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岩の惑星ラックスフェルン
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巨大なアメーバは人々の前に這ってくると、そのまま巨大な触手を伸ばして逃げ纏う住民の一人を掴んだ。
それは腰巻きを纏った若い男だった。男は泣き叫びながらアメーバの中に捕食されていった。
「や、やめろォォォォ~!!!」
当然意思の通じない怪物に修也の叫びが通じるはずがなかった。
怪物はそのまま男を体の中に入れて、そのまま溶かしていった。男がアメーバの胃で溶ける姿が見えなかったことは不幸中の幸いというべきだった。
だが、そんな修也たちを嘲笑うかなように巨大アメーバは怪獣のような恐ろしい口をニヤリと笑ってみせた。偶然だとは思われるが、アメーバのくせに知性が存在しているかのように思えた。
人喰いアメーバが不気味に笑う姿を見て見た小さな男の子は恐怖と父親を失ったショックで泣き叫んでいた。修也にとって男の子の言葉は理解できないものだった。
ただ、悲壮な姿からは男の子が父親の死を悲しんでいるということが容易に想像できた。人の思いというものは言語の壁を超えて胸に伝わってくるものだ。
その姿を見た瞬間に修也は居ても立っても居られなくなった。ただ目の前でのうのうと男を食い殺し、体中から触手を伸ばして次の獲物を見極めようとしていた怪物の姿が許せなかったのだ。
修也は迷うことなくアメーバの体に向かってレーザーガンの引き金を引いた。
すぐに熱線がアメーバの体を焼いていった。相手が相手であるため他の生き物のように悲鳴は聞こえてこなかった。
ただ、アメーバの軟体を焼いている際に独特の匂いが生じていったのはわかる。車がオーバーヒートと時にガソリンから生じるような険しい匂いが鼻に漂ってきた。
他の住民たちもその匂いに顔を顰めているのが見えた。修也は苦笑しながらもレーザーガンの引き金を引き続けた。
このままアメーバの体が焼け焦げればいい。そう願っていたのだが、そう上手く事は運ばなかったようだ。
自身のすぐ近くで熱線を放ち続ける見たことのない生物に対して苛立ちを感じたのだろう。巨大な触手を大きく振り払って修也を宙の上に吹き飛ばしたのだった。
触手によってゴルフ場のボールのように吹き飛ばされ、宙の上を舞っている最中に修也はもう一度触手に弾かれてしまった。今度は地面の上に勢いよく叩き付けられてしまったのである。こうして言葉を上げる暇もなく修也は地面の上に倒れ込んでしまったのだった。
巨大アメーバは倒れた修也にトドメを刺すべく、足をズリズリと引き摺りながら近寄っていった。
アメーバの体に丸い形をした跡が見えた。レーザーによって焼けこげたということを表すための跡なのだろうがもともと痛覚を有していないのだろう。平気な様子で修也の元へと近寄っていった。
諦めないという意志を持って地面の上から立ち上がろうとする修也の両足を触手で掴み上げるのと同時に先ほどの哀れな男の子の父親を食べたのと同じように口を大きく開いて修也を口にしようとしていた。
だが、その前に修也は下げていたビームソードを取り出して触手を焼き切り、その場から無事に逃げおおせたのだった。
そしてそのまま巨大アメーバの体にビームソードを突き立てたのだった。
突き立てる前に威力は最大にしておいた。それ故すぐにアメーバの体は高熱に耐えられずに内側から焼き上がっていく計算になっていた。
修也の予想通り巨大な人喰いアメーバは悲鳴を上げる暇もなく内側から上がった高熱によって焼き殺されてしまう羽目になってしまった。
徐々に萎んでいき、最後には黒く萎んだ姿を見て修也は勝利を確信した。
ビームソードを仕舞い、ビームライフルを回収してラックスフェルンの住民たちの元へと戻ると、住民たちが喜びの表情で修也を出迎えた。
先ほど父親を人喰いアメーバに食い殺された男の子などは修也に向かって抱擁を求めたほどだった。
修也は少年の言葉を理解できなかったが、自身を強く抱き締め、自身に対して馬鹿のように泣いたり叫んだりする少年の姿を見て修也は少年が何を言いたかったのかを理解した。
少年は父親の仇をとった自身にお礼を言いたいのだ。
だから、
「どういたしまして」
と、優しい声で答えた。そしてパワードスーツの大きな腕で男の子のぐしゃぐしゃの頭を優しく撫でたのだった。
すると男の子はまた強く抱擁し、修也の胸の中で泣いていた。
そんな男の子の頭を修也はパワードスーツ越しでありながらも優しく撫でていた。
その日の夜、住民たちの間で大宴会が行われることになった。宴会の主役は当然ながら修也である。食事の際には用いないのでパワードスーツを脱いでの食事となった。
彼はわざわざ上座の上に座らされ、彼ら基準での豪華な料理が目の前に並べられた。
原始時代というコンセプトに従って、それらの料理のほとんどは森の木々から拝借したと思われる巨大な葉の上に載せられていた。
「大津さん、これらの料理は全て無害です。地球人であるあなたが食べても問題はありません」
「そ、そうですか。ちなみにどのような料理か想像はつきますか?」
「恐らく中央に並べられているのが我々が通ってきた森の中に棲む動物の肉を使ったステーキです。もちろん調味料などは使われておりません。ただ原始的な石のナイフで切った肉をそのまま焼いただけのシンプルな料理です」
「な、なんの肉を使っているんでしょうか?」
『動物の肉』と具体的な名称を省かれていては修也が不安になるのも無理はなかった。問い掛ける修也の声が微かに震えていた。
「前回の交易においては森の中に鹿や猪に似た生物がいることが判明しております。私の分析によれば鹿や猪と成分などは変わりません」
そんな修也を安心させるようにジョウジは落ち着いた口調で言った。
「そ、そうですか。では、こちらの大きくて丸い形の食べ物は?」
「どんぐりをペーストしたものを焼いたものですね。いわゆるクッキーのようなものだと思われます。日本の縄文時代でも食べられた料理みたいですよ」
修也は恐る恐るどんぐり状のクッキーというものを噛んでみたが、口の中にサクッとした食感と濃厚な味合いが広がっていった。
意外と美味い。食感としては地球で食べられている携帯食料に近かった。
どんぐり状のクッキーを食べた後、修也は自身の御膳に出された白くもどこか濁った液体の存在に気が付いた。
「ジョウジさん、これはなんですか?」
「お酒ですね」
「お酒ですか!?」
予想外の回答に修也は目を輝かせた。喜んで酒に口を付けた。嬉しさのあまり両頬を赤く染め上げながら一気に飲み干していく修也だったが、その次のジョウジの解説によって彼の喜びはまたしても下がってしまうことになった。
「これはこの惑星における米のような穀物を歯ですり潰したものを応用して酒にしたようですね。日本の口噛み酒と同じようなものだと思われます」
「く、口噛み酒ですか?」
修也はむせてしまったのか、ゴホゴホと鳴っている様子を見せた。
その様子を見た老齢の男が慌てて修也の背中をさすっていく。
「あっ、これはどうもすいません」
修也はペコペコと頭を下げながら老齢の男にお礼の言葉を述べた。
アハハと苦笑いを浮かべて修也は宴会に戻ることにした。
「ジョウジさん、これは?」
気を取りなおすためか、修也はお椀と思われる石の器の中に入った料理を問い掛けた。
「これは恐らく土器で煮込んだジビエ鍋のようなものです」
お椀の中には肉やキノコ類が入っていた。ジョウジによれば腕の中に入っている肉はステーキと同様のものが使われているそうだ。
修也は一口啜ってみた。初めこそ恐る恐るという醍醐味であったが、肉の臭みもなくあっさりとした味わいであったことから修也の口に合ったのだ。思わずお代わりを要求するほど修也は縄文式のジビエ鍋のリピーターとなってしまった。
修也はここの住民たちから十分なもてなしを受けたことによって満足気な笑みを浮かべた。
それは腰巻きを纏った若い男だった。男は泣き叫びながらアメーバの中に捕食されていった。
「や、やめろォォォォ~!!!」
当然意思の通じない怪物に修也の叫びが通じるはずがなかった。
怪物はそのまま男を体の中に入れて、そのまま溶かしていった。男がアメーバの胃で溶ける姿が見えなかったことは不幸中の幸いというべきだった。
だが、そんな修也たちを嘲笑うかなように巨大アメーバは怪獣のような恐ろしい口をニヤリと笑ってみせた。偶然だとは思われるが、アメーバのくせに知性が存在しているかのように思えた。
人喰いアメーバが不気味に笑う姿を見て見た小さな男の子は恐怖と父親を失ったショックで泣き叫んでいた。修也にとって男の子の言葉は理解できないものだった。
ただ、悲壮な姿からは男の子が父親の死を悲しんでいるということが容易に想像できた。人の思いというものは言語の壁を超えて胸に伝わってくるものだ。
その姿を見た瞬間に修也は居ても立っても居られなくなった。ただ目の前でのうのうと男を食い殺し、体中から触手を伸ばして次の獲物を見極めようとしていた怪物の姿が許せなかったのだ。
修也は迷うことなくアメーバの体に向かってレーザーガンの引き金を引いた。
すぐに熱線がアメーバの体を焼いていった。相手が相手であるため他の生き物のように悲鳴は聞こえてこなかった。
ただ、アメーバの軟体を焼いている際に独特の匂いが生じていったのはわかる。車がオーバーヒートと時にガソリンから生じるような険しい匂いが鼻に漂ってきた。
他の住民たちもその匂いに顔を顰めているのが見えた。修也は苦笑しながらもレーザーガンの引き金を引き続けた。
このままアメーバの体が焼け焦げればいい。そう願っていたのだが、そう上手く事は運ばなかったようだ。
自身のすぐ近くで熱線を放ち続ける見たことのない生物に対して苛立ちを感じたのだろう。巨大な触手を大きく振り払って修也を宙の上に吹き飛ばしたのだった。
触手によってゴルフ場のボールのように吹き飛ばされ、宙の上を舞っている最中に修也はもう一度触手に弾かれてしまった。今度は地面の上に勢いよく叩き付けられてしまったのである。こうして言葉を上げる暇もなく修也は地面の上に倒れ込んでしまったのだった。
巨大アメーバは倒れた修也にトドメを刺すべく、足をズリズリと引き摺りながら近寄っていった。
アメーバの体に丸い形をした跡が見えた。レーザーによって焼けこげたということを表すための跡なのだろうがもともと痛覚を有していないのだろう。平気な様子で修也の元へと近寄っていった。
諦めないという意志を持って地面の上から立ち上がろうとする修也の両足を触手で掴み上げるのと同時に先ほどの哀れな男の子の父親を食べたのと同じように口を大きく開いて修也を口にしようとしていた。
だが、その前に修也は下げていたビームソードを取り出して触手を焼き切り、その場から無事に逃げおおせたのだった。
そしてそのまま巨大アメーバの体にビームソードを突き立てたのだった。
突き立てる前に威力は最大にしておいた。それ故すぐにアメーバの体は高熱に耐えられずに内側から焼き上がっていく計算になっていた。
修也の予想通り巨大な人喰いアメーバは悲鳴を上げる暇もなく内側から上がった高熱によって焼き殺されてしまう羽目になってしまった。
徐々に萎んでいき、最後には黒く萎んだ姿を見て修也は勝利を確信した。
ビームソードを仕舞い、ビームライフルを回収してラックスフェルンの住民たちの元へと戻ると、住民たちが喜びの表情で修也を出迎えた。
先ほど父親を人喰いアメーバに食い殺された男の子などは修也に向かって抱擁を求めたほどだった。
修也は少年の言葉を理解できなかったが、自身を強く抱き締め、自身に対して馬鹿のように泣いたり叫んだりする少年の姿を見て修也は少年が何を言いたかったのかを理解した。
少年は父親の仇をとった自身にお礼を言いたいのだ。
だから、
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と、優しい声で答えた。そしてパワードスーツの大きな腕で男の子のぐしゃぐしゃの頭を優しく撫でたのだった。
すると男の子はまた強く抱擁し、修也の胸の中で泣いていた。
そんな男の子の頭を修也はパワードスーツ越しでありながらも優しく撫でていた。
その日の夜、住民たちの間で大宴会が行われることになった。宴会の主役は当然ながら修也である。食事の際には用いないのでパワードスーツを脱いでの食事となった。
彼はわざわざ上座の上に座らされ、彼ら基準での豪華な料理が目の前に並べられた。
原始時代というコンセプトに従って、それらの料理のほとんどは森の木々から拝借したと思われる巨大な葉の上に載せられていた。
「大津さん、これらの料理は全て無害です。地球人であるあなたが食べても問題はありません」
「そ、そうですか。ちなみにどのような料理か想像はつきますか?」
「恐らく中央に並べられているのが我々が通ってきた森の中に棲む動物の肉を使ったステーキです。もちろん調味料などは使われておりません。ただ原始的な石のナイフで切った肉をそのまま焼いただけのシンプルな料理です」
「な、なんの肉を使っているんでしょうか?」
『動物の肉』と具体的な名称を省かれていては修也が不安になるのも無理はなかった。問い掛ける修也の声が微かに震えていた。
「前回の交易においては森の中に鹿や猪に似た生物がいることが判明しております。私の分析によれば鹿や猪と成分などは変わりません」
そんな修也を安心させるようにジョウジは落ち着いた口調で言った。
「そ、そうですか。では、こちらの大きくて丸い形の食べ物は?」
「どんぐりをペーストしたものを焼いたものですね。いわゆるクッキーのようなものだと思われます。日本の縄文時代でも食べられた料理みたいですよ」
修也は恐る恐るどんぐり状のクッキーというものを噛んでみたが、口の中にサクッとした食感と濃厚な味合いが広がっていった。
意外と美味い。食感としては地球で食べられている携帯食料に近かった。
どんぐり状のクッキーを食べた後、修也は自身の御膳に出された白くもどこか濁った液体の存在に気が付いた。
「ジョウジさん、これはなんですか?」
「お酒ですね」
「お酒ですか!?」
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「これはこの惑星における米のような穀物を歯ですり潰したものを応用して酒にしたようですね。日本の口噛み酒と同じようなものだと思われます」
「く、口噛み酒ですか?」
修也はむせてしまったのか、ゴホゴホと鳴っている様子を見せた。
その様子を見た老齢の男が慌てて修也の背中をさすっていく。
「あっ、これはどうもすいません」
修也はペコペコと頭を下げながら老齢の男にお礼の言葉を述べた。
アハハと苦笑いを浮かべて修也は宴会に戻ることにした。
「ジョウジさん、これは?」
気を取りなおすためか、修也はお椀と思われる石の器の中に入った料理を問い掛けた。
「これは恐らく土器で煮込んだジビエ鍋のようなものです」
お椀の中には肉やキノコ類が入っていた。ジョウジによれば腕の中に入っている肉はステーキと同様のものが使われているそうだ。
修也は一口啜ってみた。初めこそ恐る恐るという醍醐味であったが、肉の臭みもなくあっさりとした味わいであったことから修也の口に合ったのだ。思わずお代わりを要求するほど修也は縄文式のジビエ鍋のリピーターとなってしまった。
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