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トマホーク・ターヴェラント編
白籠ナイトメアーその②
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「俺を脅すつもりなのか?その小さな銃で?」
孝太郎は両眉を潜めて尋ねた。
「その通り。流石のあんただって背後に風穴を開けられりゃあ、おっ死んじまうだろ?」
ジョニーの言葉に孝太郎は沈黙で返答を返す。ジョニーはその沈黙を同意と受け取ったのだろう。彼は口元の端を大きく吊り上げて笑う。
「まあ、あんたから放たれてるムンムンとした殺気を早く解除しなよ。おっかなくて仕方がねから」
「そうか」
孝太郎は氷のような冷たい声で呟くと、背後で右足を振り上げて、ジョニーの睾丸を狙う。男性にとっての急所とも言うべき場所を孝太郎は狙ったのだった。効果は覿面だったらしい。ジョニーは呪詛の声を上げて、急所蹴りによってバランスを崩した事も、怒りのために忘れてしまったのだろう。咄嗟に小型の拳銃を空中に向かって放つ。
孝太郎はその隙にジョニーの魔の手から逃れ、近くの車の運転手に事情を説明して、車を借りて白籠市へと向かう。
孝太郎はハンドルを切りながら、先程の事を思い出していた。護身術を学ぶ際には、相手が密接する程の近距離に存在している場合には、相手の急所を狙うべきだと教えられていた。
孝太郎からすれば、先程の自分の行為はよくぞ先人の教えに従ったと賞賛こそされ、凶弾されるものではないのだ。
だが、当の攻撃を受けた本人からすれば、その怒りは護身術を使って自身の急所を蹴り上げた本人に向くのも当然だと言えるだろう。
ジョニー・タリスマンの憎悪の炎は駅の周りを去って白籠市本面へと向かう車とその車の現在の持ち主に向けられた。
ジョニーは近くの駐車場にバイクが停められている事を知ると、即座に黒色のウィリーバイクの鍵を壊して、乱暴にバイクを動かしてから、孝太郎の乗る車を追って行く。
ジョニーはバイカーのような大袈裟なバイクに乗りながら、孝太郎に向かって「殺してやる」と呪詛の言葉を呟き続けた。
「中々、入れないのはどういう事だッ!」
トマホーク・コープ日本支社長のハリー・S・トマスはカーゴヘリの狭い密室の中に用意された小さな机の上に大きな拳を打ち付けて叫ぶ。
「申し訳ありません。アンナ・スチューアート以下、社員たちも頑張っておるのですが、予想外に門の守りが固くて……」
「当初の計画では我々はあの双子の事件の対策のために集まった警察のお偉い方を皆殺しにして、指揮系統が混乱したビッグ・トーキョーに存在する警察庁と警視庁を襲うつもりだったな?それなのに、双子は死に、あれから数時間も経つのに門にも入れない……これは部下どもの怠慢に他ならんッ!」
「わ、悪いのは我々ではありません。あの双子どもが勝手に竹田泰徳を撃ち殺さなければこんな事には……」
「まさか、ヤストクが奴らの復讐の対象だったとは……」
トマス支社長は竹田泰徳と双子を無関係に思っていたらしく、二人が竹田を殺したニュースを聞いた時にはハッと息を飲んで口元を抑えた姿を見た事をこのヘリに同乗している社員たちは目に焼き付けていた。
トマスは眉間に青筋を立てながら、社員たちに檄を飛ばし、
「治安維持用ロボットを白籠市全体に結集させろッ!この日本支社にある兵器を全て駆り出せッ!」
と、怒りに身を震わせながら言った。
「で、ですが支社長。本来の兵器は全てビッグ・トーキョーの警察本体を叩く際に使用する筈だったのでは?」
社員の最もな指摘に耳を貸す事なく、トマスは「いいからやれ!」と怒鳴り付けた。
アンナ・スチューアートが左手から炎を取り出した時に、彼女の心胆を大きく冷やしたが、聡子は即座に頭を働かせて、炎を直接、聡子に浴びせようとしたアンナの足元に銃を打ち込み、相手に動揺を与える事に成功した。聡子は素早く相手の懐に潜り込み、アンナを殴り倒す。
殴り倒したアンナに聡子は真っ白な歯を見せて笑い掛けていた。
「さてと、アンナさんとやら……あんたも大分へばってきたみてーだな、口からゼェゼェと息が漏れてるのがよーく伝わるぜ」
聡子の指摘にアンナ・スチューアートは思わずに眉間に青筋を寄せた。
「お黙りなさい……この後に私の魔法を活用して、今度こそあなたを……」
「そんな死にかけの肉食動物みてーな声で言われても、怖くねーよ。さてと、あんたにはまだどんな手段が残されてるんだい?」
聡子は疲れかけた息を整えて、顔に勝ち誇った微笑を浮かべてみせる。相手よりも優位に立っていると言う自尊心が全体から伝わってきそうな程の笑顔だ。
アンナの自尊心は粉々に打ち砕かれてしまい、彼女は両手から軍用の軽機関銃を取り出して、聡子に銃口を向けた。
聡子はアンナが引き金を引くよりも前に、アンナの左脚に狙いを定めて素早く引き金を引く。
『OK牧場の決闘』におけるワイアット・アープはこんな心情だったのかと考えながら、聡子は軽機関銃を地面に放り投げたアンナの元にまで近寄り、歯を狂った犬のように食い縛りながら、相手を睨む相手の額に銃口を突き付けて、
「さてと、問題です。ここであなたが抵抗した場合にはどうなるでしょう?一、あたしに射殺される。二、あたしに重傷を負わされる。あんたの部下はあたしらとあんたがやり合っている間に白籠病院の隊員たちが回収したけれど、あんたは違う。今度はあたしも連絡は入れてやらない」
アンナは観念したらしく、両手を上げて降参の意思を表明したが、即座に彼女の体は熱線によって蒸発してしまう。
聡子が熱戦がした方向を見上げると、そこには二本脚のカブトガニのような機械が自身と仲間を狙っていた。
聡子は仲間たちに早く逃げるように指示を出し、自身もその場から転がって危機を回避した。
聡子は正面玄関の車に身を潜めながら、自身から数メートル離れた車の陰に身を隠しているエリート二人組に機会の詳細を尋ねた。
「なあ?あのカニどもの名前はなんつーんだ!?あのクソッタレのタカアシガニの名前はよぉ~」
「名前は無いわ」
絵里子は車の陰から声を飛ばす。
「名前がねーだと?うんな、アホな」
「アホかどうかは分からないけれど、名前が分からないのは事実だよ。あたしも端末を操作して、データを調べたんだけれど、名前が出てこなくて……」
明美の付け足しす言葉が聞こえる事によって、聡子はようやく名前が無いと言うのは本当だと理解した。
そして、自分の目の前に聳え立つタカアシガニ型の戦闘用ロボットを睨み付けた。
孝太郎は両眉を潜めて尋ねた。
「その通り。流石のあんただって背後に風穴を開けられりゃあ、おっ死んじまうだろ?」
ジョニーの言葉に孝太郎は沈黙で返答を返す。ジョニーはその沈黙を同意と受け取ったのだろう。彼は口元の端を大きく吊り上げて笑う。
「まあ、あんたから放たれてるムンムンとした殺気を早く解除しなよ。おっかなくて仕方がねから」
「そうか」
孝太郎は氷のような冷たい声で呟くと、背後で右足を振り上げて、ジョニーの睾丸を狙う。男性にとっての急所とも言うべき場所を孝太郎は狙ったのだった。効果は覿面だったらしい。ジョニーは呪詛の声を上げて、急所蹴りによってバランスを崩した事も、怒りのために忘れてしまったのだろう。咄嗟に小型の拳銃を空中に向かって放つ。
孝太郎はその隙にジョニーの魔の手から逃れ、近くの車の運転手に事情を説明して、車を借りて白籠市へと向かう。
孝太郎はハンドルを切りながら、先程の事を思い出していた。護身術を学ぶ際には、相手が密接する程の近距離に存在している場合には、相手の急所を狙うべきだと教えられていた。
孝太郎からすれば、先程の自分の行為はよくぞ先人の教えに従ったと賞賛こそされ、凶弾されるものではないのだ。
だが、当の攻撃を受けた本人からすれば、その怒りは護身術を使って自身の急所を蹴り上げた本人に向くのも当然だと言えるだろう。
ジョニー・タリスマンの憎悪の炎は駅の周りを去って白籠市本面へと向かう車とその車の現在の持ち主に向けられた。
ジョニーは近くの駐車場にバイクが停められている事を知ると、即座に黒色のウィリーバイクの鍵を壊して、乱暴にバイクを動かしてから、孝太郎の乗る車を追って行く。
ジョニーはバイカーのような大袈裟なバイクに乗りながら、孝太郎に向かって「殺してやる」と呪詛の言葉を呟き続けた。
「中々、入れないのはどういう事だッ!」
トマホーク・コープ日本支社長のハリー・S・トマスはカーゴヘリの狭い密室の中に用意された小さな机の上に大きな拳を打ち付けて叫ぶ。
「申し訳ありません。アンナ・スチューアート以下、社員たちも頑張っておるのですが、予想外に門の守りが固くて……」
「当初の計画では我々はあの双子の事件の対策のために集まった警察のお偉い方を皆殺しにして、指揮系統が混乱したビッグ・トーキョーに存在する警察庁と警視庁を襲うつもりだったな?それなのに、双子は死に、あれから数時間も経つのに門にも入れない……これは部下どもの怠慢に他ならんッ!」
「わ、悪いのは我々ではありません。あの双子どもが勝手に竹田泰徳を撃ち殺さなければこんな事には……」
「まさか、ヤストクが奴らの復讐の対象だったとは……」
トマス支社長は竹田泰徳と双子を無関係に思っていたらしく、二人が竹田を殺したニュースを聞いた時にはハッと息を飲んで口元を抑えた姿を見た事をこのヘリに同乗している社員たちは目に焼き付けていた。
トマスは眉間に青筋を立てながら、社員たちに檄を飛ばし、
「治安維持用ロボットを白籠市全体に結集させろッ!この日本支社にある兵器を全て駆り出せッ!」
と、怒りに身を震わせながら言った。
「で、ですが支社長。本来の兵器は全てビッグ・トーキョーの警察本体を叩く際に使用する筈だったのでは?」
社員の最もな指摘に耳を貸す事なく、トマスは「いいからやれ!」と怒鳴り付けた。
アンナ・スチューアートが左手から炎を取り出した時に、彼女の心胆を大きく冷やしたが、聡子は即座に頭を働かせて、炎を直接、聡子に浴びせようとしたアンナの足元に銃を打ち込み、相手に動揺を与える事に成功した。聡子は素早く相手の懐に潜り込み、アンナを殴り倒す。
殴り倒したアンナに聡子は真っ白な歯を見せて笑い掛けていた。
「さてと、アンナさんとやら……あんたも大分へばってきたみてーだな、口からゼェゼェと息が漏れてるのがよーく伝わるぜ」
聡子の指摘にアンナ・スチューアートは思わずに眉間に青筋を寄せた。
「お黙りなさい……この後に私の魔法を活用して、今度こそあなたを……」
「そんな死にかけの肉食動物みてーな声で言われても、怖くねーよ。さてと、あんたにはまだどんな手段が残されてるんだい?」
聡子は疲れかけた息を整えて、顔に勝ち誇った微笑を浮かべてみせる。相手よりも優位に立っていると言う自尊心が全体から伝わってきそうな程の笑顔だ。
アンナの自尊心は粉々に打ち砕かれてしまい、彼女は両手から軍用の軽機関銃を取り出して、聡子に銃口を向けた。
聡子はアンナが引き金を引くよりも前に、アンナの左脚に狙いを定めて素早く引き金を引く。
『OK牧場の決闘』におけるワイアット・アープはこんな心情だったのかと考えながら、聡子は軽機関銃を地面に放り投げたアンナの元にまで近寄り、歯を狂った犬のように食い縛りながら、相手を睨む相手の額に銃口を突き付けて、
「さてと、問題です。ここであなたが抵抗した場合にはどうなるでしょう?一、あたしに射殺される。二、あたしに重傷を負わされる。あんたの部下はあたしらとあんたがやり合っている間に白籠病院の隊員たちが回収したけれど、あんたは違う。今度はあたしも連絡は入れてやらない」
アンナは観念したらしく、両手を上げて降参の意思を表明したが、即座に彼女の体は熱線によって蒸発してしまう。
聡子が熱戦がした方向を見上げると、そこには二本脚のカブトガニのような機械が自身と仲間を狙っていた。
聡子は仲間たちに早く逃げるように指示を出し、自身もその場から転がって危機を回避した。
聡子は正面玄関の車に身を潜めながら、自身から数メートル離れた車の陰に身を隠しているエリート二人組に機会の詳細を尋ねた。
「なあ?あのカニどもの名前はなんつーんだ!?あのクソッタレのタカアシガニの名前はよぉ~」
「名前は無いわ」
絵里子は車の陰から声を飛ばす。
「名前がねーだと?うんな、アホな」
「アホかどうかは分からないけれど、名前が分からないのは事実だよ。あたしも端末を操作して、データを調べたんだけれど、名前が出てこなくて……」
明美の付け足しす言葉が聞こえる事によって、聡子はようやく名前が無いと言うのは本当だと理解した。
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