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第一部『魔法時代の饗宴』

プロローグ

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魔法。それが現実のものとなって、この世界に現れてから早くも三百年の時が過ぎていた。
かつては非科学的なものとしてその存在を否定されたその技術は飛躍的な進歩を遂げ、人々を助けていた。
だが、石川五右衛門曰く『浜の種は尽きるとも、罪人は尽きず』
その言葉に従い、魔法技術の進歩に伴い、それを悪用する者たちも現れ始めた。
無論、それに対抗する人々は……。
この物語はそんな悪人と戦う勇敢な魔法使いたちの戦いの物語である。
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