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水の惑星『カメーネ』
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麗俐はやっとの思いでコリンヌを撃破した。そのため一息を吐きたい心境にあったが、まだ戦闘は継続した状態にあったので休むわけにもいかなかった。
というのもジョウジはコリンヌが麗俐の蹴りを受けて倒れた後に、その死体を見せてハイドラ隊の面々に向かって降伏を促したものの、死体を見せつけられたことにより、かえって激昂してしまったのだ。お陰で兵士たちは収拾が付かず、まだ暴れている。
やむを得ずに麗俐は鎮圧と威嚇の両方を兼ねてレーザーガンを発射しながら戦闘の中心地へと駆けていった。これから彼女のパワードスーツの性能を活かして鎮圧に向かっていくのだろう。
ジョウジは遠くから戦闘に明け暮れる人々を呆れた目で見つめていた。人という存在の愚かさを改めて突きつけられてしまったような気がする。
そんなジョウジの思いも知らずに修也たちとハイドラ隊とが激しい戦いを繰り広げていた。その中でも一際激しかったのは悠介と副官の男との戦いであった。
互いにパワードスーツを身に纏った悠介と副官の男とは互いにぶつかり合っていたのだからたまったものではない。
不良漫画であれば殴り合っているうちに友情でも芽生えそうなものであるのだが、事情もあったことから互いに憎しみ合っていた二人であったので当然そんなものが芽生えるはずなどなかった。
幾度も拳を振り下ろすうちに両者ともに疲れが溜まってしまったのか、そのまま地面の上へと倒れ込んでしまった。
「ハァハァ、ちくしょう……」
悠介は慌てて地面の上から起き上がろうとしたのだが、疲労と傷のためかそのままうつ伏せのまま地面の上へと倒れ込んでしまった。
地面の上に倒れて動けない状況にあったのは相手も同じであったらしい。起き上がろうとするのと倒れるのを頻繁に繰り返していた。悠介は密かに戻したレーザーガンを手に取ろうとしたが、疲労と傷のためか手が震えて上手く掴み取れないのだ。
悠介がメットの下で歯を食い縛っていた時だ。二人の戦いが止まってしまったことに気が付いた兵士の一人がビームソードを構えて突っ込んできたのだ。
これまでは戦いが激しかったことなので戦いに介入できなかったのだが、二人の動きが止まってしまったことにより戦闘への介入が可能だと踏んだのだろう。
悠介は心の中で舌を打ったものの、目の前から迫り来るビームソードは止まらない。どうすればいいのかと雨粒ほどの形がある冷や汗を噴き出していった。
波のように押し寄せる絶望の中で、走馬灯のようなものが見えていたのだが、その際に悠介はバスケットボールの試合を思い出した。随分と印象に残った試合であったので今でも心の中に残っていたのだろう。
あの試合では敵の学校に追い詰められ、逆転は不可能になっていた。試合の時の悠介も今と同様に満身創痍の状態にあった。
しかしこの時の悠介は諦めなかった。試合を負けたままでは終わらせたくなかったのだ。その思いだけで悠介は声を張り上げながら敵の選手からバスケットボールを奪い取り、相手のコートにボールを叩き入れたのだ。
結局その試合では負けてしまったものの、負ける寸前に相手に一矢を報いたという事実が悠介をいいや、絶望感に浸っていたチーム全員の気持ちを押し上げていったのだ。姉の事件以前からは考えられなかったが、あの時は全員が悠介を褒め称えていた。
悠介はその時の気持ちを思い起こした。最後まで諦めては駄目だというバスケットボールの選手にとっては欠かせない言葉であった。
どうして試合のことを今まで思い出せなかったのだろう。悠介は愚かな自分を嘲笑いながら敵に立ち向かっていった。
それから相手のボールを奪い取るかのようにビームソードを奪い取り、敵の胴体を蹴り飛ばしたのだ。
悠介はそれからビームソードを構えて副官の男の元へと向かっていった。
これが最後の力だと言わんばかりに雄叫びを上げて野獣のように飛び上がっていった。上手くいけばこのまま副官の男を貫けるはずだった。
副官の男が咄嗟に地面の上を転がって避けるという機転を利かせなければ勝負はついたのだ。
「く、クソッタレッ!」
悠介は悔し紛れに叫んだ。そしてもう一度、今度は体を捻って副官の男を突き刺そうとしたのだが、副官の男はあっさりとそれを交わし、あまつさえ悠介の顎の下にまで蹴りを喰らわせた。
ヘルメット越しとはいえ顎の下に振動が響いてくるのだからたまったものではない。悠介が両手で顎を抑えていると、副官の男はそのまま拳を突き出していった。
悠介は腹部に大きな打撃を受けて悲惨な声を絞り出していった。それでもビームソードを地面の上へ落とさなかったのは流石というべきだろう。
副官の男は何度も何度も悠介の腹に向かって拳を繰り出していく。ボクシングの試合でもここまではやらないだろうと思うばかりの徹底ぶりだった。
ここまで執拗な攻撃を繰り出すのは悠介が弱ったのを見て絶好の機会だと考えたからであるに違いなかった。
しかしジャブを使っての猛攻は悠介の右ストレートによって止められてしまった。
予期せぬ強力な一撃を受けた副官の男はそのまま地面の上へと倒れ込んでしまう羽目になった。
悠介は地面の上に大の字になって倒れ込んだ副官の男に向けてビームソードを突き刺した。
もっとも心臓や頭部はおろか、腹部にすらあたっていない。悠介がビームソードを突き刺したのは副官の男の利き腕すなわち右腕であった。
利き腕を焼くことによって男の活躍の機会を奪い取ろうとしたのだ。
悠介がこうした中途半端な対応になったのは直前に頭の中で『殺人』という言葉が思い浮かんだからだろう。
例え自身が殺されかねない状況にあっても相手を殺したくないという心理が働いたのだ。
絶対的平和主義者などとは無縁の悠介が正当防衛であったとしても敵への止めを躊躇ってしまったことはそうした事情が無関係であるはずがなかった。
だからこそ悠介は昔テレビで観た時代劇のヒーローのような真似をしてみせたのだ。
悠介が荒い息を吐き出しながら利き腕を切られた男を見下ろしていた時だ。男が翼の力を使って地面の上から空中へと飛び上がっていった。
どうやらまだ諦め切れないらしい。疲労困憊、あちこち痛む体は悠介と共通している上、利き腕をビームソードの熱で焼かれてしまっている。
普通の精神状態であれば悠介のことなど諦めている頃だろう。悠介は分からなくなっていた。
同時に真上から襲い掛かってくる男のことが恐ろしく堪らなくなった。
悠介は悲鳴を上げながら腰に下げていたレーザーガンを抜いてレーザー光線を男の翼に目掛けて放っていった。
同時にボカンと大きな爆発音が一帯に響き渡っていく。悠介の引いた熱線によって翼の動力部分が爆発したらしい。
黒い煙を立ち上らせながら男は凄まじい勢いで地面の上へと激突していった。
男のパワードスーツがここで分解した。同時に男は空気の圧によって弾き飛ばされていったのが見えた。
どうやら衝突寸前にパワードスーツを脱いで脱出したらしい。パワードスーツを脱ぐ際に衝撃を受けることによって地面の上を飛んでいったとみるべきだろう。
だが、もうパワードースーツは有していない。悠介が止めを刺すためレーザーガンを向けた時のことだ。
突然、悠介の感知しないところで熱線が飛んでいき、男の眉間を貫いていった。
熱線を受けた男は目を丸くしていたものの、やがて事情を理解したのかそのまま地面の上へと崩れ落ちた。
悠介が慌てて辺りを見渡すと、そこにはビームポインターを向けたジョウジの姿が見えた。
どうやらジョウジが止めを刺してくれたらしい。
「ありがとう」
と、悠介は礼を述べていった。そしてジョウジの元へと向かおうとしたのだが、そのまま力が尽きたのだろう。走っている最中に膝を突いて地面の上に倒れ込んだ。
体力の問題もあってか、悠介は眠ってしまった。戦いの最中であるにも眠ってしまったことから悠介の疲労とダメージはかなり蓄積していたことが窺えた。
ジョウジは遠くで悠介が倒れたのを見て、片方の手でビームポインターで熱線を放ち、もう片方の腕で副官の男を引き摺っていった。
ジョウジに引き摺られる副官の男たちを見てハイドラ隊の面々も意識を変えたらしい。次々に武装を解いて両手を伸ばして戦意がないことを表していった。
こうして戦いは呆気なく終結することになった。
あれほどまでに戦意に満ちていたにも関わらず、あっさりと怒りを捨てて降伏する人間がジョウジはひどくあさましく思えてしまった。
というのもジョウジはコリンヌが麗俐の蹴りを受けて倒れた後に、その死体を見せてハイドラ隊の面々に向かって降伏を促したものの、死体を見せつけられたことにより、かえって激昂してしまったのだ。お陰で兵士たちは収拾が付かず、まだ暴れている。
やむを得ずに麗俐は鎮圧と威嚇の両方を兼ねてレーザーガンを発射しながら戦闘の中心地へと駆けていった。これから彼女のパワードスーツの性能を活かして鎮圧に向かっていくのだろう。
ジョウジは遠くから戦闘に明け暮れる人々を呆れた目で見つめていた。人という存在の愚かさを改めて突きつけられてしまったような気がする。
そんなジョウジの思いも知らずに修也たちとハイドラ隊とが激しい戦いを繰り広げていた。その中でも一際激しかったのは悠介と副官の男との戦いであった。
互いにパワードスーツを身に纏った悠介と副官の男とは互いにぶつかり合っていたのだからたまったものではない。
不良漫画であれば殴り合っているうちに友情でも芽生えそうなものであるのだが、事情もあったことから互いに憎しみ合っていた二人であったので当然そんなものが芽生えるはずなどなかった。
幾度も拳を振り下ろすうちに両者ともに疲れが溜まってしまったのか、そのまま地面の上へと倒れ込んでしまった。
「ハァハァ、ちくしょう……」
悠介は慌てて地面の上から起き上がろうとしたのだが、疲労と傷のためかそのままうつ伏せのまま地面の上へと倒れ込んでしまった。
地面の上に倒れて動けない状況にあったのは相手も同じであったらしい。起き上がろうとするのと倒れるのを頻繁に繰り返していた。悠介は密かに戻したレーザーガンを手に取ろうとしたが、疲労と傷のためか手が震えて上手く掴み取れないのだ。
悠介がメットの下で歯を食い縛っていた時だ。二人の戦いが止まってしまったことに気が付いた兵士の一人がビームソードを構えて突っ込んできたのだ。
これまでは戦いが激しかったことなので戦いに介入できなかったのだが、二人の動きが止まってしまったことにより戦闘への介入が可能だと踏んだのだろう。
悠介は心の中で舌を打ったものの、目の前から迫り来るビームソードは止まらない。どうすればいいのかと雨粒ほどの形がある冷や汗を噴き出していった。
波のように押し寄せる絶望の中で、走馬灯のようなものが見えていたのだが、その際に悠介はバスケットボールの試合を思い出した。随分と印象に残った試合であったので今でも心の中に残っていたのだろう。
あの試合では敵の学校に追い詰められ、逆転は不可能になっていた。試合の時の悠介も今と同様に満身創痍の状態にあった。
しかしこの時の悠介は諦めなかった。試合を負けたままでは終わらせたくなかったのだ。その思いだけで悠介は声を張り上げながら敵の選手からバスケットボールを奪い取り、相手のコートにボールを叩き入れたのだ。
結局その試合では負けてしまったものの、負ける寸前に相手に一矢を報いたという事実が悠介をいいや、絶望感に浸っていたチーム全員の気持ちを押し上げていったのだ。姉の事件以前からは考えられなかったが、あの時は全員が悠介を褒め称えていた。
悠介はその時の気持ちを思い起こした。最後まで諦めては駄目だというバスケットボールの選手にとっては欠かせない言葉であった。
どうして試合のことを今まで思い出せなかったのだろう。悠介は愚かな自分を嘲笑いながら敵に立ち向かっていった。
それから相手のボールを奪い取るかのようにビームソードを奪い取り、敵の胴体を蹴り飛ばしたのだ。
悠介はそれからビームソードを構えて副官の男の元へと向かっていった。
これが最後の力だと言わんばかりに雄叫びを上げて野獣のように飛び上がっていった。上手くいけばこのまま副官の男を貫けるはずだった。
副官の男が咄嗟に地面の上を転がって避けるという機転を利かせなければ勝負はついたのだ。
「く、クソッタレッ!」
悠介は悔し紛れに叫んだ。そしてもう一度、今度は体を捻って副官の男を突き刺そうとしたのだが、副官の男はあっさりとそれを交わし、あまつさえ悠介の顎の下にまで蹴りを喰らわせた。
ヘルメット越しとはいえ顎の下に振動が響いてくるのだからたまったものではない。悠介が両手で顎を抑えていると、副官の男はそのまま拳を突き出していった。
悠介は腹部に大きな打撃を受けて悲惨な声を絞り出していった。それでもビームソードを地面の上へ落とさなかったのは流石というべきだろう。
副官の男は何度も何度も悠介の腹に向かって拳を繰り出していく。ボクシングの試合でもここまではやらないだろうと思うばかりの徹底ぶりだった。
ここまで執拗な攻撃を繰り出すのは悠介が弱ったのを見て絶好の機会だと考えたからであるに違いなかった。
しかしジャブを使っての猛攻は悠介の右ストレートによって止められてしまった。
予期せぬ強力な一撃を受けた副官の男はそのまま地面の上へと倒れ込んでしまう羽目になった。
悠介は地面の上に大の字になって倒れ込んだ副官の男に向けてビームソードを突き刺した。
もっとも心臓や頭部はおろか、腹部にすらあたっていない。悠介がビームソードを突き刺したのは副官の男の利き腕すなわち右腕であった。
利き腕を焼くことによって男の活躍の機会を奪い取ろうとしたのだ。
悠介がこうした中途半端な対応になったのは直前に頭の中で『殺人』という言葉が思い浮かんだからだろう。
例え自身が殺されかねない状況にあっても相手を殺したくないという心理が働いたのだ。
絶対的平和主義者などとは無縁の悠介が正当防衛であったとしても敵への止めを躊躇ってしまったことはそうした事情が無関係であるはずがなかった。
だからこそ悠介は昔テレビで観た時代劇のヒーローのような真似をしてみせたのだ。
悠介が荒い息を吐き出しながら利き腕を切られた男を見下ろしていた時だ。男が翼の力を使って地面の上から空中へと飛び上がっていった。
どうやらまだ諦め切れないらしい。疲労困憊、あちこち痛む体は悠介と共通している上、利き腕をビームソードの熱で焼かれてしまっている。
普通の精神状態であれば悠介のことなど諦めている頃だろう。悠介は分からなくなっていた。
同時に真上から襲い掛かってくる男のことが恐ろしく堪らなくなった。
悠介は悲鳴を上げながら腰に下げていたレーザーガンを抜いてレーザー光線を男の翼に目掛けて放っていった。
同時にボカンと大きな爆発音が一帯に響き渡っていく。悠介の引いた熱線によって翼の動力部分が爆発したらしい。
黒い煙を立ち上らせながら男は凄まじい勢いで地面の上へと激突していった。
男のパワードスーツがここで分解した。同時に男は空気の圧によって弾き飛ばされていったのが見えた。
どうやら衝突寸前にパワードスーツを脱いで脱出したらしい。パワードスーツを脱ぐ際に衝撃を受けることによって地面の上を飛んでいったとみるべきだろう。
だが、もうパワードースーツは有していない。悠介が止めを刺すためレーザーガンを向けた時のことだ。
突然、悠介の感知しないところで熱線が飛んでいき、男の眉間を貫いていった。
熱線を受けた男は目を丸くしていたものの、やがて事情を理解したのかそのまま地面の上へと崩れ落ちた。
悠介が慌てて辺りを見渡すと、そこにはビームポインターを向けたジョウジの姿が見えた。
どうやらジョウジが止めを刺してくれたらしい。
「ありがとう」
と、悠介は礼を述べていった。そしてジョウジの元へと向かおうとしたのだが、そのまま力が尽きたのだろう。走っている最中に膝を突いて地面の上に倒れ込んだ。
体力の問題もあってか、悠介は眠ってしまった。戦いの最中であるにも眠ってしまったことから悠介の疲労とダメージはかなり蓄積していたことが窺えた。
ジョウジは遠くで悠介が倒れたのを見て、片方の手でビームポインターで熱線を放ち、もう片方の腕で副官の男を引き摺っていった。
ジョウジに引き摺られる副官の男たちを見てハイドラ隊の面々も意識を変えたらしい。次々に武装を解いて両手を伸ばして戦意がないことを表していった。
こうして戦いは呆気なく終結することになった。
あれほどまでに戦意に満ちていたにも関わらず、あっさりと怒りを捨てて降伏する人間がジョウジはひどくあさましく思えてしまった。
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