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豊臣家士族会議編
折原絵里子の覚悟
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思えば、弟には助けられてばかりであった。
思えば、3年前に弟とたまたま再会し、ヤクザの親分が経営する秘密裏の煙草工場を襲撃したのが、白籠署公安部刑事としての人生の始まりであったかもしれない。
白籠署公安部の仕事はそれまでの日本共和国連邦捜査局の捜査官としての仕事とは異なり、前世に赴く事が多く、絵里子自身も何度も魔法や銃を用いて敵と戦っていた。
だが、それでも相手が思った以上に強くて、怯えた事や逃げ出したいと思った事も多々ある。
そんな自分を止めてくれたのはその横で自分を支えてくれた孝太郎だった。
「姉貴、側を離れるなよ」
孝太郎のその一言がどんなに嬉しかっただろう。射撃の技術も魔法も弟には及ばない。
正直に言えば、リーダーシップだって弟の方が上に思う。
だが、孝太郎はそれでも、絵里子を支え続けていた。明智光秀のように自分を倒して、それに成り代わろうとはつゆほども思わなかった。
無論、弟は自分が知らないところでも激しい戦いを繰り広げていたのだろう。
少し前にシリウス兄妹と共に時をかける聖杯を使って、時代を遡った時に弟は明治時代に行ったと言っていた。
孝太郎は恐らく、シリウスの狂った野望をそこで食い止めたのだろう。
文字通り、命を懸けて……。
そんな時に自分は何をしていたのだろう。絵里子は今までの事を頭を振って、振り払うと、そのまま松田に向かって銃口を突き付けながら叫ぶ。
「弟から離れなさい!離れないと撃つよ!」
「へぇ~、あんたみたいなチャラチャラとしたお嬢ちゃんにそんなものが撃てるとは思えんけどなぁ~」
「う、撃てるよ!少なくとも、あんたの眉間を余裕で吹き飛ばすくらいには……」
絵里子は下唇を噛み締めながら、勇気を持って言いのける。
だが、松田の口は笑っていた。冷笑と侮蔑に満ちたその顔は限りなく絵里子を、そして、孝太郎を不快にさせた。
だが、松田はそれが面白いと言わんばかりにヘラヘラと笑い、手に持っていた針金のような刃物をいじりながら絵里子の元へと近付いていく。
「ほらほら、どうした撃ってみろよ?」
松田は絵里子の目の前に近付いて、自らの胸を人差し指で突く。
絵里子はそれを見てもなお、まだ銃を持つ手が震えていた。
そんな絵里子の心境を理解したのだろう。松田は絵里子の細くて綺麗な首筋を強い力を込めて掴む。
「はっ、できねぇじゃあねぇか!所詮、メス犬はメス犬……大人しく竹部の靴でも舐めて、媚びでも売っとけゃあいいのに、そんなスイーツでも舐めてそうな脆い牙でおれに歯向かうからいけねぇんだよ」
松田は絵里子の顔から苦悶の表情が見えるのと同時に更に力を強めていく。
狂気に満ちた笑顔を浮かべながら、絵里子の首をそのままガラス細工の工芸品の首でも折るかのようにへし折ろうとした時だ。
突然、臀部に強烈な痛みが生じて松田は慌ててその手を離す。
背後を振り返ると、そこには息を切らしながら刀を振るう孝太郎の姿。
どうやら、孝太郎は自身が絵里子を痛ぶっている間に刀を拾い、弱りながらも、その臀部を横一文字に斬り結んだらしい。
松田はこの世のものとも思えない悲鳴を上げて両膝を地面の上に屈服させ、斬られた臀部を優しく撫でていく。
「くっ、くそう……犬ごときが……犬の分際でぇぇぇぇ~!!!」
「黙れ、このクズ野郎ッ!」
珍しく激昂した孝太郎は松田の胸ぐらを掴み上げて、松田を自身の目線の元にまで強制的に引っ張ると、そのまま松田に向かって右腕の一撃を喰らわせていく。
松田は孝太郎に殴られた衝撃で体を机の上に突っ込ませていく。
「て、テメェ、殺してやる……殺してやるッ!」
「いつもの『細かい事はいいんだ?』とかいう妄言はどこにいった?」
「黙れッ!殺してやる!」
松田は机の上から起き上がると、針金のような刃物を鋭利でそれでいて、上等な日本刀へと変化させていく。
「これで、これで貴様も終わりだァァァァァァ~!!」
「終わるのはどちらの方か試してやろう」
孝太郎は松田が向かって来るまでの僅かな時間で呼吸を整えて、刀を正面に構える。
すれ違い様に両者が刀を放つ。宙の上で白閃が煌めき、同時に一瞬のうちで両者の位置が逆転する。
暫くの間、両者は無言で立っていたが、やがて、松田が地面の上へと倒れ込む。
一方で、孝太郎も地面の上に膝を突いたものの、刀を杖の代わりにして立ち上がり、既に空想の世界へと旅立っている松田に向かってなぜ、自分が勝ったのかを説明していく。
「オレとお前が刀を放ったのは殆ど同じタイミングだったな?だが、お前はその動作が微かに遅れた。その隙をオレは見逃さなかったのさ、オレはその一瞬の間に刀を動かし、お前の腹を打った。勿論、峰でな」
だが、松田の態度は静まり返っていた。返事をしたくてもできないのだろう。
孝太郎は地面の上に突っ伏した松田を見下ろしながら刀を異空間の武器庫の中へと仕舞う。
それと同時に絵里子が銃を捨てて孝太郎の元へと駆け寄っていく。
絵里子は恥も外聞もなく泣き腫らしながら孝太郎の胸の中へと飛び込む。
その際に姉の髪の毛の匂いが孝太郎の鼻腔に届いた他に、姉の形の良い胸部が孝太郎の胸部にあたったのだ。意図していても、意図せずとも、孝太郎には十分過ぎたダメージであったと言えるだろう。
孝太郎は顔を真っ赤にしながら、慌てて姉を引き離して、代わりに姉の頭を優しく撫でていく。
「すまなかったな、姉貴、心配かけさせて」
優しく頭を撫でる孝太郎に絵里子は顔を赤面させていたが、それまで松田と二人の戦いを見守っていた群衆の一人が囃し立てた事により、二人は急速に気まずさを感じて、慌てて離れていく。
「わ、悪かったな!姉貴……その心配させて」
「う、ううん、あたしもあんまり役に立てなくてごめんね?ダメだよね……」
「そんな事はないさ、姉貴があそこで松田の注意を引いてくれなければ、オレは松田に殺されてたよ」
孝太郎の一言に絵里子は救われた思いであった。
このままもう一度、抱き着こうと考えたのだが、周りの目がある事を気にし、慌てて応援の警察を呼ぶ。
警察が来るまでの間、松田の見張りを行なっている弟のために、絵里子は外に出て、孝太郎のために飲み物を持ってきた。
飲み物を渡した際の孝太郎の笑顔は何者にも変え難い笑顔であったと絵里子はその時、記憶した。
思えば、3年前に弟とたまたま再会し、ヤクザの親分が経営する秘密裏の煙草工場を襲撃したのが、白籠署公安部刑事としての人生の始まりであったかもしれない。
白籠署公安部の仕事はそれまでの日本共和国連邦捜査局の捜査官としての仕事とは異なり、前世に赴く事が多く、絵里子自身も何度も魔法や銃を用いて敵と戦っていた。
だが、それでも相手が思った以上に強くて、怯えた事や逃げ出したいと思った事も多々ある。
そんな自分を止めてくれたのはその横で自分を支えてくれた孝太郎だった。
「姉貴、側を離れるなよ」
孝太郎のその一言がどんなに嬉しかっただろう。射撃の技術も魔法も弟には及ばない。
正直に言えば、リーダーシップだって弟の方が上に思う。
だが、孝太郎はそれでも、絵里子を支え続けていた。明智光秀のように自分を倒して、それに成り代わろうとはつゆほども思わなかった。
無論、弟は自分が知らないところでも激しい戦いを繰り広げていたのだろう。
少し前にシリウス兄妹と共に時をかける聖杯を使って、時代を遡った時に弟は明治時代に行ったと言っていた。
孝太郎は恐らく、シリウスの狂った野望をそこで食い止めたのだろう。
文字通り、命を懸けて……。
そんな時に自分は何をしていたのだろう。絵里子は今までの事を頭を振って、振り払うと、そのまま松田に向かって銃口を突き付けながら叫ぶ。
「弟から離れなさい!離れないと撃つよ!」
「へぇ~、あんたみたいなチャラチャラとしたお嬢ちゃんにそんなものが撃てるとは思えんけどなぁ~」
「う、撃てるよ!少なくとも、あんたの眉間を余裕で吹き飛ばすくらいには……」
絵里子は下唇を噛み締めながら、勇気を持って言いのける。
だが、松田の口は笑っていた。冷笑と侮蔑に満ちたその顔は限りなく絵里子を、そして、孝太郎を不快にさせた。
だが、松田はそれが面白いと言わんばかりにヘラヘラと笑い、手に持っていた針金のような刃物をいじりながら絵里子の元へと近付いていく。
「ほらほら、どうした撃ってみろよ?」
松田は絵里子の目の前に近付いて、自らの胸を人差し指で突く。
絵里子はそれを見てもなお、まだ銃を持つ手が震えていた。
そんな絵里子の心境を理解したのだろう。松田は絵里子の細くて綺麗な首筋を強い力を込めて掴む。
「はっ、できねぇじゃあねぇか!所詮、メス犬はメス犬……大人しく竹部の靴でも舐めて、媚びでも売っとけゃあいいのに、そんなスイーツでも舐めてそうな脆い牙でおれに歯向かうからいけねぇんだよ」
松田は絵里子の顔から苦悶の表情が見えるのと同時に更に力を強めていく。
狂気に満ちた笑顔を浮かべながら、絵里子の首をそのままガラス細工の工芸品の首でも折るかのようにへし折ろうとした時だ。
突然、臀部に強烈な痛みが生じて松田は慌ててその手を離す。
背後を振り返ると、そこには息を切らしながら刀を振るう孝太郎の姿。
どうやら、孝太郎は自身が絵里子を痛ぶっている間に刀を拾い、弱りながらも、その臀部を横一文字に斬り結んだらしい。
松田はこの世のものとも思えない悲鳴を上げて両膝を地面の上に屈服させ、斬られた臀部を優しく撫でていく。
「くっ、くそう……犬ごときが……犬の分際でぇぇぇぇ~!!!」
「黙れ、このクズ野郎ッ!」
珍しく激昂した孝太郎は松田の胸ぐらを掴み上げて、松田を自身の目線の元にまで強制的に引っ張ると、そのまま松田に向かって右腕の一撃を喰らわせていく。
松田は孝太郎に殴られた衝撃で体を机の上に突っ込ませていく。
「て、テメェ、殺してやる……殺してやるッ!」
「いつもの『細かい事はいいんだ?』とかいう妄言はどこにいった?」
「黙れッ!殺してやる!」
松田は机の上から起き上がると、針金のような刃物を鋭利でそれでいて、上等な日本刀へと変化させていく。
「これで、これで貴様も終わりだァァァァァァ~!!」
「終わるのはどちらの方か試してやろう」
孝太郎は松田が向かって来るまでの僅かな時間で呼吸を整えて、刀を正面に構える。
すれ違い様に両者が刀を放つ。宙の上で白閃が煌めき、同時に一瞬のうちで両者の位置が逆転する。
暫くの間、両者は無言で立っていたが、やがて、松田が地面の上へと倒れ込む。
一方で、孝太郎も地面の上に膝を突いたものの、刀を杖の代わりにして立ち上がり、既に空想の世界へと旅立っている松田に向かってなぜ、自分が勝ったのかを説明していく。
「オレとお前が刀を放ったのは殆ど同じタイミングだったな?だが、お前はその動作が微かに遅れた。その隙をオレは見逃さなかったのさ、オレはその一瞬の間に刀を動かし、お前の腹を打った。勿論、峰でな」
だが、松田の態度は静まり返っていた。返事をしたくてもできないのだろう。
孝太郎は地面の上に突っ伏した松田を見下ろしながら刀を異空間の武器庫の中へと仕舞う。
それと同時に絵里子が銃を捨てて孝太郎の元へと駆け寄っていく。
絵里子は恥も外聞もなく泣き腫らしながら孝太郎の胸の中へと飛び込む。
その際に姉の髪の毛の匂いが孝太郎の鼻腔に届いた他に、姉の形の良い胸部が孝太郎の胸部にあたったのだ。意図していても、意図せずとも、孝太郎には十分過ぎたダメージであったと言えるだろう。
孝太郎は顔を真っ赤にしながら、慌てて姉を引き離して、代わりに姉の頭を優しく撫でていく。
「すまなかったな、姉貴、心配かけさせて」
優しく頭を撫でる孝太郎に絵里子は顔を赤面させていたが、それまで松田と二人の戦いを見守っていた群衆の一人が囃し立てた事により、二人は急速に気まずさを感じて、慌てて離れていく。
「わ、悪かったな!姉貴……その心配させて」
「う、ううん、あたしもあんまり役に立てなくてごめんね?ダメだよね……」
「そんな事はないさ、姉貴があそこで松田の注意を引いてくれなければ、オレは松田に殺されてたよ」
孝太郎の一言に絵里子は救われた思いであった。
このままもう一度、抱き着こうと考えたのだが、周りの目がある事を気にし、慌てて応援の警察を呼ぶ。
警察が来るまでの間、松田の見張りを行なっている弟のために、絵里子は外に出て、孝太郎のために飲み物を持ってきた。
飲み物を渡した際の孝太郎の笑顔は何者にも変え難い笑顔であったと絵里子はその時、記憶した。
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