気付いたらしく、武人の機械の方向を振り向く。
殺人光線が発せられるよりも前に、絵里子はようやく左に逸れて悲劇を避けた。武人の光線が一台のワゴン車を破壊した。
地面に落とされたポップコーンのように粉々に砕かれていく車を眺めながら、絵里子は唇を噛む。
そして、自分を騙していた稔に対してもう一度銃を構え直して再度の牽制を図る。
「あなた……どういうつもりなの?あなたは降伏したのよね?それでいて、わたしに攻撃を加えるなんてどういうつもりなの?」
「どういうつもりも何も、あれは機械の認識の差でね。オレが降伏したとしても、機械が勝手に動いたんだ」
「そんな勝手な事がッ!」
絵里子は強く弾劾したのだが、稔は聞く耳を持たずに無言で土の塊を絵里子に向かって投げ込む。絵里子が創作神を使用して、鉄板を使用して土の塊を回避したが、その隙を突かれ、稔が日本刀を武器保存から取り出し、斬り掛かっていく。
絵里子はこの新たに魔法で作り出したサーベルを盾に攻撃を凌いだが、剣に込められた力は稔の方が強かったらしい。
稔は一度は交えた剣を離れさせ、次に距離を取ってから、大きく斬撃を繰り出す。
絵里子は右手を強く突き出し、サーベルで相手の攻撃を防ぐ。
絵里子は考えた。咄嗟にサーベルを取り出した自分の判断は間違っていなかったと。自分は剣道の腕は殆ど初心者に近い。だが、フェンシングの腕は少しばかり自信がある。これは、学生時代の頃にフェンシング部に入っていた事が大きいと絵里子は考えた。フェンシングを使えば、稔を倒せると絵里子は考えた。
絵里子は右手を使い剣を突く。剣は上段から稔を襲う。稔は日本刀の刃を横に構えて防ぐ。
絵里子はサーベルの刃を戻し、今度は中段からの突撃。稔は日本刀の刃で相手の剣先を防ぐ。
絵里子はもう一度攻撃を繰り出そうとするが、今度は自分の剣だけではなく、稔の剣までもが自分の元へと帰ってきた。
絵里子はサーベルを縦に構え、日本刀の刃を流していく。
稔は今度は上段から真っ直ぐに斬りかかる。絵里子はサーベルを上段に持っていき、兜割にされる事態を交わす。絵里子は歯を噛み締めながら、相手を睨み付けた。それが稔の勘に触ったのかもしれない。無茶苦茶とも言える大きな斬撃を繰り出す。
稔の執念の一撃とも言える攻撃に絵里子の剣が地面に叩き落とされてしまう。サーベルは右側に転がり落ちていく。
「フフフフ、日本刀は世界で一番美しく強い武器だと言われているが、本当らしいな、こうやって異国の剣術の使い手に圧勝できたのだからな」
稔は口元を歪めて絵里子を見下ろしていたが、絵里子は恐怖心を全く見せる事なく、反対に稔を睨む。
「どうかしら?あなたの魔法もあなたの剣術もあたしの弟には敵わないわ、だから、拘束したんでしょ?だから、手下を使って孝ちゃんを攻撃したんでしょ?あなたにはそれしかできないから」
絵里子の指摘に稔は露骨な嫌悪感を示す。その証拠に稔は日本刀を握る両手をプルプルと震わせて、
「よし、あんたは自分自身の死刑執行書にサインを記したようだな?望み通りに殺してやるよ」
稔は日本刀を空中に振り上げ、絵里子の体を真っ二つに斬ろうとしたが、状況は芳しくはいようだ。絵里子は自分の体の右側に体を転がらせて稔の日本刀を交わす。
そして、彼女が転がった先には彼女の作り出した形の良いサーベル。
絵里子はサーベルを拾い上げ、稔に向かって剣を突き上げた。絵里子の剣は稔の頬を貫き、髪をも斬り裂いていく。
稔の僅かな黒い髪は絵里子の手によって地面に散らされてしまう。
稔は髪を散らされた事に対して激昂する。
「このクソアマがァァァァァ~!!!よくも、オレの髪をこんな目に合わせやがったなァァァァァ~!!!」
稔の剣は滅茶苦茶になっていく。ただの力任せの攻撃が絵里子に振りかかっていく。
絵里子は稔に鋭い目を向けた。
「あなたは何がしたいの?あたしがあなたの何を傷付けたの?」
稔は質問に答えない。それどころか、返答の代わりに絵里子に向かって大きく剣を振っていく。絵里子のサーベルと稔の日本刀が交わり、空中で何度も火花を散らしていく。
すると、稔はこのどうしようもないやり取りに嫌気が差したのだろうか、大きく宙を蹴って、絵里子から距離を置く。
稔は日本刀の鞘を異空間の武器庫から取り出し、鞘を収めて、ズボンの横に古き良き時代のサムライのように掲げると、刀の代わりに右腕を振り上げ、
「武人ォォォォォォォ~!!!あの女を撃ち殺せ!これは我がご主人様からの御命令でもあるんだッ!作戦を妨害する奴は全て殺せとッ!」
稔の指示に従い、殺人機械の砲口が絵里子に向く。絵里子は地を蹴って多く並べられた車の中を伝っていく。これは絵里子にとって二重のメリットを得ていた。一つ目はこの場から避ける事によって、光線を回避し、二つ目のメリットは車を伝う事によって稔や武人との距離を詰められる事だった。
稔は絵里子が居た場所から黒煙が登っていた事から、彼女は吹き飛んだものだと思っていたが、違うらしい。彼女の靴の音が車を伝って聞こえてくる。
稔は脇面の車を破壊していくように、武人に指示を出したが、武人が攻撃を繰り出すよりも前に絵里子は距離を詰めていたらしく、車から飛び降り、稔の喉元にサーベルを突き立てる。
喉とサーベルの刃との距離が密接に近付く。堪らずに稔は生唾を飲み込む。
「大人しく、降参しなさい」
稔の耳に絵里子の小さくも冷ややかな声が響く。
「……参ったな、このままじゃお終いだな、だが、オレたちは勝てる。そうだな?真紀?」
その言葉に機械の陰に隠れていた一人の女が姿を現す。彼女は反対に絵里子に銃を突き立て、
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