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第一部 第二章 ヴァレンシュタイン旋風
魔道士ユーノ 後編
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ユーノは相変わらず優しげな微笑みを浮かべているのに対し、ガートールードはいかにも喉笛に噛みつかんばかりの剣幕を見せていた。
ディリオニスは不安になり、ユーノに停戦を提案するが、
「嫌だわ、あなた、本気で私とあの女が仲良く握手できるとお思いなの?」
「そりゃあ、こっちの台詞だッ!テメェのような、怪し気な魔道士なんぞと組めるかッ!」
ガートールードは歯を噛みしめながら、剣の鯉口に親指を当てている。
タイミングが整えば、彼女は直ぐにでもユーノの体に突き刺そうと飛び掛かるに違いない。
止めにようにも、自分は土の魔神に体を運ばれているために、動けない。
二人ともまともにぶつかれば、怪我では済まないだろう。
ディリオニスが再び口を開こうとした時だ。鼻腔に焦げる匂いを感じ取った。
ディリオニスが何気なく、空を眺めると、空は不自然なほどに明るかった。
そう、まるでペンキの入ったバケツをひっくり返したかのように真っ赤だ。
更に、黒い煙が流れている。
ディリオニスが気付いた時には、ユーノが杖を落とし、膝をつき、蹲っていた。
「どうしてなの……?どうして、こんな酷い事を!?」
ひたすら、泣き続けるユーノの元に駆け寄ったのは、先程まで彼女を睨み付けていたガートールード。
ガートールードは落ち着かせたいらしく、彼女の背中を優しくさすり、優しい口調で彼女に問い掛ける。
「大丈夫だ。我々に出来ることがあれば、言ってくれ、キミに出来る事を私がしてあげたい」
ガートールードの言葉にユーノは再び涙を滲ませ、次の瞬間に胸に顔を埋めていた。
少しばかり泣き続けた後に、ガートルードに全てを打ち明けた。
ガラドリエルの一行を殺せば、自分を頼りにしてくれている村の人たちを支援できる大金を払ってくれる事。
そして、恐らく、オットー王子にそんな気はなく、金を出し惜しみするために、村を襲撃したと言う事。
そのユーノの言葉を聞き、ガートールードは彼女の両肩を持って、目線を合わせ、顔を軽く当てる。
「な、何をするの!?」
「お前に喝を与えてやったんだ。大体、村の人が大変な目に遭っているのに、泣き崩れる奴があるかッ!偉大なる魔道士なら、直ぐにでも村にテレポートして、人々を助けるのが義務だろう!?」
ユーノは少しばかり顔を背けてから、ガートールードの両手を持ち、落ち着いた口調で返答する。
「癪だけれど、あなたの言う通りね。今は、泣いている場合じゃあないわ、直ぐにでも村の人たちを助けに行かないとッ!」
ユーノはガートールードの両手を持ち、耳元で囁く。
「いい事?向こうに付く瞬間まで私の手を持っているのよ。テレポートは一瞬で着くけれど、離したら、一人でしかテレポートできないの。分かるわよね?」
「それくらい言われなくても、分かるよ。お前が嫌いでも手は握っておいてやる」
「ウフフ、賢い人って好きよ」
ユーノはガートールードに向かって笑みを広げてみせる。
そして、テレポートの呪文を唱えて、村の方角に向かう。
一方、完全に消え去ったディリオニスはテレポートが本当にあった事に驚きを隠しれきれない様子だった。
空は赤く染まり、黒い煙が空に向かって立ち昇る。
古くからの竜の伝説が宿る場所では、こう伝えられるが、今回の件ばかりは竜は冤罪と言っても良いだろう。
何故ならば、この大火事を引き起こしたのは、他ならぬ人間の手によるものなのだから。
オットー王子の腹心、エリザベート・クラウスは魔道士であったが、人々を時に魅力で惑わしながらも、助ける役目に始終してきたユーノ・キルケとは異なり、彼女は代々黒十字家に仕える邪悪なる惨劇を巻き起こす役目を担っていた。
エリザベートは逃げる人々を狩るゲームを楽しんでいた。今は趣向を変えて、村の端の田畑が多い場所でゲームを楽しんでいた。
このゲームは最高だ。稀に動員される戦争とは違い、逃げ惑うだけの無力な人間のみを狙えるのだから。
この事実は彼女を高揚させたが、稀に意に反する存在もいる。
目の前の安っぽい緑色に染めた麻の服を着た男こそがその例とも言えるだろう。
「ど、ドミニクだけは渡さん!お前にこれ以上奪われてたまるものかッ!」
このように自分に立ち向かってくる愚かな素人もいるのだ。
そんな時に、彼女は不機嫌そうに舌を打ち、眉間を狭めて、
「あーうぜぇ、テメェは逃げてりゃあいいんだよッ!あたしに向かってくるんじゃねーよッ!」
エリザベートは自らの大きな杖を掲げて、敵対者の体に魔法で作り上げた巨大な剣を貫かせる。
中年の農夫と思われる男は串刺しにされ、地面に倒れた。彼の体からはおびただしい量の血が流れていく。だが、天に向かって伸びた腕が僅かに動く事から、まだ死んではいないらしい。
エリザベートは眉をしかめて、
「あー、テメェのその面見るだけでも、ムカムカしてくるわ、安心しろよ、お前の息子はお前が死んだ後に、じっくりと嬲り殺しにしてやるからよッ!」
呪文を唱えて杖を巨大な槍に変換して、その槍先を農夫の男に突き刺そうとした時だ。
エリザベートの頬を何かが貫く。
エリザベートが背後を振り返ると、そこには鎧を着た気の強そうな女性と十人中十人が美人と称するであろう、黒のローブを纏った女性が立っていた。
「ひ、酷いッ!どうしてこんな事を!?」
黒のローブの女性が両肩を震えた声で叫ぶ。
「どうして?そんなの決まってるじゃん、こいつがあたしの気を損ねたからだよ。まあ、この傷じゃあ、どうしようもないだろうけど」
「〈全能なる我らが精霊よ。父祖の霊たちよ。哀れなる子孫に慈悲を与えたまえ〉」
ユーノが呪文を唱えるのと同時に、男の体を貫いていた巨大な剣が焼失し、男の傷口が狭まっていく。男は傷口が治るなり、息子の側に駆け寄り、逃げ出す。
エリザベートは感心した様子で、顎を撫でながら、
「あー聞いた事あるわ、あれでしょ?偉大なる魔道士のみが使える、奇跡の治療魔法。何でも、その魔法の恩恵を受けた人間は、傷や病気が瞬時に治ってしまうって言うアレ。そうでしょ?」
「あなたなんかに答える義務はなくってよ!」
ユーノが小さな杖の先端をエリザベートに向けようとしたが、杖を握っていた右腕をガートルードに止められてしまう。
「ここはお前の村なんだろ?なら、お前は村の人たちを守ってやれッ!こいつはあたしが引き受けるッ!」
ガートルードの言葉を聞き、ユーノは首を縦に動かし、走っていく。
追おうとするエリザベートをガートルードは剣で静止する。
「お前の相手はあたしだよ。これ以上、お前を放っておくわけにはいかないからな」
エリザベートは不敵な笑みを浮かべた。
ディリオニスは不安になり、ユーノに停戦を提案するが、
「嫌だわ、あなた、本気で私とあの女が仲良く握手できるとお思いなの?」
「そりゃあ、こっちの台詞だッ!テメェのような、怪し気な魔道士なんぞと組めるかッ!」
ガートールードは歯を噛みしめながら、剣の鯉口に親指を当てている。
タイミングが整えば、彼女は直ぐにでもユーノの体に突き刺そうと飛び掛かるに違いない。
止めにようにも、自分は土の魔神に体を運ばれているために、動けない。
二人ともまともにぶつかれば、怪我では済まないだろう。
ディリオニスが再び口を開こうとした時だ。鼻腔に焦げる匂いを感じ取った。
ディリオニスが何気なく、空を眺めると、空は不自然なほどに明るかった。
そう、まるでペンキの入ったバケツをひっくり返したかのように真っ赤だ。
更に、黒い煙が流れている。
ディリオニスが気付いた時には、ユーノが杖を落とし、膝をつき、蹲っていた。
「どうしてなの……?どうして、こんな酷い事を!?」
ひたすら、泣き続けるユーノの元に駆け寄ったのは、先程まで彼女を睨み付けていたガートールード。
ガートールードは落ち着かせたいらしく、彼女の背中を優しくさすり、優しい口調で彼女に問い掛ける。
「大丈夫だ。我々に出来ることがあれば、言ってくれ、キミに出来る事を私がしてあげたい」
ガートールードの言葉にユーノは再び涙を滲ませ、次の瞬間に胸に顔を埋めていた。
少しばかり泣き続けた後に、ガートルードに全てを打ち明けた。
ガラドリエルの一行を殺せば、自分を頼りにしてくれている村の人たちを支援できる大金を払ってくれる事。
そして、恐らく、オットー王子にそんな気はなく、金を出し惜しみするために、村を襲撃したと言う事。
そのユーノの言葉を聞き、ガートールードは彼女の両肩を持って、目線を合わせ、顔を軽く当てる。
「な、何をするの!?」
「お前に喝を与えてやったんだ。大体、村の人が大変な目に遭っているのに、泣き崩れる奴があるかッ!偉大なる魔道士なら、直ぐにでも村にテレポートして、人々を助けるのが義務だろう!?」
ユーノは少しばかり顔を背けてから、ガートールードの両手を持ち、落ち着いた口調で返答する。
「癪だけれど、あなたの言う通りね。今は、泣いている場合じゃあないわ、直ぐにでも村の人たちを助けに行かないとッ!」
ユーノはガートールードの両手を持ち、耳元で囁く。
「いい事?向こうに付く瞬間まで私の手を持っているのよ。テレポートは一瞬で着くけれど、離したら、一人でしかテレポートできないの。分かるわよね?」
「それくらい言われなくても、分かるよ。お前が嫌いでも手は握っておいてやる」
「ウフフ、賢い人って好きよ」
ユーノはガートールードに向かって笑みを広げてみせる。
そして、テレポートの呪文を唱えて、村の方角に向かう。
一方、完全に消え去ったディリオニスはテレポートが本当にあった事に驚きを隠しれきれない様子だった。
空は赤く染まり、黒い煙が空に向かって立ち昇る。
古くからの竜の伝説が宿る場所では、こう伝えられるが、今回の件ばかりは竜は冤罪と言っても良いだろう。
何故ならば、この大火事を引き起こしたのは、他ならぬ人間の手によるものなのだから。
オットー王子の腹心、エリザベート・クラウスは魔道士であったが、人々を時に魅力で惑わしながらも、助ける役目に始終してきたユーノ・キルケとは異なり、彼女は代々黒十字家に仕える邪悪なる惨劇を巻き起こす役目を担っていた。
エリザベートは逃げる人々を狩るゲームを楽しんでいた。今は趣向を変えて、村の端の田畑が多い場所でゲームを楽しんでいた。
このゲームは最高だ。稀に動員される戦争とは違い、逃げ惑うだけの無力な人間のみを狙えるのだから。
この事実は彼女を高揚させたが、稀に意に反する存在もいる。
目の前の安っぽい緑色に染めた麻の服を着た男こそがその例とも言えるだろう。
「ど、ドミニクだけは渡さん!お前にこれ以上奪われてたまるものかッ!」
このように自分に立ち向かってくる愚かな素人もいるのだ。
そんな時に、彼女は不機嫌そうに舌を打ち、眉間を狭めて、
「あーうぜぇ、テメェは逃げてりゃあいいんだよッ!あたしに向かってくるんじゃねーよッ!」
エリザベートは自らの大きな杖を掲げて、敵対者の体に魔法で作り上げた巨大な剣を貫かせる。
中年の農夫と思われる男は串刺しにされ、地面に倒れた。彼の体からはおびただしい量の血が流れていく。だが、天に向かって伸びた腕が僅かに動く事から、まだ死んではいないらしい。
エリザベートは眉をしかめて、
「あー、テメェのその面見るだけでも、ムカムカしてくるわ、安心しろよ、お前の息子はお前が死んだ後に、じっくりと嬲り殺しにしてやるからよッ!」
呪文を唱えて杖を巨大な槍に変換して、その槍先を農夫の男に突き刺そうとした時だ。
エリザベートの頬を何かが貫く。
エリザベートが背後を振り返ると、そこには鎧を着た気の強そうな女性と十人中十人が美人と称するであろう、黒のローブを纏った女性が立っていた。
「ひ、酷いッ!どうしてこんな事を!?」
黒のローブの女性が両肩を震えた声で叫ぶ。
「どうして?そんなの決まってるじゃん、こいつがあたしの気を損ねたからだよ。まあ、この傷じゃあ、どうしようもないだろうけど」
「〈全能なる我らが精霊よ。父祖の霊たちよ。哀れなる子孫に慈悲を与えたまえ〉」
ユーノが呪文を唱えるのと同時に、男の体を貫いていた巨大な剣が焼失し、男の傷口が狭まっていく。男は傷口が治るなり、息子の側に駆け寄り、逃げ出す。
エリザベートは感心した様子で、顎を撫でながら、
「あー聞いた事あるわ、あれでしょ?偉大なる魔道士のみが使える、奇跡の治療魔法。何でも、その魔法の恩恵を受けた人間は、傷や病気が瞬時に治ってしまうって言うアレ。そうでしょ?」
「あなたなんかに答える義務はなくってよ!」
ユーノが小さな杖の先端をエリザベートに向けようとしたが、杖を握っていた右腕をガートルードに止められてしまう。
「ここはお前の村なんだろ?なら、お前は村の人たちを守ってやれッ!こいつはあたしが引き受けるッ!」
ガートルードの言葉を聞き、ユーノは首を縦に動かし、走っていく。
追おうとするエリザベートをガートルードは剣で静止する。
「お前の相手はあたしだよ。これ以上、お前を放っておくわけにはいかないからな」
エリザベートは不敵な笑みを浮かべた。
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