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トマホーク・ターヴェラント編
白籠ナイトメアーその①
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園田綾奈の声と顔はまさに天使そのものであった。楽しそうに語りかける彼女はかつての世界の絵画に描かれた天使の像そのものであった。
同時に彼女は悪魔のような所業も行った。二人の犯行目録を見れば、その様子が伝わってくる筈だ。残忍極まる手口にはベテランの殺人課の刑事でさえ眉を潜めたのだ。その点を考えれば、彼女は悪魔でもあり、天使でもあった。
孝太郎は彼女の話を聞きながら、今では有名な悪魔として知られるルシファーもかつては天使だったと言う話を思い出す。もしかしたら、双子は堕天使だったのではないだろうか。
双子は地上の醜悪な人間達に天使の翼を折られて、悪魔へと変貌したのだ。
事実、東京駅に着くまでの短い時間に彼女と話す間はそう思えてならなかった。
二人の天使を悪魔へと変えたのは加藤だ。竹田だ。そして、二人に殺された犠牲者達だ。
孝太郎は加藤を凶弾する裁判に出席する時の事を考えて、思わずに頬を緩めてしまう。加藤は助かったとしてもトマホーク・コープとの連帯を恋人の竹田と共に行っていた罪と二人を人を人とも思わない悪行を行った事を罪にかけられるのだ。孝太郎は愉快でたまらない。
孝太郎が笑いを漏らしていると、園田綾奈は見張り役の刑事の顔を覗き込む。
「どうしたの?お巡りさん?」
「いいや、何でもない……それよりも加藤を裁く裁判では証人として出廷を願うよ。あいつにやられた事を話せるか?」
綾奈は首肯した。
「良かった。なら、頼むよ。辛い事かもしれないがな……」
孝太郎はそう言って、懐からタバコを取り出して、吸おうとする。自身の心を落ち着けようとしたのだろう。だが、火を点ける前にその手を彼女の細くて美しいガラス細工のような手によって止められてしまう。
「ごめんなさい。あたしはタバコ無理なの……過去のトラウマでね……」
綾奈の声には重い響きがのしかかっていた。孝太郎はその言葉に従って孝太郎はタバコをタバコ入れに戻して無言で懐へと戻す。
綾奈は孝太郎がタバコを吸い終わるのを見届けてから、小さな声で話を始めた。
「あたしね、あいつらにずっと復讐する事を夢見てきたわ、今でもそう。色々な手段であいつらを殺せたのは本当に嬉しかったわ、強力な支援者もいたもの……けれど、時間が経って支援者はあたし達の復讐劇に嫌気がさしたのでしょうね……あたしを見放して、他の奴らと手を組み始めたわ、それがまさか竹田だったなんて……だから、あたしと弟はあいつらがこの列車を利用する日を狙って実行に移したのよ」
彼女は重い口をこじ開けて話を続けていく。
「そして、竹田を殺して、この列車を占領したの。結果は最悪の結果になっちゃったけど、それでもあたしは後悔してないわ。あいつらに弟を助けるために向かって行った時と同じようにね……」
彼女の声が消えていくような気がしてたまらない。孝太郎は哀れな目で綾奈を見遣っていた。綾奈がもう一度口を開けようとした時に列車の止まる音が聞こえた。
孝太郎は手錠をかけられた綾奈を連れて、大勢の人に囲まれた東京駅のホームの中に降り立つ。
多くの人の中には野次馬の他に救急隊員や多くの警察官達が詰め寄っていた。
園田綾奈は身柄を本庁に引き渡される前に孝太郎に満面の笑みを向ける。
「ありがとうお巡りさん!あたしの話を聞いてくれて……今度は……次の人生ではあなたと一緒にお弁当を持ってお花見にでも行けたらいいな……その時はご一緒してくれる?」
孝太郎は優しい微笑を浮かべて言った。
「勿論さ、楽しみにしておくよ」
園田綾奈が手錠をかけられた手で孝太郎に向かって大きく手を振ろうとした時だ。突如として銃声が鳴り響き彼女は額から一匹の赤い蛇を出して地面に倒れていく。彼女を覗き込む。だが、いくら彼女を見ても返ってくるのは沈黙と静寂だけ。
孝太郎は口をパクパクと動かしてから、ハッと息を飲み込む。それから、慌てて武器保存から拳銃を取り出す。
孝太郎は大きな声で謎の襲撃犯相手に叫ぶ。
「誰だッ!?誰が殺した!?」
襲撃犯は孝太郎の言葉には答えなかった。だが、彼は直後の行動で自白をしたらしい。キャップ帽と緑色のシャツを着た男が人混みを押し分けて駅の階段を降りていく。
孝太郎は駅の階段を降りて逃亡を試みる、園田綾奈殺人犯の右脚に向かって拳銃を発射した。脚を撃たれてバランスを崩した暗殺者はそのまま階段を転げ落ちていく。
孝太郎は慌てて階段に駆け寄り、階段の下で倒れた男の脈を確認する。男はどうやら生きているらしい。小さく唸る声が孝太郎の耳に聞こえてきた。
孝太郎は近寄ってきた人々に救急隊員を呼ぶように指示を飛ばす。
加藤と死亡した園田綾奈を運んでいた救急隊員たちは即座に端末を操作して、応援を呼んでいた。
数分ばかりの時間が経ってから、救急車のサイレンの音が聞こえてきた。
孝太郎が相手から事情を聞こうと、近くに現れた救急車に同乗しようとした時だ。不意に背後から声をかけられた。孝太郎は救急車の隊員たちに後で行くと告げて、声の主の声に耳を澄ます。
野太い声の主は自らを園田綾奈殺害犯だと名乗り、犯行の詳細を話し始めた。
「あの狭い空間ならいざ知らず……ここからなら、あんたやあんたの仲間のこの国の警察どもの襲撃を交わせる自信があるぜ……名乗り忘れたな、俺の名前はジョニー・タリスマン。トマホーク・コープの次期支社長となる男さ、嘘だと思っているな?本当だ。トマス支社長が約束してくれたんだ」
『トマホーク・コープ』という単語を聞くなり、孝太郎は頬を硬直させて、本能のままに背後を振り向く。そこには軍人のように立派な体格の男が高価な青色の絹のスーツを着た男が薄ら笑いを浮かべて立っていた。
ジョニーはニヤニヤとした笑いを浮かべながら話を始めた。
「まず、あんたが撃ったのは気の毒な替え玉だと言っておこうか、人混みの下で携帯端末を操作してね……部下にその場から慌てて逃げるように指示を出したんだよ。それで、あんたはものの見事に引っかかってくれた」
ジャニーは得意げに言う。
「成る程、見事手並だ。尊敬に値する……ロボット兵器に頼らずに自らの手でオレを殺しに来る姿勢も気に入った」
「ほう?ロボット兵器に狙われた事があるのか?」
ジョニーは興味深そうに眉を上げた。
「ああ、カブトガイみたいな兵器にな……オタクの兵器だろ?」
ジョニーは顔を背けた。どうやら、図星だったらしい。孝太郎は追及の手を強めていく。
「それだけじゃあない、円盤の形をした空を飛ぶレーザーを載せた兵器もあんたらが使う兵器の一つだ」
ジョニーは口元を半月の形に歪めて、
「だったら、どうする?」
と、落ち着いた声で孝太郎に小型の銃を向けていた。
同時に彼女は悪魔のような所業も行った。二人の犯行目録を見れば、その様子が伝わってくる筈だ。残忍極まる手口にはベテランの殺人課の刑事でさえ眉を潜めたのだ。その点を考えれば、彼女は悪魔でもあり、天使でもあった。
孝太郎は彼女の話を聞きながら、今では有名な悪魔として知られるルシファーもかつては天使だったと言う話を思い出す。もしかしたら、双子は堕天使だったのではないだろうか。
双子は地上の醜悪な人間達に天使の翼を折られて、悪魔へと変貌したのだ。
事実、東京駅に着くまでの短い時間に彼女と話す間はそう思えてならなかった。
二人の天使を悪魔へと変えたのは加藤だ。竹田だ。そして、二人に殺された犠牲者達だ。
孝太郎は加藤を凶弾する裁判に出席する時の事を考えて、思わずに頬を緩めてしまう。加藤は助かったとしてもトマホーク・コープとの連帯を恋人の竹田と共に行っていた罪と二人を人を人とも思わない悪行を行った事を罪にかけられるのだ。孝太郎は愉快でたまらない。
孝太郎が笑いを漏らしていると、園田綾奈は見張り役の刑事の顔を覗き込む。
「どうしたの?お巡りさん?」
「いいや、何でもない……それよりも加藤を裁く裁判では証人として出廷を願うよ。あいつにやられた事を話せるか?」
綾奈は首肯した。
「良かった。なら、頼むよ。辛い事かもしれないがな……」
孝太郎はそう言って、懐からタバコを取り出して、吸おうとする。自身の心を落ち着けようとしたのだろう。だが、火を点ける前にその手を彼女の細くて美しいガラス細工のような手によって止められてしまう。
「ごめんなさい。あたしはタバコ無理なの……過去のトラウマでね……」
綾奈の声には重い響きがのしかかっていた。孝太郎はその言葉に従って孝太郎はタバコをタバコ入れに戻して無言で懐へと戻す。
綾奈は孝太郎がタバコを吸い終わるのを見届けてから、小さな声で話を始めた。
「あたしね、あいつらにずっと復讐する事を夢見てきたわ、今でもそう。色々な手段であいつらを殺せたのは本当に嬉しかったわ、強力な支援者もいたもの……けれど、時間が経って支援者はあたし達の復讐劇に嫌気がさしたのでしょうね……あたしを見放して、他の奴らと手を組み始めたわ、それがまさか竹田だったなんて……だから、あたしと弟はあいつらがこの列車を利用する日を狙って実行に移したのよ」
彼女は重い口をこじ開けて話を続けていく。
「そして、竹田を殺して、この列車を占領したの。結果は最悪の結果になっちゃったけど、それでもあたしは後悔してないわ。あいつらに弟を助けるために向かって行った時と同じようにね……」
彼女の声が消えていくような気がしてたまらない。孝太郎は哀れな目で綾奈を見遣っていた。綾奈がもう一度口を開けようとした時に列車の止まる音が聞こえた。
孝太郎は手錠をかけられた綾奈を連れて、大勢の人に囲まれた東京駅のホームの中に降り立つ。
多くの人の中には野次馬の他に救急隊員や多くの警察官達が詰め寄っていた。
園田綾奈は身柄を本庁に引き渡される前に孝太郎に満面の笑みを向ける。
「ありがとうお巡りさん!あたしの話を聞いてくれて……今度は……次の人生ではあなたと一緒にお弁当を持ってお花見にでも行けたらいいな……その時はご一緒してくれる?」
孝太郎は優しい微笑を浮かべて言った。
「勿論さ、楽しみにしておくよ」
園田綾奈が手錠をかけられた手で孝太郎に向かって大きく手を振ろうとした時だ。突如として銃声が鳴り響き彼女は額から一匹の赤い蛇を出して地面に倒れていく。彼女を覗き込む。だが、いくら彼女を見ても返ってくるのは沈黙と静寂だけ。
孝太郎は口をパクパクと動かしてから、ハッと息を飲み込む。それから、慌てて武器保存から拳銃を取り出す。
孝太郎は大きな声で謎の襲撃犯相手に叫ぶ。
「誰だッ!?誰が殺した!?」
襲撃犯は孝太郎の言葉には答えなかった。だが、彼は直後の行動で自白をしたらしい。キャップ帽と緑色のシャツを着た男が人混みを押し分けて駅の階段を降りていく。
孝太郎は駅の階段を降りて逃亡を試みる、園田綾奈殺人犯の右脚に向かって拳銃を発射した。脚を撃たれてバランスを崩した暗殺者はそのまま階段を転げ落ちていく。
孝太郎は慌てて階段に駆け寄り、階段の下で倒れた男の脈を確認する。男はどうやら生きているらしい。小さく唸る声が孝太郎の耳に聞こえてきた。
孝太郎は近寄ってきた人々に救急隊員を呼ぶように指示を飛ばす。
加藤と死亡した園田綾奈を運んでいた救急隊員たちは即座に端末を操作して、応援を呼んでいた。
数分ばかりの時間が経ってから、救急車のサイレンの音が聞こえてきた。
孝太郎が相手から事情を聞こうと、近くに現れた救急車に同乗しようとした時だ。不意に背後から声をかけられた。孝太郎は救急車の隊員たちに後で行くと告げて、声の主の声に耳を澄ます。
野太い声の主は自らを園田綾奈殺害犯だと名乗り、犯行の詳細を話し始めた。
「あの狭い空間ならいざ知らず……ここからなら、あんたやあんたの仲間のこの国の警察どもの襲撃を交わせる自信があるぜ……名乗り忘れたな、俺の名前はジョニー・タリスマン。トマホーク・コープの次期支社長となる男さ、嘘だと思っているな?本当だ。トマス支社長が約束してくれたんだ」
『トマホーク・コープ』という単語を聞くなり、孝太郎は頬を硬直させて、本能のままに背後を振り向く。そこには軍人のように立派な体格の男が高価な青色の絹のスーツを着た男が薄ら笑いを浮かべて立っていた。
ジョニーはニヤニヤとした笑いを浮かべながら話を始めた。
「まず、あんたが撃ったのは気の毒な替え玉だと言っておこうか、人混みの下で携帯端末を操作してね……部下にその場から慌てて逃げるように指示を出したんだよ。それで、あんたはものの見事に引っかかってくれた」
ジャニーは得意げに言う。
「成る程、見事手並だ。尊敬に値する……ロボット兵器に頼らずに自らの手でオレを殺しに来る姿勢も気に入った」
「ほう?ロボット兵器に狙われた事があるのか?」
ジョニーは興味深そうに眉を上げた。
「ああ、カブトガイみたいな兵器にな……オタクの兵器だろ?」
ジョニーは顔を背けた。どうやら、図星だったらしい。孝太郎は追及の手を強めていく。
「それだけじゃあない、円盤の形をした空を飛ぶレーザーを載せた兵器もあんたらが使う兵器の一つだ」
ジョニーは口元を半月の形に歪めて、
「だったら、どうする?」
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