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ウィンストン・セイライム・セレモニー編
裏切りの神の名は
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目の前の得体の知れない神々の言葉はにわかには信じ難いものであった。と、言うのも人がこの得体の知れない人型の邪神の仲間入りをする事など信じられなかったからだ。
だが、彼らは言う。とある一家がかつてこの世界に入門し、自分たちの仲間になったのだと。
私が彼らに向かって名前を尋ねると、
「マーシュ」
と、彼らは小さな声で返す。本当に注意していなければ聞き取れないほどの小さな声だ。私は耳を傾けてもう一度、彼にその名前を問うと、彼はもう一度同じ名前を口に出す。
「そのマーシュというのは元々は人間だったんですよね?なら、人間だったのなら、どうして、同じ人間が住む世界を襲うんですか?」
私は先程の会話を聞いて疑問に思った事をつい口に出してしまう。衝動的に思えるかもしれないが、ずっと気になった事だった。
すると、彼らはあの細い目を更に細くして、
「……マーシュは元々一つの家族、その中に我々の世界に干渉した男がいた」
口の少なく小さな声の神々の説明によれば、マーシュは元々はこの世界に存在した平凡な一家の筈であったのだが、一家の長男とされる男が闇の書籍を利用し、夢の国に向かった事により、この世界の上位の神に目を付けられてしまったのだという。
その上位の神は長男のみならずマーシュ一家全員を自分たちの仲間として引き入れる事にしたという。
一家全員の人格を取り込んだ邪神は普段は平穏であったのだったが、長男が体の主導権を握る時に限り、人間の世界へと積極的に関わろうとするのだという。
その長男が体の主導権を握っていた時とある国家が邪神とコネクションを取る実験をしようと黒魔術の実験を目論んだのが運悪く重なり、彼は大陸に呼び出されてしまったのだという。
つまり、悪い事に悪い事が重なり、この世界に混乱をもたらしてしまったのだという。
目の前の神々はそれだけを伝え終わると、あの少年と同じ方法で私を現実の世界へと帰していく。
私は反射的に辺りを見回し、そこが自分の部屋であり、自分がようやく元の世界に帰れた事に安堵して階下へと降りていく。
階下で二人の作ってくれた朝食を味わい、制服に着替えてから学校に向かう。
ジャックは私と私の愛馬の姿が見れた事に可愛らしい笑みを見せて馬を馬繋場へと連れて行く。
私が校舎に入り、自分の教室に辿り着くとクラスメイトが歓喜の声で出迎えてくれた。
私は彼らの歓声に答えて、手を振っていく。
多くの歓声に包まれるのも悪くはないと考えていると例の哲学者風の教師が扉を開いて教室の中に現れた。
彼は私を睨み付けてショートホームルームを始めていく。
その後に入ってきた教師も殆どは私に無関心であり、私の姿を暫く見ても何も言わずに首をプイっと向いて昨日からの授業を続けていく。
私は近くの席の仲間からノートを借り、この日の授業を乗り切ったのだった。
その後の昼食を挟んでの午後の実技も殆どは私に関心を振るう事もなく、いつもの通りの授業を続けていく。
些か冷たいように感じるかもしれないが、これがこの学校の教師が落ちこぼれに対する正当な態度なのだ。
例外が射撃教師で彼は私の姿を見ると笑い掛けて、
「治って良かったよ。ミス・スペンサー」
と、言った。彼の眩しい程の笑顔がその日は本当に宝石のように輝いて見えた。
格好の良い顔で微笑んだためか、彼は大半の女子生徒のハートと一部の男子生徒のハートを射抜いてしまったらしい。
全く、罪作りな教師である。その後のもう一つの実技の授業を終えて通常なら終わる筈だったのだが、今日は放課後にゴールドマン校長が例の交流生を紹介するらしい。
私はケイレブ・オーウェンの事だろうと首を縦に動かしてそのまま教室へと戻っていく。
教室に戻ると例の哲学者風の教師が教壇を叩いて私たちに交流生の事を説明すると、私たちを引率し入学式の日に全員が入った大講堂に向かう。
大講堂の中に並べられた私たちはその前に広がる雛壇の上、帝国と私たちの国の国旗の前で祝辞を述べるジェーン・ゴールドマン校長とその傍で帝立魔法学院の黒のカウボーイジャケットの制服を着た青年の姿が見えた。
ケイレブは丁寧に頭を下げて、自己紹介を終えて雛壇を降りていく。
校長はケイレブをこの学校のBクラスの扱いにするという旨と帝国と王国の友好の歴史に感謝でその日の集会を締め括り、解散を告げた。
解散を告げられた私たちは各々が交流生についての感想を告げるものの、主任の教師が怒鳴り付ける事により、私語は治まり、大人しく教室へと戻っていく。
その後に解散となり、私とケネスは賞金稼ぎ部に向かう。
いつもの通り、いつも通りの光景だ。
だが、ここで私のいつもの日常ではあり得ない事が起きてしまう。
そう、全くの予想外の出来事だ。そう、私とケネスの前にケイレブが現れたのだ。
背後に彼のファンだと思われる多くの女子生徒を連れたケイレブは私に向かって人差し指を突き付けて、
「ウェンディ・スペンサーッ!とうとう見つけたぞッ!あの街での決着を今、ここで付けてやるッ!」
その言葉に背後に控えていた女子生徒が歓喜の声を上げていく。目を凝らしてみると、彼女らの星型のバッジには杖と銃が描かれており、彼女らはこの学校のエリート達らしい。
何より、人差し指をブルブルと震わせながら叫ぶ彼の背後に例のオレンジの髪の生徒会長の妹とその取り巻きの赤い髪の少女ががいる事で何となく察しが付いてしまう。
大方、エリートクラスの生徒全員でケイレブに付いて行くように仕向けたのだろう。
直接、戦っては勝てないからと彼について行き、彼に敗北する私を見て優越感に浸りたかったに違いない。
その証拠に背後に控えている彼女がニヤニヤと笑っているのがその証拠と言えるだろう。
私はその様子を見て小さく溜息を吐き、勝負に燃えるケイレブの右腕を掴んで半ば強引に奥にある練習場へと連れて行く。
その様子を見て彼女たちは抗議の声を飛ばしていたのだが、ケネスが睨みを利かしたのだろう。背後からの罵声はピタリと止む。
ケイレブが私を険しく睨み付けていたので、私はここに連れて来た目的を話す。
フォー・カントリー・クロスレースの事については話さない事とみんなには参加を内緒にしていた事を話し、一方的に喋る私に対し、ケイレブはたじろいでいたらしいが、何とか話を飲み込み今後は話さない事とこれまでの言い訳をエリートクラスの生徒たちに語る事を約束させた。
その上で決闘をまた今度にやると約束して、その場を去っていく。
後から聞いた話なのだが、夕陽に照らされた奥の校庭に置き去りにされたケイレブは私の剣幕に呆然としていたらしく、暫くはぼんやりと過ごしていたらしい。
その光景を哀れに思った私は一度くらいは再戦してやるかと考えたのだった。
だが、彼らは言う。とある一家がかつてこの世界に入門し、自分たちの仲間になったのだと。
私が彼らに向かって名前を尋ねると、
「マーシュ」
と、彼らは小さな声で返す。本当に注意していなければ聞き取れないほどの小さな声だ。私は耳を傾けてもう一度、彼にその名前を問うと、彼はもう一度同じ名前を口に出す。
「そのマーシュというのは元々は人間だったんですよね?なら、人間だったのなら、どうして、同じ人間が住む世界を襲うんですか?」
私は先程の会話を聞いて疑問に思った事をつい口に出してしまう。衝動的に思えるかもしれないが、ずっと気になった事だった。
すると、彼らはあの細い目を更に細くして、
「……マーシュは元々一つの家族、その中に我々の世界に干渉した男がいた」
口の少なく小さな声の神々の説明によれば、マーシュは元々はこの世界に存在した平凡な一家の筈であったのだが、一家の長男とされる男が闇の書籍を利用し、夢の国に向かった事により、この世界の上位の神に目を付けられてしまったのだという。
その上位の神は長男のみならずマーシュ一家全員を自分たちの仲間として引き入れる事にしたという。
一家全員の人格を取り込んだ邪神は普段は平穏であったのだったが、長男が体の主導権を握る時に限り、人間の世界へと積極的に関わろうとするのだという。
その長男が体の主導権を握っていた時とある国家が邪神とコネクションを取る実験をしようと黒魔術の実験を目論んだのが運悪く重なり、彼は大陸に呼び出されてしまったのだという。
つまり、悪い事に悪い事が重なり、この世界に混乱をもたらしてしまったのだという。
目の前の神々はそれだけを伝え終わると、あの少年と同じ方法で私を現実の世界へと帰していく。
私は反射的に辺りを見回し、そこが自分の部屋であり、自分がようやく元の世界に帰れた事に安堵して階下へと降りていく。
階下で二人の作ってくれた朝食を味わい、制服に着替えてから学校に向かう。
ジャックは私と私の愛馬の姿が見れた事に可愛らしい笑みを見せて馬を馬繋場へと連れて行く。
私が校舎に入り、自分の教室に辿り着くとクラスメイトが歓喜の声で出迎えてくれた。
私は彼らの歓声に答えて、手を振っていく。
多くの歓声に包まれるのも悪くはないと考えていると例の哲学者風の教師が扉を開いて教室の中に現れた。
彼は私を睨み付けてショートホームルームを始めていく。
その後に入ってきた教師も殆どは私に無関心であり、私の姿を暫く見ても何も言わずに首をプイっと向いて昨日からの授業を続けていく。
私は近くの席の仲間からノートを借り、この日の授業を乗り切ったのだった。
その後の昼食を挟んでの午後の実技も殆どは私に関心を振るう事もなく、いつもの通りの授業を続けていく。
些か冷たいように感じるかもしれないが、これがこの学校の教師が落ちこぼれに対する正当な態度なのだ。
例外が射撃教師で彼は私の姿を見ると笑い掛けて、
「治って良かったよ。ミス・スペンサー」
と、言った。彼の眩しい程の笑顔がその日は本当に宝石のように輝いて見えた。
格好の良い顔で微笑んだためか、彼は大半の女子生徒のハートと一部の男子生徒のハートを射抜いてしまったらしい。
全く、罪作りな教師である。その後のもう一つの実技の授業を終えて通常なら終わる筈だったのだが、今日は放課後にゴールドマン校長が例の交流生を紹介するらしい。
私はケイレブ・オーウェンの事だろうと首を縦に動かしてそのまま教室へと戻っていく。
教室に戻ると例の哲学者風の教師が教壇を叩いて私たちに交流生の事を説明すると、私たちを引率し入学式の日に全員が入った大講堂に向かう。
大講堂の中に並べられた私たちはその前に広がる雛壇の上、帝国と私たちの国の国旗の前で祝辞を述べるジェーン・ゴールドマン校長とその傍で帝立魔法学院の黒のカウボーイジャケットの制服を着た青年の姿が見えた。
ケイレブは丁寧に頭を下げて、自己紹介を終えて雛壇を降りていく。
校長はケイレブをこの学校のBクラスの扱いにするという旨と帝国と王国の友好の歴史に感謝でその日の集会を締め括り、解散を告げた。
解散を告げられた私たちは各々が交流生についての感想を告げるものの、主任の教師が怒鳴り付ける事により、私語は治まり、大人しく教室へと戻っていく。
その後に解散となり、私とケネスは賞金稼ぎ部に向かう。
いつもの通り、いつも通りの光景だ。
だが、ここで私のいつもの日常ではあり得ない事が起きてしまう。
そう、全くの予想外の出来事だ。そう、私とケネスの前にケイレブが現れたのだ。
背後に彼のファンだと思われる多くの女子生徒を連れたケイレブは私に向かって人差し指を突き付けて、
「ウェンディ・スペンサーッ!とうとう見つけたぞッ!あの街での決着を今、ここで付けてやるッ!」
その言葉に背後に控えていた女子生徒が歓喜の声を上げていく。目を凝らしてみると、彼女らの星型のバッジには杖と銃が描かれており、彼女らはこの学校のエリート達らしい。
何より、人差し指をブルブルと震わせながら叫ぶ彼の背後に例のオレンジの髪の生徒会長の妹とその取り巻きの赤い髪の少女ががいる事で何となく察しが付いてしまう。
大方、エリートクラスの生徒全員でケイレブに付いて行くように仕向けたのだろう。
直接、戦っては勝てないからと彼について行き、彼に敗北する私を見て優越感に浸りたかったに違いない。
その証拠に背後に控えている彼女がニヤニヤと笑っているのがその証拠と言えるだろう。
私はその様子を見て小さく溜息を吐き、勝負に燃えるケイレブの右腕を掴んで半ば強引に奥にある練習場へと連れて行く。
その様子を見て彼女たちは抗議の声を飛ばしていたのだが、ケネスが睨みを利かしたのだろう。背後からの罵声はピタリと止む。
ケイレブが私を険しく睨み付けていたので、私はここに連れて来た目的を話す。
フォー・カントリー・クロスレースの事については話さない事とみんなには参加を内緒にしていた事を話し、一方的に喋る私に対し、ケイレブはたじろいでいたらしいが、何とか話を飲み込み今後は話さない事とこれまでの言い訳をエリートクラスの生徒たちに語る事を約束させた。
その上で決闘をまた今度にやると約束して、その場を去っていく。
後から聞いた話なのだが、夕陽に照らされた奥の校庭に置き去りにされたケイレブは私の剣幕に呆然としていたらしく、暫くはぼんやりと過ごしていたらしい。
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