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第二章『共存と滅亡の狭間で』
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大津麗俐の初陣はハッキリといえば父親と比較して随分とお粗末なものになってしまった。その証拠に麗俐は幾度もイカ型の『ロトワング』を装着した男の手によって押されてしまっている。
そして人々の絶望が頂点に達したのは麗俐が男の蹴りを喰らって店の外へと弾き飛ばされてしまった時のことだった。
「ううっ」
と、よろめいた声をあげる麗俐の元に男がレーザーガンを構えながら向かってきた。
倒れている場合ではない。今ここで男の対処を行わなくては父親や他の人々どころか自らの身も危ういのだ。
そんなことは十分頭では分かっていた。しかし体が言うことを効かないのだ。
そんなところに男が迫ってきた。男の手にはレーザーガンが握られている。
その光景を見た麗俐はなんとか手だけでも動かし、武器をビームソードからレーザーガンへと組み替えていた。
だが、麗俐がレーザーガンを突き付けるよりも前に男が麗俐の武器を撃ち落とす方が早かった。
コツコツという足音が一歩一歩着実に聞こえてきた。今の麗俐にはその音が死神の足音のように聞こえてならなかった。
不味い。殺される。麗俐が覚悟を決めて兜の下で両目を閉じていた時のことだ。
「お前、大津麗俐だな?」
と、男が低い声で問い掛けた。
「そ、そうだけど……なんであたしの名前を知ってるの?」
麗俐は声を震わせながら問い掛けた。
「アンドロイドにも兄弟の概念がある……そう言ったら分かるか?」
圧を込めた声で男は麗俐に向かって問い掛けた。
「ま、まさか……」
「そう、その『まさか』だ」
そう言って男はイカの姿をした兜を外して地面の上に放り投げてその姿を露わにしていった。
「あ、あなたはあたしが壊したあいつのなんなの?」
「兄貴だよ。同じ製造レーンでその日に二体だけ作られた男の方のアンドロイドなんだよ。オレはな」
「か、敵討ち!? 冗談よね!」
麗俐は動揺した声を上げた。
「敵討ち? とんでもない。そんな生ぬるいものと一緒にしてもらっては困る」
男は歯をゴリゴリと噛み締めながら鋭い目で麗俐を睨みながら言った。
「じゃあ、なんなのよ?」
麗俐は恐ろしくなったのか、声を震わせながら問い掛けた。
「復讐だよ。妹をゴミみたいにした挙句に何もしようとしない人間たちにこの手で復讐してやるんだ。このオレ、ケンの手でなッ!」
麗俐は言葉が出てこなかった。『身から出た錆』、『自業自得』、『因果応報』頭の中に思い浮かんだ全ての諺がこれまでの自分を指しているように思えて仕方がなかった。
もし謝れる機会があるのならば存分に謝りたい。自分自身が『壊してしまった』いいや正確には『殺してしまった』あのアンドロイドの少女に謝りたかった。
だが、いくら後悔しても遅かった。目の前でレーザーガンを突き付けている男はいくら謝罪の言葉を口にしたところで決して麗俐を許したりはしないだろう。
考えてみれば当たり前のことだ。麗俐が死を受け入れて神に祈りを捧げようと考えた時のことだ。
喫茶店から慌てて走ってくる音が聞こえてきた。麗俐が目を向けると、そこには血走った目でこちらに向かってくる父親の姿が見えた。
だが、愛情によってケンの元に駆け付けてこようとする修也をケンは容赦なく撃ち抜いた。幸いであったのはこの時に狙いが外れて肩を撃ち抜いたことだった。
肩を熱線で撃ち抜かれてもなお父親が執念でケンの元へと迫ってきた時のことだった。
そしてケンに飛び付くのかと思いきや、その前で額に頭を擦り付けて懇願を始めていった。
「頼む! その子を殺さないでくれ! その子は私の大切な娘なんだッ!」
修也は両目に涙を流しながら叫んでいた。
「断る。こいつはオレのたった一人の妹を殺したんだ。それも身勝手な理由でな。だからこいつは死ぬ。その報いだ」
「……たった一人の妹? ということは今朝麗俐がーー」
「そうだよ。オレは妹とたまに会っていたんだ。その度にこいつから何をされていたのか聞いていたよ。でも、オレが怒るたびに妹は鎮めてくれた。『人間とは仲良くしなくてはならない』とな……」
「しかし今朝になって妹さんがーー」
「そうだよ。居ても立っても居られなくて、今朝妹がいた学校に乗り込もうとした矢先のことだ。妹が惨めな残骸なったという話を聞いたよ。あの美しかった妹が残骸になったんぞッ!」
そのため予定を変更して適当な店に襲撃を掛けようとしたところに麗俐の姿を発見したそうだ。
修也は怒り狂うアンドロイドの気持ちがよく分かった。自分だって自分の家族が同じ目に遭わされれば同じようなことを考えるだろう。
だが、目の前にいるアンドロイドを狂わせたのは他の誰でもない自身の実の娘なのだ。
目の前にいるアンドロイドの気持ちと娘を守りたいという気持ちの板挟みに苦しむことになってしまった。
麗俐がやったことは擁護できない。小説や映画に登場する悪女の姿そのものだ。たとえ悪女でも裁きを受けるべき結果があったとしても修也からすれば大事な娘であることには変わらない。
修也は悩み抜いた末にその両方を解決するいい方法を思い付いた。
先ほどと同様に修也は地面の上に額を擦り付け、両手の指を付けて必死に懇願していった。
「お願いします! どうか私を殺してください! その代わり、他の人や麗俐を殺すのはもうやめてください!」
修也の懇願を聞いたケンは不愉快そうに眉を顰めながら「チッ」と舌を打った。
「オレの怒りがお前の命一つくらいで収まるとでも思ってんのかよ!」
そうは言いつつも手近にいる無防備な人間の命は奪いたいらしかった。アンドロイドは土下座している修也に向かってレーザガンを下ろした。
(……ダメッ!お父さんを殺さないで!)
麗俐は咄嗟に弾き飛ばされた己のレーザーガンを拾い上げると、無防備なアンドロイドが握っているレーザーガンに向かって狙いを定めて引き金を引いた。
ケンがそれまでしっかりと右手に握っていたレーザーガンは地面の上を転がっていき、彼は無防備な状態となってしまった。
悔しそうな顔を浮かべているケンの胸元に向かって躊躇うことなくレーザーガンの引き金を引いたのだった。
流石に相手も強力なパワードスーツを身に付けているということもあって流石に熱線で装甲そのものが破壊されるというようなことはなかった。
だが、熱線を体に喰らった際にはパワードスーツ越しであったとしても凄まじい衝撃を感じるようだ。
大きな悲鳴を上げながら地面の上を転がっていった。
麗俐はその隙を見て武器をビームライフルからビームソードへと組み直したのだった。そしてビームソードを逆手に握り締めながら宙の上を飛び上がっていった。
そして慌てて地面の上から両手を使って起きあがろうとするケンに対してビームソードを串刺しにしていったのである。
ビームソードは『ロトワング』の装甲を貫き、そのままケンの動力部分にまで到達したらしい。
ビームソードを喰らったケンは悲鳴を上げていった。血の代わりに黒い煙とエネルギー源と思われる石油がケンの体から漏れていくのが見えた。
麗俐はバチバチと火花が散るケンの体から一気にビームソードを引き抜いていった。
麗俐は慌てて爆発に巻き込まれないように離れようとしたものの、その際にケンは呪詛ともいえる言葉を吐き捨てた。
「これでとうとう兄と妹の二人を殺しちまったな。クソ女」
麗俐はその言葉が聞こえないようにしていたが、やがて大きな爆発が生じていきそのままケンの体は消えてなくなってしまった。
相手はアンドロイドである。人間ではない。そのことは分かっていた。小中の授業でも確かにそう習っていた。
だが、その時に麗俐が暗い表情を浮かべていたことは言うまでもなかった。
「分かったか?これがお前の犯した罪の重さなんだよ。麗俐」
父の修也の一言は麗俐の胸を突き刺した。今の麗俐にはそれが何よりの罰であるかのように思えた。
そして人々の絶望が頂点に達したのは麗俐が男の蹴りを喰らって店の外へと弾き飛ばされてしまった時のことだった。
「ううっ」
と、よろめいた声をあげる麗俐の元に男がレーザーガンを構えながら向かってきた。
倒れている場合ではない。今ここで男の対処を行わなくては父親や他の人々どころか自らの身も危ういのだ。
そんなことは十分頭では分かっていた。しかし体が言うことを効かないのだ。
そんなところに男が迫ってきた。男の手にはレーザーガンが握られている。
その光景を見た麗俐はなんとか手だけでも動かし、武器をビームソードからレーザーガンへと組み替えていた。
だが、麗俐がレーザーガンを突き付けるよりも前に男が麗俐の武器を撃ち落とす方が早かった。
コツコツという足音が一歩一歩着実に聞こえてきた。今の麗俐にはその音が死神の足音のように聞こえてならなかった。
不味い。殺される。麗俐が覚悟を決めて兜の下で両目を閉じていた時のことだ。
「お前、大津麗俐だな?」
と、男が低い声で問い掛けた。
「そ、そうだけど……なんであたしの名前を知ってるの?」
麗俐は声を震わせながら問い掛けた。
「アンドロイドにも兄弟の概念がある……そう言ったら分かるか?」
圧を込めた声で男は麗俐に向かって問い掛けた。
「ま、まさか……」
「そう、その『まさか』だ」
そう言って男はイカの姿をした兜を外して地面の上に放り投げてその姿を露わにしていった。
「あ、あなたはあたしが壊したあいつのなんなの?」
「兄貴だよ。同じ製造レーンでその日に二体だけ作られた男の方のアンドロイドなんだよ。オレはな」
「か、敵討ち!? 冗談よね!」
麗俐は動揺した声を上げた。
「敵討ち? とんでもない。そんな生ぬるいものと一緒にしてもらっては困る」
男は歯をゴリゴリと噛み締めながら鋭い目で麗俐を睨みながら言った。
「じゃあ、なんなのよ?」
麗俐は恐ろしくなったのか、声を震わせながら問い掛けた。
「復讐だよ。妹をゴミみたいにした挙句に何もしようとしない人間たちにこの手で復讐してやるんだ。このオレ、ケンの手でなッ!」
麗俐は言葉が出てこなかった。『身から出た錆』、『自業自得』、『因果応報』頭の中に思い浮かんだ全ての諺がこれまでの自分を指しているように思えて仕方がなかった。
もし謝れる機会があるのならば存分に謝りたい。自分自身が『壊してしまった』いいや正確には『殺してしまった』あのアンドロイドの少女に謝りたかった。
だが、いくら後悔しても遅かった。目の前でレーザーガンを突き付けている男はいくら謝罪の言葉を口にしたところで決して麗俐を許したりはしないだろう。
考えてみれば当たり前のことだ。麗俐が死を受け入れて神に祈りを捧げようと考えた時のことだ。
喫茶店から慌てて走ってくる音が聞こえてきた。麗俐が目を向けると、そこには血走った目でこちらに向かってくる父親の姿が見えた。
だが、愛情によってケンの元に駆け付けてこようとする修也をケンは容赦なく撃ち抜いた。幸いであったのはこの時に狙いが外れて肩を撃ち抜いたことだった。
肩を熱線で撃ち抜かれてもなお父親が執念でケンの元へと迫ってきた時のことだった。
そしてケンに飛び付くのかと思いきや、その前で額に頭を擦り付けて懇願を始めていった。
「頼む! その子を殺さないでくれ! その子は私の大切な娘なんだッ!」
修也は両目に涙を流しながら叫んでいた。
「断る。こいつはオレのたった一人の妹を殺したんだ。それも身勝手な理由でな。だからこいつは死ぬ。その報いだ」
「……たった一人の妹? ということは今朝麗俐がーー」
「そうだよ。オレは妹とたまに会っていたんだ。その度にこいつから何をされていたのか聞いていたよ。でも、オレが怒るたびに妹は鎮めてくれた。『人間とは仲良くしなくてはならない』とな……」
「しかし今朝になって妹さんがーー」
「そうだよ。居ても立っても居られなくて、今朝妹がいた学校に乗り込もうとした矢先のことだ。妹が惨めな残骸なったという話を聞いたよ。あの美しかった妹が残骸になったんぞッ!」
そのため予定を変更して適当な店に襲撃を掛けようとしたところに麗俐の姿を発見したそうだ。
修也は怒り狂うアンドロイドの気持ちがよく分かった。自分だって自分の家族が同じ目に遭わされれば同じようなことを考えるだろう。
だが、目の前にいるアンドロイドを狂わせたのは他の誰でもない自身の実の娘なのだ。
目の前にいるアンドロイドの気持ちと娘を守りたいという気持ちの板挟みに苦しむことになってしまった。
麗俐がやったことは擁護できない。小説や映画に登場する悪女の姿そのものだ。たとえ悪女でも裁きを受けるべき結果があったとしても修也からすれば大事な娘であることには変わらない。
修也は悩み抜いた末にその両方を解決するいい方法を思い付いた。
先ほどと同様に修也は地面の上に額を擦り付け、両手の指を付けて必死に懇願していった。
「お願いします! どうか私を殺してください! その代わり、他の人や麗俐を殺すのはもうやめてください!」
修也の懇願を聞いたケンは不愉快そうに眉を顰めながら「チッ」と舌を打った。
「オレの怒りがお前の命一つくらいで収まるとでも思ってんのかよ!」
そうは言いつつも手近にいる無防備な人間の命は奪いたいらしかった。アンドロイドは土下座している修也に向かってレーザガンを下ろした。
(……ダメッ!お父さんを殺さないで!)
麗俐は咄嗟に弾き飛ばされた己のレーザーガンを拾い上げると、無防備なアンドロイドが握っているレーザーガンに向かって狙いを定めて引き金を引いた。
ケンがそれまでしっかりと右手に握っていたレーザーガンは地面の上を転がっていき、彼は無防備な状態となってしまった。
悔しそうな顔を浮かべているケンの胸元に向かって躊躇うことなくレーザーガンの引き金を引いたのだった。
流石に相手も強力なパワードスーツを身に付けているということもあって流石に熱線で装甲そのものが破壊されるというようなことはなかった。
だが、熱線を体に喰らった際にはパワードスーツ越しであったとしても凄まじい衝撃を感じるようだ。
大きな悲鳴を上げながら地面の上を転がっていった。
麗俐はその隙を見て武器をビームライフルからビームソードへと組み直したのだった。そしてビームソードを逆手に握り締めながら宙の上を飛び上がっていった。
そして慌てて地面の上から両手を使って起きあがろうとするケンに対してビームソードを串刺しにしていったのである。
ビームソードは『ロトワング』の装甲を貫き、そのままケンの動力部分にまで到達したらしい。
ビームソードを喰らったケンは悲鳴を上げていった。血の代わりに黒い煙とエネルギー源と思われる石油がケンの体から漏れていくのが見えた。
麗俐はバチバチと火花が散るケンの体から一気にビームソードを引き抜いていった。
麗俐は慌てて爆発に巻き込まれないように離れようとしたものの、その際にケンは呪詛ともいえる言葉を吐き捨てた。
「これでとうとう兄と妹の二人を殺しちまったな。クソ女」
麗俐はその言葉が聞こえないようにしていたが、やがて大きな爆発が生じていきそのままケンの体は消えてなくなってしまった。
相手はアンドロイドである。人間ではない。そのことは分かっていた。小中の授業でも確かにそう習っていた。
だが、その時に麗俐が暗い表情を浮かべていたことは言うまでもなかった。
「分かったか?これがお前の犯した罪の重さなんだよ。麗俐」
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