106 / 106
第三部『未来への扉』
ヴァレンシュタイン家の女王
しおりを挟む
「あんたら本気で言っているの?」
西原さやかは腰に手を当てて双子の顔を覗き込む。
「そうだッ!もうお前達の言いなりにはならない!」
「ペットの癖にご主人様にそんな口を叩くのかよ?石原ァァ~」
さやかの指示には恋人は逆らえられないらしい。彼は大きな右ストレートを勇気に向かって振ったが、勇気は石原慎二の右手を捻って逆に慎二をねじ伏せた。
それから、地面に倒れた慎二に向かって強烈な溝落ちを喰らわせた。
慎二は悲鳴を叫ぶ。勇気は闘争心の炎に燃えた瞳で西原さやかとクラスの中心グループを睨む。
「石原は倒したよ。次に来るのは斎藤が来るの?それとも、他の奴が来る?」
勇気の迷いの無い瞳と石原慎二をねじ伏せた強さに怯えたのだろう。クラスのメンバー達は恐怖心に駆られて逃走していく。
西原さやかは右手を震わせながら、双子の騎士に向かって叫ぶ。
「あ、あたしを傷付けたら、親父が黙ったねーぞ!あんたの親父も首にさせてやるからなッ!」
西原さやかの首元を由希が掴み上げる。
「上等だよ!やってご覧なさいよ!そうなりゃあ、あんたの会社に行って、あんたの親父を大きなビルの上から突き落としてあげるからッ!」
由希の剣幕と大きな言葉にさやかは全身を震わせていく。
舌のみならず顎も震わせて教室から飛び出していく。
双子の夫婦はその姿を眺めていると、大きくハイタッチを交わす。
その後の事をかいつまんで話しておくと、事の顛末を聞いた二人の両親は二人を抱きしめて泣いてくれた。
その後、父親は自ら退職届を会社に叩き付けて別の会社へと転職した。
収入は少なかったが、父親は双子がもう二度と西原に呼び出されないで済むかと思うと、ホッと胸を撫で下ろす。
間も無く、二人は家の事情のために転向する事になり、西原や忌まわしき人々の在籍している学校を去っていく。
双子の転入先である中高一貫の高校は前の学校同様に学ランとセーラー服の学校であったが、二人は制服にトラウマが無いのか抵抗なく新しい制服を着ていた。
勇気は次に現れた学校では暗い性格を直したためか、友人に囲まれていく。
由希も元の明るさと活発さを取り戻して、新しい友達を作り始めた。
二人にとっては満ち足りた日々であった。
だが、二人の頭の片隅にはいつまでも女王と異世界の事が頭に残っていた。
そして、2008年も後三ヶ月を残すようになったある日、学校の中はある転校生の噂で持ちきりになった。
勇気はニキビ面の友達に向かってその噂を尋ねる。
「何だよ。鷹山知らないのか?高等部の三年に美人の転校生が現れたんだぜ!しかも、三人も!」
勇気はその噂に胸を躍らせていく。その噂を由希にも伝える。
「確かに、陛下っぽいけど、でももう会えない筈でしょ?」
「そうだと思うんだけれど、でも、話を聞くうちにどうしても、本当に陛下なんじゃあ無いのかなって思ってさ」
勇気がそんな事を考えていると、クラスの入り口に多くの生徒が詰め掛けている事に気が付く。
二人が何事かと教室の入り口に顔を覗かせると、何と二人の視界に映ったのは異世界で自分達が仕えていた女王と王の相談役と騎士団長であった。
全員がセーラー服を着ていたのにも驚いたが、それ以上に三人にまた会えたと言う嬉しさの感情が混じった。
勇気はいや、ディリオニスは長い金髪碧眼の美しい顔立ちの女性の両手を握り締めながら、
「陛下!どうしたの?どうして、キミがここに……!」
「お前がそのような反応を取るのも最もであろうな、これまでの経緯を話してやれ、ユーノ」
「はい、陛下……と仰りたい所ですが、ここでは人目につき過ぎますね。向こうで話しましょうか?」
ユーノは華奢な細くて芸術品のように美しい人差し指で空いている階段と教室を隔てる広場を指差す。
ガラドリエルとユーノの二人の後に続く由希と勇気を追い掛けようと他の生徒達をガートールード・ムーンが大きく掌を広げて入り口で押し留めていた。
ユーノは広場に着くと、人差し指を掲げて話を続けていく。
彼女の話によれば、あの戦いの後にガラドリエル一人が塔の外から帰還したらしい。
ヴァレンシュタイン家の近衛兵団『透明の盾を持つ剣士達』の面々は落胆したそうだが、ガラドリエルはしょうがないと言い放ってその場は一度は引いたらしい。
その後、ガラドリエルは二人の信頼する騎士を失った行動から今まで以上に政治の問題やら自身の勉学に熱心に取り組むようになったらしい。
「最も、まだ世界には難しい問題は沢山あった。私があの世界の難しい問題に行き詰まっていたある時に、私の夢の中にオーディンが現れてな……」
会話の途中で口を挟んだガラドリエルはそのままユーノから説明を引き継いでいく。
女王の話によれば、偉大なる神、オーディンは何と女王に双子の居る世界へと政治や学問を学ぶための七年間の留学を許可したと言う。
そして好きな付き人までも二人まで連れて行く事を許可した。その上、留学を終えた後には向こうの世界とこちらの世界を行き来する道具をくれると言う。
まさに、いたせり尽せりの対応であった。ガラドリエルは満足そうに両頬を弛緩させながら、
「金はどうやら、我々の全能なる神が負担してくれるらしい。毎月口座とやらに一定の額が振り込まれるらしいな。そして、こちらの世界に現れてからの住居やら入学やらの面倒な手続きは全てユーノに任せた」
「陛下は本当に魔道士使いが荒いんですから、まぁ、私はそんな陛下が私は大好きですけれど」
髪をかき上げながら澄ました笑顔で呟くユーノにガラドリエルはクスクスと笑う。
そんな中で、ガートールードは三人の元に現れた。
彼女でさえセーラー服を着ていたのだ。双子のは驚きを隠しきれずに、思わず目を丸くしてしまう。
「何を笑っておる、見世物では無いぞ」
プイッと顔を背ける彼女の姿さえも二人にはおかしかった。
ガラドリエルは改めて女王らしい威厳に満ちた顔で二人に問い掛ける。
「約束したな、お前達二人は私に生涯仕えると……」
双子の騎士はその言葉を聞いて彼女の足元に跪く。
女王は双子の騎士の姿を見ると、もう一度満面の笑顔を見せて、
「良い、頭を上げよ。また会えて嬉しいぞ、我が騎士よ」
ガラドリエルは双子の騎士に向かって華奢な芸術品を思わせるかのような細くて美しい腕を突き出す。
双子の騎士は彼女の手を取り、彼女の手の甲に忠誠の口付けを交わしていく。
女王は双子の姿を満足そうに見て口元に優しい笑顔を浮かべて見守っていた。
あとがき
皆さん、『いじめられ勇者』を読んでくださってありがとうございます。
これ程までの人気を得た作品を書かせていただきました事を心の底から嬉しく感じております。
三週間ほど連載させて頂きましたが、本当にあっという間に時間が過ぎたような気がしましたね。書いている間に筆が乗って、一番調子が良かった時期には一日に五本も上げてしまいました(笑)
これ程の執筆スピードがあったとは僕自身も驚いております(笑)
皆さん、最後にもう一度この作品を楽しんで読んでくださった事に深い感謝の念をお送りさせていただきます。
新作の構想もまだありますが、暫くは魔法刑事シリーズ一本に絞らせて頂きます。
本当にご愛読ありがとうございました!
では、皆さん魔法刑事シリーズかもしくは全く別の新たな作品を読んでくださると嬉しいです!(図々しくてすいません)
また今後もご愛読賜っていただけたら、嬉しいです!
くどいようですが、もう一度お礼を申し上げます!ありがとうございます!!
西原さやかは腰に手を当てて双子の顔を覗き込む。
「そうだッ!もうお前達の言いなりにはならない!」
「ペットの癖にご主人様にそんな口を叩くのかよ?石原ァァ~」
さやかの指示には恋人は逆らえられないらしい。彼は大きな右ストレートを勇気に向かって振ったが、勇気は石原慎二の右手を捻って逆に慎二をねじ伏せた。
それから、地面に倒れた慎二に向かって強烈な溝落ちを喰らわせた。
慎二は悲鳴を叫ぶ。勇気は闘争心の炎に燃えた瞳で西原さやかとクラスの中心グループを睨む。
「石原は倒したよ。次に来るのは斎藤が来るの?それとも、他の奴が来る?」
勇気の迷いの無い瞳と石原慎二をねじ伏せた強さに怯えたのだろう。クラスのメンバー達は恐怖心に駆られて逃走していく。
西原さやかは右手を震わせながら、双子の騎士に向かって叫ぶ。
「あ、あたしを傷付けたら、親父が黙ったねーぞ!あんたの親父も首にさせてやるからなッ!」
西原さやかの首元を由希が掴み上げる。
「上等だよ!やってご覧なさいよ!そうなりゃあ、あんたの会社に行って、あんたの親父を大きなビルの上から突き落としてあげるからッ!」
由希の剣幕と大きな言葉にさやかは全身を震わせていく。
舌のみならず顎も震わせて教室から飛び出していく。
双子の夫婦はその姿を眺めていると、大きくハイタッチを交わす。
その後の事をかいつまんで話しておくと、事の顛末を聞いた二人の両親は二人を抱きしめて泣いてくれた。
その後、父親は自ら退職届を会社に叩き付けて別の会社へと転職した。
収入は少なかったが、父親は双子がもう二度と西原に呼び出されないで済むかと思うと、ホッと胸を撫で下ろす。
間も無く、二人は家の事情のために転向する事になり、西原や忌まわしき人々の在籍している学校を去っていく。
双子の転入先である中高一貫の高校は前の学校同様に学ランとセーラー服の学校であったが、二人は制服にトラウマが無いのか抵抗なく新しい制服を着ていた。
勇気は次に現れた学校では暗い性格を直したためか、友人に囲まれていく。
由希も元の明るさと活発さを取り戻して、新しい友達を作り始めた。
二人にとっては満ち足りた日々であった。
だが、二人の頭の片隅にはいつまでも女王と異世界の事が頭に残っていた。
そして、2008年も後三ヶ月を残すようになったある日、学校の中はある転校生の噂で持ちきりになった。
勇気はニキビ面の友達に向かってその噂を尋ねる。
「何だよ。鷹山知らないのか?高等部の三年に美人の転校生が現れたんだぜ!しかも、三人も!」
勇気はその噂に胸を躍らせていく。その噂を由希にも伝える。
「確かに、陛下っぽいけど、でももう会えない筈でしょ?」
「そうだと思うんだけれど、でも、話を聞くうちにどうしても、本当に陛下なんじゃあ無いのかなって思ってさ」
勇気がそんな事を考えていると、クラスの入り口に多くの生徒が詰め掛けている事に気が付く。
二人が何事かと教室の入り口に顔を覗かせると、何と二人の視界に映ったのは異世界で自分達が仕えていた女王と王の相談役と騎士団長であった。
全員がセーラー服を着ていたのにも驚いたが、それ以上に三人にまた会えたと言う嬉しさの感情が混じった。
勇気はいや、ディリオニスは長い金髪碧眼の美しい顔立ちの女性の両手を握り締めながら、
「陛下!どうしたの?どうして、キミがここに……!」
「お前がそのような反応を取るのも最もであろうな、これまでの経緯を話してやれ、ユーノ」
「はい、陛下……と仰りたい所ですが、ここでは人目につき過ぎますね。向こうで話しましょうか?」
ユーノは華奢な細くて芸術品のように美しい人差し指で空いている階段と教室を隔てる広場を指差す。
ガラドリエルとユーノの二人の後に続く由希と勇気を追い掛けようと他の生徒達をガートールード・ムーンが大きく掌を広げて入り口で押し留めていた。
ユーノは広場に着くと、人差し指を掲げて話を続けていく。
彼女の話によれば、あの戦いの後にガラドリエル一人が塔の外から帰還したらしい。
ヴァレンシュタイン家の近衛兵団『透明の盾を持つ剣士達』の面々は落胆したそうだが、ガラドリエルはしょうがないと言い放ってその場は一度は引いたらしい。
その後、ガラドリエルは二人の信頼する騎士を失った行動から今まで以上に政治の問題やら自身の勉学に熱心に取り組むようになったらしい。
「最も、まだ世界には難しい問題は沢山あった。私があの世界の難しい問題に行き詰まっていたある時に、私の夢の中にオーディンが現れてな……」
会話の途中で口を挟んだガラドリエルはそのままユーノから説明を引き継いでいく。
女王の話によれば、偉大なる神、オーディンは何と女王に双子の居る世界へと政治や学問を学ぶための七年間の留学を許可したと言う。
そして好きな付き人までも二人まで連れて行く事を許可した。その上、留学を終えた後には向こうの世界とこちらの世界を行き来する道具をくれると言う。
まさに、いたせり尽せりの対応であった。ガラドリエルは満足そうに両頬を弛緩させながら、
「金はどうやら、我々の全能なる神が負担してくれるらしい。毎月口座とやらに一定の額が振り込まれるらしいな。そして、こちらの世界に現れてからの住居やら入学やらの面倒な手続きは全てユーノに任せた」
「陛下は本当に魔道士使いが荒いんですから、まぁ、私はそんな陛下が私は大好きですけれど」
髪をかき上げながら澄ました笑顔で呟くユーノにガラドリエルはクスクスと笑う。
そんな中で、ガートールードは三人の元に現れた。
彼女でさえセーラー服を着ていたのだ。双子のは驚きを隠しきれずに、思わず目を丸くしてしまう。
「何を笑っておる、見世物では無いぞ」
プイッと顔を背ける彼女の姿さえも二人にはおかしかった。
ガラドリエルは改めて女王らしい威厳に満ちた顔で二人に問い掛ける。
「約束したな、お前達二人は私に生涯仕えると……」
双子の騎士はその言葉を聞いて彼女の足元に跪く。
女王は双子の騎士の姿を見ると、もう一度満面の笑顔を見せて、
「良い、頭を上げよ。また会えて嬉しいぞ、我が騎士よ」
ガラドリエルは双子の騎士に向かって華奢な芸術品を思わせるかのような細くて美しい腕を突き出す。
双子の騎士は彼女の手を取り、彼女の手の甲に忠誠の口付けを交わしていく。
女王は双子の姿を満足そうに見て口元に優しい笑顔を浮かべて見守っていた。
あとがき
皆さん、『いじめられ勇者』を読んでくださってありがとうございます。
これ程までの人気を得た作品を書かせていただきました事を心の底から嬉しく感じております。
三週間ほど連載させて頂きましたが、本当にあっという間に時間が過ぎたような気がしましたね。書いている間に筆が乗って、一番調子が良かった時期には一日に五本も上げてしまいました(笑)
これ程の執筆スピードがあったとは僕自身も驚いております(笑)
皆さん、最後にもう一度この作品を楽しんで読んでくださった事に深い感謝の念をお送りさせていただきます。
新作の構想もまだありますが、暫くは魔法刑事シリーズ一本に絞らせて頂きます。
本当にご愛読ありがとうございました!
では、皆さん魔法刑事シリーズかもしくは全く別の新たな作品を読んでくださると嬉しいです!(図々しくてすいません)
また今後もご愛読賜っていただけたら、嬉しいです!
くどいようですが、もう一度お礼を申し上げます!ありがとうございます!!
0
お気に入りに追加
70
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ローグ・ナイト ~復讐者の研究記録~
mimiaizu
ファンタジー
迷宮に迷い込んでしまった少年がいた。憎しみが芽生え、復讐者へと豹変した少年は、迷宮を攻略したことで『前世』を手に入れる。それは少年をさらに変えるものだった。迷宮から脱出した少年は、【魔法】が差別と偏見を引き起こす世界で、復讐と大きな『謎』に挑むダークファンタジー。※小説家になろう様・カクヨム様でも投稿を始めました。
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる