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第三部『未来への扉』
闇の帝王の進軍 パート2
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魔王の軍団に囲まれながらも、ディリオニスとマートニアの両名は動じる事なく、腰に下げていた剣を鞘から取り出し、見事に光る剣を魔物軍団に突き付ける。
それを宣戦布告と取ったのだろう。最初に一頭のゴブリンが槍を構えて二人に向かって突っ込んで来る。
双子の騎士は同時に剣でゴブリンの穂先を防ぎ、槍を弾いて二人の手でゴブリンを始末した。
ゴブリンが悲鳴を上げて倒れると、他の怪物達も二人に向かって行く。
二人は互いに肩を預けてゴブリン達を斬っていく。
ゲオルグも二人の行動に触発されたのか、ゲオルグ達に立ち向かって行く。
ゲオルグは女王の近衛兵団の騎士団長、ガートールード・ムーンと肩を寄せ合ってゴブリンやオークを斬り捨てていく。
ガラドリエルも負けじとサーベルを振るう。
ドラゴンの業火によって目の前の敵は減ったと思われたが、塔へと向かう森の中から無数とも言える程の数のゴブリンやオークが現れた。
先頭に現れたがオークの一体が大きな包丁のように刃の広い剣をガラドリエルに向けたが、ガラドリエルは動じる事なくオークの剣を自分の剣を盾にして防ぐ。
少しの火花が散った後に、勇敢なる女王はオークを叩き斬った。
オークは悲鳴を上げて地面に倒れていく。
仲間が殺された事によって怒りに我を忘れたのだろうか。
オーク達が物騒な言葉を吐きながら、女王に向かって斬りかかっていく。
女王は澄ました笑顔でオーク達の剣を受け止め、動じる事なく勝ち誇ったような微笑を浮かべてオークを反対に斬り付けた。
オークはガラドリエルに引き続き標的を絞っていたらしい。
大勢のオーク達が剣を振り上げて叫び声を上げながら、ガラドリエルに向かって斬りかかっていく。
だが、その前にガートールードとゲオルグが立ち塞がり、集まったオークを反対に一網打尽に斬り捨てていく。
「陛下に貴様らの汚らしい手で触れさせん!」
「ついでに、貴様らのその臭い口を改めてさせてもらったどうだ?」
二人の騎士の挑発に乗り、オーク達は標的をガラドリエルから二人の騎士に変更した。
が、それこそが騎士の策略だった。
騎士はオーク達を物ともせずに斬り捨てていく。
オーク達が二人の修羅のような猛攻を前に、体を怯ませたが、オークの一体が大きな声を振り上げて、
「怯むなッ!奴らの数はたかだか五人だぞ!我々が進まない事には何もできんではないかッ!」
仲間の激励にオーク達は団結心を感じていたが、次の瞬間にはその団結心はガラス細工の彫像のように粉々に砕かれてしまう。
何故なら、見張り台の門が開き、そこから馬に乗った鎧を着込んだ男達が立ち向かって来たからである。
先頭には小さな身長の女性。恐らく、その部隊の隊長なのだろう。
キラリと光り輝く剣を振り上げながら、人相の悪い兵士達を率いてゴブリンやオーク達の元に突っ込む。
馬を駆けながら、大声を上げて荒くれ者の兵士達はゴブリンやオークの首を跳ね飛ばしていく。
加えて、女王を守っていた騎士達も彼らに同調してゴブリンとオークの群れに攻撃を仕掛けていく。
恐れをなしたオークの顔を見て、先頭に立っていた騎士のシルヴィア・ミュラーは自分達の勝利が近い事を確信した。
シルヴィアは女王への忠誠と人類の防衛を宣言し、馬上の兵士達を鼓舞していく。
馬に乗る荒くれ者の兵士達は剣を振り上げ、ゴブリンやオークの首を跳ね飛ばしていく事によって彼女の鼓舞に応えていく。
シルヴィアは自分の街の兵士達が馬でゴブリンやオークやリザードマンの首を跳ねている姿を満足そうに眺めてから、馬から降りて女王に首を垂れる。
「陛下、今回の戦いには私も参加させていただきます。前回はブレーメレの街の防衛を仰せつかりましたが、今回の戦では私や街の兵士達も前線に立ち、陛下のお役に立ちとうございます」
「良い、お前の働きに期待するぞ、騎士シルヴィアよ」
ガラドリエルは口元の右端を僅かに吊り上げながら言った。
シルヴィアは女王への謁見を終えると、戦場へと戻っていく。
彼女が森の向こうへと突撃していくのと同じようなタイミングで背後から聴く人全てを癒すような声が聞こえてきた。
彼女が背後を振り向くと、ドラゴンの頭の上で大きく手を振るユーノ・キルケの姿。
そして、ドラゴンの背中には王都に居る透明の盾を持つ剣士達の姿が見えた。
ユーノはドラゴンから飛び降りると、女王に向かって大きく手を振り上げながら、彼女の元に向かう。
ユーノは女王の目の前で満面の笑みと興奮のために握った両手の拳を見せて、
「陛下!透明の盾を持つ剣士達を連れて参りましたわ!この後に反撃に転じましょう!」
「うむ、もう一度北の国の軍勢の出鼻を挫いてやろうぞ」
ガラドリエルの言葉をユーノは満面の笑みで首肯する。
三頭のドラゴンの背中から二十名ばかりの兵士達が二列に並び、女王への忠誠を叫んでオークやゴブリン達に向かっていく。
双子の騎士と騎士団長とゲオルグも彼らに混じり、オークやゴブリン達の体を叩き斬っていく。
そして、ついに怪物の軍団を森に向かって後退させる事に成功したのだった。
怪物の軍団はモルドールの支配する塔の前にまで後退していく。
守備隊は最早守備隊ではなく、攻撃隊へと生まれ変わっていた。
女王はその守備隊を率いながら、塔の周辺を固める北の国の軍勢に向けて剣先を振って叫ぶ。
「ヴァレンシュタイン家の兵士達よ!全軍突撃!帝王モルドールとその配下どもを根絶やしにする絶好の機会は今ぞ!進めッ!進めッ!」
女王の士気に従い、四人の騎士を筆頭に魔物の軍団によって囲まれている塔へと向かっていく。
魔物の軍の大将もこれには敵わないと踏んだのだろう。
どのオークよりも醜く太ったオークが迫り来るヴァレンシュタイン家の軍勢に向けて大きな剣を振り上げて、
「怯むなッ!我々にはモルドール様が付いておるぞ!女王への忠誠がなんだッ!我々の守護神は我らと共にあり!全軍迎え撃て!」
大将格のオークの指示に従い、大勢の魔物も塔の防衛のために女王の軍勢を迎撃に向かう。
人間と魔物の軍隊との最終決戦がここに始まった。
双子の騎士はその最終決戦の最前線に立ち、オークやゴブリンやリザードマンを斬り伏せていく。
彼らは互いに肩を寄せ合い、預け合って敵を倒していくので、彼らに隙はない。
オークもゴブリンもリザードマンも双子の騎士の前には無力な紙の盾に過ぎなかった。
最前線で奮戦する双子の様子を見て、人類側の兵士達は勇気付けられたが、それを見ていたのは味方だけとは限らない。
二人の様子を見ていた魔王の頭脳である西原さやかは口元を大きく歪めながら、
「あいつら、ペットの癖に生意気じゃん。しょうがないな、あたしが行ってあいつらにお灸を据えてやるか……」
重い腰を上げるさやかに対し、モルドールは魔法で彼女のための武具を作り上げた。
彼女の体全体をピンクの鎧が覆う。
「ありがとう、必ずあいつらを黙らせるね」
さやかは猫撫で声でモルドールに媚びを入れたが、モルドールは何の反応を示す事もなく、ただ水晶玉に映る景色を眺めていた。
さやかは詰まらなさを感じながらも、部屋を出て塔の階段を駆け下りていく。
それを宣戦布告と取ったのだろう。最初に一頭のゴブリンが槍を構えて二人に向かって突っ込んで来る。
双子の騎士は同時に剣でゴブリンの穂先を防ぎ、槍を弾いて二人の手でゴブリンを始末した。
ゴブリンが悲鳴を上げて倒れると、他の怪物達も二人に向かって行く。
二人は互いに肩を預けてゴブリン達を斬っていく。
ゲオルグも二人の行動に触発されたのか、ゲオルグ達に立ち向かって行く。
ゲオルグは女王の近衛兵団の騎士団長、ガートールード・ムーンと肩を寄せ合ってゴブリンやオークを斬り捨てていく。
ガラドリエルも負けじとサーベルを振るう。
ドラゴンの業火によって目の前の敵は減ったと思われたが、塔へと向かう森の中から無数とも言える程の数のゴブリンやオークが現れた。
先頭に現れたがオークの一体が大きな包丁のように刃の広い剣をガラドリエルに向けたが、ガラドリエルは動じる事なくオークの剣を自分の剣を盾にして防ぐ。
少しの火花が散った後に、勇敢なる女王はオークを叩き斬った。
オークは悲鳴を上げて地面に倒れていく。
仲間が殺された事によって怒りに我を忘れたのだろうか。
オーク達が物騒な言葉を吐きながら、女王に向かって斬りかかっていく。
女王は澄ました笑顔でオーク達の剣を受け止め、動じる事なく勝ち誇ったような微笑を浮かべてオークを反対に斬り付けた。
オークはガラドリエルに引き続き標的を絞っていたらしい。
大勢のオーク達が剣を振り上げて叫び声を上げながら、ガラドリエルに向かって斬りかかっていく。
だが、その前にガートールードとゲオルグが立ち塞がり、集まったオークを反対に一網打尽に斬り捨てていく。
「陛下に貴様らの汚らしい手で触れさせん!」
「ついでに、貴様らのその臭い口を改めてさせてもらったどうだ?」
二人の騎士の挑発に乗り、オーク達は標的をガラドリエルから二人の騎士に変更した。
が、それこそが騎士の策略だった。
騎士はオーク達を物ともせずに斬り捨てていく。
オーク達が二人の修羅のような猛攻を前に、体を怯ませたが、オークの一体が大きな声を振り上げて、
「怯むなッ!奴らの数はたかだか五人だぞ!我々が進まない事には何もできんではないかッ!」
仲間の激励にオーク達は団結心を感じていたが、次の瞬間にはその団結心はガラス細工の彫像のように粉々に砕かれてしまう。
何故なら、見張り台の門が開き、そこから馬に乗った鎧を着込んだ男達が立ち向かって来たからである。
先頭には小さな身長の女性。恐らく、その部隊の隊長なのだろう。
キラリと光り輝く剣を振り上げながら、人相の悪い兵士達を率いてゴブリンやオーク達の元に突っ込む。
馬を駆けながら、大声を上げて荒くれ者の兵士達はゴブリンやオークの首を跳ね飛ばしていく。
加えて、女王を守っていた騎士達も彼らに同調してゴブリンとオークの群れに攻撃を仕掛けていく。
恐れをなしたオークの顔を見て、先頭に立っていた騎士のシルヴィア・ミュラーは自分達の勝利が近い事を確信した。
シルヴィアは女王への忠誠と人類の防衛を宣言し、馬上の兵士達を鼓舞していく。
馬に乗る荒くれ者の兵士達は剣を振り上げ、ゴブリンやオークの首を跳ね飛ばしていく事によって彼女の鼓舞に応えていく。
シルヴィアは自分の街の兵士達が馬でゴブリンやオークやリザードマンの首を跳ねている姿を満足そうに眺めてから、馬から降りて女王に首を垂れる。
「陛下、今回の戦いには私も参加させていただきます。前回はブレーメレの街の防衛を仰せつかりましたが、今回の戦では私や街の兵士達も前線に立ち、陛下のお役に立ちとうございます」
「良い、お前の働きに期待するぞ、騎士シルヴィアよ」
ガラドリエルは口元の右端を僅かに吊り上げながら言った。
シルヴィアは女王への謁見を終えると、戦場へと戻っていく。
彼女が森の向こうへと突撃していくのと同じようなタイミングで背後から聴く人全てを癒すような声が聞こえてきた。
彼女が背後を振り向くと、ドラゴンの頭の上で大きく手を振るユーノ・キルケの姿。
そして、ドラゴンの背中には王都に居る透明の盾を持つ剣士達の姿が見えた。
ユーノはドラゴンから飛び降りると、女王に向かって大きく手を振り上げながら、彼女の元に向かう。
ユーノは女王の目の前で満面の笑みと興奮のために握った両手の拳を見せて、
「陛下!透明の盾を持つ剣士達を連れて参りましたわ!この後に反撃に転じましょう!」
「うむ、もう一度北の国の軍勢の出鼻を挫いてやろうぞ」
ガラドリエルの言葉をユーノは満面の笑みで首肯する。
三頭のドラゴンの背中から二十名ばかりの兵士達が二列に並び、女王への忠誠を叫んでオークやゴブリン達に向かっていく。
双子の騎士と騎士団長とゲオルグも彼らに混じり、オークやゴブリン達の体を叩き斬っていく。
そして、ついに怪物の軍団を森に向かって後退させる事に成功したのだった。
怪物の軍団はモルドールの支配する塔の前にまで後退していく。
守備隊は最早守備隊ではなく、攻撃隊へと生まれ変わっていた。
女王はその守備隊を率いながら、塔の周辺を固める北の国の軍勢に向けて剣先を振って叫ぶ。
「ヴァレンシュタイン家の兵士達よ!全軍突撃!帝王モルドールとその配下どもを根絶やしにする絶好の機会は今ぞ!進めッ!進めッ!」
女王の士気に従い、四人の騎士を筆頭に魔物の軍団によって囲まれている塔へと向かっていく。
魔物の軍の大将もこれには敵わないと踏んだのだろう。
どのオークよりも醜く太ったオークが迫り来るヴァレンシュタイン家の軍勢に向けて大きな剣を振り上げて、
「怯むなッ!我々にはモルドール様が付いておるぞ!女王への忠誠がなんだッ!我々の守護神は我らと共にあり!全軍迎え撃て!」
大将格のオークの指示に従い、大勢の魔物も塔の防衛のために女王の軍勢を迎撃に向かう。
人間と魔物の軍隊との最終決戦がここに始まった。
双子の騎士はその最終決戦の最前線に立ち、オークやゴブリンやリザードマンを斬り伏せていく。
彼らは互いに肩を寄せ合い、預け合って敵を倒していくので、彼らに隙はない。
オークもゴブリンもリザードマンも双子の騎士の前には無力な紙の盾に過ぎなかった。
最前線で奮戦する双子の様子を見て、人類側の兵士達は勇気付けられたが、それを見ていたのは味方だけとは限らない。
二人の様子を見ていた魔王の頭脳である西原さやかは口元を大きく歪めながら、
「あいつら、ペットの癖に生意気じゃん。しょうがないな、あたしが行ってあいつらにお灸を据えてやるか……」
重い腰を上げるさやかに対し、モルドールは魔法で彼女のための武具を作り上げた。
彼女の体全体をピンクの鎧が覆う。
「ありがとう、必ずあいつらを黙らせるね」
さやかは猫撫で声でモルドールに媚びを入れたが、モルドールは何の反応を示す事もなく、ただ水晶玉に映る景色を眺めていた。
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