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外伝・少年と雷神編
私の腕の中の雷神ーその⑤
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リック・ジアンカーナは銃声の鳴り響くアパートを見つめて、微笑む。
笑みを引っ込めてから、険しい顔つきで彼は自分について来たジュリオ・カヴァリエーレの部下たちに向かって、
「いいか、お前たちッ!我々を付け狙っていたドブネズミどもは、あれでしばらくは身動きが出来ない筈だッ!これで刈谷組さえ滅ぼせば、我々のこの街の覇権は揺るがないものであろうッ!進め、我が兵たちよッ!」
ファシスト国家において、忠誠を誓う兵士たちを鼓舞する独裁者のような演説であったが、彼の周りに存在する黒色の制服の男たちは腕を振り上げて、リックの演説に賛同していた。
「行くぞ!目標は村上邸だッ!」
リックは目標を指定し、長い形の黒色の高級車に乗り込む。
それに続くのは、十台ほどの同じ形の黒色の高級車。
軍の行軍のようであった。と、後ほど近隣の住人の証言を基に書かれた供述書にはそう書かれていた。
『ねえ、今少しだけ話せる?実は、少しだけ話したくて……」
電話を掛けてきたのは、先輩の小川宏子。
彼女はあの事件以来、浩輔を気に入ったのか、頻繁に電話を掛けてくる。
女子に電話をもらうのは、悪い事ではないと思うし、むしろ、欲しい。
だが、一日に一回掛かってくるとなると少し辟易してくるものだ。
しかも、今はコーサ・ノストラとの決着を控えている身なのだ。
今は待って欲しい、と浩輔が告げるよりも前に、彼女は息を大きく吸って、
『思い切って告白しますッ!あなたの事が好きなんですッ!』
あまりにも唐突の告白に雄弁なる次世代の組長は言葉を失ってしまう。
必死に言葉を繋ごうとするうちに、先程の言葉の続きが聞こえてくる。
『ごめんね、こんな事急に言っちゃって、きっと迷惑だよね?』
「い、いえそんな事はありませんよ……ただ、いきなりでびっくりしたと言うか……」
『そうだよね……ごめんね、でもあなたに学校襲撃事件の時に命を狙われてから、ある思いが芽生えて、それがいつまで経っても消えないの……ずっと心の中に燻っていると言うか……分かるかな?この感覚』
「わ、分かりますよ」
とは言ったものの、浩輔は自分が無意識のうちに苦笑いを浮かべている事に気がつく。
すると、小川宏子は再び息を吸って、軽く息を吐いてから、口を動かす。
『アハハ、無理しなくてもいいよ。きっと別の立場だったら、あたしだって同じ行動を取るもん』
「アハハ、まあ、この考えは保留という事で……」
『分かったよ。返事はいつまでも待ってるから』
小川宏子からの電話はここで途切れる。
浩輔はフゥと溜息を吐いてから、今度は自分自身にとって最も信頼できる友達に向かって電話を掛けた。
「あ、あの淳太くん今、話せる?」
『話せるけど……どうしたの?浩輔くん?もう、夕方だけれど』
柿谷淳太の困惑している様子が目に浮かぶ。
彼は恐らく、この時間になると、兄と自分のために夕食を作っているのだろう。
兄思いらしい、彼らしい。浩輔はそんな友人を誇りに思いつつも、自分自身が電話を掛けた理由を語り出す。
『成る程、キミは自分の死を覚悟しているんだね?』
「うん、学校の事件で、ぼくは変わったと思ったんだけれども、本当はぼくは弱いんだな、今だからこそ、分かるよ。だから、キミに遺言を頼みたくて……」
『ダメだよ!『遺言』なんてッ!』
淳太は激昂した。彼が両頬を赤く染めながら、怒っている様子がマジマジと感じられる。
『キミは生きるんだッ!絶対に死なないッ!イタリア人のギャングどもがなんだよッ!キミの雷の槌があれば、あんな奴ら屁でもないだろ?』
淳太の言葉に浩輔は胸に突き刺さるものがあるのを感じた。
もっと、自分自身に自信を持っても良いだろう。むしろ、脅えっぱなしではこちらが殺されてしまうだろう。
宇宙船同士の戦争を指揮する提督ならばともかく、同じ魔法師を相手とするのならば、自分の魔法に自信を持って戦う事は強さにも繋がっていくに違いない。
浩輔は淳太にお礼を言って、次に別件を頼む。
「ねえ、淳太くん……今度さ、このコーサ・ノストラとの戦いが一段落したら、今度みんなで何処かに遊びに行かない?また、負け組倶楽部のみんなでさ」
淳太の肯定する言葉が耳に届く。浩輔は礼を言って電話を切った。
電話を切ると同時に、浩輔の部屋の中に育ての親であり、現在の組の顧問弁護士を務める桃屋総一郎が入ってきた。
「今、コーサ・ノストラの連中に動きがあったと聞いてね、奴らの車が、旧松原会、現在の我々の本拠地に向かっているらしいんだ」
「分かったよ。桃屋さん……車を出して、組長直々に奴らを壊滅させてみせるから」
浩輔の言葉に返答する代わりに、総一郎は首を縦に動かしてみせるた。
「これが奴らの本拠地か?落ちぶれたヤクザどもの割にはいい所に住んでるじゃねーか」
人相の悪い傷顔の男がタバコを咥えながら呟く。
「そうだな、まあ、ヤク以外にも金利や賭博、組合、その他色々な産業で儲けてるんだろーぜ」
傷顔の男に答えたのは、人相の悪い白人の男。
彼は顔に傷こそこしらえていなかったものの、体には銃創の傷があちこちに残っている程の強者であった。
彼は口元を大きく歪ませて、相棒に話しかけた。
「今から、この屋敷と弱小の組織でも大手振って歩ける街をいただけるんだぜッ!しかも、我々はトマホーク・コープからの支援を受けて、武器だって貰ってるんだッ!怖いものなんて……」
その瞬間だった。相棒に突然電気が走り、その場で倒れてしまう。
「あ、相棒!?」
「人が死ぬほどの電気には調節していないから、安心していいよ。ぼくの言葉は携帯翻訳機分かるよね?」
男が背後を振り返ると、そこには体から微力の電気を放ちながら、自分たちを狙っている学生と思われる男子生徒が立っていたのだ。
男から見ても、この国における学ランと呼ばれる学生特有の服を羽織っている事と、その下に白いワイシャツと黒のズボンを着ている事から、容易に推察できたのだ。
少年は大名屋敷かと見間違いする程の大きな屋敷を取り囲む黒塗りの高級車とその車の周りに存在するイタリア系の男たちを眺めながら、不敵な顔で笑う。
その少年の姿を見て、反応したのはこのギャングのリーダーとも言うべき、リック・ジアンカーナ。
リックは学ランを羽織った少年に負けないくらいの立派な笑顔を浮かべて、
「来たか、刈谷組の本丸が……」
と、勝利を収めたような言葉を呟いた。
笑みを引っ込めてから、険しい顔つきで彼は自分について来たジュリオ・カヴァリエーレの部下たちに向かって、
「いいか、お前たちッ!我々を付け狙っていたドブネズミどもは、あれでしばらくは身動きが出来ない筈だッ!これで刈谷組さえ滅ぼせば、我々のこの街の覇権は揺るがないものであろうッ!進め、我が兵たちよッ!」
ファシスト国家において、忠誠を誓う兵士たちを鼓舞する独裁者のような演説であったが、彼の周りに存在する黒色の制服の男たちは腕を振り上げて、リックの演説に賛同していた。
「行くぞ!目標は村上邸だッ!」
リックは目標を指定し、長い形の黒色の高級車に乗り込む。
それに続くのは、十台ほどの同じ形の黒色の高級車。
軍の行軍のようであった。と、後ほど近隣の住人の証言を基に書かれた供述書にはそう書かれていた。
『ねえ、今少しだけ話せる?実は、少しだけ話したくて……」
電話を掛けてきたのは、先輩の小川宏子。
彼女はあの事件以来、浩輔を気に入ったのか、頻繁に電話を掛けてくる。
女子に電話をもらうのは、悪い事ではないと思うし、むしろ、欲しい。
だが、一日に一回掛かってくるとなると少し辟易してくるものだ。
しかも、今はコーサ・ノストラとの決着を控えている身なのだ。
今は待って欲しい、と浩輔が告げるよりも前に、彼女は息を大きく吸って、
『思い切って告白しますッ!あなたの事が好きなんですッ!』
あまりにも唐突の告白に雄弁なる次世代の組長は言葉を失ってしまう。
必死に言葉を繋ごうとするうちに、先程の言葉の続きが聞こえてくる。
『ごめんね、こんな事急に言っちゃって、きっと迷惑だよね?』
「い、いえそんな事はありませんよ……ただ、いきなりでびっくりしたと言うか……」
『そうだよね……ごめんね、でもあなたに学校襲撃事件の時に命を狙われてから、ある思いが芽生えて、それがいつまで経っても消えないの……ずっと心の中に燻っていると言うか……分かるかな?この感覚』
「わ、分かりますよ」
とは言ったものの、浩輔は自分が無意識のうちに苦笑いを浮かべている事に気がつく。
すると、小川宏子は再び息を吸って、軽く息を吐いてから、口を動かす。
『アハハ、無理しなくてもいいよ。きっと別の立場だったら、あたしだって同じ行動を取るもん』
「アハハ、まあ、この考えは保留という事で……」
『分かったよ。返事はいつまでも待ってるから』
小川宏子からの電話はここで途切れる。
浩輔はフゥと溜息を吐いてから、今度は自分自身にとって最も信頼できる友達に向かって電話を掛けた。
「あ、あの淳太くん今、話せる?」
『話せるけど……どうしたの?浩輔くん?もう、夕方だけれど』
柿谷淳太の困惑している様子が目に浮かぶ。
彼は恐らく、この時間になると、兄と自分のために夕食を作っているのだろう。
兄思いらしい、彼らしい。浩輔はそんな友人を誇りに思いつつも、自分自身が電話を掛けた理由を語り出す。
『成る程、キミは自分の死を覚悟しているんだね?』
「うん、学校の事件で、ぼくは変わったと思ったんだけれども、本当はぼくは弱いんだな、今だからこそ、分かるよ。だから、キミに遺言を頼みたくて……」
『ダメだよ!『遺言』なんてッ!』
淳太は激昂した。彼が両頬を赤く染めながら、怒っている様子がマジマジと感じられる。
『キミは生きるんだッ!絶対に死なないッ!イタリア人のギャングどもがなんだよッ!キミの雷の槌があれば、あんな奴ら屁でもないだろ?』
淳太の言葉に浩輔は胸に突き刺さるものがあるのを感じた。
もっと、自分自身に自信を持っても良いだろう。むしろ、脅えっぱなしではこちらが殺されてしまうだろう。
宇宙船同士の戦争を指揮する提督ならばともかく、同じ魔法師を相手とするのならば、自分の魔法に自信を持って戦う事は強さにも繋がっていくに違いない。
浩輔は淳太にお礼を言って、次に別件を頼む。
「ねえ、淳太くん……今度さ、このコーサ・ノストラとの戦いが一段落したら、今度みんなで何処かに遊びに行かない?また、負け組倶楽部のみんなでさ」
淳太の肯定する言葉が耳に届く。浩輔は礼を言って電話を切った。
電話を切ると同時に、浩輔の部屋の中に育ての親であり、現在の組の顧問弁護士を務める桃屋総一郎が入ってきた。
「今、コーサ・ノストラの連中に動きがあったと聞いてね、奴らの車が、旧松原会、現在の我々の本拠地に向かっているらしいんだ」
「分かったよ。桃屋さん……車を出して、組長直々に奴らを壊滅させてみせるから」
浩輔の言葉に返答する代わりに、総一郎は首を縦に動かしてみせるた。
「これが奴らの本拠地か?落ちぶれたヤクザどもの割にはいい所に住んでるじゃねーか」
人相の悪い傷顔の男がタバコを咥えながら呟く。
「そうだな、まあ、ヤク以外にも金利や賭博、組合、その他色々な産業で儲けてるんだろーぜ」
傷顔の男に答えたのは、人相の悪い白人の男。
彼は顔に傷こそこしらえていなかったものの、体には銃創の傷があちこちに残っている程の強者であった。
彼は口元を大きく歪ませて、相棒に話しかけた。
「今から、この屋敷と弱小の組織でも大手振って歩ける街をいただけるんだぜッ!しかも、我々はトマホーク・コープからの支援を受けて、武器だって貰ってるんだッ!怖いものなんて……」
その瞬間だった。相棒に突然電気が走り、その場で倒れてしまう。
「あ、相棒!?」
「人が死ぬほどの電気には調節していないから、安心していいよ。ぼくの言葉は携帯翻訳機分かるよね?」
男が背後を振り返ると、そこには体から微力の電気を放ちながら、自分たちを狙っている学生と思われる男子生徒が立っていたのだ。
男から見ても、この国における学ランと呼ばれる学生特有の服を羽織っている事と、その下に白いワイシャツと黒のズボンを着ている事から、容易に推察できたのだ。
少年は大名屋敷かと見間違いする程の大きな屋敷を取り囲む黒塗りの高級車とその車の周りに存在するイタリア系の男たちを眺めながら、不敵な顔で笑う。
その少年の姿を見て、反応したのはこのギャングのリーダーとも言うべき、リック・ジアンカーナ。
リックは学ランを羽織った少年に負けないくらいの立派な笑顔を浮かべて、
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