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サラマンダー・パシュート編
サラマンダーと呼ばれた男
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私と二人の仲間は階段を登っていき、三階へと進む。
途中、何人かの用心棒が私たちの元に現れたのだが、その度にケネスやマーティが片付けてくれたので安心して進む事ができた。
そして、三階の家の扉を次々と開けていき、どの部屋にも人が一人も居ない事を察すると、三人で顔を見合わせて一番奥に存在する扉を蹴り飛ばす。
中には円卓の机とその周りに散らばった多くの人間の死体に囲まれる中でその円卓の椅子よりも上段に存在する肘掛けの椅子の上であぐらをかいている男の姿が見えた。
ケネスは銃を突き付けて声を張り上げて、
「動くなッ!お前は既に追い詰められているッ!大人しくすれば命だけは助けてやるぞ!」
だが、男はそれを聞いても椅子から立ち上がろうとはしない。それどころか、馬鹿にするような笑顔を浮かべてケネスを見つめていた。
その冷笑の中の視線の先にあるのは胸元に飾っている星型のバッジ。
これは直感に過ぎないのだが、あの男はケネスが胸に付けていたバッジを見てそれを笑ったのではないのだろうか。
私の直感が正しければこの男は元は王立魔法学院の生徒であったに違いない。
そうでなければ、星型のバッジに銃のみが描かれたデザインを見て笑ったりはしないだろう。
ケネスも何となく気付いたようで銃を持つ手に大きな力が加えられている事に気が付く。
それを見た男はクックッと笑い出す。いや、それだけでは足りなかったに違いない。椅子から立ち上がると腹を抱えて笑い始めた。
「いやぁ~失敬、失敬、何せ、久方ぶりに我が校の落第生の姿を見たものでね!懐かし過ぎてつい笑いが溢れてしまったんだ」
どうやら、この男は本当に王立魔法学院の出身であったらしい。
明らかに私たちを馬鹿にしている。それだけではない。見下してさえいた。
男はそれから、銃を突き付けているケネスを強く殴り付け、地面に転ばせていく。
それを見た私は銃を男に向け、マーティはケネスの介抱に向かう。マーティがケネスを抱き抱えている事から、彼の心配はいらないだろう。
その事は大した問題ではない。一番の問題は目の前の男だ。
男は腕を組みながら見下すような軽蔑するような目で私たちを眺めている。
銃を突きつけられても尚、この状態である。それから、腹の底からおかしくてたまらないと言わんばかりの声を上げていく。
「ハッハッハッ、〈杖無し〉どもが一丁前にエリートのオレに向かって攻撃を仕掛けようとしてくるもんでね。実に滑稽だ。アッハッハッハッ」
ケネスもマーティも両眉を顰め、ギリギリと歯を鳴らして悔しがっていたが、私はただ黙って目の前の相手を見つめていた。哀れむような瞳、可哀想なものを見るかのような瞳で。
すると、男はその瞳に気が付いたのか、笑みを引っ込めて不快そうな表情で両手を大きく前後に向かって振っていく。
「何だその目は……オレはエリートだぞ!転生前は東京の一流の大学を出て、英語を極めて一流の多国籍企業に就職したッ!転生後は魔法も勉強も極めてエリート街道を突き進み、その後、暗黒面に落ちたとしてもオレはそこで名を上げて、『サラマンダー』を作り上げたんだッ!そのエリートのオレに対して……ッ!何のッ!何のッ!何の努力もしていない落ちこぼれのクズがオレにそんな目を向けても良いと思っているのかァァァァァ~!!」
男はホルスターから拳銃を取り出し、私に向かって銃を放つのだが、興奮しているためなのか男の拳銃は当たらない。見当違いの方向に弾が飛んでいくのを見届けた。
豪勢な会議室の壁に六つほどの銃痕を残した事であの男は多少なり気分を良くしたらしい。
男はもう一度余裕たっぷりの笑顔を浮かべて、
「先程は取り乱して済まなかったね。〈杖無し〉のお嬢さん……失敬、キミのような劣等生の落ちこぼれがあまりにも不相応な態度を取るものでね。つい、私の怒りがボルテージに経ってしてしまったらしい」
落ち着きを取り戻しても尚、この男には落ちこぼれへの差別意識があるらしい。現に、先程、私を呼ぶ際に〈杖無し〉と蔑称を付けて読んだ事がその証拠と言えるだろう。
私は大きく溜息を吐いて、目の前の男を見つめると、
「あなたって本当に気の毒な人よ。両親や身内からは勉強とエリートではない人を差別する事しか教われなかったみたいね。そういった意味ではあなたも気の毒な存在と言えるかもしれない。でも、一つだけ言っておくわ。あなたのような薄っぺらなエリートがこの国の中枢に入らなくて良かったと思っているわ。あなたを暗黒面に落とした人に感謝なくてはね」
その言葉を聞いて男の頬の筋肉が引きつっていく。言葉も途切れ途切れになり落ち着きがなくなっていく。
「お前、お前、お前、今何つった?ぼくの事を薄っぺら?人生を狂わせた人間に感謝しなくちゃだと?」
どうやら、私の煽りは必要以上に聞いたらしい。褒められて育ったエリートには大層耳が痛い言葉に違いない。
普段の私ならここまで言ったりはしないだろう。だが、あの男のために人生を狂わされたり、悪の道に落ちたりした人も多くのいるのだ。これくらい言わなくては割に合わないというものだろう。
あの男の頭の中にある暴走という名の竜が理性という名の重くて厚い鎖を引きちぎるのももう直ぐだろう。
私は頭の中に思い浮かんだ罵声を浴びせていく。
すると、男は頬をピクピクと引きつらせ、大きな声で叫び始める。
「ふざけるなッ!ふざけるなッ!世間をお母さんだと思って甘えているようなバカ女のくせにッ!よくもぼくにこんな事をォォォォ~!!!殺してやるッ!ぼくを馬鹿にした事をあの世で後悔しやがれッ!」
「あなたの一人称は「私」じゃなかった?私への二人称も「お嬢さん」じゃなかった?」
「うるせぇ、ボケッ!この場で嬲り殺しにしてやるよッ!」
男はそういうと、背後や周囲の空間に色とりどりの玉を作り出す。
恐らく、あの男の魔法に違いない。私はあの玉を直撃させるのかと思ったのだが、それが間違いであったと気付かされてしまう。
男は玉から既に小さな蝿のような得体の知れない物を作り出していく。
すかさず、私がそれを左手の魔法で吸収し、同じような玉を作ると、そこから同じような小さな蝿のようなそれでいて違う何か訳の分からない生物が作り出された。
一体これは何なのだろう。私が思案していると、その小さな蝿のような小型の円形の生物は玉から出ると同時に、男の作り出した玉から出てきた同じ生物の元へと向かう。
いつも通り、そいつは私のために戦ってくれるものかと考えていたが、私の読みは最悪の形で裏切られてしまう。
蝿のように小さな円形の生物は私と男との狭間でひっつき合い何と一丁の長銃となり、男の手元に向かう。
男は手元に押し寄せてきた長銃を手に取り、大きな声で笑う。
「ハッハッハッ、やっぱり、落ちこぼれだなッ!オレの魔法の真の特性を知らんとはッ!」
そう言うと、男は長銃を私に向ける。私はそれを大きく転がって避けたのだったが、男の持っていた長銃から弾が発射されるのと同時に弾丸に先程の色とりどりの玉がくっ付き、強大なエネルギー砲へと姿を変えてしまう。
虹色のエネルギー砲は入口の扉を完全に吹き飛ばしただけでは飽き足らず、周囲の壁までも粉々にしてしまう。
「ハッハッ、落ちこぼれッ!これがオレの魔法の真の特性さッ!こいつで死ぬ覚悟は出来たか?」
男は銃口を向けて尋ねたが、私の答えはたった一つに決まっている。
「断るッ!」
私は声を張り上げて言った。
途中、何人かの用心棒が私たちの元に現れたのだが、その度にケネスやマーティが片付けてくれたので安心して進む事ができた。
そして、三階の家の扉を次々と開けていき、どの部屋にも人が一人も居ない事を察すると、三人で顔を見合わせて一番奥に存在する扉を蹴り飛ばす。
中には円卓の机とその周りに散らばった多くの人間の死体に囲まれる中でその円卓の椅子よりも上段に存在する肘掛けの椅子の上であぐらをかいている男の姿が見えた。
ケネスは銃を突き付けて声を張り上げて、
「動くなッ!お前は既に追い詰められているッ!大人しくすれば命だけは助けてやるぞ!」
だが、男はそれを聞いても椅子から立ち上がろうとはしない。それどころか、馬鹿にするような笑顔を浮かべてケネスを見つめていた。
その冷笑の中の視線の先にあるのは胸元に飾っている星型のバッジ。
これは直感に過ぎないのだが、あの男はケネスが胸に付けていたバッジを見てそれを笑ったのではないのだろうか。
私の直感が正しければこの男は元は王立魔法学院の生徒であったに違いない。
そうでなければ、星型のバッジに銃のみが描かれたデザインを見て笑ったりはしないだろう。
ケネスも何となく気付いたようで銃を持つ手に大きな力が加えられている事に気が付く。
それを見た男はクックッと笑い出す。いや、それだけでは足りなかったに違いない。椅子から立ち上がると腹を抱えて笑い始めた。
「いやぁ~失敬、失敬、何せ、久方ぶりに我が校の落第生の姿を見たものでね!懐かし過ぎてつい笑いが溢れてしまったんだ」
どうやら、この男は本当に王立魔法学院の出身であったらしい。
明らかに私たちを馬鹿にしている。それだけではない。見下してさえいた。
男はそれから、銃を突き付けているケネスを強く殴り付け、地面に転ばせていく。
それを見た私は銃を男に向け、マーティはケネスの介抱に向かう。マーティがケネスを抱き抱えている事から、彼の心配はいらないだろう。
その事は大した問題ではない。一番の問題は目の前の男だ。
男は腕を組みながら見下すような軽蔑するような目で私たちを眺めている。
銃を突きつけられても尚、この状態である。それから、腹の底からおかしくてたまらないと言わんばかりの声を上げていく。
「ハッハッハッ、〈杖無し〉どもが一丁前にエリートのオレに向かって攻撃を仕掛けようとしてくるもんでね。実に滑稽だ。アッハッハッハッ」
ケネスもマーティも両眉を顰め、ギリギリと歯を鳴らして悔しがっていたが、私はただ黙って目の前の相手を見つめていた。哀れむような瞳、可哀想なものを見るかのような瞳で。
すると、男はその瞳に気が付いたのか、笑みを引っ込めて不快そうな表情で両手を大きく前後に向かって振っていく。
「何だその目は……オレはエリートだぞ!転生前は東京の一流の大学を出て、英語を極めて一流の多国籍企業に就職したッ!転生後は魔法も勉強も極めてエリート街道を突き進み、その後、暗黒面に落ちたとしてもオレはそこで名を上げて、『サラマンダー』を作り上げたんだッ!そのエリートのオレに対して……ッ!何のッ!何のッ!何の努力もしていない落ちこぼれのクズがオレにそんな目を向けても良いと思っているのかァァァァァ~!!」
男はホルスターから拳銃を取り出し、私に向かって銃を放つのだが、興奮しているためなのか男の拳銃は当たらない。見当違いの方向に弾が飛んでいくのを見届けた。
豪勢な会議室の壁に六つほどの銃痕を残した事であの男は多少なり気分を良くしたらしい。
男はもう一度余裕たっぷりの笑顔を浮かべて、
「先程は取り乱して済まなかったね。〈杖無し〉のお嬢さん……失敬、キミのような劣等生の落ちこぼれがあまりにも不相応な態度を取るものでね。つい、私の怒りがボルテージに経ってしてしまったらしい」
落ち着きを取り戻しても尚、この男には落ちこぼれへの差別意識があるらしい。現に、先程、私を呼ぶ際に〈杖無し〉と蔑称を付けて読んだ事がその証拠と言えるだろう。
私は大きく溜息を吐いて、目の前の男を見つめると、
「あなたって本当に気の毒な人よ。両親や身内からは勉強とエリートではない人を差別する事しか教われなかったみたいね。そういった意味ではあなたも気の毒な存在と言えるかもしれない。でも、一つだけ言っておくわ。あなたのような薄っぺらなエリートがこの国の中枢に入らなくて良かったと思っているわ。あなたを暗黒面に落とした人に感謝なくてはね」
その言葉を聞いて男の頬の筋肉が引きつっていく。言葉も途切れ途切れになり落ち着きがなくなっていく。
「お前、お前、お前、今何つった?ぼくの事を薄っぺら?人生を狂わせた人間に感謝しなくちゃだと?」
どうやら、私の煽りは必要以上に聞いたらしい。褒められて育ったエリートには大層耳が痛い言葉に違いない。
普段の私ならここまで言ったりはしないだろう。だが、あの男のために人生を狂わされたり、悪の道に落ちたりした人も多くのいるのだ。これくらい言わなくては割に合わないというものだろう。
あの男の頭の中にある暴走という名の竜が理性という名の重くて厚い鎖を引きちぎるのももう直ぐだろう。
私は頭の中に思い浮かんだ罵声を浴びせていく。
すると、男は頬をピクピクと引きつらせ、大きな声で叫び始める。
「ふざけるなッ!ふざけるなッ!世間をお母さんだと思って甘えているようなバカ女のくせにッ!よくもぼくにこんな事をォォォォ~!!!殺してやるッ!ぼくを馬鹿にした事をあの世で後悔しやがれッ!」
「あなたの一人称は「私」じゃなかった?私への二人称も「お嬢さん」じゃなかった?」
「うるせぇ、ボケッ!この場で嬲り殺しにしてやるよッ!」
男はそういうと、背後や周囲の空間に色とりどりの玉を作り出す。
恐らく、あの男の魔法に違いない。私はあの玉を直撃させるのかと思ったのだが、それが間違いであったと気付かされてしまう。
男は玉から既に小さな蝿のような得体の知れない物を作り出していく。
すかさず、私がそれを左手の魔法で吸収し、同じような玉を作ると、そこから同じような小さな蝿のようなそれでいて違う何か訳の分からない生物が作り出された。
一体これは何なのだろう。私が思案していると、その小さな蝿のような小型の円形の生物は玉から出ると同時に、男の作り出した玉から出てきた同じ生物の元へと向かう。
いつも通り、そいつは私のために戦ってくれるものかと考えていたが、私の読みは最悪の形で裏切られてしまう。
蝿のように小さな円形の生物は私と男との狭間でひっつき合い何と一丁の長銃となり、男の手元に向かう。
男は手元に押し寄せてきた長銃を手に取り、大きな声で笑う。
「ハッハッハッ、やっぱり、落ちこぼれだなッ!オレの魔法の真の特性を知らんとはッ!」
そう言うと、男は長銃を私に向ける。私はそれを大きく転がって避けたのだったが、男の持っていた長銃から弾が発射されるのと同時に弾丸に先程の色とりどりの玉がくっ付き、強大なエネルギー砲へと姿を変えてしまう。
虹色のエネルギー砲は入口の扉を完全に吹き飛ばしただけでは飽き足らず、周囲の壁までも粉々にしてしまう。
「ハッハッ、落ちこぼれッ!これがオレの魔法の真の特性さッ!こいつで死ぬ覚悟は出来たか?」
男は銃口を向けて尋ねたが、私の答えはたった一つに決まっている。
「断るッ!」
私は声を張り上げて言った。
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