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開発惑星『ベル』
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「大津さん!」
ジョウジは機動兵器『アストロン』と激しい戦いを繰り広げる修也を援護する目的でビームポインターを続けざまに撃っていった。
だが、ビームポインターは最初と同様に虚しく装甲の上を弾かれて宙の上を滑って宙の上へと飛んでいくばかりだった。
地面の上、さらに地面の上を離れて湿地の水たまりの中で両者はビームソードと薙刀による激しい斬り合いを行っていた。
『メトロイドスーツ』の性能ばかりではなかった。メトロポリス社で仕込まれた剣道の腕も併用して、修也はなんとか目の前にいる殺人マシーンと接戦と言えるまでの戦いを続けることができていた。
だが、それでも水たまりという足を取られる条件下での戦いは過酷を極めた。
だが、それ以上に修也に危険を感じさせたのは周囲から聞こえてくるリーンリーンと鳴り響いてくるベルの音だった。
間違いない。この星に生息する唯一の動物。ベルドクガニであった。
(クッ、こんな時に……)
相手は人間ではない。それ故に空気を読めなどと怒ることはできない。
いや、仮に相手が人間であったとしても敵が別の敵に襲われて困っているという状況にあるのならば迷わず襲って戦っている相手に加勢するに違いなかった。いわゆる『敵の敵は味方理論』である。
修也はいずれ迫り来るであろう大量のベルドクガニのことを考慮してこの場を切り抜けようとは考えていた。しかし殺人兵器『アストロン』はそれを許してはくれなかった。
修也が逃げようとするたびに薙刀のような武器を振り下ろしてくるのでそのたびに自身のビームソードを使って防がなければならなかったのだ。
このまま待っていても、いずれベルドクガニたちに襲われてしまう。
いや、そうでなくても今の自分は『アストロン』の猛攻に押され気味であるのだ。
仮にこのままベルドクガニたちが大挙して押し寄せることがなかったとしても『アストロン』の武器に襲われて『メトロイドスーツ』を粉々に壊してしまうことは明白だった。
強化された兜の下で歯を軋ませていた時だ。修也の左脇腹に強烈な痛みが生じたことに気が付いた。
ビームソードを握ったまま左脇腹を振り返ると、そこには自身の左脇に鋏を食い込ませたベルドクガニの姿が見えた。
しかも現れたのは一体だけではない。修也や『アストロン』の周りを取り囲むように霧の中から次々と現れたのだ。
(こいつら……グレン星人にその数を無理やり増やされんだよな。だから大量の餌が必要で、それでおれやジョウジたちを執拗に狙っていたのか)
あくまでもこれは修也の推測に過ぎなかったが理論としてはおかしくはない。大方風にでも飛ばされて修也の匂いが惑星ベルの中に舞っていき、それを嗅ぎ付けた個体が仲間に餌が来たことを伝え、それが星中に伝播していったために二度の襲撃が引き起こされたのだろう。
繰り返し言うが、修也の考えていることに関してはなんの根拠もないことなのだ。全て修也の推測によって成り立ったものであるということを留意してもらいたい。
だが、今は証拠も乏しい上に調べられる状況にもなかった。そのためこうして納得させるしかなかったのだ。
しかしこんなことを考えている間にも修也の元に次々とベルドクガニたちが襲い掛かってきたのであった。
もっともビームソードが使えないため空いた手で殴り続けるしかなかったのだが、それでもベルドクガニは迫り続けていった。
これでもう自分の人生は終わりかもしれない。その時だ。ベルドクガニが一緒に水溜まりの中にいた『アストロン』へと襲い掛かっていった。
側から見れば大量の丸い形をした寄生虫がへばり付いているかのようで本当に不気味だった。
修也はこれでビームソードを『アストロン』から離すことができた。ビームソードを使用しながらベルドクガニに対処することができた。
ベルドクガニたちは修也の振るうビームソードの前に次々と葬り去られていった。
だが、それでも次々と数が迫ってきておりビームソードでも追い付けなくなっていた。修也が兜の下でハァハァと荒い息を吐いていた。徐々に疲れを感じているのが感じていた。
しかし苦しんでいるのは『アストロン』も同じだ。そんな一条の光にも似た希望の念を抱きながら『アストロン』の方を振り向くと、そこにはもう『アストロン』の姿は見られなかった。
修也がベルドクガニを倒す手を止め、慌てて辺りを見渡していると、背後からブーンという独特な音が聞こえてきた。
修也が背後を振り返ると、そこには自身の背後に立った『アストロン』の姿が見えた。
背後ではブーンブーンとベルを鳴らすような美しい音が響き渡っていた。かと思うと、美しく輝く青色の装甲が開いて巨大な砲塔が開いた。
修也はその場から逃げ出そうとしたが、ベルドクガニたちが湧き上がってくるので逃げ出そうにも逃げ出すことができなかった。次々と飛び掛かってくるその姿は本当に不気味だった。
「ク、クソ! 離れろ! この野郎!!」
慌てた修也は周りから迫ってきたベルドクガニの一体を蹴り飛ばし体が自由になった後に水溜まりの中に潜り込んだ。
同時に『アストロン』の大砲から巨大な白い光が放っていく。大砲から巨大な光線が飛び交うのと同時に凄まじい音と衝撃が襲っていった。同時に修也の体が水溜まりの上から吹き飛ばされてしまった。
修也は水溜まりの水や修也の上に覆い被さっていったベルドクガニたちは別の水溜まりの上へと落ちていくことになった。自身の目の前に水溜まりが飛び込んできた瞬間に修也は死を覚悟した。
この時修也の脳に田んぼの中に頭を突っ込んで死んだという男の話が思い起こされたのだ。
追い詰められた修也には巨大な水たまりが吸い込もうとせんばかりに大きく口を開いているように見えた。そしていよいよ水が目の前に迫ってくるのを見て、宇宙に旅立ってから何度目かの走馬灯が頭の中に過ぎっていった。
だが、結果的に修也は無事だった。それは落下先が水溜まりであったこと、そしてその上にベルドクガニたちの死骸が積み重なりクッションの代わりとなったことが大きかった。
幸いなことにビームソードも手に握られたままだ。武器は失われていないというのは戦闘において大きなものだ。
地球を出る前の剣道の練習の最中に先生がそう言っていたのを思い出した。
修也は水と汚れを帯びたパワードスーツを着たまま地面の上から起き上がっていた。混乱する頭を兜の上から摩りながら辺りを見渡していた。
どうやら『アストロン』の魔の手からは逃れることができたらしい。
修也がホッと溜息を吐いた時だ。ヒューと空中から何かが落ちてくる音が聞こえてきた。
嫌な予感がして上空を見上げていると、突然修也の周辺にあっ水溜まりの水が噴き上がっていった。これによって『メトロイドスーツ』の体に大量の水が飛び掛かっていった。
慌てて『メトロイドスーツ』に内蔵されているワイパーを用いて兜の前方に付着した水滴を拭き取ると、目の前で薙刀のような武器を構えている『アストロン』の姿が見えた。
「ど、どこまで追い掛けてくれば気が済むんだッ!クソッタレ!」
追い詰められたということもあって修也は口汚い言葉を吐いてしまったが、それで何が変わるというわけでもない。
むしろ修也の品格を落とすだけであるように思えてならない百害あって一利なしと言わんばかりの行動でしかない。
修也は無事だったビームソードを構えて目の前から迫ってくる『アストロン』を迎え撃った。
こうなればもう一度挑むしかない。修也は腹を括ることに決めた。
「ウォォォォォォ~!!!」
と、野獣のような咆哮を上げてビームソードを両手に構えて『アストロン』に挑み掛かっていった。
修也にとっての戦いは始まったばかりだった。
ジョウジは機動兵器『アストロン』と激しい戦いを繰り広げる修也を援護する目的でビームポインターを続けざまに撃っていった。
だが、ビームポインターは最初と同様に虚しく装甲の上を弾かれて宙の上を滑って宙の上へと飛んでいくばかりだった。
地面の上、さらに地面の上を離れて湿地の水たまりの中で両者はビームソードと薙刀による激しい斬り合いを行っていた。
『メトロイドスーツ』の性能ばかりではなかった。メトロポリス社で仕込まれた剣道の腕も併用して、修也はなんとか目の前にいる殺人マシーンと接戦と言えるまでの戦いを続けることができていた。
だが、それでも水たまりという足を取られる条件下での戦いは過酷を極めた。
だが、それ以上に修也に危険を感じさせたのは周囲から聞こえてくるリーンリーンと鳴り響いてくるベルの音だった。
間違いない。この星に生息する唯一の動物。ベルドクガニであった。
(クッ、こんな時に……)
相手は人間ではない。それ故に空気を読めなどと怒ることはできない。
いや、仮に相手が人間であったとしても敵が別の敵に襲われて困っているという状況にあるのならば迷わず襲って戦っている相手に加勢するに違いなかった。いわゆる『敵の敵は味方理論』である。
修也はいずれ迫り来るであろう大量のベルドクガニのことを考慮してこの場を切り抜けようとは考えていた。しかし殺人兵器『アストロン』はそれを許してはくれなかった。
修也が逃げようとするたびに薙刀のような武器を振り下ろしてくるのでそのたびに自身のビームソードを使って防がなければならなかったのだ。
このまま待っていても、いずれベルドクガニたちに襲われてしまう。
いや、そうでなくても今の自分は『アストロン』の猛攻に押され気味であるのだ。
仮にこのままベルドクガニたちが大挙して押し寄せることがなかったとしても『アストロン』の武器に襲われて『メトロイドスーツ』を粉々に壊してしまうことは明白だった。
強化された兜の下で歯を軋ませていた時だ。修也の左脇腹に強烈な痛みが生じたことに気が付いた。
ビームソードを握ったまま左脇腹を振り返ると、そこには自身の左脇に鋏を食い込ませたベルドクガニの姿が見えた。
しかも現れたのは一体だけではない。修也や『アストロン』の周りを取り囲むように霧の中から次々と現れたのだ。
(こいつら……グレン星人にその数を無理やり増やされんだよな。だから大量の餌が必要で、それでおれやジョウジたちを執拗に狙っていたのか)
あくまでもこれは修也の推測に過ぎなかったが理論としてはおかしくはない。大方風にでも飛ばされて修也の匂いが惑星ベルの中に舞っていき、それを嗅ぎ付けた個体が仲間に餌が来たことを伝え、それが星中に伝播していったために二度の襲撃が引き起こされたのだろう。
繰り返し言うが、修也の考えていることに関してはなんの根拠もないことなのだ。全て修也の推測によって成り立ったものであるということを留意してもらいたい。
だが、今は証拠も乏しい上に調べられる状況にもなかった。そのためこうして納得させるしかなかったのだ。
しかしこんなことを考えている間にも修也の元に次々とベルドクガニたちが襲い掛かってきたのであった。
もっともビームソードが使えないため空いた手で殴り続けるしかなかったのだが、それでもベルドクガニは迫り続けていった。
これでもう自分の人生は終わりかもしれない。その時だ。ベルドクガニが一緒に水溜まりの中にいた『アストロン』へと襲い掛かっていった。
側から見れば大量の丸い形をした寄生虫がへばり付いているかのようで本当に不気味だった。
修也はこれでビームソードを『アストロン』から離すことができた。ビームソードを使用しながらベルドクガニに対処することができた。
ベルドクガニたちは修也の振るうビームソードの前に次々と葬り去られていった。
だが、それでも次々と数が迫ってきておりビームソードでも追い付けなくなっていた。修也が兜の下でハァハァと荒い息を吐いていた。徐々に疲れを感じているのが感じていた。
しかし苦しんでいるのは『アストロン』も同じだ。そんな一条の光にも似た希望の念を抱きながら『アストロン』の方を振り向くと、そこにはもう『アストロン』の姿は見られなかった。
修也がベルドクガニを倒す手を止め、慌てて辺りを見渡していると、背後からブーンという独特な音が聞こえてきた。
修也が背後を振り返ると、そこには自身の背後に立った『アストロン』の姿が見えた。
背後ではブーンブーンとベルを鳴らすような美しい音が響き渡っていた。かと思うと、美しく輝く青色の装甲が開いて巨大な砲塔が開いた。
修也はその場から逃げ出そうとしたが、ベルドクガニたちが湧き上がってくるので逃げ出そうにも逃げ出すことができなかった。次々と飛び掛かってくるその姿は本当に不気味だった。
「ク、クソ! 離れろ! この野郎!!」
慌てた修也は周りから迫ってきたベルドクガニの一体を蹴り飛ばし体が自由になった後に水溜まりの中に潜り込んだ。
同時に『アストロン』の大砲から巨大な白い光が放っていく。大砲から巨大な光線が飛び交うのと同時に凄まじい音と衝撃が襲っていった。同時に修也の体が水溜まりの上から吹き飛ばされてしまった。
修也は水溜まりの水や修也の上に覆い被さっていったベルドクガニたちは別の水溜まりの上へと落ちていくことになった。自身の目の前に水溜まりが飛び込んできた瞬間に修也は死を覚悟した。
この時修也の脳に田んぼの中に頭を突っ込んで死んだという男の話が思い起こされたのだ。
追い詰められた修也には巨大な水たまりが吸い込もうとせんばかりに大きく口を開いているように見えた。そしていよいよ水が目の前に迫ってくるのを見て、宇宙に旅立ってから何度目かの走馬灯が頭の中に過ぎっていった。
だが、結果的に修也は無事だった。それは落下先が水溜まりであったこと、そしてその上にベルドクガニたちの死骸が積み重なりクッションの代わりとなったことが大きかった。
幸いなことにビームソードも手に握られたままだ。武器は失われていないというのは戦闘において大きなものだ。
地球を出る前の剣道の練習の最中に先生がそう言っていたのを思い出した。
修也は水と汚れを帯びたパワードスーツを着たまま地面の上から起き上がっていた。混乱する頭を兜の上から摩りながら辺りを見渡していた。
どうやら『アストロン』の魔の手からは逃れることができたらしい。
修也がホッと溜息を吐いた時だ。ヒューと空中から何かが落ちてくる音が聞こえてきた。
嫌な予感がして上空を見上げていると、突然修也の周辺にあっ水溜まりの水が噴き上がっていった。これによって『メトロイドスーツ』の体に大量の水が飛び掛かっていった。
慌てて『メトロイドスーツ』に内蔵されているワイパーを用いて兜の前方に付着した水滴を拭き取ると、目の前で薙刀のような武器を構えている『アストロン』の姿が見えた。
「ど、どこまで追い掛けてくれば気が済むんだッ!クソッタレ!」
追い詰められたということもあって修也は口汚い言葉を吐いてしまったが、それで何が変わるというわけでもない。
むしろ修也の品格を落とすだけであるように思えてならない百害あって一利なしと言わんばかりの行動でしかない。
修也は無事だったビームソードを構えて目の前から迫ってくる『アストロン』を迎え撃った。
こうなればもう一度挑むしかない。修也は腹を括ることに決めた。
「ウォォォォォォ~!!!」
と、野獣のような咆哮を上げてビームソードを両手に構えて『アストロン』に挑み掛かっていった。
修也にとっての戦いは始まったばかりだった。
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