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第二部『救世主と悪魔達との玉座を巡る争い』
大陸間戦争 パート10
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魔王エルミアは腹心であるフレーゲルが倒れた事を確認すると、玉座の上からゆっくりと立ち上がり、腰に下げていた大きな剣を突き付けながら、
「やはり、我自身が貴様らを排除しなければならんと言う事なのか?」
「これが最後のチャンスだッ!大人しく、北の国へ帰り、もう我々の国に侵攻しないと言う署名にサインするのなら、この場で逃してやっても良い!これは私からの最後の慈悲であるッ!」
背後のガラドリエルは王族の持つような大きくて長い剣を甲板に勢いよく突き刺しながら叫ぶ。
ワザと大きな音を立てて彼女は魔王を威嚇しようとしたのだが、魔王は動じる事なく剣を彼女に向け続けていた。
「無茶をするな、小娘……お前では我に勝つ事は敵わん」
魔王はそう言って剣を大きく振るって彼女と同じように勢いよく甲板に剣を突き刺す。
すると、船が大きく傾いていくのを全員が体感した。いきなり、自分達の地面が大きく揺れた事で、五人の中で微かに体を震わせた者もいた。
マートニアはパニックになり、泣きそうになっていたが、その様子を見てガラドリエルは一喝した。
「愚か者がッ!泣くなッ!貴様は我が国の騎士であろうッ!」
彼女は恐ろしい顔を引っ込め、次にもう一度彼女の背後に振り返り、柔和な笑顔を向けて、
「心配するでない、この者を落ちる前に倒せばいいだけなのだからな……」
ガラドリエルは甲板に突き刺していた剣を引っこ抜き、目の前の甲冑に包まれた男に向かって剣先を向ける。
「さてと勝負をさせてもらおうかッ!」
「フン、愚か者がッ!たかだか人間の小娘に我が倒される者かッ!」
魔王、エルミアは大きな剣を振り上げながら、ガラドリエルに向かって行く。
女王は周囲に手出しは無用と言わんばかりの澄ました笑顔を向けて、エルミアに挑んでいく。
女王はエルミアが振りかざした剣を自らの持っていた剣によって受け止める。
だが、やはり力の差があるのか、彼女は受け止めながらも悲痛な叫びを上げていた。
「フン、ぬるいぬるいッ!よもや、人界の王がこのようなひ弱な小娘だったとはなッ!我を愚弄しているようなものだなッ!」
エルミアは必死に自らの剣を盾にして魔王の攻撃を防ぐが、剣を受け止める度に彼女の両腕が悲鳴を上げているのはディリオニスニも分かった。
「陛下ッ!こんな戦いフェアじゃあないよ!あいつの力は桁外れだッ!この戦いに付き合う必要はないよ!」
「言うなッ!」
ガラドリエルは強い口調でディリオニスの主張を一蹴する。
「フェアとは何だ?逆に言えば此奴と戦う際にはどのような戦いがフェアになるのだ?それに、私はヴァレンシュタイン家の当主、その当主には北の国の王の侵攻の野望を砕き、その侵攻を永遠に止める伝説があるのだッ!そのために、我々は代々ヴァレンシュタイン家の名前を受け継いできたのだッ!」
ガラドリエルはもう一度喉の奥から声を振り絞りながら、鉛のように大きな剣を弾いていく。
火事場の馬鹿力と言う奴なのだろうか。それとも、本当に伝説に則った力がヴァレンシュタイン家の当主には宿っているのだろうか。
ディリオニスの疑問はこれからの戦いに答えてくれるような気がした。
彼は女王の命令を受け取り、彼女の戦いを見守っていた。
大きな力で剣を左水平や右水平に振っていく様を見て、彼は加勢したい衝動に駆られたが、彼は女王の命令を思い出し、拳を握り締め、目の前の戦いを見つめていた。
彼の中の英雄、ジークフリードは彼の頭の中で彼はこの戦いでは彼女に加勢してはダメだと告げた。
ディリオニスは聞き返したが、彼は答えを返そうとはしない。
彼はやむを得ずに目の前の戦いを見守る事にした。
ガラドリエルは堕ちていく飛行船の中で不利な戦いを強いられていた。
鍛えているとは言え、力を扱うのは彼女にとって専門外とも言えるべき事なのだ。剣をかち合わせつつもエルミアの攻撃に負けていく彼女の姿を見て、彼はかつて妹が自分を助けるためにいじめっ子達に殴られていく様子を思い出す。
彼にとってはその戦いは一方的な戦いに見えたのだ。
彼が駆け付けようとするのをガートールードが彼の右腕を掴んで止める。
「待て!陛下の御命令を無視するつもりか!?」
「だって見てられないよ!こんな……こんな……」
「陛下は自らの意思で、大陸を統べる王として自らの手で魔王を討ち滅ぼそうとしているのだ。その陛下の意思を反故にするつもりか?ディリオニス!」
ガートールードの言葉にディリオニスは鎮まる。
彼はガラドリエルが勝つ事を祈りながら、目の前の先頭を眺めていた。
ガラドリエルが反撃に出る前に、魔王エルミアはガラドリエルの動きは圧倒的な力によって防いでいく。
もはや種族の問題と言っても良いだろう。彼女の旗が白色に上がる事は火を見るよりも明らかであった。
気が付けば、ガラドリエルの剣がエルミアの剣によって弾き飛ばされたのをディリオニスは確認した。
彼女の持っていた剣が飛行船の中を転がっていく。とうとう彼女は敗北してしまったのだ。
ディリオニスはその剣が傾く飛行船の外から落ちる前に慌てて拾い上げる。
彼はもう一度女王に向かってその剣を返す。
ガラドリエルはディリオニスから渡された剣を拾い上げ、エルミアへと立ち向かって行く。
エルミアとの戦いは苛烈を極め、彼女は何度も何度も剣を震わせながら、それでも大きな声で叫びながらエルミアに向かって行く。
「陛下の執念ですわね。何が何でも自分自身の手で魔王を討ち滅ぼしたい……そんな意思を感じますわ」
「同感だよ。きっと、陛下は自分の代で北の国の侵攻を終わらせたいと思っているんだ」
マートニアとユーノの言葉にディリオニスは一理を得ていた。自分達の仕える女王は慈悲深く温かくて優しい女王なのだ。
だからこそ、彼は使命とは別にそんな優しい女王に従ってきた。彼女の手勢が僅かな時代からずっと……。
ディリオニスが過去の事に思いを馳せていると、目の前のガラドリエルが斬り合いの末に、ようやく相手の兜の間を突き、エルミアの目を奪った事に気が付く。頑丈な鎧に覆われた魔王の唯一と言っても良い赤い目玉を突くように考えたのは彼女の頭の良さがあっての事かもしれない。
ディリオニスがそんな事を考えていると、乗っている船が更に大きく傾いていくのに気が付く。
ガラドリエルはそれぞれに飛行船の外にくっ付いているドラゴンに飛び乗るように指示を出す。
全員が三頭のドラゴンに乗り終えるのと同時に、ガラドリエルとガートールードを乗せたドラゴンが空中を去る前に飛行船に向かって炎を放つ。
大きな火の玉が飛行船を飲み込む。飛行船は明るく輝きながら地面に落ちていく。
それを見届けると、ドラゴンに乗っていた全員に歓声が沸き起こっていく。
ディリオニスはこの勝利を地上に居る全員に伝えたいと頬をピンク色に染めながら考えていた。
「やはり、我自身が貴様らを排除しなければならんと言う事なのか?」
「これが最後のチャンスだッ!大人しく、北の国へ帰り、もう我々の国に侵攻しないと言う署名にサインするのなら、この場で逃してやっても良い!これは私からの最後の慈悲であるッ!」
背後のガラドリエルは王族の持つような大きくて長い剣を甲板に勢いよく突き刺しながら叫ぶ。
ワザと大きな音を立てて彼女は魔王を威嚇しようとしたのだが、魔王は動じる事なく剣を彼女に向け続けていた。
「無茶をするな、小娘……お前では我に勝つ事は敵わん」
魔王はそう言って剣を大きく振るって彼女と同じように勢いよく甲板に剣を突き刺す。
すると、船が大きく傾いていくのを全員が体感した。いきなり、自分達の地面が大きく揺れた事で、五人の中で微かに体を震わせた者もいた。
マートニアはパニックになり、泣きそうになっていたが、その様子を見てガラドリエルは一喝した。
「愚か者がッ!泣くなッ!貴様は我が国の騎士であろうッ!」
彼女は恐ろしい顔を引っ込め、次にもう一度彼女の背後に振り返り、柔和な笑顔を向けて、
「心配するでない、この者を落ちる前に倒せばいいだけなのだからな……」
ガラドリエルは甲板に突き刺していた剣を引っこ抜き、目の前の甲冑に包まれた男に向かって剣先を向ける。
「さてと勝負をさせてもらおうかッ!」
「フン、愚か者がッ!たかだか人間の小娘に我が倒される者かッ!」
魔王、エルミアは大きな剣を振り上げながら、ガラドリエルに向かって行く。
女王は周囲に手出しは無用と言わんばかりの澄ました笑顔を向けて、エルミアに挑んでいく。
女王はエルミアが振りかざした剣を自らの持っていた剣によって受け止める。
だが、やはり力の差があるのか、彼女は受け止めながらも悲痛な叫びを上げていた。
「フン、ぬるいぬるいッ!よもや、人界の王がこのようなひ弱な小娘だったとはなッ!我を愚弄しているようなものだなッ!」
エルミアは必死に自らの剣を盾にして魔王の攻撃を防ぐが、剣を受け止める度に彼女の両腕が悲鳴を上げているのはディリオニスニも分かった。
「陛下ッ!こんな戦いフェアじゃあないよ!あいつの力は桁外れだッ!この戦いに付き合う必要はないよ!」
「言うなッ!」
ガラドリエルは強い口調でディリオニスの主張を一蹴する。
「フェアとは何だ?逆に言えば此奴と戦う際にはどのような戦いがフェアになるのだ?それに、私はヴァレンシュタイン家の当主、その当主には北の国の王の侵攻の野望を砕き、その侵攻を永遠に止める伝説があるのだッ!そのために、我々は代々ヴァレンシュタイン家の名前を受け継いできたのだッ!」
ガラドリエルはもう一度喉の奥から声を振り絞りながら、鉛のように大きな剣を弾いていく。
火事場の馬鹿力と言う奴なのだろうか。それとも、本当に伝説に則った力がヴァレンシュタイン家の当主には宿っているのだろうか。
ディリオニスの疑問はこれからの戦いに答えてくれるような気がした。
彼は女王の命令を受け取り、彼女の戦いを見守っていた。
大きな力で剣を左水平や右水平に振っていく様を見て、彼は加勢したい衝動に駆られたが、彼は女王の命令を思い出し、拳を握り締め、目の前の戦いを見つめていた。
彼の中の英雄、ジークフリードは彼の頭の中で彼はこの戦いでは彼女に加勢してはダメだと告げた。
ディリオニスは聞き返したが、彼は答えを返そうとはしない。
彼はやむを得ずに目の前の戦いを見守る事にした。
ガラドリエルは堕ちていく飛行船の中で不利な戦いを強いられていた。
鍛えているとは言え、力を扱うのは彼女にとって専門外とも言えるべき事なのだ。剣をかち合わせつつもエルミアの攻撃に負けていく彼女の姿を見て、彼はかつて妹が自分を助けるためにいじめっ子達に殴られていく様子を思い出す。
彼にとってはその戦いは一方的な戦いに見えたのだ。
彼が駆け付けようとするのをガートールードが彼の右腕を掴んで止める。
「待て!陛下の御命令を無視するつもりか!?」
「だって見てられないよ!こんな……こんな……」
「陛下は自らの意思で、大陸を統べる王として自らの手で魔王を討ち滅ぼそうとしているのだ。その陛下の意思を反故にするつもりか?ディリオニス!」
ガートールードの言葉にディリオニスは鎮まる。
彼はガラドリエルが勝つ事を祈りながら、目の前の先頭を眺めていた。
ガラドリエルが反撃に出る前に、魔王エルミアはガラドリエルの動きは圧倒的な力によって防いでいく。
もはや種族の問題と言っても良いだろう。彼女の旗が白色に上がる事は火を見るよりも明らかであった。
気が付けば、ガラドリエルの剣がエルミアの剣によって弾き飛ばされたのをディリオニスは確認した。
彼女の持っていた剣が飛行船の中を転がっていく。とうとう彼女は敗北してしまったのだ。
ディリオニスはその剣が傾く飛行船の外から落ちる前に慌てて拾い上げる。
彼はもう一度女王に向かってその剣を返す。
ガラドリエルはディリオニスから渡された剣を拾い上げ、エルミアへと立ち向かって行く。
エルミアとの戦いは苛烈を極め、彼女は何度も何度も剣を震わせながら、それでも大きな声で叫びながらエルミアに向かって行く。
「陛下の執念ですわね。何が何でも自分自身の手で魔王を討ち滅ぼしたい……そんな意思を感じますわ」
「同感だよ。きっと、陛下は自分の代で北の国の侵攻を終わらせたいと思っているんだ」
マートニアとユーノの言葉にディリオニスは一理を得ていた。自分達の仕える女王は慈悲深く温かくて優しい女王なのだ。
だからこそ、彼は使命とは別にそんな優しい女王に従ってきた。彼女の手勢が僅かな時代からずっと……。
ディリオニスが過去の事に思いを馳せていると、目の前のガラドリエルが斬り合いの末に、ようやく相手の兜の間を突き、エルミアの目を奪った事に気が付く。頑丈な鎧に覆われた魔王の唯一と言っても良い赤い目玉を突くように考えたのは彼女の頭の良さがあっての事かもしれない。
ディリオニスがそんな事を考えていると、乗っている船が更に大きく傾いていくのに気が付く。
ガラドリエルはそれぞれに飛行船の外にくっ付いているドラゴンに飛び乗るように指示を出す。
全員が三頭のドラゴンに乗り終えるのと同時に、ガラドリエルとガートールードを乗せたドラゴンが空中を去る前に飛行船に向かって炎を放つ。
大きな火の玉が飛行船を飲み込む。飛行船は明るく輝きながら地面に落ちていく。
それを見届けると、ドラゴンに乗っていた全員に歓声が沸き起こっていく。
ディリオニスはこの勝利を地上に居る全員に伝えたいと頬をピンク色に染めながら考えていた。
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