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外伝・少年と雷神編
負け組倶楽部(ザ・イレギュラーズ)ーその⑤
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孝弘の小さな近衛兵団が青いニット帽の男に向かって行く。
幸にして、青いニット帽の男は学校の周りを包囲していた警察に向かって、何やら叫ぶばかりで、こちらの注意は向きそうに無い。柿谷淳太の予知通りだ。
孝弘は勝利を確信して、拳を握り締める。後はあの小さな兵隊達が青いニット帽の男の体を針のような小さなレイピアで突き、その様子を見ながら、孝弘は大人しく降伏を促せばよい。
だが、青いニット帽を被った男は異変に気が付いたらしく、右手に力を込める。
すると、男の右手から小さな水が噴水のように跳ねて、飛び上がる。
そして、男の体全体を包み込んだ。たちまちのうちに孝弘の小さな近衛兵団は男の作り出した水流によって流されていく。
男は左手でハンドマシンガンを掴んで、背後を振り向く。
「あー痛かった。チクチクと突きやがって……テメェらはよっぽど、オレを苛つかせたいらしいな」
次に、男は右手を引き締めて、次に勢いよく放つ。水流がこちらに向かって放たれていく。
「マズいぞ!逃げないと!!」
孝弘の言葉に従い、三人が手を取って逃げ出していく。
が、青いニット帽の男はそれを許さない。即座に水を放出させて、三人の男女の足を絡め取る。
三人はその勢いで転んでしまう。
「クソガキどもめ、大人しく、すみっ子で震えてりゃあ、良かったのに、オレを逮捕しようなんて考えるから、こんな目に遭うんだぜ?テメェらの自業自得みてーなもんだよ。まあ、丁度いい……昨日、ユニオン帝国から密輸入した軍用サブマシンガンを試してみたかったんだ」
ニット帽の男はハンドマシンガンを引っ込めて、左手にユニオン帝国海兵隊の印が刻まれたハンドマシンガンを手に持つ。
「さーてと、テメェらが腸を垂らす場面が見れるのが楽しみだな」
そう言ってニコニコと笑う、男の姿はまさにホラー映画に出てくる異常者そのものであった。
柿谷淳太と阿久津孝弘はその姿を見て、恐怖に肩を震わせていたが、唯一火野陽子は立ち上がり、男を睨み付けた。
「わ、わ、わ、悪いけれど……あなたになんか、あたしは屈さないッ!あたしの魔法で葬り去ってやる!」
その言葉が男の何かを刺激したのだろう。男は眉間に皺を寄せて、
「ほーう、おれは普通なら、女に手を出す趣味はねーけどな、お前は直々に始末してやるぜッ!」
「男女問わずにこの学校の人達を殺した、あなたに言われたくないわッ!」
両手の拳をブルブルと震わせながら、陽子は震えた声で叫ぶ。
強がっているのが丸分かりだ。ニット帽の男はその姿を見て、口元を思いっきり緩ませて、
「そうかい、でもな、こう見えても、おれは慈悲深いんだぜ、お前がどう思おうと勝手だがな、それで提案だ」
男は右手の人差し指を上空に掲げて、
「お前にチャンスをやろう、お前の後ろにいるガキ二人を殺したら、お前だけは助けてやるよ……どうだ?」
陽子は確信を得た。目の前の男は悪魔と取り引きして、狂気を手に入れたのだと。
そうでなければ、こんな残酷な提案は思い浮かばないだろう。
ふざけるんじゃないわよ!と陽子は叫びたい気分だったが、ある考えを思い付いたので、その言葉を口から出る一歩手前で飲み込む。
陽子は唇を噛みしめながら、か細い程の震える声で、
「本当にわたしの命だけは助けてくれるの?」
「ああ、そうだ。こいつら、二人を撃ち殺したのならな」
男は一旦、軍用サブマシンガンを武器保存にしまい、代わりに先程のハンドマシンガンを陽子に放り投げる。
「それで、そいつを撃ち殺しな……それで、お前は元の学園生活に戻れるんだ」
柿谷淳太と阿久津孝弘はお互いに顔を引きつらせていた。
柿谷淳太は自分はいじめを見過ごしていたのだし、阿久津孝弘に至っては他ならぬいじめっ子の手によって、無理矢理恋人にさせられたのだ。
彼女は二人に復讐したいだろう。しかも、その絶好の機会を与えられている。
その上、自分の命だけは助けてもらえるというまたとない機会。
どう考えても銃口は自分達に向けられるだろう。
二人が目を瞑っていると、陽子は予想外の言葉を飛ばす。
「『だが、断る』って言葉知ってるかしら?大昔から伝わる有名な漫画の一場面なのよ。そのシーンがあたし好きでね……いつか、使ってやろうと思ってたの、そして、その機会がやってきたッ!死ぬのはあんたよッ!」
陽子はサブマシンガンの銃口を青いニット帽の男に向ける。
男は慌てて水を放って、陽子の足元を掬おうとする。
そして、自分自身も軍用のサブマシンガンを再び取り出して、陽子に銃口を向けた。
次の瞬間に、ほぼ同時にお互いの銃の銃口が火を吹く。淳太と孝弘は恐怖と衝撃のために地面に体を伏せた。
凄まじい轟音がしばらく鳴り続けていたと思うと、すぐにそれは止まった。
二人が顔を上げて、周りを確認すると、校舎の壁は穴だらけになっていた。
二人とも無傷で立っていた。まるで、西部劇の悪役ガンマンと保安官の決闘シーンを見ているようだ。
孝弘はその凄さと壮絶な光景に言葉を失ってしまった。横の柿谷淳太も同様の反応をしてしまっているらしい。
だが、孝弘は流石に恋人が気になったのか、サブマシンガンを両手で持って立ちすくしている恋人に向かって叫ぶ。
「もうやめてくれ!おれはキミの命まで失いたくないんだッ!」
陽子は孝弘の言葉を聞き、振り向くと、
「大丈夫。キミに心配されるまでもない。あたしはあたしの手でちゃんと、この命を勝ち取ってみせるから」
陽子は再びマシンガンを撃っていく。弾は当たらないが、青いニット帽の男が近くの教室に隠れてしまっている事から、相当の脅威なのは間違いないだろう。
彼は恐らく、陽子がサブマシンガンを発泡するのと同時に、転がって、すぐ近くの教室にでも身を隠したのだろう。
「出てきなさい!!そうやって、隠れていても無駄よ!あんたなんかすぐに見つけ出して、蜂の巣にしてやるんだからッ!」
陽子は近くの教室に向かって銃を撃っていく。
どちらが、銃乱射事件の犯人なのか分からないな、と孝弘が苦笑していると、近くに水が流れている事に気がつく。
孝弘は慌てて、自身の注意を陽子から目の前の廊下に向ける。
すると、そこには銃弾によって少しだけ破れた青色のニット帽を被った男が立っていた。
男は孝弘の胸倉を掴み上げ、思いっきり殴り付けた。
淳太が悲鳴を上げる。
孝弘は鼻血を出しながら、男を鬼の形相で睨み付けた。
「ち、ちくしょう……お前、陽子の注意が教室全体に向いている間に、その教室を利用して、ひっそりと進み、おれらが隠れている階段付近に繋がる扉を空けて……」
「そうだよッ!あのバカなメスガキが夢中になって、銃を乱射している隙に、こっちに向かえたんだ。覚悟しろや、パンチの一発や二発じゃすまねーぞ」
孝弘は万事休すの状態に陥った事を理解した。
幸にして、青いニット帽の男は学校の周りを包囲していた警察に向かって、何やら叫ぶばかりで、こちらの注意は向きそうに無い。柿谷淳太の予知通りだ。
孝弘は勝利を確信して、拳を握り締める。後はあの小さな兵隊達が青いニット帽の男の体を針のような小さなレイピアで突き、その様子を見ながら、孝弘は大人しく降伏を促せばよい。
だが、青いニット帽を被った男は異変に気が付いたらしく、右手に力を込める。
すると、男の右手から小さな水が噴水のように跳ねて、飛び上がる。
そして、男の体全体を包み込んだ。たちまちのうちに孝弘の小さな近衛兵団は男の作り出した水流によって流されていく。
男は左手でハンドマシンガンを掴んで、背後を振り向く。
「あー痛かった。チクチクと突きやがって……テメェらはよっぽど、オレを苛つかせたいらしいな」
次に、男は右手を引き締めて、次に勢いよく放つ。水流がこちらに向かって放たれていく。
「マズいぞ!逃げないと!!」
孝弘の言葉に従い、三人が手を取って逃げ出していく。
が、青いニット帽の男はそれを許さない。即座に水を放出させて、三人の男女の足を絡め取る。
三人はその勢いで転んでしまう。
「クソガキどもめ、大人しく、すみっ子で震えてりゃあ、良かったのに、オレを逮捕しようなんて考えるから、こんな目に遭うんだぜ?テメェらの自業自得みてーなもんだよ。まあ、丁度いい……昨日、ユニオン帝国から密輸入した軍用サブマシンガンを試してみたかったんだ」
ニット帽の男はハンドマシンガンを引っ込めて、左手にユニオン帝国海兵隊の印が刻まれたハンドマシンガンを手に持つ。
「さーてと、テメェらが腸を垂らす場面が見れるのが楽しみだな」
そう言ってニコニコと笑う、男の姿はまさにホラー映画に出てくる異常者そのものであった。
柿谷淳太と阿久津孝弘はその姿を見て、恐怖に肩を震わせていたが、唯一火野陽子は立ち上がり、男を睨み付けた。
「わ、わ、わ、悪いけれど……あなたになんか、あたしは屈さないッ!あたしの魔法で葬り去ってやる!」
その言葉が男の何かを刺激したのだろう。男は眉間に皺を寄せて、
「ほーう、おれは普通なら、女に手を出す趣味はねーけどな、お前は直々に始末してやるぜッ!」
「男女問わずにこの学校の人達を殺した、あなたに言われたくないわッ!」
両手の拳をブルブルと震わせながら、陽子は震えた声で叫ぶ。
強がっているのが丸分かりだ。ニット帽の男はその姿を見て、口元を思いっきり緩ませて、
「そうかい、でもな、こう見えても、おれは慈悲深いんだぜ、お前がどう思おうと勝手だがな、それで提案だ」
男は右手の人差し指を上空に掲げて、
「お前にチャンスをやろう、お前の後ろにいるガキ二人を殺したら、お前だけは助けてやるよ……どうだ?」
陽子は確信を得た。目の前の男は悪魔と取り引きして、狂気を手に入れたのだと。
そうでなければ、こんな残酷な提案は思い浮かばないだろう。
ふざけるんじゃないわよ!と陽子は叫びたい気分だったが、ある考えを思い付いたので、その言葉を口から出る一歩手前で飲み込む。
陽子は唇を噛みしめながら、か細い程の震える声で、
「本当にわたしの命だけは助けてくれるの?」
「ああ、そうだ。こいつら、二人を撃ち殺したのならな」
男は一旦、軍用サブマシンガンを武器保存にしまい、代わりに先程のハンドマシンガンを陽子に放り投げる。
「それで、そいつを撃ち殺しな……それで、お前は元の学園生活に戻れるんだ」
柿谷淳太と阿久津孝弘はお互いに顔を引きつらせていた。
柿谷淳太は自分はいじめを見過ごしていたのだし、阿久津孝弘に至っては他ならぬいじめっ子の手によって、無理矢理恋人にさせられたのだ。
彼女は二人に復讐したいだろう。しかも、その絶好の機会を与えられている。
その上、自分の命だけは助けてもらえるというまたとない機会。
どう考えても銃口は自分達に向けられるだろう。
二人が目を瞑っていると、陽子は予想外の言葉を飛ばす。
「『だが、断る』って言葉知ってるかしら?大昔から伝わる有名な漫画の一場面なのよ。そのシーンがあたし好きでね……いつか、使ってやろうと思ってたの、そして、その機会がやってきたッ!死ぬのはあんたよッ!」
陽子はサブマシンガンの銃口を青いニット帽の男に向ける。
男は慌てて水を放って、陽子の足元を掬おうとする。
そして、自分自身も軍用のサブマシンガンを再び取り出して、陽子に銃口を向けた。
次の瞬間に、ほぼ同時にお互いの銃の銃口が火を吹く。淳太と孝弘は恐怖と衝撃のために地面に体を伏せた。
凄まじい轟音がしばらく鳴り続けていたと思うと、すぐにそれは止まった。
二人が顔を上げて、周りを確認すると、校舎の壁は穴だらけになっていた。
二人とも無傷で立っていた。まるで、西部劇の悪役ガンマンと保安官の決闘シーンを見ているようだ。
孝弘はその凄さと壮絶な光景に言葉を失ってしまった。横の柿谷淳太も同様の反応をしてしまっているらしい。
だが、孝弘は流石に恋人が気になったのか、サブマシンガンを両手で持って立ちすくしている恋人に向かって叫ぶ。
「もうやめてくれ!おれはキミの命まで失いたくないんだッ!」
陽子は孝弘の言葉を聞き、振り向くと、
「大丈夫。キミに心配されるまでもない。あたしはあたしの手でちゃんと、この命を勝ち取ってみせるから」
陽子は再びマシンガンを撃っていく。弾は当たらないが、青いニット帽の男が近くの教室に隠れてしまっている事から、相当の脅威なのは間違いないだろう。
彼は恐らく、陽子がサブマシンガンを発泡するのと同時に、転がって、すぐ近くの教室にでも身を隠したのだろう。
「出てきなさい!!そうやって、隠れていても無駄よ!あんたなんかすぐに見つけ出して、蜂の巣にしてやるんだからッ!」
陽子は近くの教室に向かって銃を撃っていく。
どちらが、銃乱射事件の犯人なのか分からないな、と孝弘が苦笑していると、近くに水が流れている事に気がつく。
孝弘は慌てて、自身の注意を陽子から目の前の廊下に向ける。
すると、そこには銃弾によって少しだけ破れた青色のニット帽を被った男が立っていた。
男は孝弘の胸倉を掴み上げ、思いっきり殴り付けた。
淳太が悲鳴を上げる。
孝弘は鼻血を出しながら、男を鬼の形相で睨み付けた。
「ち、ちくしょう……お前、陽子の注意が教室全体に向いている間に、その教室を利用して、ひっそりと進み、おれらが隠れている階段付近に繋がる扉を空けて……」
「そうだよッ!あのバカなメスガキが夢中になって、銃を乱射している隙に、こっちに向かえたんだ。覚悟しろや、パンチの一発や二発じゃすまねーぞ」
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