81 / 178
探索編
伝説の騎士対伝説の騎士の対決
しおりを挟む
巨漢の黒鉄の鎧をした騎士は確かにそう名乗った。『エルンスト・フォン・ランバッハ』と。
彼は男を取り囲む騎士の会の面々を無視し、男の頭から槍を引っこ抜き、乱暴にそれを回した後に、その穂先を向けながらそう叫んだのだ。
それを聞いて、居ても立っても居られくなったのはハンスである。
彼は木剣を強く握り締めると、その先端をエルンストに突き付けながら叫ぶ。
「我が名はハンス・ノッケンドルフッ!お前は確かに『エルンスト・フォン・ランスバッハと名乗ったな!?」
「その通りだ。だが、それがどうかしたのか?」
「この際、あんたの事なんてどうでもいい……おれは昔から勇ましいあんたの事が好きだった。頼むッ!おれと戦ってくれ!」
ハンスはそう言って深々と頭を下げたが、彼は相手にもしない。
彼がその穂先を向けて勝負を申し込んだのはルイーダ・メルテロイである。
「おれが生まれる前よりも高名を挙げていた伝説の女騎士、〈竜乙女よッ!お前に決闘を申し込むッ!」
「私が嫌だと言ったらどうするつもりだ?」
ルイーダは腕を組み、エルンストを睨みながら尋ねた。
「嫌だとは言えまい。おれが貴様の停まる寮に行って、各部屋を荒らすと告げればな」
ルイーダの片眉がピクリと音を立てて動く。
「成る程、この決闘の条件は金貨だな?貴様の目的は金貨……そういう事だな?」
「その通りだ。おれが決闘に勝てば、貴様の持っている金貨をもらおう」
「成る程、だが、この決闘を受けるにあたり、私が命と金貨を賭けるのに対し、貴様が命だけではいささか吊り合わないような気がするな」
「ご尤もだ。ならば、決闘に勝てば、私のこの槍を貴様にやろうではないか。それならば、公平な決闘になるだろう?」
ルイーダは首肯した。と、同時に互いに武器を構え合うのだが、その間に慌ててハンスが入り、自身の要求を二人に叫ぶ。
「ま、待ってくれ!おれがルイーダの代理としてこの決闘に臨みたいッ!勝って、あんたの槍をもらいたいんだッ!」
「やめておけ、ハンス……今のキミに上位魔法である高速魔法を扱えるか?今のキミに私と同じ剣技が扱えるか?」
ハンスはその言葉に対し、頭の中から反論の言葉が見つけ出せなかった。
ルイーダは彼の沈黙を肯定の返答と、とったのだろう。
黙って、彼を脇へと押し入り、再び剣を構えてエルンストと対峙していく。
エルンストは槍を彼女の目の前で一回転させ、その石突を地面の上で大きく叩くと、そのまま穂先を彼女に向けていく。
エルンストは正面に向けた槍を構えて、真っ直ぐに突っ込み、ルイーダの心臓へと真っ直ぐに向かっていく。
ルイーダは剣を縦に構えてエルンストの槍を真っ直ぐに迎え撃つ。
と、同時に空いた方の手でその掌から炎を噴き上げていく。
竜の放つ黒色の炎がエルンストを焼き尽くすかと思われたのだが、彼は槍を一度、自身の手元に引き戻し、身を交わす事によって、その炎を回避する事に成功する。
ルイーダは次に高速魔法を利用して、エルンストの元へと追い縋っていくのだが、彼も歴史に名を残すだけの事はあり、彼女と同じ魔法を用いて、超高速空間の中で槍を使って彼女の剣と斬り結ぶ。
高速空間の中での戦いであるので、普通の人々にはその姿がよく見えない。
当然、ハンスもそうであるのだが、ボロボロになった二人の姿を見つめるたびに激しい嫉妬心を覚えた。
強く、何度傷付きあっても、お互いの信じる者のために戦う二人の姿は、まさしく自身の理想とする気高い騎士の姿そのもので、その二人の決闘を見守る事すらできない自分に嫉妬心のようなものが芽生えて、気高き騎士道精神を持つ二人を憎らしく思ってしまうのだ。
だが、二人の理想とする騎士の決闘は外套の男の手によって妨害されてしまう。
二人の間には大きな戦斧を持った短い金髪に茶色の瞳をした中年と思われる男性がルイーダとエルンストの両方にその斧を向けていた。
「何者だ?」
双方が同音に問い掛ける。すると、中年の男はクックッと笑いながら、わざと自身の体を人差し指で指しながら調子の良い口調で答えた。
「おれか?おれの名前はアレクサンドリア。“アレク”とでも“アレッキー”とでも気軽に呼んでくれや。ちなみにおれは北の国の出身だぜ」
「随分と馴れ馴れしいな。貴様」
ルイーダは剣を突き付けながらアレクサンドリアを嗜めたが、彼は意に変えすどころか、ヘラヘラと笑っていた。
「さてと、おれはあんたらの疑問に答えたぜ、今度は貴様らがおれの質問に答える番だ。金貨はどこにある?」
「なんだと!?」
「わかってるんだろ?金貨だよ。潜水艦設計図の図面が組み込まれた金貨だ」
「オレだって知らんぞ、知っているのはそこの女だけだ」
「あぁ、アレクサンドリアとやら、私なら、その金貨の場所を知っているぞ」
「へへ、なら話が早いや。さっさと案内しろ」
「だが、私には案内するつもりなどない。潜水艦設計図とやらはマナエ党にも、北の国にも渡さんと決めているからな。どうしても、欲しければ、貴様が私の手から奪い取ってみせろ」
「へぇ、随分と舐め腐った事を言ってくれるじゃあないですか」
男は戦斧を振り回し、周りの空を切りながら、ルイーダの元へと近付いていく。
恐らく、自分とエルンストとの決闘に横入りをしたという事実から、この男も高速魔法を使用できるのだろう。
ルイーダは同時に横も見つめる。そこには何も言わずに槍を両手に持って、結論が出るのを待つエルンストの姿。
エルンストにとっても、あの男は敵の部類にあたるのだろう。
何せ、あの男は自分から北の国の出身だと名乗っていたのだから。
ルイーダは標的をどちらにしようかと悩んでいたのだが、覚悟を決めて、どちらにもその剣を振っていく。
同時に、エルンストとアレクサンドリアの両名が共に武器を振るい、ルイーダの剣を防いでいく。
彼女の剣に両名の武器の重みがのし掛かっていく。
おまけに、アレクサンドリアの武器からは氷が生じ、たちまちのうちに剣の半分までもが凍っていく。
ルイーダは一旦、背後に蹴りを入れて、後方へと下がると、自身の炎で剣身を溶かすと、もう一度、両名と斬り合いを続けていく。
今度はどこまでも喰らいつく予定である。
彼は男を取り囲む騎士の会の面々を無視し、男の頭から槍を引っこ抜き、乱暴にそれを回した後に、その穂先を向けながらそう叫んだのだ。
それを聞いて、居ても立っても居られくなったのはハンスである。
彼は木剣を強く握り締めると、その先端をエルンストに突き付けながら叫ぶ。
「我が名はハンス・ノッケンドルフッ!お前は確かに『エルンスト・フォン・ランスバッハと名乗ったな!?」
「その通りだ。だが、それがどうかしたのか?」
「この際、あんたの事なんてどうでもいい……おれは昔から勇ましいあんたの事が好きだった。頼むッ!おれと戦ってくれ!」
ハンスはそう言って深々と頭を下げたが、彼は相手にもしない。
彼がその穂先を向けて勝負を申し込んだのはルイーダ・メルテロイである。
「おれが生まれる前よりも高名を挙げていた伝説の女騎士、〈竜乙女よッ!お前に決闘を申し込むッ!」
「私が嫌だと言ったらどうするつもりだ?」
ルイーダは腕を組み、エルンストを睨みながら尋ねた。
「嫌だとは言えまい。おれが貴様の停まる寮に行って、各部屋を荒らすと告げればな」
ルイーダの片眉がピクリと音を立てて動く。
「成る程、この決闘の条件は金貨だな?貴様の目的は金貨……そういう事だな?」
「その通りだ。おれが決闘に勝てば、貴様の持っている金貨をもらおう」
「成る程、だが、この決闘を受けるにあたり、私が命と金貨を賭けるのに対し、貴様が命だけではいささか吊り合わないような気がするな」
「ご尤もだ。ならば、決闘に勝てば、私のこの槍を貴様にやろうではないか。それならば、公平な決闘になるだろう?」
ルイーダは首肯した。と、同時に互いに武器を構え合うのだが、その間に慌ててハンスが入り、自身の要求を二人に叫ぶ。
「ま、待ってくれ!おれがルイーダの代理としてこの決闘に臨みたいッ!勝って、あんたの槍をもらいたいんだッ!」
「やめておけ、ハンス……今のキミに上位魔法である高速魔法を扱えるか?今のキミに私と同じ剣技が扱えるか?」
ハンスはその言葉に対し、頭の中から反論の言葉が見つけ出せなかった。
ルイーダは彼の沈黙を肯定の返答と、とったのだろう。
黙って、彼を脇へと押し入り、再び剣を構えてエルンストと対峙していく。
エルンストは槍を彼女の目の前で一回転させ、その石突を地面の上で大きく叩くと、そのまま穂先を彼女に向けていく。
エルンストは正面に向けた槍を構えて、真っ直ぐに突っ込み、ルイーダの心臓へと真っ直ぐに向かっていく。
ルイーダは剣を縦に構えてエルンストの槍を真っ直ぐに迎え撃つ。
と、同時に空いた方の手でその掌から炎を噴き上げていく。
竜の放つ黒色の炎がエルンストを焼き尽くすかと思われたのだが、彼は槍を一度、自身の手元に引き戻し、身を交わす事によって、その炎を回避する事に成功する。
ルイーダは次に高速魔法を利用して、エルンストの元へと追い縋っていくのだが、彼も歴史に名を残すだけの事はあり、彼女と同じ魔法を用いて、超高速空間の中で槍を使って彼女の剣と斬り結ぶ。
高速空間の中での戦いであるので、普通の人々にはその姿がよく見えない。
当然、ハンスもそうであるのだが、ボロボロになった二人の姿を見つめるたびに激しい嫉妬心を覚えた。
強く、何度傷付きあっても、お互いの信じる者のために戦う二人の姿は、まさしく自身の理想とする気高い騎士の姿そのもので、その二人の決闘を見守る事すらできない自分に嫉妬心のようなものが芽生えて、気高き騎士道精神を持つ二人を憎らしく思ってしまうのだ。
だが、二人の理想とする騎士の決闘は外套の男の手によって妨害されてしまう。
二人の間には大きな戦斧を持った短い金髪に茶色の瞳をした中年と思われる男性がルイーダとエルンストの両方にその斧を向けていた。
「何者だ?」
双方が同音に問い掛ける。すると、中年の男はクックッと笑いながら、わざと自身の体を人差し指で指しながら調子の良い口調で答えた。
「おれか?おれの名前はアレクサンドリア。“アレク”とでも“アレッキー”とでも気軽に呼んでくれや。ちなみにおれは北の国の出身だぜ」
「随分と馴れ馴れしいな。貴様」
ルイーダは剣を突き付けながらアレクサンドリアを嗜めたが、彼は意に変えすどころか、ヘラヘラと笑っていた。
「さてと、おれはあんたらの疑問に答えたぜ、今度は貴様らがおれの質問に答える番だ。金貨はどこにある?」
「なんだと!?」
「わかってるんだろ?金貨だよ。潜水艦設計図の図面が組み込まれた金貨だ」
「オレだって知らんぞ、知っているのはそこの女だけだ」
「あぁ、アレクサンドリアとやら、私なら、その金貨の場所を知っているぞ」
「へへ、なら話が早いや。さっさと案内しろ」
「だが、私には案内するつもりなどない。潜水艦設計図とやらはマナエ党にも、北の国にも渡さんと決めているからな。どうしても、欲しければ、貴様が私の手から奪い取ってみせろ」
「へぇ、随分と舐め腐った事を言ってくれるじゃあないですか」
男は戦斧を振り回し、周りの空を切りながら、ルイーダの元へと近付いていく。
恐らく、自分とエルンストとの決闘に横入りをしたという事実から、この男も高速魔法を使用できるのだろう。
ルイーダは同時に横も見つめる。そこには何も言わずに槍を両手に持って、結論が出るのを待つエルンストの姿。
エルンストにとっても、あの男は敵の部類にあたるのだろう。
何せ、あの男は自分から北の国の出身だと名乗っていたのだから。
ルイーダは標的をどちらにしようかと悩んでいたのだが、覚悟を決めて、どちらにもその剣を振っていく。
同時に、エルンストとアレクサンドリアの両名が共に武器を振るい、ルイーダの剣を防いでいく。
彼女の剣に両名の武器の重みがのし掛かっていく。
おまけに、アレクサンドリアの武器からは氷が生じ、たちまちのうちに剣の半分までもが凍っていく。
ルイーダは一旦、背後に蹴りを入れて、後方へと下がると、自身の炎で剣身を溶かすと、もう一度、両名と斬り合いを続けていく。
今度はどこまでも喰らいつく予定である。
0
お気に入りに追加
114
あなたにおすすめの小説

冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。

契約結婚のはずが、気づけば王族すら跪いていました
言諮 アイ
ファンタジー
――名ばかりの妻のはずだった。
貧乏貴族の娘であるリリアは、家の借金を返すため、冷酷と名高い辺境伯アレクシスと契約結婚を結ぶことに。
「ただの形式だけの結婚だ。お互い干渉せず、適当にやってくれ」
それが彼の第一声だった。愛の欠片もない契約。そう、リリアはただの「飾り」のはずだった。
だが、彼女には誰もが知らぬ “ある力” があった。
それは、神代より伝わる失われた魔法【王威の審判】。
それは“本来、王にのみ宿る力”であり、王族すら彼女の前に跪く絶対的な力――。
気づけばリリアは貴族社会を塗り替え、辺境伯すら翻弄し、王すら頭を垂れる存在へ。
「これは……一体どういうことだ?」
「さあ? ただの契約結婚のはずでしたけど?」
いつしか契約は意味を失い、冷酷な辺境伯は彼女を「真の妻」として求め始める。
――これは、一人の少女が世界を変え、気づけばすべてを手に入れていた物語。

善人ぶった姉に奪われ続けてきましたが、逃げた先で溺愛されて私のスキルで領地は豊作です
しろこねこ
ファンタジー
「あなたのためを思って」という一見優しい伯爵家の姉ジュリナに虐げられている妹セリナ。醜いセリナの言うことを家族は誰も聞いてくれない。そんな中、唯一差別しない家庭教師に貴族子女にははしたないとされる魔法を教わるが、親切ぶってセリナを孤立させる姉。植物魔法に目覚めたセリナはペット?のヴィリオをともに家を出て南の辺境を目指す。

貧乏男爵家の末っ子が眠り姫になるまでとその後
空月
恋愛
貧乏男爵家の末っ子・アルティアの婚約者は、何故か公爵家嫡男で非の打ち所のない男・キースである。
魔術学院の二年生に進学して少し経った頃、「君と俺とでは釣り合わないと思わないか」と言われる。
そのときは曖昧な笑みで流したアルティアだったが、その数日後、倒れて眠ったままの状態になってしまう。
すると、キースの態度が豹変して……?

悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!

スナイパー令嬢戦記〜お母様からもらった"ボルトアクションライフル"が普通のマスケットの倍以上の射程があるんですけど〜
シャチ
ファンタジー
タリム復興期を読んでいただくと、なんでミリアのお母さんがぶっ飛んでいるのかがわかります。
アルミナ王国とディクトシス帝国の間では、たびたび戦争が起こる。
前回の戦争ではオリーブオイルの栽培地を欲した帝国がアルミナ王国へと戦争を仕掛けた。
一時はアルミナ王国の一部地域を掌握した帝国であったが、王国側のなりふり構わぬ反撃により戦線は膠着し、一部国境線未確定地域を残して停戦した。
そして20年あまりの時が過ぎた今、皇帝マーダ・マトモアの崩御による帝国の皇位継承権争いから、手柄を欲した時の第二皇子イビリ・ターオス・ディクトシスは軍勢を率いてアルミナ王国への宣戦布告を行った。
砂糖戦争と後に呼ばれるこの戦争において、両国に恐怖を植え付けた一人の令嬢がいる。
彼女の名はミリア・タリム
子爵令嬢である彼女に戦後ついた異名は「狙撃令嬢」
542人の帝国将兵を死傷させた狙撃の天才
そして戦中は、帝国からは死神と恐れられた存在。
このお話は、ミリア・タリムとそのお付きのメイド、ルーナの戦いの記録である。
他サイトに掲載したものと同じ内容となります。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる